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2018年1月14日 (日)

Accuphase T-101 修理調整記録2

 ・2017年12月、前回とは別のT-101故障機が届きました。
 ・今回はちょっと重症かも、、
 ・以下、作業記録です。

T10107

■製品情報-------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 Accuphase T-101 ¥110,000 (1974年5月発売)
 ・オーディオ懐古録 Accuphase T-101 ¥110,000 (1974年)
 ・Hifi Engine  Accuphase T-101 FM Stereo Tuner ※サービスマニュアルあり
 ・取扱説明書(日本語版)

T10101 T10110

■動作確認--------------------------------------------------------------

【不具合症状】
 ・Sメーターが大きく振れてFM局を受信しているみたい、しかしTメーターが全く動かない。
 ・MUTINGオンでは音が出ない。
 ・MUTINGオフにすると受信音が聞こえるが、出てくる音が極端に小さい。
 ・STEREOランプが点灯しない。
 ・音が小さいと思ってアンプの音量を上げていると突然大音量になって超ビックリ!
 ・不具合症状が多岐に渡っている感じです。

■内部確認-------------------------------------------------------------

 ・FM専用5連バリコン、WIDE系、NARROW系、レシオ検波
 ・MPX-IC:HA1156W
 ・前回の1号機は TA7156P でした。
 ・パーツリストでは MC1310P、回路図では LM1310N、LM1310P
 ・TA7156P=MC1310P(LM1310N、LM1310P)=HA1156W 

T10120 T10121 T10122 T10123 T10124
T10125 T10126 T10127 T10128 T10129
T10130 T10131 T10132 T10133 T10134
T10135 T10136 T10137 T10138 T10139

 ・1号機で接触不良があったコネクタ部分をチェック。
 ・すると基板を接続するコネクタの接点部分が何やら変色している。
 ・よく見ると金属部分を覆うように黒い物体が付着しています。
 ・爪楊枝の先端で突いてみると、塗料片のように剥がれる。
 ・何これ?
 ・コネクタ部分を指で触ってみると不具合症状がいろいろ変化する。
 ・不調原因は1号機と同様にコネクタ部分の接触不良みたいです。

T10150 T10151 T10153 T10154 T10155

■修理記録1:接点クリーニング------------------------------------------

 ・基板裏側からコネクタピンを引き抜く、、ところが固着していて抜けない??
 ・内部確認で見た接点の黒い物体を丁寧に剥がしてみる。
 ・何とかコネクタピン引き抜くと接点部分が黒く変色していました。
 ・先人が接点復活剤か何かを塗布したのでしょうか?
 ・接点部分をキレイに磨いてから繋ぎ直す。
 ・Tメーターが左右に大きく振れてSTEREOランプ点灯。
 ・MUTING作動して動作OKになりました。
 ・T-101の弱点はこのコネクタ部分の接触不良ですね。

T10156 T10157 T10170 T10171 T10174

■調整記録-------------------------------------------------------------

・T-101サービスマニュアルの調整方法に準拠(一部アレンジあり)
【検波調整1】
 ・MONO、MUTINGオフ、NORMAL
 ・信号なし → IF基板 T3上段コア調整 → Tメーター中点
【OSC調整】
 ・90MHz → フロントエンド CT1調整
 ・76MHz → フロントエンド L11調整
 ・上記調整を数回繰り返す
【トラッキング調整】
 ・90MHz → フロントエンド CT2,CT3,CT4調整 → Sメーター最大
 ・76MHz → フロントエンド L11,L12,L13調整 → Sメーター最大
 ・上記調整を数回繰り返す
【Sメーター調整】
 ・83MHz 86dB,30%dev → IF基板 VR4調整 → Sメーター目盛り5
【検波調整2】
 ・MONO、MUTINGオフ、NORMAL
 ・固定出力 WaveSpectra接続
 ・83MHz 66dB,100%dev → IF基板 T3下段コア調整 → 高調波歪最小
【MUTING WIDTH調整】
 ・MUTING オン
 ・83MHz 86dB,30%dev → IF基板 VR2調整 →
 ・Tメーターを見ながら左右離調時にMUTING作動ポイントが左右対称にする
【MUTING LEVEL調整】
 ・MUTING オン
 ・83MHz 22dB,30%dev → IF基板 VR3調整 → 出力が出現する位置へ
【VCO調整】
 ・MPX基板 IC1 1pin → 周波数カウンタ接続
 ・83MHz 無変調 → MPX基板 VR1調整 → 19kHz
【セパレーション調整】
 ・固定出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz 100%dev → MPX基板 VR2調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【音声出力レベル】
 ・固定出力 AC電圧計接続
 ・83MHz 66dB,100%dev → IF基板 VR1調整 → 2.0v

■修理記録2:接点直結化-------------------------------------------------

 ・上記調整調整中やその後の試聴中に当初の不具合症状が再発しました。
 ・本体を移動したり軽い振動があると接触不良が再発するみたいです。
 ・これは根本的な対策が必要です。
 ・あれこれ考えた結果、コネクタメス部品を取り外しコネクタピンと基板を直結しました。
 ・念のため巻いたワイヤをコネクタピンにハンダ付け。
 ・これであと30年は大丈夫でしょう?

T10172 T10175 T10176 T10177 T10183

■試聴-----------------------------------------------------------------

 ・接触不良の心配も無くなったので各部再調整しました。
 ・本体のシリアル番号を見ると、今回の2号機の方が番号がわずかに若いです。
 ・MPX IC → 1号機:TA7156P、2号機:HA1156W
 ・毎回新しい発見があって楽しいです。

T10108

2018年1月 7日 (日)

KENWOOD L-02T

 ・2017年10月、KENWOOD L-02Tの修理調整作業を承りました。
 ・1981年発売当時の定価30万円の超高級チューナーです。
 ・大卒初任給が10万円くらいだった頃ですから何と「給料3ヶ月分」です。
 ・実際に内部を見るのは初めてなのでとても勉強になりました。
 ・以下、作業記録です。

Kenwood_l02t17

■製品情報-----------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 KENWOOD L-02T FM STEREO TUNER \300,000
 ・オーディオの足跡 KENWOOD L-02T \300,000(1982年頃)
 ・Hifi Engine Kenwood L-02T FM Stereo Tuner (1982-83)
 ・KENWOOD L-02T 取扱説明書 (日本語版、PDF形式)

Kenwood_l02t02 Kenwood_l02t04

■特長(取扱説明書より抜粋)-----------------------------------------

 FMチューナーでは、妨害電波を排除し受信したい放送電波だけを如何に正確に受信するか、という受信機としての基本性能と、オーディオ機器の一つとして如何に忠実に放送信号を再生し音質の良さを保つか、の相反する二つの性質をバランスよく設計しなければなりません。つまり、従来は音質の良さを中心に設計しますと混信などにより受信性能が悪くなり、逆に受信性能を中心にしますとオーディオ性能が得られにくいのが常でした。L-02Tでは以下に述べる画期的な技術を駆使することにより、この両性能の両立が達成されています。

混変調歪や大入力特性に優れた性能を持つダイレクトコンバージョンシステムを搭載したRFセレクター
 放送局の増加とともに、二信号による妨害(RF相互変調)や近接大入力局による妨害(混変調歪や感度の低下)が受信感度やイメージ妨害などの一信号特性よりも重視されてきます。本機ではこれらの対策として、入力信号をRF増幅部へ通さず直接ミキサー段へ入れるダイレクトコンバージョンシステムを採用(RFセレクターの DIRECT の位置)し、強電界地域では優れた音質が得られます。また、高感度が要求される遠距離局受信用の位置も併設(RFセレクターの NORMAL の位置)し、RFセレクターで受信する局の状態に応じた選択をすることができます。

ノンスペクトラムIFシステム ― 無歪IF回路
 IF段はFMチューナーでの歪発生の根源です。IF回路は目的の電波だけを通過させ、他の電波を排除するバンドパス特性回路です。故に今までのIF回路ではどんなに良い設計をしても、これにある帯域幅を持つFM信号が通過しますとどうしても信号が変形されて歪を発生していました。本機に採用のノンスペクトラムIFシステムは、バンドパスフィルターを通過させるFM信号を、あらかじめ変調幅を持たないノンスペクトラム波に変換し、十分な選択度を確保してから元のFM信号に戻すという画期的なシステムです。
 これにより高調波ひずみ率は0.004%(MONO、1kHz、WIDE)と、今までのものとは一桁違う(当社比)スペックが得られました。

ノンステップ サンプリングホールドMPX
 ダイレクトコンバージョンRF、ノンスペクトラムIFシステムと、当社オリジナル回路の開発により、極限ともいえる忠実コンポジット信号を得た本機では、ステレオ復調部にもメスを入れました。
 L-01Tに採用して音質の良さと性能では既に定評があるサンプリングホールドMPXをさらに改善し、キャリアリークフィルター無しでキャリアケージは実に60dB以上のスペックが得られています。本機では、キャリアリークを取るためのキャリアリークフィルターを通さずに、音質を損なうことなく直接ステレオ放送を楽しめます。

クリーンサブキャリア方式によるパイロットキャンセラー回路を採用、ビートディストーションを改善
 パイロットキャンセラー回路は、高域周波数特性、位相特性を犠牲にすることなく19kHzのパイロット信号を除去させることができますが、音質上の劣化をもたらすビートディストーションを悪化させる要因をもっています。
 本機では、クリーンサブキャリア方式の応用により、ビートディストーションを抑え音質の改善をはかっています。

完全同調を維持するサーボロックシステム
 チューナーとしての性能を最大限発揮するには、とらえた電波を確実にロック(固定)しておくことです。本機では、選局ツマミを回し同調後にツマミから手を離しますと、サーボロック回路が働き最良同調点にロックします。この状態では、温度や湿度変化による局部発振周波数の変動がなく、常に完全同調の状態を保つことができます。

Σ(シグマ)ドライブ オーディオ回路
 L-08C、L-08Mにて確立されたΣドライブ回路は、本機の出力信号(VARIABLE)の伝達を接続するプリアンプ部のTUNER端子まで正確に保証します。左右独立、±2電源によってバックアップされたオーディオ部からの出力信号は、出力コードによる性能劣化も無く、確実にプリアンプ入力となります。

■操作方法確認--------------------------------------------------------

 ・操作ボタンとインジケーターがたくさんあるので、まずは取扱説明書を読んで学習。
 ・アンテナ入力2系統(A/B)、固定出力(RCA)、可変出力(Σ)、マルチパス(H/V)。
 ・アンテナ切替(A/B)、RF切替(DIRECT/NORMAL)、IF BAND切替(WIDE/NARROW)。
 ・Tメーター目盛り → 離調周波数(100Hz,200Hz,300Hz,400Hz)が読み取れる。
 ・Sメーター目盛り → 電界強度110dBfまで読み取れる。上段:NORMAL、下段DIRECT。
 ・3つ目のメーターはデビエーションとマルチパスの切替式
 ・MUTINGはフロントパネル下のVRツマミによる連続可変式。作動点 → min 約25dBf、max 約70dBf。
 ・SERVO LOCK ON → 同調ズレがあっても正確な同調点に引き込む。
 ・SERVO LOCK インジケーターの動作
 ロックスイッチがONの状態で選局ツマミを回して希望局にダイヤル指針を合わせます。このとき、このインジケーターが点灯するようにツマミを調節してください。そして選局ツマミから手を離しますと、インジケーターはより明るく点灯し、FM受信が安定動作に移ったことを示します。
 ・LPF(ローパスフィルター)スイッチ → 38kHzサブキャリア除去(録音時のトラブル回避)
 ・REC CAL → 440Hz(FM50%変調)録音レベル調節
 ・QUIETING CONTROL / MONO   → モノラル受信
 ・QUIETING CONTROL / AUTO   → 電波強度に応じてL/Rのブレンド量を自動制御
 ・QUIETING CONTROL / STEREO → オートブレンド機能オフ、常に最大セパレーション確保
 ・チューニングスケール調整ネジ(本体左側面)→ ±2mmの範囲で指針位置を調整できる

Kenwood_l02t06 Kenwood_l02t05 Kenwood_l02t07 Kenwood_l02t08 Kenwood_l02t09
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■動作確認-----------------------------------------------------------

 ・ボディサイズが予想以上に大きく重い。W480mm×D423mm、12.4kg。
 ・外観はほぼ無傷。アルミ製天板に光沢があってとても美しい。
 ・電源ケーブルは他のKENWOOD/TRIO製品と同じ。
 ・極太ケーブルとかインレット式とか、もう少し高級感があっても良かったのに、、残念、
 ・さて、アンテナA端子に75Ω同軸ケーブルを接続して電源オン。
 ・三つのメーターの照明点灯。指針だけが赤く浮かび上がる。周波数窓の照明無し。
 ・各種機能の動作状態を示す赤いインジケータ点灯。
 ・SERVO LOCK ON の状態で名古屋地区のFM局を受信するため操作してみる。
 ・選局ツマミを回して局周波数に近づくと SERVO LOCKインジケーターが薄く点灯。
 ・Tメーターで中点に合わせた後、ツマミから手を離すと同インジケーターが明るく点灯。
 ・82.5MHzの局周波数に対して指針位置82.6MHzで受信。
 ・STEREOインジケーター点灯、固定出力(RCA)端子からステレオ音が流れる。
 ・Sメーター目盛りが示す電界強度:LOCAL=約75dBf、NORMAL=約75dBf
 ・我が家のFM電界強度をほぼ正確に表示している。
 ・デビエーション/マルチパスメーターもそれなりに振れている。
 ・RF切替、IF BAND切替OK。MUTING作動OK。調整VRによるMUTINGレベル変化あり。
 ・QUIETING CONTROL MONO → モノラル受信OK。
 ・QUIETING CONTROL AUTO/STEREO → STREOランプ点灯。聴感上の違いが分からない。
 ・REC CALトーンOK。LPFスイッチによる効果は聴感上は分からない。
 ・短時間の動作確認では問題なさそうな感じです。
 ・Σ回路は未確認。

■不具合情報:SERVO LOCK インジケーターの点灯動作---------------------

<依頼者様からお聞きした不具合状況>
 ・同調時にサーボロックランプが薄く点灯する。
 ・その後、手を離しても薄く点灯したままで明るくならない。
 ・ボディを軽く叩くと明るく点灯する。
<本来の動作>
 ・取扱説明書の記載によると、
 ・ロックスイッチONの状態で選局ツマミを回して希望局にダイヤル指針を合わせる。
 ・希望局に同調すると SERVO LOCKインジケーターが薄く点灯する。
 ・この状態で選局ツマミから手を離すとインジケーターはより明るく点灯する。
 ・これはFM受信が安定動作に移ったことを示す。
<私の環境で確認した不具合状況>
 ・最初は問題なしと思いましたが、長時間使っていると次の不具合を確認しました。
 ・同調時にサーボロックランプが薄く点灯する。
 ・手を離すとより明るく点灯する。これは正常動作。
 ・ところがこの状態でしばらく使っていると、いつの間にか「薄点灯」になっている。
 ・ツマミに触れても点灯状態に変化なし。
 ・一旦離調して再度同調しても、薄く点灯するだけで手を離しても明るい点灯にならない。
 ・サーボロック回路に不具合がありそう?

■内部確認-----------------------------------------------------------

 ・天板は2枚構成。スライド式で後方へずらして外す。天板も側板も豪華なアルミ板。
 ・底板にKENWOODサービスの修理記録シールが2枚ありました。
 ・X00-2190-00:電源回路
 ・X01-1320-00:FM専用7連バリコン搭載フロントエンド
 ・X02-1210-00:IF回路基板
 ・X04-1150-00:MPX回路基板
 ・X13-3650-00:AF回路基板

Kenwood_l02t30 Kenwood_l02t31 Kenwood_l02t32 Kenwood_l02t33 Kenwood_l02t34
Kenwood_l02t35 Kenwood_l02t36 Kenwood_l02t40 Kenwood_l02t41 Kenwood_l02t42
Kenwood_l02t43 Kenwood_l02t44 Kenwood_l02t45 Kenwood_l02t46 Kenwood_l02t47
Kenwood_l02t48 Kenwood_l02t50 Kenwood_l02t51 Kenwood_l02t52 Kenwood_l02t53
Kenwood_l02t54 Kenwood_l02t55 Kenwood_l02t56 Kenwood_l02t57 Kenwood_l02t58
Kenwood_l02t70 Kenwood_l02t71 Kenwood_l02t72 Kenwood_l02t73 Kenwood_l02t75

■修理記録1------------------------------------------------------------

 ・回路図を見ながらサーボロック関係の回路がある [X13-3650-0000] 基板を調査。
 ・IC5-7ピン電圧 → 通常7.4V 、ツマミにタッチすると-0.68V
 ・薄点灯状態では 7.4V → タッチを感知していない?
 ・IC5-5ピン電圧(規定値1.2V)→ 通常0.9V 、ツマミにタッチすると0.75V
 ・規定値1.2Vに対して実測0.9Vは低すぎるか?
 ・L1コイル調整(時計回り2回転) → 0.9V → 1.1V
 ・この状態で動作確認中。

Kenwood_l02t70_2 Kenwood_l02t73_2

■調整記録-----------------------------------------------------------

【セッティング】
 ・QUIETING:AUTO
 ・IF BAND:WIDE
 ・REC CAL:OFF
 ・LPF:OFF
 ・MUTING:OFF
 ・ANT ATT:dB
 ・DE-EMPHASIS:NORMAL
【Sメーター調整 (1)】
 ・83MHz,60dBu,Dev0 → IF基板 L15調整 → Sメーター最大
【Tメーター調整 (1)】
 ・83MHz,60dBu,Dev0 → IF基板 L12調整 → Tメーター中点
【トラッキング調整】
 ・76kHz,40dBu,Dev0 → FE基板 L1,L2,L3,L4,L5,L6,L13調整 → Sメーター最大
 ・90kHz,40dBu,Dev0 → FE基板 TC1,TC2,TC3,TC4,TC5,TC6調整 → Sメーター最大
 ・数回繰り返す
【Tメーター調整 (2)】
 ・IF BAND:NARROW
 ・電波無し、指針83MHz位置 → IF基板 L7調整 → Tメーター中点
【Sメーター調整 (2),(3)】
 ・IF BAND:NARROW
 ・RF SELECTOR:DIRECT
 ・83MHz,45dBu,Dev0 → IF基板 VR2調整 → Sメーター 50dBf
 ・83MHz,65dBu,Dev0 → IF基板 VR4調整 → Sメーター 70dBf
 ・数回繰り返す
【Sメーター調整 (4)】
 ・83MHz,65dBu,Dev0 → IF基板 VR3調整 → Sメーター 70dBf
 ・数回繰り返す
【REC CAL調整】
・REC CAL:ON
・固定出力端子にAC電圧計セット → MPX基板 VR5調整 → -6dB
・430Hz
【VCO調整】
 ・83MHz,80dBu,Dev0,Pilot → MPX基板 VR1調整 → STEREOランプが点灯する範囲の中間
【Pilotキャンセル調整】
・固定出力端子にSpaceSpectra接続
 ・83MHz,80dBu,Dev0,Pilot → MPX基板 VR2,L1調整 → 19kHz成分最小
【オフセット(OFS)調整】
・IC10-7pin ~ GND DC電圧計セット
 ・83MHz,60dBu,Dev0,Pilot → MPX基板 VR3 調整(Lch) → 0v ※実測+30mV
・IC19-7pin ~ GND DC電圧計セット
 ・83MHz,60dBu,Dev0,Pilot → MPX基板 VR4 調整(Rch) → 0v ※実測ー22mV
【マルチパスメーター調整】
 ・38kHz AM変調10%
 ・83MHz,60dBu,38kHz AM Dev10% → MPX基板 L16,L17,L18 調整 → マルチパスメーター最大
【歪調整(MONO)】
 ・83MHz,80dBu,1kHz±75kHz → IF基板 L1,L2,L3,L4,L5 → 高調波歪最小
【歪調整(STEREO WIDE)】
 ・83MHz,80dBu,1kHz±68.25kHz,SUB信号 → IF基板 L32(色なし) → 高調波歪最小
【歪調整(STEREO NARROW)】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHz,80dBu,1kHz±68.25kHz,SUB信号 → IF基板 L34(色なし) → 高調波歪最小
【セパレーション調整(WIDE)】
 ・IF BAND:WIDE
 ・83MHz,80dBu,1kHz±75kHz,R信号 → IF基板 VR8 →  Lch 最小
 ・83MHz,80dBu,1kHz±75kHz,L信号 → IF基板 VR10 → Rch 最小
【セパレーション調整(NARROW)】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHz,80dBu,1kHz±75kHz,R信号 → IF基板 VR9 →  Lch 最小
 ・83MHz,80dBu,1kHz±75kHz,L信号 → IF基板 VR11 → Rch 最小
【SCA調整】
 ・DARC信号を入れて音声出力波形を確認 → 影響なし
 ・VR6(Lch),VR7(Rch)ノータッチ

L02t

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・サーボロックランプの点灯は正常になったようです。
 ・しばらく動作確認を続けましたが今のところ不具合は再発しません。
 ・ただ根本的な原因が他にあるのかもしれません。
 ・この状態でお返ししますので引き続きご確認ください。

Kenwood_l02t18

2018年1月 1日 (月)

Happy New Year 2018

 ・このブログを始めて早12年目を迎えます。
 ・気が付けばもうすぐ300万アクセスに到達しそうです。
 ・実は左サイドバーの一番下にこっそりカウンターを設置してあります。
 ・今後も相変わらずジャンクチューナー整備に精を出します。
 ・2018年が皆様にとって良い年になりますように。

20180101_2 2018年1月1日撮影 / 名古屋港

2017年12月31日 (日)

HP Pavilion Power 580

 ・2006年頃に購入したVAIO VGC-RC51の挙動がそろそろ怪しくなってきました。
 ・元はXPマシンですがパーツ交換しながら Win7 → Win10 と進化してきた逸品です。
 ・ただ残念なことに、最近はBIOSが起動できなくなることがしばしば発生。
 ・さすがに限界と諦め、趣味用PCを新たに購入しました。

Hp01 Hp03 Hp04 Hp05 Hp06

■HP Pavilion Power 580-----------------------------------------------

 ・予算10万円、できればWindows Mixed Reality に対応したスペックが欲しい。
 ・ゲーマーではありませんが、この先VRとか試してみたいので、、
 ・あとできるだけ小型筐体希望。
 ・あれこれ探したところ、ちょっと予算オーバーでしたがこの製品を選びました。
 ・2017年11月10日、HPホームページからオーダー。
 ・「人気商品につき納期未定」、、、、、、待つこと一月超、、
 ・2017年12月20日、ようやく納品されました。

Hp07 Hp08 Hp09 Hp10 Hp11

■スペック------------------------------------------------------------

 ・ベースユニットHP Pavilion Power 580
 ・Windows 10 Pro(64bit)
 ・プロセッサ:Core i7-7700 (3.60GHz ‐ 4.20GHz / 4コア・8スレッド / 8MB)
 ・メモリ:16GB (8GBx2) PC4-19200 (2400MHz)
 ・グラフィックス:NVIDIA(R) GeForce(R) GTX 1060
 ・ストレージ(1st):256GB SSD (SATA)
 ・ストレージ(2nd):2TB ハードドライブ (SATA/5400回転)
 ・メディアカードスロット:メディアカードリーダー
 ・光学ドライブ:DVDライター
 ・無線LAN/Bluetooth:IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
 ・キーボード & マウス:USB日本語 (109A) コンパクトキーボード & USB光学スクロールマウス

Hp12 Hp13 Hp14 Hp15 Hp16
Hp17 Hp18 Hp19 Hp20 Hp21

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・セッティングしたらもう内部を見る機会はないので、記念写真撮影。
 ・SSD:SanDisk SD8SB8U-256G-1006
 ・HDD:WESTERN DIGITAL WD20EZRZ 64MB Cache

Hp22 Hp23 Hp25 Hp27 Hp28

■Windows Mixed Reality PC Check----------------------------------------

Windows_mixed_reality_ready

2017年12月24日 (日)

YAMAHA TX-2000 修理調整記録2

 ・2017年11月、納戸に眠っていたYAMAHA TX-2000を整備しました。
 ・通電したのは6~7年ぶり?

Yamaha_tx200008

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 YAMAHA TX-2000 ¥100,000(1988年発売)
 ・Hifi Engine YAMAHA TX-2000 ※海外版サービスマニュアルあり

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・本体に目立つキズなし。サイドウッドもとても綺麗な状態。
 ・電源オン。オレンジ色の表示点灯。輝度劣化もなく眩しいほど輝いている。
 ・FMアンテナ端子はF型でA/B 2系統。同軸ケーブルを接続して受信確認。
 ・オート選局、マニュアル選局で名古屋地区のFM局を正常に受信OK。
 ・受信周波数にズレはなし。
 ・メモリ登録して1週間放置しても内容を保持していました。
 ・AMは手持ちの適当なループアンテナを接続して受信確認。
 ・名古屋地区のAM放送局をオート選局で正常に受信OK。
 ・FM/AMとも大きな問題なさそうです。

Yamaha_tx200002 Yamaha_tx200003 Yamaha_tx200004 Yamaha_tx200005 Yamaha_tx200006
Yamaha_tx200001 Yamaha_tx200009 Yamaha_tx200010 Yamaha_tx200011 Yamaha_tx200012

■内部確認------------------------------------------------------------

Yamaha_tx200020 Yamaha_tx200021 Yamaha_tx200022 Yamaha_tx200023 Yamaha_tx200024
Yamaha_tx200025 Yamaha_tx200026 Yamaha_tx200027 Yamaha_tx200028 Yamaha_tx200029
Yamaha_tx200030 Yamaha_tx200031 Yamaha_tx200032 Yamaha_tx200033 Yamaha_tx200034
Yamaha_tx200035 Yamaha_tx200036 Yamaha_tx200037 Yamaha_tx200038 Tx2000

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・海外版サービスマニュアルを一部アレンジ。

Tx2000_2

【本体設定】
 ・電源投入から5分以上経過していること
 ・OSCコイル、IFTの調整には金属製ドライバーは使用しないこと
 ・まずFMセクションを調整し、次にAMセクションを調整すること
 ・MODE:AUTO ST
 ・BLEND:OFF
 ・IF MODE:NARROW
 ・RF ATT:OFF
 ・FINE TUNING ON → すなわちCSL停止状態
 ・オーディオ出力をWaveSpectra接続
【電圧確認】
 ・+30 → +29V±1V → ※実測+28.5V
 ・+12 → +12.5V±0.5V → ※実測+12.6V
 ・-12 → -12.5V±0.5V → ※実測-12.3V
 ・+ 6 → + 6V±0.5V ※実測+6.1V
【VT電圧確認】
 ・L17の足に DC電圧計接続
 ・受信周波数 90MHz → T8調整 → 25.0V
 ・受信周波数 76MHz → 7.1V ※確認のみ
【FMフロントエンド調整】
 ・VR10の足 DC電圧計セット
 ・77.00MHz(SSG) 無変調 60dB受信 → FINE TUNING 電圧最大となる周波数を探す
 ・76.98MHz(TX2000)にて電圧最大
 ・この状態で T1,T2,T3,T4調整 → 電圧最大
 ・89.00MHz(SSG) 無変調 60dB受信 → FINE TUNING 電圧最大となる周波数を探す
 ・88.98MHz(TX2000)にて電圧最大
 ・この状態で VC1,VC2,VC3,VC4調整 → 電圧最大
【レシオ検波調整】
 ・VR10の足 DC電圧計セット
 ・83.00MHz(SSG) 70dB 無変調 →  FINE TUNING 電圧最大となる周波数を探す
 ・82.98MHz(TX2000)にて電圧最大
 ・基板上のFM S端子~GND間にDC電圧計セット
 ・82.98MHz(TX2000)位置で受信した状態 → T7調整 → 電圧ゼロ
 ※以下、信号発生器 83.00MHz送信 → TX2000 82.98MHz受信
【モノラル歪調整】
 ・82.98MHz(TX2000) 70dB 1kHz 100%変調 → VC5,VR9調整 → Mono歪最小
【PLL入力位相調整】
 ・82.98MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO(L-R) → T10,T12調整 → Lch出力最大
【ステレオ歪調整】NARROW
 ・82.98MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO(L-R) → VR3,4,5,6調整 → STEREO歪最小
【ステレオ歪調整】WIDE
 ・IF MODE:WIDE
 ・82.98MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO(L-R) → T5,6,13,VR1,2,7,8調整 → STEREO歪最小
【セパレーション調整】WIDE
 ・IF MODE:WIDE
 ・82.98MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → VR13調整 → L→R漏れ信号最小
 ・82.98MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → VR14調整 → R→L漏れ信号最小
【セパレーション調整】NARROW
 ・IF MODE:NARROW
 ・82.98MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → VR11調整 → L→R漏れ信号最小
 ・82.98MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → VR12調整 → R→L漏れ信号最小
【パイロット信号キャンセル調整】WIDE
 ・82.98MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → VR15,T11調整 → 19kHz成分最小
 ・左右chのバランスに注意
【シグナルメーター調整】WIDE
 ・82.98MHz(TX2000) 80dB 1kHz STEREO → VR10調整 → レベルメーター全点灯
【ブレンドチェック】WIDE
 ・82.98MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → 受信中にBLENDスイッチON
 ・セパレーション値が左右とも悪化することを確認
【IF オフセット調整】
 ・FINE TUNING OFF → すなわちCSL受信状態
 ・D4~K3を短絡
 ・82.98MHzの表示が「29.8」という表示に変わる。
 ・VR17調整 → 周波数表示を微調整
 ・「29.8」→「30.0」と表示されるように調整
 ・調整後はD4~K3を開放
 ※D4~K3を短絡すると登録したメモリー内容がリセットされる
AM部
【VT電圧確認】
 ・ 522kHz受信 → L17電圧=3.3V ※確認のみ
 ・1620kHz受信 → L17電圧=23.5V ※確認のみ
【RF、IF調整】
 ・1053kHz受信(名古屋CBCラジオ)→ RK1調整 → Sメーター最大
 ・1053kHz受信(名古屋CBCラジオ)→ T9調整 → Sメーター最大

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・YAMAHAデザインはとにかくカッコいいですね。
 ・再調整によって良い性能を取り戻したと思います。

Yamaha_tx200007

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