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チューナー関連リンク

Victor FX-711 修理調整記録5

 ・2019年6月、FX-711の修理調整作業を承りました。
 ・以下、作業記録です。

Fx71103

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 VICTOR FX-711 ¥49,800(1987年頃)
 ・オーディオ懐古録 Victor FX-711 ¥49,800
 ・Hifi Engine JVC FX-1100
 ・FX-711 取扱説明書 PDF形式

Fx71102Fx71106

■動作確認-------------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字 ○1991
 ・フロントパネルは綺麗な状態、ボディにはちょっと目立つキズがある。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・表示部が明るく点灯。輝度劣化や文字欠けは見当たらない。
 ・オートサーチで名古屋地区のFM局を受信OK。STEREOランプ点灯
 ・上り方向、下り方向ともにオート受信OK。
 ・ただし受信感度が極めて低い。
 ・REC CALトーンOK。
 ・AM オートサーチで名古屋地区のAM局受信OK

■内部確認-------------------------------------------------------------

 ・電解コンデンサーがすべて交換済みでした。
 ・トランジスタやICに放熱板が取り付けてあります。

Fx71120Fx71121Fx71122Fx71123Fx71124
Fx71125Fx71126Fx71127Fx71128Fx71129
Fx71130Fx71131Fx71132Fx71133Fx71134

■調整記録-------------------------------------------------------------
●FM部
【VT電圧】
 ・TP101 DC電圧計セット
 ・受信周波数 76MHz → L151調整 → 7.5V±0.1V
 ・受信周波数 90MHz → TC105調整 → 22.0V±0.1V
 ・上記作業を数回繰り返す
【RFトラッキング調整】
 ・VR602 → 電圧計セット ※Sメーター電圧測定
 ・76MHz 40dB → L103,L104,L105,L106調整 → 電圧最大
 ・90MHz 40dB → TC101,TC102,TC103,TC104調整 → 電圧最大
 ・上記作業を数回繰り返す
【IFT調整】
 ・83MHz 1kHz 100%変調 40dB → T101調整 → 電圧最大
【PLL検波 VCO調整】
 ・TP104 周波数カウンタ接続
 ・受信バンド切替 → AM
 ・何も受信しない状態 → T208粗調整 → 10.7MHz±0.01MHz
 ・何も受信しない状態 → T208微調整 → 10.7MHz±0.01MHz
 ・受信バンド切替 → FMに戻す
【FM dB表示調整】
 ・83MHz 70dB → VR602調整 → 表示70dB
 ・83MHz 30dB → VR601調整 → 表示30dB
 ・上記作業を数回繰り返す
【モノラル歪調整:WIDE】
 ・IF BAND=WIDE
 ・音声出力をWaveSpectra接続
 ・83MHz 70dB → T204(黒)調整 → モノラル歪最小
【ステレオ歪調整:WIDE】
 ・IF BAND=WIDE
 ・音声出力をWaveSpectra接続
 ・83MHz 70dB → T202(黒)調整 → ステレオ歪最小
 ・QSCインジケーターが点灯していないことを確認
【ステレオ歪調整:NARROW】
 ・IF BAND=NARROW
 ・音声出力をWaveSpectra接続
 ・83MHz 70dB → T201(黒)調整 → ステレオ歪最小
 ・QSCインジケーターが点灯していないことを確認
【FM同調点調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・TP103 DC電圧計セット
 ・83MHz 70dB → T206調整 → 0V±1.5mV
【MUTINGレベル調整】
 ・MUTING=ON
 ・83MHz 20dB → VR604調整 → MUTING作動確認
【セパレーション調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・音声出力をWaveSpectra接続
 ・83MHz 70dB → VR401調整 → Lchもれ最小
 ・83MHz 70dB → VR402調整 → Rchもれ最小
 ・QSCインジケーターが点灯していないことを確認
【パイロット信号キャンセル調整】
 ・音声出力をWaveSpectra接続
 ・83MHz 70dB → VR403調整 → 19kHzもれ最小
 ・左右chのバランスに注意
【REC CAL調整】
 ・83MHz 70dB → 通常受信で出力レベル記録
 ・83MHz 70dB → VR404調整 → 上記記録-6dBに設定
 ・TONE 460Hz
●AM部
【VT電圧】
 ・TP102 DC電圧計セット
 ・受信周波数 522kHz → L302調整 → 1.8V±0.1V 実測1.7V
 ・受信周波数1629kHz → TC302調整 → 22.0V±0.1V 実測18.5V
 ・上記作業を数回繰り返す
【トラッキング調整】
 ・VR603 → 電圧計セット ※Sメーター電圧測定
 ・ 729kHz(NHK第一)受信 → L301調整 → 電圧最大
 ・1332kHz(東海ラジオ)受信 → TC301調整 → 電圧最大
 ・上記作業を数回繰り返す
【AM dB表示調整】
 ・999kHz 90dB送信 → VR603調整 → ※AMのdB値は適当

Fx711

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・WaveSpectraで見る基準音の波形がとてもキレイです。
 ・電源コンデンサー全交換の効果でしょうか。

Fx71104

2019年7月 7日 (日)

KENWOOD KT-1100D 修理調整記録7

 ・2019年5月、KT-1100Dの修理調整作業を承りました。
 ・以下、作業記録です。

Kt1100d03_20190707124701

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-1100D ¥74,800(1987年頃)
 ・KENWOOD チューナーカタログ 1986年11月版

Kt1100d02Kt1100d09_20190707124901

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネル、ボディとも目立つキズは無く外装の状態は良い。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・表示管点灯。文字欠けや輝度劣化は見られない。
 ・オート選局実行、名古屋地区の放送局を正常に受信。
 ・上り方向、下り方向ともに周波数ズレなし。
 ・Tメーター、Sメーターのセグメント点灯。
 ・RF切替(DISTANVCE/DIRECT)OK。
 ・WIDE/NARROW切替OK。REC CAL OK。メモリボタン動作OK。
 ・手持ちの適当なAMループアンテナでAM放送の受信確認。
 ・AM放送はオート選局、マニュアル選局とも正常に受信。
 ・電源プラグを抜いてから7日後でもメモリ保持。
 ・再調整だけで復活しそうな予感です。

Kt1100d04_20190707125501Kt1100d05_20190707125501Kt1100d06_20190707125501Kt1100d10_20190707125501Kt1100d11_20190707125501

■調整記録------------------------------------------------------------

【VT電圧】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L14調整 → 3.0V±0.1V ※実測 3.1V
 ・90MHz → TC1調整 →25.0V±0.1V ※実測24.8V
【検波調整】
 ・TP10~TP11 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L9調整 → 0.0V±10mV ※実測-30mVV
 ・TP12~TP13 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L12調整 → 0.0V±10mV ※実測-320mV
【RF調整】
 ・R67左側 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・83MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ L1,L4,L7,L18調整 → 電圧最大
【IFT調整】
 ・R64右側端子 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ L10調整 → 電圧最大
【AUTO STOP=MUTING調整】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ VR1調整
【TUNING METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 本体左側小基板VR2調整 → ※
  ※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【SIGNAL METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 本体左側小基板VR3調整 → ※
  ※バーグラフの点灯レベル調整
【MPX VCO調整】
 ・TP14に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR4調整 → 19.00kHz±50Hz
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ L25調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DLLD】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR3:DET調整 → 歪最小
【歪調整2 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR4:MONO2調整 → 二次歪最小
【歪調整3 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR6:MONO3調整 → 三次歪最小
【歪調整4 STEREO】
 ・83MHz(L/R信号,1kHz,80dB)→ VR5調整 → 歪最小
【歪調整5 STEREO】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ VR7調整 → 歪率最小
【歪調整6 NARROW】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz.80dB)→ VR2調整 → 歪率最小
【SEPARATION調整 WIDE】
 ・IF BAND:WIDE
 ・83MHz(R信号,1kHz,80dB)→ VR2調整 → L信号もれ最小
 ・83MHz(L信号,1kHz,80dB)→ VR3調整 → R信号もれ最小
【SEPARATION調整 NARROW】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHz(1kHz,80dB)→ VR1調整 → 信号もれ最小
【DEVIATION調整】
 ・83MHz(mono信号,1kHz,100%変調)→ 本体左側小基板VR4調整 → 100%位置
【AM簡易調整】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・522kHz → L20調整 → 実測 1.5V 確認のみ
 ・1629kHz→ TC2調整 → 実測 8.0V 確認のみ
 ・ 729kHz NHK第一放送受信 → L21調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz 東海ラジオ受信 → TC3調整 → Sメーター最大
 ・1053kHz CBCラジオ受信  → L22調整 → Sメーター最大


Kt1100d

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・特に故障個所は無かったです。
 ・再調整によって良い性能を取り戻したと思います。

Kt1100d07_20190707124701

2019年6月30日 (日)

KENWOOD L-01T 修理調整記録7

 ・2019年5月、L-01Tの修理調整作業を承りました。
 ・以下、作業記録です。

L01t03

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 KENWOOD L-01T ¥160,000(1979年)
 ・オーディオの足跡 KENWOOD L-01T ¥160,000(1979年頃)
 ・Hifi engine KENWOOD L-01T FM Stereo Tuner (1980-82)


L01t02L01t06

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・さて、FMアンテナを接続して電源オン。
 ・オレンジ色照明点灯、球切れなし。いつ見ても惚れ惚れする美しさ。
 ・名古屋地区のFM放送局を受信チェック。
 ・Sメーター最大点でTメーター中点を示す。メーター動作は正常。
 ・STEREOランプ点灯してFM音声は聞こえるが、、不規則な雑音が混入する。
 ・マルチパスH端子からも同じ雑音が聞こえる。
 ・これはパルスカウント検波回路のLPF不良が怪しいです。

■修理記録:フィルター交換--------------------------------------------

 ・故障例の多い FL3 (LPF:250kHz)の不調を疑って中古動作品に交換。
 ・混入する雑音の様子がかなり変わった感じ、、でも雑音が解消しない。
 ・続いて故障例のある FL1 (LPF:3.5MHz)を動作品に交換。
 ・雑音の様子はほとんど変わらない。
 ・初めてのケースですが FL2 (HPF:0.9MHz)も動作品に交換。
 ・これによって雑音が綺麗に解消しました。
 ・結局、FL2とFL3の故障だったようです。

L01t50L01t51L01t69L01t70L01t72
L01t56L01t59L01t58L01t64L01t66

■調整記録------------------------------------------------------------

【FMフロントエンド】
 ・OSC調整83MHz → OSC coil
 ・トラッキング調整76MHz → L1,L2,L3,L4,L5,L6
 ・トラッキング調整90MHz → TC1,TC2,TC3,TC4,TC5,TC6
 ・IFT調整 → L17,L19,L21 → Sメーター最大
【Tメーター調整】
 ・LA1231Nクアドラチュア検波調整 → L6調整 → Tメーター中央
【ミューティング調整】
 ・83MHz 20dB受信 → VR2調整 → MUTING作動
【WIDE GAIN調整】
 ・Narrow受信 → Sメーターレベル記録
 ・Wide受信 → VR1調整 → Narrow受信時と同レベルに
【Sメーター調整】
 ・83MHz受信 → VR3調整
【第2IF調整】
 ・83MHz受信 → L8調整 → TP=1.96MHz ※実測1.71MHz
【VCO調整】
 ・83MHz無変調 → VR6調整 → TP(R117) → 76kHz
【Pilotキャンセル】
 ・83MHz ST受信 → VR7,L16調整 → 19kHz漏れ最小へ
【ステレオ歪調整】
 ・83MHzST受信 → フロントエンドL21調整 → 高調波歪最小へ
【SCA調整】
 ・MEGURO DARC ENCODER MSG-2170でFM多重信号を生成
  ※L&R=80%、Pilot=10%、DARC=10%
 ・L10,L11調整 → D36カソード側DC電圧最大へ
 ・VR5調整 → IC9-1pin電圧測定 → +電圧が-電圧に変わる位置※
  ※+7.5V→安定して-6.6Vを示す位置
 ・IC9-1pin電圧が+→-に変わることでSCAフィルター回路のスイッチオン
【ノイズアンプ調整】
 ・離調状態 → VR4調整 → Q6(2SC2785)エミッタ電圧 → 8V
【SUB調整】
 ・83MHz L-R信号受信 → VR8調整 → Lch最大
 ・同上  → VR9調整 → RchレベルをLchと同じに揃える
【セパレーション調整】
 ・83MHzST受信 → Wide VR10→Rch、VR11→Lch
 ・83MHzST受信 → Narrow VR1(X13-2690基板)

Image

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・フィルター内蔵コンデンサーの劣化が雑音原因となることが多いです。
 ・中古部品に交換したので耐久性に不安はありますが、、、
 ・漆黒のフロントパネルに映えるオレンジ照明が抜群に美しいですね。

L01t04

■おまけ:フィルター実験---------------------------------------------

 ・今回取り外したFL1,FL2,FL3を私が持っている実験機L-01Tに移植してみました。
 ・FL1,FL2,FL3の内部コンデンサーを除去し、温度補償型コンデンサーを直付け。
  ・FL3:68pF,68pF,33pF
  ・FL2:22pF
  ・FL1:12pF
 ・FL1(12pF)とFL2(22pF)は適当な容量ですが、今のところノイズなく動作しています。
 ・今後コンデンサ容量を変えながら実験を続けます。

L01t67L01t81L01t82L01t83L01t84

2019年6月23日 (日)

Aurex ST-510

 ・2019年5月、オーレックスのチューナーを寄付していただきました。
 ・オールドチューナーの寄付は大歓迎です。
 ・以下、一通り整備した記録です。

Aurex_st51007

■製品情報------------------------------------------------------------

Aurex_st51002Aurex_st51010

 ・オーディオ懐古録 Aurex ST-910 ※カタログ中にST-510の情報あり

 <上記カタログより引用>
 ・Aurex ST-510 AM/FMステレオチューナー 66,000円
 ・FM独立5連バリコン、PCC-IC使用の最高級仕様チューナー
 ・オールFET構成、独立5連バリコン使用のフロントエンド
 ・セラミックフィルター(8素子)使用の中間周波数増幅段
 ・AFCをかけたままでも細かい選局ができるナローバンドAFC付
 ・連続可変ミューティングレベル
 ・マルチパス検出端子付
 ・ディスクリート4ch放送に備えてアダプター接続用MPX-OUT付
 ・実測データシート付

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・前面パネルに多少のキズがあるがそんなに目立たない。
 ・F型端子にアンテナを接続して電源オン。
 ・二つのメーターと周波数目盛りが青い照明に浮かび上がる。
 ・オレンジ色の指針照明も点灯。FM/AMポジションランプ点灯。
 ・照明の雰囲気的は同時期のパイオニア製品に似ている。
 ・名古屋地区のFM局を受信して動作確認。
 ・Sメーターは大きく振れるがTメーターは右側に振れたままでほとんど動かない。
 ・Sメーター最大位置でSTEREOランプ点灯。
 ・ミューティング動作OK。動作レベル調整用VRも動作している。
 ・FM/AM切替ボタンが外れやすい。
 ・背面バーアンテナで名古屋地区のAM放送受信
 ・Sメーターが大きく振れて受信OK。
 ・Tメーターの動作がおかしいです。

Aurex_st51001Aurex_st51003Aurex_st51004Aurex_st51005Aurex_st51006
Aurex_st51011Aurex_st51012Aurex_st51013Aurex_st51014Aurex_st51015

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM5連、AM3連独立フロントエンド
 ・MURATA製セラミックフィルター → レシオ検波
 ・PLL-MPX IC:MC1310P
 ・PIONEER TX-910で PA1310Pを見ましたが、ようやくMC1310Pに巡り会えました。

Aurex_st510342
Aurex_st51020Aurex_st51021Aurex_st51022Aurex_st51023Aurex_st51024
Aurex_st51025Aurex_st51026Aurex_st51027Aurex_st51028Aurex_st51029
Aurex_st51030Aurex_st51031Aurex_st51032Aurex_st51033Aurex_st51034
Aurex_st51035Aurex_st51036Aurex_st51037Aurex_st51038Aurex_st51039
Aurex_st51040Aurex_st51041Aurex_st51042Aurex_st51043Aurex_st51044

■調整記録------------------------------------------------------------

【レシオ検波調整】
 ・アンテナ入力なし → T1上段コア調整 → Tメーター中点
 ・83MHz → → T1下段コア調整 → 歪率最小
【OSC調整】
 ・76MHz → L05調整 → Sメーター最大
 ・90MHz → TC5調整 → Sメーター最大
【RF調整】
 ・76MHz → L01,L02,L03,L04調整 → Sメーター最大
 ・90MHz → TC1,TC2,TC3,TC4調整 → Sメーター最大
 ・83MHz → L06調整 → Sメーター最大
【Sメーター調整】
 ・83MHz → T2調整 → Sメーター最大
【ミューティング調整】
 ・IF基板 D13 → 電圧計セット
 ・83MHz 70dB → T3調整 → 電圧最大
 ・83MHz 70dB → VR01調整 → MUTING作動点をTメーターで左右対称
【VCO調整】
 ・MPX基板 MC1310-10pin → 周波数カウンタ接続
 ・83MHz ST信号 → VR02調整 → 19kHz
【セパレーション調整】
 ・音声出力 → WaveSpectra接続
 ・83MHz ST信号 → VR01調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【AM OSC調整】
 ・ 600kHz受信 → T6調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信 → TC8調整 → Sメーター最大
【AM RF調整】
 ・ 600kHz受信 → T4,T5調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信 → TC6,TC7調整 → 電圧最大

Aurex_st51000

 ※T1とVR01調整によってTメーターの動作が正常になりました。

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・Tメーターの故障かと思ったら、再調整によって正常動作になりました。
 ・PIONEER機に似た印象の青い照明がなかなかイイですね。
 ・MC1310Pを発見したことが大きな収穫でした。

Aurex_st51008

2019年6月16日 (日)

SONY ST-5130後期型 修理調整記録

 ・2019年3月末、ヤフオクで後期型ジャンク品を入手しました。
 ・ウッドケースをST-5000Fに流用する目的でした。
 ・以下、整備記録です。

St513003

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-5130 ¥69,800(1972年頃)
 ・製品カタログ 1971版
 ・Hifi Engine SONY ST-5130 AM/FM Stereo Tuner (1971-74)

St513002St513014

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・ウッドケースは擦り傷が多いがそんなに酷くはない。
 ・フロントパネルに目立つキズは無く保存状態は良好。
 ・照明窓の内側に大量のホコリが積もっているが分解清掃すればキレイになりそう。
 ・とりあえず入手時の状態のまま電源オン。
 ・緑色照明が浮かび上がる、、でもガラス内部のホコリのせいで美しくない。
 ・若干の周波数ズレがあるものの名古屋地区のFM放送を受信。
 ・TメーターとSメーターは正常に振れている。
 ・STEREOランプが点灯しない。
 ・背面バーアンテナで名古屋地区のAM局を受信。

St513009St513010St513011St513008St513013
St513015St513016St513018St513020St513019

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・経年の埃を吹き飛ばして内部清掃。
 ・フロントパネルを分解清掃。
 ・パネル内側に「47 12 7」の印字、昭和47年(1972年)12月か?
 ・銀色のフレーム、ガラス板をピカピカに清掃。

St513021St513022St513026St513027St513028
St513029St513030St513031St513032St513034

■修理記録:STEREOランプ交換-----------------------------------------

 ・STEREOランプが点灯しない、でも実際のステレオ感はある。
 ・調べてみるとステレオ分離は正常で単純な電球切れでした。
 ・大量に確保してある電球を移植して修理完了。

St513071St513072St513073St513074St513075

■調整記録-----------------------------------------------------------

5130

【FMフロントエンド調整】
 ・OSC調整 → CT105,L105
 ・トラッキング調整 → CT101,CT102,CT103,CT104 / L101,L102,L103,L104
 ・IFT調整 → IFT101
【レシオ検波調整】
 ・T201上段コア → 検波調整
 ・T201下段コア → 高調波歪調整
【MUTING調整】
 ・T202 → D209電圧最大
 ・RT202 → MUTINGレベル調整
【Sメーター調整】
 ・RT201 → FM Sメーター調整
【MPX調整】
 ・T401 → スイッチング信号調整(※SUB信号注入 → Lch出力最大)
 ・RT401 → セパレーション調整
【AM調整】
 ・OSC調整 → CT302,T301
 ・トラッキング調整 → CT301,L801(バーアンテナ内コイル)
 ・RT301 → AM Sメーター調整

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・今回はウッドケースが欲しかっただけですが、意外に正常動作品でした。
 ・オールドチューナーは美しい照明窓が最大の魅力ですね。
 ・以下の改造を施して保管品とします。

St513004

■改造記録:FMアンテナ端子交換---------------------------------------

 ・FMアンテナ端子はF型ですが、端子サイズが微妙に小さいのが難点。
 ・そこで端子を通常品に交換しました。
 ・同軸ケーブルの接続安定感が大幅アップします。
 ・ついでに他の端子もパネルから外してピカピカに磨きました。

St513064St513065St513066St513062St513063

■改造記録:メーター交換----------------------------------------------

 ・ST-5130オリジナルのメーターは照明を透過しないタイプです。
 ・同時期のST-5150では照明透過タイプのメーターが使われています。
 ・サイズと取り付け方法は同じなのでST-5150のメーターと交換。
 ・ちなみにST-5150Dのメーターには「MULTIPATH」の文字があるので使いません。
 ・ST-5130の電球は表面が緑色塗装されているので、電球ごと交換した方が良いです。

St513042St513044St513046St513048St513008

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