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2017年4月23日 (日)

SONY ST-S333ESJ 修理調整記録1

 ・2017年2月、333ESJの修理調整作業を承りました。
 ・以下、作業記録です。

333esj09

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-S333ESJ ¥55,000(1993年発売)
 ・Hifi Engine Sony ST-S707ES ? AM/FM Stereo Tuner (1993-94) ?

333esj01 333esj11

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードが外されて3Pタイプのインレットに交換されています。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。名古屋地区のFM局の受信確認。
 ・オート選局、マニュアル選局とも名古屋地区のFM局を受信しました。
 ・Sメーター点灯、STEREOランプ点灯、RF切換、IF切換、MODE切換OK。
 ・CAL TONE OK、MUTING動作OK。
 ・付属AMループアンテナで名古屋地区のAM局を受信しました。
 ・CBCラジオ(1053kHz)ではSTEREOランプ点灯、AMステレオ放送対応機でした。

333esj07 333esj10 333esj12 333esj13 333esj14

 ・電源投入から1時間ほどは正常動作でした。
 ・ところがその後、FM放送受信中にSTEREOランプが点滅する症状が発生。
 ・点滅に同期して音が出なくなります。
 ・この時、Sメーターの振れに異常なし。
 ・RF切換やIF BAND切換に関わらず発生する。
 ・MUTING OFFに設定すると音が出る
 ・音声出力端子の接触不良では無い。

333esj02 333esj03 333esj04 333esj05 333esj08

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・改造は3Pインレットの交換だけのようです。
 ・MC13022DW:AM STEREO DECORDER

333esj20 333esj21 333esj22 333esj23 333esj24
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■修理記録------------------------------------------------------------

 ・音が出なくなる原因はMUTING機能が作動したことでした。
 ・IC251(LA1235)のFM同調点が-0.7Vと大きくズレていました。
 ・このため同調点が外れたと判定されてMUTING回路が作動したわけです。
 ・部品の故障ではなく、再調整で不具合は解消しました。
 ・アースバーのハンダを点検したところ、数か所でクラック発見。
 ・念のため出力端子のハンダも補修しておきました。

333esj64_2 333esj66 333esj67 333esj70 333esj71

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・部品番号はESGと全く同一です。

333esj

【FM同調点調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・IC251(LA1235)7pin~10pin間電圧計セット
 ・83MHz受信 → IFT251調整 → 電圧ゼロ ※調整前実測-0.75V
【VT電圧調整】
 ・フロントエンド内JW8 電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・90MHz → L104調整 → 21.0V±0.2V ※調整前実測21.3V
 ・76MHz → 確認のみ →  8.0V±1.0V ※調整前実測 7.9V
【トラッキング調整】
 ・IF BAND = NARROW
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・90MHz受信 → CT101,CT102,CT103 → 電圧最大
 ・76MHz受信 → L101,L102,L103  → 電圧最大
【PLL検波調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・TP201を短絡 ※これによってIF回路をバイパス
 ・TP271 電圧計セット
 ・IFT272調整 → 電圧ゼロ ※調整前実測+320mV
 ・CT271調整 → 歪最小 ※WaveSpectraにて波形確認
 ・TP201を開放
【IF歪調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・RV201、RV202 時計回り一杯に回す
 ・SSG出力40dBモノラル信号送信
  ・IFT201調整 → 電圧最大
 ・SSG出力40dBステレオ信号送信
  ・IFT202調整 → 電圧最大
  ・IFT101調整 → 電圧最大 ※IFT101フロントエンド内
 ・RV201、RV202 回転範囲の中央位置に回す
 ・SSG出力80dBモノラル信号送信
  ・IFT203調整 → 歪最小へ
 ・SSG出力80dBステレオ信号送信
  ・IFT204調整 → 歪最小へ
【STEREOインジケータ調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・SSG83MHz 出力20dB
 ・RV251調整 → ステレオインジケータ点灯
【MUTINGレベル調整】
 ・IF BAND = WIDE
  ・MUTING = ON
  ・SSG83MHz 出力25dB
  ・RV252調整 → MUTING調整
 ・IF BAND = NARROW
  ・RV203調整 → MUTING調整
【Sメーター調整】
 ・RV241調整
【パイロットキャンセル】
 ・RV303、L301 19kHz信号漏れ最小 左右バランス確認
【セパレーション調整】
 ・RV301 R→L ※調整後実測64dB
 ・RV302 L→R ※調整後実測68dB
【CAL TONE】
 ・Peak Level-4.4dB 381Hzの波形が出ていました。
【AM調整】
 ・RV401 Sメーター調整
 ・RV402 AUTOSTOP調整
 ・CBCラジオ(1053kHz)受信でSTEREOランプ点灯

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・安定してFM放送を受信できるようになりました。
 ・再調整によって歪率、セパレーションとも大幅に改善しました。
 ・AMでは名古屋地区のCBCラジオ(1053kHz)を受信するとSTEREOランプが点灯します。
 ・CBCラジオはFM補完放送(93.7MHz)が始まってもAMステレオ放送を続けている希少局です。

333esj06

2017年4月16日 (日)

SONY ST-S333ESXII 修理調整記録6

 ・2017年1月、ST-S333ESXIIの故障品をいただきました。
 ・外装の汚れ、効かないスイッチ多数、出てくる音はひどいノイズ、、
 ・これは修理を見送って部品取り機かな、と思ったら、
 ・何と、ずっと探していた LA3450搭載機でした。

333esxii07

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-S333ESXII ¥49,800(1987年発売)
 ・SONY ES テクノロジーカタログ 1987年10月発行
 ・Hifi Engine ST-S730ES 海外版サービスマニュアル

333esxii02 333esxii11

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・背面にAMループアンテナが装着されています。
 ・外観は全体に汚れがひどい。放熱口から覗くと内部は大量のホコリが堆積。
 ・アンテナを接続して電源オン、、あれ、、表示管が点灯しない、、
 ・起動しないのかと思った頃にようやく表示管点灯。
 ・表示部下に並んだ切り替えボタンの反応が鈍い、というかほぼ効かない。
 ・オートチューニングでは名古屋地区のFM局を素通り。
 ・マニュアルチューニングでは受信するものの、出てくる音は酷いノイズ。
 ・STEREOランプ点灯しない。出てくる音声にステレオ感なし。
 ・機能切換スイッチが反応しないのでこれ以上の動作確認不能です。

333esxii03 333esxii04 333esxii05 333esxii13 333esxii14

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・放熱口から見えたように大量のホコリが堆積している。
 ・エアーでホコリを飛ばして内部確認、、おお、、LA3450発見!
 ・復調回路にPLL-MPXのLA3450がありました。ようやく巡り合えました、、感激!
 ・通常のソニー製333シリーズのMPX部にはCX1064が搭載されています。
 ・333ESXIIにはLA3450が搭載されている個体があると知りずっと探していました。
 ・CX1064=LA3450
 ・これを見てガゼンやる気が出てきました♪
 ・最終オーディオ回路のLPFはアクティブ型でした。

333esxii34

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■修理記録:タクトスイッチ交換----------------------------------------

 ・フロントパネルの表示部下に並んだタクトスイッチ10個交換。
 ・タクトスイッチサイズ(6mm×6mm、H=5mm)
 ・細かい作業なので、着手するには「やる気」が必要です。

333esxii64 333esxii60 333esxii61 333esxii62 333esxii63

■修理記録・ハンダクラック修正----------------------------------------

 ・アースバーにハンダクラック多数発見。
 ・クラック箇所を修正しました。
 ・これは333シリーズに共通する弱点です。

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■再び動作確認--------------------------------------------------------

 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・タクトスイッチを交換したので切替ボタンの動作がとても軽快です。
 ・さて、オートチューニングで名古屋地区のFM局をサーチ。
 ・放送周波数よりも0.1MHzの同調ズレ。
 ・ひどい雑音は解消しており、とりあえずFM音声が聞こえてきました。
 ・STEREOランプ点灯しない。IF BAND切替OK、MUTING動作OK、REC CALトーンOK。
 ・メモリー登録動作OK。メモリーボタン切替動作OK
 ・付属ループアンテナでAM放送も受信OK。
 ・あとは再調整で何とかなりそう。

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・海外版SMの記述をベースにして一部アレンジ。

333esxii

【FM同調点調整】
 ・IFT205調整 LA1235-7pin~10pin間電圧ゼロ ※調整前実測615mV
 【VT電圧調整】
 ・IC803-5pin電圧測定
 ・90MHz L104調整 21.0V±0.2V ※調整前実測21.0V
 ・76MHz 確認のみ 8.0V±1.0V ※調整前実測7.8V
【SST回路調整】
 ・SST調整はVT電圧調整後、かつトラッキング調整前に行うこと
 ・76MHz受信 RT801調整 IC802-11pin電圧 → 0V 実測1.2mV
 ・90MHz受信 IC802-9pin電圧 → 14V確認 ※調整前実測14.1V
【トラッキング調整】
 ・IC203(LA1235)-13pin(又はRT204)電圧max
 ・76MHz L101,L102,L103
 ・90MHz CT101,CT102,CT103
【PLL検波調整】
 ・TP201をGNDに落とす
 ・IFT207調整 TP202 DC電圧ゼロ ※調整前実測-7.5V
 ・CT201調整 歪最小
【IF歪調整】
 ・Wide受信、MUTINGオフ
 ・IC203(LA1235)-13pin電圧計セット
 ・RT202、RT203 時計回り一杯に回す
 ・SSG出力20dBモノラル信号送信
  ・IFT201調整 電圧最大へ
  ・IFT101調整 電圧最大へ
 ・SSG出力80dBにセット
  ・IFT203、RT202を交互に調整 歪最小へ
 ・SSG出力20dBにセット、Mutingオン
  ・IFT202調整 電圧計最大へ
 ・SSG出力80dBステレオ信号送信
  ・IFT204、RT203を交互に調整 歪最小へ
【STEREOインジケータ調整】
 ・RT206 SSG出力20dBでステレオインジケータ点灯
【パイロットキャンセル】
 ・RT303、L301 19kHz信号漏れ最小 左右バランス確認
【セパレーション調整】
 ・RT301 R→L ※調整後実測64dB
 ・RT302 L→R ※調整後実測68dB
【Sメーター調整】
 ・RT204
【MUTINGレベル調整】
 ・RT205
【CAL TONE】
 ・Peak Level-3.8dB 301Hzの波形が出ていました。
【AM調整】
 ・RT401 Sメーター調整
 ・RT402 AUTOSTOP調整

<調整結果>
 ・FM同調点が大きく外れていていました。
 ・PLL検波調整にズレが大きかったです。
 ・調整によってSTEREOランプが点灯しました。
 ・セパレーション値も大幅に改善しました。

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・当初は部品取り用と思いましたが、
 ・タクトスイッチ交換、ハンダクラック補修、再調整で復活しました。
 ・やはり333シリーズ、特にESXIIはイイですね。

333esxii06

2017年4月 9日 (日)

SONY ST-A40

 ・2017年2月初め、ST-A40の再調整作業を承りました。
 ・HOジャンクコーナーで何度か遭遇したことがあるような気がします。
 ・初めて内部を見る機会をいただきました。

Sony_sta4010

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-A40 ¥34,000(1979年頃)
 ・オーディオの足跡 SONY ST-A35 ¥35,000(1980年頃)
 ・Hifi Engine SONY ST-A35 AM/FM Stereo Tuner (1980-81)

Sony_sta4002 Sony_sta4013

 ・A40/A35の説明文を読み比べると内容はほとんど同じ。
 ・海外サイトでST-A35の資料が見つかったので参考になりそうな予感です。

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・経年の汚れはありますが、外観に目立つキズはありません。
 ・フロントパネルはほぼ無傷。状態は良いです。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。指針照明点灯。
 ・スケール全体をライトアップする照明は無さそうです。
 ・多少の周波数ズレはあるものの、名古屋地区のFM局を受信。
 ・緑色5連LEDのSIGNALメーター点灯。
 ・ACCUTE SERVO LOCK点灯。左右にズレた位置では赤色LED点灯。
 ・同調点に強制的に引き込まれるような感じです。
 ・STEREOランプ点灯。MUTING動作OK。REC CALトーンOK。
 ・背面バーアンテナで名古屋地区のAM局も受信OK。
 ・FM/AMとも周波数ズレがありますが、故障箇所は無さそうです。

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■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM3連、AM2連フロントエンドユニット → CF3段
 ・IC201:LA1231N:クアドラチュア検波
 ・IC301:KB4437 :PLL MPX
 ・IC401:LA1240 :AM TUNER
 ・IC701:LB1416 :LED DRIVER

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 ・久しぶりに東光KB4437に遭遇しました。
 ・KB4437はSONY ST-J55/J60 でも使われています。
 ・KB4437=PA1001。
 ・PIONEER製チューナーではPA1001としてよく見かけます。
 ・Harman Kardon TU905 回路図にあったKB4437ブロック図を転載します。

Harman_kardon_tu905_kb4437_2

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・ST-A40実機とST-A35回路図をじっくり比較しました。
 ・価格はほぼ同じですが、中身は ST-A40>ST-A35 でした。
 ・SERVO LOCK回路は共通。輸出機ST-A35の回路図が参考になりました。

Sony_sta40

【SERVO LOCK停止】
 ・IC601 JRC4558C-5ピン → GNDに落とす
 ・これによってSERVO LOCK機能停止
【FM同調点調整】
 ・音声出力をWaveSpectraで観測
 ・TP-NULL 電圧計セット
 ・SSG83MHz送信 → 歪率が最小になる位置を探す ※実測82.8MHz付近
 ・IFT201(橙)調整 → TP電圧ゼロ
 ・IFT201(黒)調整 → 高調波歪最小
【FM OSC調整】
 ・OSC調整コイル:L103がボンドで固められており調整不能
 ・従って調整はCT103のみ。
 ・RT201 Sメーター調整VRに電圧計セット(Sメーター代用)
 ・SSG83MHz → 指針を83MHzにセット → CT103調整 → 電圧最大
   ※CT103を83MHzに調整した場合
    ・76MHz → 76.2MHz
    ・83MHz → 83.0MHz
    ・90MHz → 89.6MHz
   ※CT103を90MHzに調整した場合
    ・76MHz → 76.2MHz
    ・83MHz → 83.3MHz
    ・90MHz → 90.0MHz
【FM RF調整】
 ・L101、L102はコイル間隔を調整するタイプ。
 ・これは上手く調整できないの今回はノータッチ。CT101とCT102のみ調整しました。
 ・RT201 Sメーター調整VRに電圧計セット(Sメーター代用)
 ・SSG83MHz → 指針を83MHzにセット → CT101,102調整 → 電圧最大
 ・SSG83MHz → 指針を83MHzにセット → T101調整 → 電圧最大
【FM高調波歪調整】
 ・音声出力をWaveSpectraで観測
 ・SSG83MHz → IFT201(黒)調整 → 高調波歪最小
【SERVO LOCK停止解除】
 ・IC601 JRC4558C-5ピン → 解除
【Sメーター点灯調整】
 ・RT201
【MUTING動作点調整】
 ・RT202
【VCO調整】
 ・TP VCO に周波数カウンター接続
 ・SSG83MHz(無変調)→ 76kHz
【パイロット信号キャンセル】
 ・音声出力をWaveSpectraで観測
 ・SSG83MHz(ST)→ RT301調整 → 19kHz信号を最小
【セパレーション調整】
 ・音声出力をWaveSpectraで観測
 ・SSG83MHz(ST)→ RT501調整 → 左右の漏れ信号最小
【REC CAL調整】
 ・音声出力レベルを記録
 ・RT601調整 → -6dB設定
【AM OSC調整】
 ・SSG AM 600kHz → 指針 600kHz位置にセット → T401調整
 ・SSG AM1400kHz → 指針1400kHz位置にセット → CT402調整
【AM RF調整】
 ・SSG AM 600kHz → バーアンテナ内コイル調整
 ・SSG AM1400kHz → CT401調整
【RT203】
 ・RT203(FM) = LA1231N-6ピン
 ・検波出力レベル調整 最大にしておきました
 ・RT201:SIG
 ・RT202:MUT
 ・RT203:FM
 ・RT301:PILOT
 ・RT302:VCO
 ・RT501:SEP
 ・RT601:CAL

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・当時のソニーらしいお洒落なデザインですね。
 ・シンプルな構成ですがFM/AMとも不満無く使えます。

Sony_sta4011

2017年4月 2日 (日)

Technics ST-S6

 ・2017年1月、テクニクス製薄型チューナーST-S6のジャンク品をいただきました。
 ・見た目は ST-S8 とそっくりですが、さて、中身は?

Sts658

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 Technics ST-S6 ¥59,800(1981年発売)
 ・Hifi Engine Technics ST-S6 Quartz Synthesizer AM/FM Stereo Tuner (1981-82)

Sts602 Sts612

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外装は随分汚れた状態。背面端子類も輝きを失っています。
 ・フロントパネルに並ぶシルバーのボタンが錆びている。
 ・とりあえずアンテナ線を繋いで電源オン。
 ・周波数表示がやや暗いか。オート選局で-0.1MHzの周波数ズレ。
 ・受信周波数 76.1MHz~89.9MHz。
 ・82.5MHzの放送局に対して82.4MHzで受信する。
 ・それでもSTEREOランプ点灯、Quartzランプ点灯。
 ・IF切替ランプ点灯、FM電波強度をdB表示できます。
 ・AMも問題なさそう。
 ・先日調整したST-S8によく似た感じです。

Sts653 Sts654 Sts655 Sts656 Sts657
Sts613 Sts614 Sts615 Sts616 Sts617

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・内部をると、何と ST-S8 と同じ基板です。
 ・違いは、、
 ・フロントエンド3段分省略、周波数を指針表示する機能なし。
 ・S8は豪華7連バリキャップ、S6は実用的な4連バリキャップ。
 ・フロントエンド以外は全く同じ構成、部品番号やTP番号もすべて同じです。
 ・メモリバックアップ用3連キャパシタが死亡しているのも同じ。
 ・uPC1167C:FM IF SYSTEM クアドラチュア検波
 ・uPC1161C:PLL MPX
 ・uPC1018C:AM SYSTEM

Sts620 Sts621 Sts622 Sts623 Sts624
Sts625 Sts626 Sts627 Sts628 Sts629
Sts630 Sts631 Sts632 Sts633 Sts635

■調整記録------------------------------------------------------------

・ST-S8の調整方法がそのまま使えます。

Sts6

【FM VT電圧】
 ・TP1 → DC電圧計セット
 ・受信周波数76.1MHz → L10調整 → 4.1V±0.1V ※実測3.9V
 ・受信周波数89.9MHz → CT7調整 → ※実測14.8V
【フロントエンド調整】
 ・VR501(Sメーターレベル調整)足にDC電圧計セット
 ・83.0MHz受信 → L1,L6,L8調整 → 電圧最大
 ・83.0MHz受信 → T101調整 → 電圧最大
【クアドラチュア検波調整】
 ・TP102~TP103 → DC電圧計セット
 ・83.0MHz受信 → T102調整 → OV±20mV
 ・OUTPUT出力をWaveSpectra観測
 ・83.0MHz受信 → T103調整 → 高調波歪最小
【VCO調整】
 ・TP302 → 周波数カウンタセット
 ・83.0MHz無変調 → VR301調整 → 19kHz±30Hz
【パイロットバンドパスフィルター設定】
 ・TP301 → AC電圧計セット
 ・83.0MHzステレオ変調 → L302,L303調整 → 電圧最大
【パイロットキャンセル調整】
 ・83.0MHzステレオ変調 → L303,VR303調整 → 漏れ信号最小
 ・左右chバランス注意
【SUB信号】
 ・OUTPUT出力をWaveSpectra観測
 ・83.0MHz SUB変調 → VR302調整 → Lch信号最大
【ステレオ歪調整】
 ・83.0MHzステレオ変調 → T101調整 → 高調波歪最小
【セパレーション調整】
 ・83.0MHzステレオ変調 → VR401調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【シグナルメーター調整】
 ・83.0MHz無変調60dB → VR501調整 → SメーターLEDフル点灯
 ・83.0MHz無変調80dB → VR502調整 → dB表示調整
【MUTINGレベル調整】
 ・83.0MHz無変調20dB → VR101調整 → MUTING作動位置へ
【AM VT電圧】
 ・TP201 → DC電圧計セット
 ・受信周波数522kHz → L202調整 → 1.0V±50mV ※実測0.9V
【AM受信調整】
 ・NHKラジオ(729kHz受信)→ L201,背面バーアンテナコア調整 → Sメーター最大
 ・東海ラジオ(1332kHz受信)→ CT201調整 → Sメーター最大

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・登録したメモリを保持できませんがそれ以外は正常に使えます。
 ・外装はクリーニングで綺麗になりました。
 ・ただフロントパネルに並ぶシルバーのボタンは錆が落としきれません。
 ・それでもガンメタデザインのカッコ良さが蘇ってきました。

Sts659

2017年3月26日 (日)

M-AUDIO M-TRACK 2×2M

 ・2016年12月末、アマゾンで購入しました。
 ・24bit/192kHz対応、USB-Cオーディオ/MIDIインターフェイスです。
 ・チューナー修理で使うオーディオインターフェスの買い替えです。

M_audio11

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・M-AUDIO M-TRACK 2×2M 14,800円
 ・M-AUDIO M-TRACK 2×2 10,800円
 ・似たような型番で価格がちょっと安い「M-TRACK 2×2」があります。
 ・どちらも2in/2out構成ですが、ラインでステレオ入力できるのは「M-TRACK 2×2M」
 ・本機の特徴は USB Type-Cポートが装備されている点。
 ・通常のUSB2.0やUSB3.0に接続するための変換ケーブルも同梱されています。
 ・サイズ的には1Uハーフラックサイズの EDIROL UA101 とほぼ同じ。
 ・据え置きタイプの方がつまみが大きくて操作しやすい感じです。

M_audio01 M_audio02 M_audio03 M_audio04 M_audio05

 ・もう一つの特徴はバンドルソフトが超!豪華であること。実はこれが購入の決め手。
 ・これらのバンドルソフトはチューナー修理には不要ですが別用途で活用します。
  ・Cubase LE8:Steinberg社製DAW(Digital Audio Workstation)
  ・Xpand!2:マルチティンバー音源
  ・Strike 2:ドラム音源
  ・Mini Grand:アコースティックピアノ音源
  ・Creative FX Collection:エフェクトプラグインコレクション

■使い方--------------------------------------------------------------

 ・同梱されている説明書は外国語版(英仏独伊西)のみ。
 ・まずM-AUDIO社のホームページから日本語版の取扱説明書を入手。
 ・続いていM-AUDIO社のダウロードサイトからドライバーを入手。
 ・本体をPCに接続する前にPC側にドライバーをインストールする必要あり。
  ・Windows7~10(32bit/64bit)用ドライバー v.1.0.4
  ※2016年12月28日付で新バージョン v.1.0.6 がリリースされていました。
 ・インストール作業完了後にType-C変換ケーブルで接続。
 ・電源はUSBバスパワーなので接続すれば準備完了。
 ・チューナーからの音声出力は背面LINE端子に接続。
 ・オーディオ機器との接続には「標準プラグ-RCAプラグ」のステレオコードが必要。
 ・このコードは家電量販店ではほとんど見かけませんが楽器店で普通に入手可能。
 ・WaveSpectraの設定画面でドライバーを切り換えてサンプリング周波数を設定。
 ・上面にあるGAINつまみで入力レベルを調整。
 ・このGAINつまみは左右独立タイプ。

M_audio10

■使ってみて----------------------------------------------------------

 ・音楽制作ではなくWaveSpectraで波形観察することが目的です。
 ・WaveSpectraの「録音・再生」タブで入力・出力からM AUDIOを選択
 ・WaveSpectraで左右チャンネルの波形がきれいに観測できました。
 ・サンプリング周波数の変更はこの設定画面のプルダウンメニューから選択するだけ。
 ・チューナーの調整に問題なく使えました。
 ・ところが、しばらく使って気が付いたことは、、

 ・本機のヘッドホン端子から出てくる音が2系統ミックスのモノラル音になっている。
 ・あれこれ弄ってみましたがソフトウェアミキサー機能は無さそう。
 ・DAWを通してた音はもちろんステレオで問題なし。
 ・WaveSpectraの波形も左右それぞれ表示されるので問題は無いのですが、、
 ・ダイレクトモニターできない点は微妙に痛かった、、

 ・それから、PC起動時にUSB機器として認識されない問題。
 ・USB端子を抜いて、もう一度接続し直すと認識される。
 ・XP からバージョンアップを重ねてWin10になっているPCなのでちょっと古すぎるか?
 ・他のPCでは未検証。この件は宿題です。

M_audio09

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