2009年12月19日 (土)

WiMAX UQ Step

 2009年7月に「Try WiMAX」で試用して以来、何の音沙汰もなかった UQコミュニケーションズ から12月17日にDMメールが届きました。自分なりの損得計算が脳ミソを駆け巡った末、WiMAX の UQ Stepプランに申し込みしました。予備のネット回線として月額維持費が380円ならOKと思いました。

 ・新料金プラン UQ Step:月額基本使用料380円、上限4,980円の二段階定額制
  →http://www.uqwimax.jp/lp/uqstep_0912/index.html
 ・機器半額キャンペーン:UQ Step申込みでWiMAX端末機器が半額
  →http://www.uqwimax.jp/campaign/hangaku0912/index.html

 ・9,050パケットまでは基本使用料に含まれる。
 ・9,050パケット=約1.1MB
 ・超過分は 0.042円/パケットで計算。上限4,600円。
 ・上限4,600円=118,575パケット=約14MB。
 ・普通にネット接続するなら月額4,480円で無制限の UQ Flat の方が絶対有利。
 ・最低利用期間は30日。

 ・でも、べつに UQ をメイン回線にするつもりはない。
 ・光フレッツ、EMOBILE、に次ぐ三番目のバックアップ回線にするつもり。
 ・月額使用料が380円なら、コーヒー一杯節約すれば維持費は捻出できる。
 ・何よりオプションサービスの UQ WiFi が無料で使える!
  →http://www.uqwimax.jp/service/price/option01.html
 ・よく利用する東海道新幹線や中部国際空港で無料WiFiが使えるの・・これが魅力的!

 ・端末は以前試用した UD03SS を選びました。
 ・小型で質感が高い。
 ・通常定価12,800円が半額の6,400円。
 ・ヤフオクの中古相場は8,000円前後か。
 ・キャンペーン期間:2009年12月18日~31日

 ■参考記事:Try WiMAX 試用記録 (2009年7月4日~16日)
  →http://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2009/07/try-wimax-1-969.html

 ■参考記事:Try WiMAX 試用を終えて (2009年7月17日)
  →http://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2009/07/try-wimax-b4fa.html

 前回の試用が終わったとき、「試用機器を70%価格で買い取り可能なら買っちゃうかも・・」「UQの努力不足・・」とか勝手なことを書きました。いよいよ本気?それとも、後がない? でも半額なら応援します。

 このキャンペーンは結構ヒットするのでは?がんばれ!UQ!

■追記:2009年12月23日------------------------------------------------

Wimax_12_06_2  ・12月19日(土):オンライン申込
 ・12月21日(月):出荷案内メール受信
 ・12月22日(火):端末機器到着
 ・予想以上にスピーディな対応でした。
 ・今回のキャンペーンって、在庫処分のバーゲンセールだったかも?

 ・前回試用時と同じモバイルPC(レッツノートR6A)に再度インストール。
 ・Panasonic レッツノート R6A(Core2Duo U7500/1.06GHz,Mem1GB,HDD80GB/WinXP SP3)
 ・取扱説明書通りにインストールは進みました。

 ・前回試用時と同じ機種と思ったら型番が違いました。でも見た目は同じ・・
 ・前回:UD01SS
 ・今回:UD03SS

Wimax_12_01 Wimax_12_02 Wimax_12_03 Wimax_12_04 Wimax_12_05

■課金開始日----------------------------------------------------------

 次のどちらか早い方の日から課金開始、月額使用料380円の日割り計算。

 ・申込手続き完了翌日から10日後
 ・初回のWiMAX通信開始日

 ・つまり今日から課金開始ですね。
 ・12月分使用料=380円×9/31=110円かな?

Wimax_12_12_3 Wimax_12_14 Wimax_12_16

 

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2009年12月16日 (水)

サディスティック・ミカ・バンド タイムマシンにおねがい

 2009年12月16日、仕事場でたまたまついていたテレビで報道ステーションの特集番組

 「さよなら~加藤和彦・受け継がれる想い」

 を観ました。感じるところは多いけれど、とにかく1974年の「タイムマシンにおねがい」が聴きたくなってYouTubeで探しました。

 たぶん当時の音源だと思うのですが・・

 目を閉じて、歌の後ろに流れる演奏に耳を傾けてください。ドラムス、ベース、ギター、1974年フォーク全盛期の日本にこのロックサウンドがあったのですね。イギリスで先に評価された訳が分かります。

 バンドに関わったメンバーもとにかく豪華です。興味ある方はこちらのWikiへ→

 「タイムマシンにお願い」→×
 「タイムマシンにおねがい」→○

■ザ・フォーク・クルセイダーズ
http://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2009/10/post-31d6.html

 

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2009年12月 9日 (水)

YAMAHA T-3

Yamaha_t3_000  2009年11月中旬、ハードオフで T-3 を税込1,050円で買いました。正面パネルは結構きれいですがジャンクコーナーに縦置きされていたので右サイドは擦り傷だらけです。でもボディを固定する両サイドの4本のネジをよ~く見ると「ネジ頭」に傷はありません。底板を固定するネジも潰れていません。たぶん「未開封」の状態と思いました。

 これまでに学んだジャンク解体経験によると、ヤマハ製チューナーのネジは普通の手動ドライバーでは固くて回せない物が多いです。これを無理に回したり電動ドライバーを使ったりすると「ネジ頭」が簡単に潰れます。そんな状態のヤマハ製チューナーを何台か見てきました。

Yamaha_t3_009  75Ω同軸FMアンテナを接続するPAL端子も要チェックです。F端子と間違えて強引に接続しようとした結果、端子が破損しているケースも多々ありました。幸いにも本機のアンテナ端子は無事でした。本体のみ付属品なしのジャンク品、でも内部が弄られていないと思えば貴重な勉強材料になりますから迷わず確保しました。

■製品情報------------------------------------------

 ・→オーディオの足跡 YAMAHA T-3

 ・ネット検索しても T-3 に関する情報は少ないですね。
 ・取扱説明書や当時のカタログが無いのでスペックは上記サイトから引用しました。
 ・特に海外サイトは一つも引っかかりません。T-3の輸出機は無いか?型番違いか?
 ・T-3の取扱説明書とカタログは引き続き捜索中です。
 ・以下の写真は分解清掃後、再調整後に撮影したものです。

Yamaha_t3_002 Yamaha_t3_003 Yamaha_t3_004 Yamaha_t3_005 Yamaha_t3_006

■動作確認------------------------------------------

 ・電源OK。FM放送は受信できました。
 ・SメーターとTメーターの動作は問題なさそう。
 ・ステレオランプ点灯
 ・Sメーター最大位置でTメーターセンターに。
 ・0.2MHz程度の周波数ズレ。
 ・周波数スケール部の照明切れ。
 ・SメーターとTメーターの照明切れ。
 ・ボディを止めるネジがやはり固いです。

Yamaha_t3_011 Yamaha_t3_012 Yamaha_t3_013 Yamaha_t3_014 Yamaha_t3_015

■内部構成は YAMAHA T-1 に良く似ている----------------------

 ・T-1 と比較してフロントパネル周波数スケール部のデザインが変わっています。
 ・周波数スケール部は後継機の T-4、T-7T-9 と同じ印象です。
 ・TメーターとSメーターはどちらもアナログ針式です。
 ・一方、FM部の回路構成は T-1 と良く似ています。
 ・特にIF部で「ブロックセラミックフィルター」や調整用VRの配置など同一です。
 ・以下の写真は分解清掃後、再調整後に撮影したものです。

Yamaha_t3_050 Yamaha_t3_051 Yamaha_t3_052 Yamaha_t3_054 Yamaha_t3_055

■主なパーツなど-------------------------------------

 ・75Ω同軸アンテナ端子は PAL。
 ・FM5連バリコン。
 ・T-1では「ブロックセラミックフィルタ」と呼ばれたセラフィルとコイルの一体型
 ・PLL MPX IC = LA3350
 ・チューンニングツマミは T-1 に比べると質感が悪い。
 ・ツマミにイモねじがありません。強く引っ張れば抜けるタイプです。。
 ・固定出力端子が2系統。可変出力端子はない。

■電球交換-------------------------------------------

 ・指針部に電球が仕込まれていて、これが点灯します。
 ・この構造は T-1 と全く同じでした。交換方法も T-1 と全く同じです。
 ・むかし解体した CT-X1 から部品取りしてあった電球に交換しました。

Yamaha_t3_027 Yamaha_t3_028 Yamaha_t3_029 Yamaha_t3_030 Yamaha_t3_032

 ・Sメーター、Tメーターの照明電球も切れていました
 ・これも CT-X1 から確保した電球に交換しました。
 ・電球に緑色のビニールカバーを被せるので、緑色照明になります。
 ・T-1のメーターの方が高級感があって好きです。

Yamaha_t3_033 Yamaha_t3_034 Yamaha_t3_035 Yamaha_t3_036 Yamaha_t3_037

■再調整----------------------------------------------

 ・T-1のサービスマニュアルがそのまま流用できます、
 ・T203→レシオ検波調整
 ・VR201、T201、T202→歪み調整
 ・VR(METER ADJ)→Sメーター調整
 ・VR(PLC)、T205→パイロットキャンセル
 ・VR(VCO)→VCO(19kHz)調整
 ・VR(SEP)、VR(SEP)→ステレオセパレーション

 ・19kHzのテストポイント→LA3350-12pin
 ・LA3350は今でも若松通商の通販サイトで@189円で売っています。
 ・データシートは通販サイトに掲載されています。

Yamaha_t3_016 Yamaha_t3_017 Yamaha_t3_018 Yamaha_t3_019 Yamaha_t3_020
Yamaha_t3_021 Yamaha_t3_022 Yamaha_t3_023 Yamaha_t3_024 Yamaha_t3_025

■試聴-------------------------------------------------

 ・キッチリ再調整したつもりですが、ちょっと不満な音です。
 ・出音は「サ行」「チ」「ツ」が割れる感じです。
 ・ハイハットの音が「グシャッ」と潰れた感じ・・表現が難しい・・。
 ・T-1を再調整後に聴いた時と同じ印象です。
 ・足が腐った電解コンデンサが3本、目視で分かります。
 ・やはりコンデンサなどの交換が必要と痛感しました。

■電解コンデンサ一覧-----------------------------------

 ・買物リストを作りました。年末年始休暇にやってみます。
 ・基板に部品番号の印字がないのでブロック単位にまとめました。

YAMAHA T-3
uF V uF V uF V
POWER SUPPLY フロントエンド MUTING BLOCK
1000 25 220 6.3 4.7 25
470 25 47 16 1 50
470 16 IF SECTION 0.47 50
220 16 10 16 REC CAL
100 16 AUTO DX BLOCK 100 6.3
47 16 1 50 PILOT CANCEL
47 16 METER SECTION 1 50
4.7 25 220 6.3 PLL BLOCK
1 50 10 16 100 16
1 50 4.7 25 100 16
OUTPUT DC AMP 1 50 1 50
2.2(BP) 25 0.22 50 1 50
2.2(BP) 25 - - 1 50

■YAMAHA T-一桁シリーズまとめページ--------------------

 ・1980年前後に発売された T-1からT-9までを 「YAMAHA T-一桁シリーズ」と勝手に命名します。
 ・実機がずいぶん集まってきたので 「まとめページ」 を作り始めました。
 ・資料不足のため空白部がまだ多いです。完成までには時間がかかりそうです・・ 
 ・→こちらから
   ※閲覧にはワイド画面(水平解像度1280以上)を推奨

 

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2009年12月 5日 (土)

George Harrison / Live in Japan

■1991年ジョージ・ハリスン日本公演-----------------------------

 1991年12月5日、ジョージ・ハリスンの日本ツアー(名古屋公演)に行きました。もう18年も前のことですが、先日知人と ビートルズUSBメモリー の話をしているときに思い出しました。ジョージ・ハリスンが再起を誓った公演だったように、私自身もちょうど勤めていた会社を退職した直後で再起をかけ必死だった時期でした。

 1991年12月 1日 横浜アリーナ
 1991年12月 2日 大阪城ホール
 1991年12月 3日 大阪城ホール
 1991年12月 5日 名古屋市国際展示場 ←※
 1991年12月 6日 広島サンプラザ
 1991年12月 9日 福岡国際センター
 1991年12月10日 大阪城ホール
 1991年12月11日 大阪城ホール
 1991年12月12日 大阪城ホール
 1991年12月14日 東京ドーム
 1991年12月15日 東京ドーム
 1991年12月17日 東京ドーム

■LIVE IN JAPAN / George Harrison With Eric Clapton And His Band -----

George01 ・ライブの模様を収録した2枚組CD「LIVE IN JAPAN(WPCP-4901/4902)」です。
 ・1992年発売と同時に速攻で入手した私の宝物CDです。
 ・ライナーを読むとCDでは大阪会場と東京会場の音源が使われています。
 ・残念ながら名古屋会場の私の歓声は入っていないようです。
 ・個人的には2枚目8曲目「While My Guitar Gently Weeps」が絶品です!
 ・CDでは大阪公演と東京公演の音が繋いであると聞いたことがあります(真偽不明)
 ・クラプトンメインのステージもありましたが、CDではカットされています。
 ・2004年にSACD/CDハイブリッド盤として再発されています。
 ・1992年盤と比べて追加されたボーナストラックは無いようです。
 ・聴き比べていないのでリマスターされているかどうかは未確認。
 ・ノリノリでタンバリンを叩くレイ・クーパーが大好きです(笑)

■超!豪華なサポートメンバー----------------------------------

 ・クラプトンはこのツアーが終了した翌1992年3月 MTV Unplugged に出演しています。
 ・ツアーメンバーは Greg Phillinganes 以外は全員 Unpluged に出演しています。
 ・Greg Phillinganes はマイケル・ジャクソンの世界ツアーに参加していたとか・
 ・Unpluggerd は1993年グラミー賞最優秀アルバム賞を獲得しています。
 ・当時レーザーディスクで発売された Unplugged も速攻で買いました。
 ・DVDで再発された Unpluged ももちろん持ってます。
 ・ジョージ・ハリスン+エリック・クラプトン+超一流サポートメンバー
 ・私自身も苦しかった1991年、印象に残るライブコンサートでした。

 George Harrison
Live In JAPAN
Eric Clapton
Unplugged
CDGeorge01_2
WPCP-4901-2
Eric01
WPCP-4950
DVD- Eric02
WPBR-1
Players   
George Harrison Guitar,Vocals -
Eric Clapton Guitar,Backup Vocals Guitar,Vocals
Steve Ferrone Drums Drums
Ray Cooper Percussion Percussion
Greg Phillinganes Keyboards,Backup Vocals -
Chuck Leavell Keyboards,Backup Vocals Keyboards
Nathan East Bass,Backup Vocals Bass,Backing Vocals
Andy Fairweather-Low Guitar,Backup Vocals Guitar
Tessa Niles Vocals Backing Vocals
Katie Kissoon Vocals Backing Vocals

■すばらしき仲間Ⅱ-------------------------------------------

 YouTubeで見つけた'超'お薦め映像です。1991年12月の日本公演に向けてリハーサルするスタジオでの収録で、日本のテレビ番組のために二人揃ってインタビューに答えています。パティ・ボイドについて二人とも笑顔で答えていてちょっと驚きます。ギターヘッドに穴をあけ、吸いかけのタバコを刺せるようにした「スモーカーズモデル」の話も面白いです。当時のTV放送はVHSに録画したはずですが行方不明・・。

 ジョージ:「ごめんネ、このクルマ、ホンダじゃないんだ・・(笑)」

 ・【YouTube】 George Harrison and Eric Clapton interview (part 1) 6'37"
  →http://www.youtube.com/watch?v=8q7Z6VzSjuI

 ・【YouTube】 George Harrison and Eric Clapton interview (part 2) 7'24"
  →http://www.youtube.com/watch?v=qJgineevJDA

 ・【YouTube】 George Harrison and Eric Clapton interview (part 3) 9'16"
  →http://www.youtube.com/watch?v=sIip0blvNAo

■当時の映像はないのか?-------------------------------------

 ライブインジャパンのDVDは出ていないようですが、YouTubeにいくつか映像がありました。

 ・【YouTube】 Taxman Disk-1-3
  →http://www.youtube.com/watch?v=y8OgkjcW0g4

 ・【YouTube】 Cloud 9 Disk-2-1
  →http://www.youtube.com/watch?v=GFponF9A86c

 ・【YouTube】 Cheer Down Disk2-5
  →http://www.youtube.com/watch?v=r6fJfXLjwxQ

■ジョージ・ハリスン命日---------------------------------------

 日本ツアーからちょうど10年後、2001年11月29日(日本時間では11月30日早朝)ジョージ・ハリスンは58歳で永眠しました。

■While My Guitar Gently Weeps ---------------------------

 ライブインジャパンとは違う映像でいろいろな場面の合成映像です。ビートルズ・ホワイトアルバムのアレンジに合わせた見事な映像編集だと思います。クラプトンの横でジョージの息子がアコギを弾いています。

   

 

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2009年11月29日 (日)

SONY ST-A5 2号機

Sony_sta5_001Sony_sta5_002 1977年製、7連バリコン搭載のFM専用機で当時の定価は39,800円です。2009年11月初め、ジャンクショップで買いました。最近は105円で買えるジャンクチューナーが少なくなった気がします。ST-A5は3年くらい前に分解した経験がありますが、今回は電球やツマミなどの部品取りのつもりで確保しました。3年前の記事はこちら→

 ・値札には「電源OK。ただ音声出ません。」
 ・全体にヤニ汚れ、黄色っぽい感じ。
 ・天板に大きなひっかきキズ。一部サビが・・。
 ・底部の足が無い。

 これでは105円でも買う人はいないでしょうね(笑)。

■製品情報:オーディオの足跡
 →http://www.audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/tuner/st-a5.html

■製品情報:SONY アンプチューナーカタログ(1977年11月発行)
 →http://bluess.style.coocan.jp/pdf/SONY_1977_11.pdf

 7連CGバリコンによるクォドループルチューン構成、帯域幅切替えつきのユニフェイズIF段、PLL・ICによるMPX部などベストチューニングで音質向上を狙ったFM専用ステレオ・チューナー。

 高い指示確度が得られるCGバリコンを用いたFMフロントエンド部。妨害波を徹底的に排除しています。まず、7連バリコンを生かしたダブルチューンとクォドループルチューン構成の同調回路。さらにリモートカットオフ特性を持つデュアルゲートMOS-FETによるミキサー回路。これによりスプリアス妨害比、イメージ妨害比は120dBを達成。相互変調(インターモジュレーション)妨害も減少させています。

 ユニフェイズフィルター採用のIF段。高選択度と低ひずみ率を両立させています。またST-A5では、帯域幅切替えスイッチによるNORMAL、NARROWの選択特性を持っています。NORMALは強力な電波をより低ひずみ率で受信したいとき、NARROWでは遠くの局をシャープな選択度特性で明瞭に受信したいときに有効です。

 マルチプレックス・ステレオ復調回路には、定石ともいえるPLL・ICを採用。PLLはMPX復調用スイッチング信号とパイロット信号を位相比較して常に同位相になるように制御する方式。これにより温度や湿度、経年変化にも影響されず、安定良く低ひずみ率、高セパレーション特性を実現しています。

 ミューティングにリードリレーを採用。離調時のポップノイズや選局中の不快な局間ノイズをスッキリと消します。

 微弱なFMステレオ放送受信時にステレオ感を損なわずノイズをカットするハイブレンド回路。

 75Ω同軸ケーブル用F型コネクター装備

 大きくとったフライホイールの慣性質量、270mmのロングダイヤルスケールの等間隔目盛、大型2メーター方式などにより選局はよりスムーズに正確にできます。

Sony_sta5_009 Sony_sta5_021 Sony_sta5_011 Sony_sta5_013 Sony_sta5_014

■製品特徴----------------------------------------------

 ・FM専用機
 ・7連バリコン搭載
 ・IF段帯域切替(Normal/Narrow)
 ・使用IC2個
  LA1230:FM IFシステム
  HA1196:PLL FMステレオ復調システム
 ・電源コードの印字「1977」
 ・7連バリコンで39,800円ですから「超お買い得機」だったのでは?
 ・「バリコンの段数が多い=高性能」は錯覚ですけどね・・

Sony_sta5_007 Sony_sta5_016 Sony_sta5_017 Sony_sta5_018 Sony_sta5_020

■動作チェック・清掃修理記録----------------------------

 ・電源オン!
 ・照明切れはありません。暖色系の照明がキレイです。
 ・Tメーター、Sメーターとも振れます。
 ・ダイヤル指針と周波数目盛りのズレもほとんど無い
 ・ステレオランプ点灯
 ・あれ?FM放送が普通に受信できますけど・・
 ・「音声が出ない・・って?」たぶんミューティングがかかっていただけ?

 ・フロントパネルを分解して徹底洗浄しました。
 ・アルミ光沢がよみがえり、気持ちよくピッカピカになりました。
 ・選局ツマミと切替ツマミもピカピカです。
 ・正面からだけ見れば、惚れ惚れするアルミ光沢です。
 ・ボディは「キズ&サビ」がひどいのでこのまま放置。

 ・内部を見ると「スッカスカ」という感じです。
 ・電源部はトランスだけ??って錯覚するくらい部品量が少ない。
 ・39,800円、お値段相応ですね。

Sony_sta5_003 Sony_sta5_004 Sony_sta5_005 Sony_sta5_006 Sony_sta5_008

■調整記録-----------------------------------------------

 測定器を使わないで、在来局を受信しながら調整できる事だけをやってみました。

【OSCトリマ調整】
 ・居住地で安定受信できる中間付近の周波数のFM局周波数に指針をセット
 ・Sメーターに直流電圧計をセット
 ・OSCトリマを回しながら電圧最大点を見つける(Sメーターが最大に振れる)
 ・Tメーターがセンターからズレても気にしない。

【トラッキング調整:トリマ】
 ・居住地で安定受信できる最も高い周波数のFM局に指針をセット
 ・Sメーターに直流電圧計をセット
 ・バリコン上部のトリマを回しながら電圧最大点を見つける(Sメーターが最大に振れる)

【トラッキング調整:コイル】
 ・居住地で安定受信できる最も低い周波数FM局に指針をセット
 ・Sメーターに直流電圧計をセット
 ・コア(L101-L106)を回しながら電圧最大点を見つける(Sメーターが最大に振れる)

 ・トラッキング調整作業を数回繰り返す。
 ・Tメーターがセンターからズレても気にしない。

【コイル調整】
 ・居住地で安定受信できる中間周波数のFM局の周波数に指針をセット
 ・Sメーターに直流電圧計をセット
 ・L107コアを少し回す。
 ・変化ない場合は元に戻す
 ・変化ある場合は電圧最大点を見つける。

【VCO調整】
 ・居住地で安定受信できる中間周波数のFM局の周波数に指針をセット
 ・ステレオ放送受信
 ・RT301を左右に大きく回し、ステレオランプ点灯消灯位置を確認。
 ・ステレオランプが点灯する範囲の中間位置にRT301をセット

【Tメーター調整】
 ・居住地で安定受信できる中間周波数のFM局の周波数に指針をセット
 ・ステレオ放送受信、ステレオランプ点灯
 ・Sメーターが電圧最大になることを確認
 ・IFT204(青)コアを回し、Tメーターをセンターに。
 ・測定器があればIFT203(白)コアで歪み調整。

【Sメーター振れ調整】
 ・居住地で最も強い電波を受信できるFM局の周波数に指針をセット
 ・Sメーターが90%くらいに振れる位置にRT202調整。

【ミューティング調整】
 ・居住地で最も弱い電波を受信できる遠距離FM局の周波数に指針をセット
 ・ミューティング・オンで回路が動作するようにRT203調整。

【セパレーション調整】
 ・聴き慣れた曲や番組ジングル、サウンドロゴを聴きながらRT302調整
 ※正確な調整には測定器が必要です。
 ※このあと、測定器を使った調整を行いました。 

Sony_sta5_010 Sony_sta5_012 Sony_sta5_013_2 Sony_sta5_015 Sony_sta5_019

 3年ほど前に解体したときは「ひどい音・・」と思ったのですが、今回はそんなに悪い印象ではありません。製造から30年の歳月が経過しているので劣化の個体差も激しいでしょうね。BGMに流しておくだけなら充分使えますが、保管場所も無いので当初の予定通り解体処分しました。

Sony_sta5_spec

 

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