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2007年10月 4日 (木)

Technics ST-8200

St820000 2007年8月終り、いつものリサイクルショップで105円で入手しました。私は照明がきれいなアナログチューナーを見かけると条件反射で購入してしまいます(笑)。金額は大したことないのですがシンセ式と違ってサイズは大型です。置き場所がちょっと苦しくなってきましたが、家族に見つからないようにこっそり仕事部屋に運び込みました(大笑)

http://www.audio-heritage.jp/TECHNICS/tuner/st-8200.html

 電源コードには「1975」の印字があります。私が高校生の頃の製品でST-8600の廉価機です。当時カタログで見たST-9300やST-9700には結局手が届かなかったですね。

 FM各局ともきれいに受信します。フロントエンド部を軽く調整しただけで大きな故障はありませんでした。ステレオセパレーションはおよそ40dBくらい取れます。性能はシンセ式チューナーとは比較になりませんが、特に不満もありません。背面端子を見ていて「何故こんなにたくさんの端子があるのだろう?」と不思議に思いましたが、上記サイトで仕様を読んで分かりました。

「FMローノイズ録音・再生方式」

 プリエンファシスのかかった信号をそのまま録音信号として出力しテープデッキに録音。再生時はテープデッキの再生信号をもう一度チューナーに入力しディエンファシスして音声出力します。こうする事でFMノイズだけでなくテープヒスノイズも減少させるという仕組みです。すごいアイデアですね。録音レベル設定のためにピンクノイズを出力できます。「FMエアチェック向け」という呼称は納得できます。ただテープデッキ側のドルビーノイズリダクションシステムが普及したため、この方式は定着しなかったと想像します。

 確認のために WaveGene でホワイトノイズを発生させ、50μsのプリエンファシスをかけて標準信号発生器からST-8200に信号を送信、出力される波形を WaveSpectra で見てみました。確かに「TAPE DECK REC OUT」端子からはプリエンファシスされたままの信号(10kHz付近で約+10dB)が出ています。もはやテープデッキという機器が手元に存在しないのでテープヒスノイズの件までは検証できません。残念ながらここまでです。

ST-8200-1
ST-8200-2

※実は最近、中古のFMステレオ変調器と標準信号発生器を入手しました。詳細は後日レポートします。

 今と違ってFM放送が貴重な音楽源だった頃・・懐かしいですね。私は二つの理由があって古いFMチューナーを大切にしています。

 一つはNHK-FMで流れる貴重なライブ音源(CD化されていないもの)を高音質で録音・保存するためです。これにはシンセ式デジタルチューナーを使います。性能的には圧倒的にシンセ式チューナーが有利です。特に1985年から1990年頃の機種が間違いなく秀逸です。現在はA&D DA-F9000 YAMAHA CDR-HD1500 を愛用しています。

 もう一つの理由は、照明を少し落とした仕事部屋で新しい構想を練る(ぼんやりする?)ためです。これにはバリコン式アナログチューナーから流れる音楽をBGMにするのが最高です。ライトアップされたチューナー表示窓がインテリアの一部となり、音楽とともに疲れた心を癒してくれます。高音質を期待している訳ではありません。風情を楽しむ・・と言いますか、なかなか趣きがあって良いものです。

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■追記 2008年2月9日

Technics_st8200_2 ST-8200のサービスマニュアル「テクニカルガイド(TECHINICAL GUIDE)」を入手しました。回路図や調整方法以外に「ローノイズ録音再生方式」の詳しい解説と操作方法や「ロックドチューニイング(Locked Tuning)」の詳しい図表入り解説もあります。しっかり読むとかなり勉強になりますよよ。

「当社のチューナーには周波数のドリフトを補正し、チューナーの性能を最大限に発揮するためにST-9300とST-3500で採用されたAFCや、ST-9700とST-8600で採用されたサーボチューニングがあります。周波数の補正精度やコストを考えるとどちらにも一長一短がありますが今回ST-8200で採用されたロックドチューニングは、AFCとサーボチューニングの中間的な性能を持っているもので、次にこの回路の原理を説明しています・・・」

 ↑Technics ST-8200 TECHNICAL GUIDE (PDF形式、約3.7MB、全12ページ)

St820001_2 St820002 St820003 St820004 St820005 St820006 St820007 St820008 St820009 St820010_2

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コメント

はじめまして。今晩は。
私もつい先日テクニクスのアナログチューナーを入手しまして、いろいろと情報を収集していましたところ、拝見することができました。

分解した写真を掲示なさっていますが、私もまずは本体の清掃をしたいと思っています。そこで、どのようにフロント部のつまみをお外しになったのでしょうか。

ボリュームつまみはいもネジで留まっているように思いますが、パワー切り替えスイッチは挿し込んであるようです。

いもネジにしてもよく見えませんし、挿し込みは強引に引き抜いてプラスチックを割らないものか、と迷っております。

どのように解体なさったかご教示いただけますと幸甚です。

こんばんは。
コメントいただきありがとうございます。

チューニングつまみはいもねじで固定されています。
細めの六角レンチで外れます。

その他電源スイッチ等のレバー、つまみ類は手で引っ張れば簡単に抜けます。

アルミの正面パネルは、四隅の大きめのねじで固定されています。この4本のねじを六角レンチで外せば、正面パネルが外せます。

メーター窓の透明アクリル板はアルミパネルの裏側からねじで止まっています。正面からは外せませんので、注意ください。

こんばんは。お返事をいただきまして恐縮しつつありがとうございます。さっそく御教えのとおり、次の休みに挑戦したいと思います。

松下BCLラジオに興味を持っていまして、その縁でテクニクスのアナログチューナーに入ってきました。こちらの世界もdeepですね。他のご紹介のチューナーもたいへん興味深く拝見させていただいております。

はじめまして、こんにちは。
Technics ST-8200を使っていますが、電源をONにしてしばらくの間、レベルメーターが何度も落ちて受信が途切れます。しばらくすると安定するのですが、故障箇所がわかりません。
また、FMstereoランプが点きません。
ご存知でしたらご教示くださるようお願いいたします。

アメさん様

この記事で紹介したST-8200はすでに処分してしまいましたが、
記事の中でST-8200のサービスマニュアルを公開しているので参照してください。

http://bluess.cocolog-nifty.com/labo/files/st8200_technical_guide.pdf

>電源をONにしてしばらくの間、レベルメーターが何度も落ちて受信が途切れる
>しばらくすると安定する。

これだけではよく分かりませんが、同じ現象がFM/AMどちらでも発生するなら
電源電圧関係の故障かな?と想像します。
回路図を参考に電源基板の電圧を確認してみてください。

>FMstereoランプが点かない

基板上のVR301(VCO調整19kHz)を左右に少し回してみてください。
ステレオランプが点灯する範囲のちょうど中間位置がベストポイントです。
VR301を回してもステレオランプが点灯しない場合はどこか部品が故障しています。

あまりお役にたてなくて申し訳ありません。

おはようございます。
コメントいただきまして本当にありがとうございました。
教えていただきましたマニュアルを参考に修理に挑戦してみます。

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