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2007年11月の記事

2007年11月22日 (木)

アナログチューナー比較

Analog1Analog2 少し照明を落とした部屋、BGMはNHK-FMのベストオブクラシック、お酒をチビチビ飲みながらぼんやりする時間。私にとって仕事の新しい構想を練ったり気分転換する至極の環境です。アナログチューナーの淡い照明と温かい音が上質な雰囲気を演出してくれます。貴重なライブ音源の保存用としてはシンセ式チューナー+YAMAHA CDR-HD1500を使って別部屋でしっかり留守録しています。・・・が、アナログチューナーでリアルタイムに聴くセッション2007も幸せな憩いのひとときです。

 比較条件や使用機材などは前回記事前々回記事をご覧ください。今回比較したアナログチューナーを年代順に並べ、独断で◎○△×の評価を付してみました。どの機種も過去記事<※機種名でリンク>でご紹介しています。製品価格帯は中級クラスで、いわゆる高級機ではありません。1980年の大卒初任給が確か9万円だった時代です。この頃に10万円超の高級チューナーを買えた人が羨ましかったですね・・。

メーカー機種年式FMバリコン受信定価評価
SONY ST-5130 1972 5連 FM/AM 69,800円×
YAMAHA CT-800 1973 5連 FM/AM 68,000円
Technics ST-8200 1975 4連 FM/AM 54,800円
SONY ST-5950 1976 5連 FM/AM 84,800円
SANSUI TU-707 1977 4連 FM/AM 54,800円
TRIO KT-7700 1977 7連 FM専用 78,000円
PIONEER F-500 1979 5連 FM/AM 49,800円
DENON TU-900 1981 5連 FM専用 73,800円
TRIO KT-1100 1982 5連 FM/AM 73,800円

 数機種で電球交換しているだけでコンデンサーなど部品の交換や修理歴はありません。素人作業で全機種とも受信調整済みです。前述のようなBGMとしてFM放送を聴く分にはどの機種も不満のない状態です。

 ただし・・各機種とも新品時の性能を維持しているはずがありません。製造後30年も経てば部品の劣化や不具合はあって当然で、劣化状態の個体差も激しいものと想像します。今回の実験結果は当該機種の特徴ではなく、私の手元にある個体の特徴としてご覧ください。

 またCD原音とチューナー再生音に注目して比較しているので、遠距離局の受信能力や近接局の選択性能など一切考慮していません。チューナーとしての総合評価をしている訳ではない事もご了承ください。そもそも16kHz以上はチューナーの再生帯域外ですから、チューナーにとってはまったく想定外・・の過酷な実験です(笑)。

試聴用音源
Swcd
7cd
上段:周波数スイープ信号(5Hz~22.05kHz,-20dB)1:09
下段:バッハ:フランス組曲第5番ト長調BWV816~アルマンド 3:57

SONYST-513019725連FM/AM69,800円×
Swst5130
7st5130
我が家に残る最古機です。動作品であること自体が貴重品ですが、ただ今回の実験結果は良くありません。スイープ信号に対する2倍高調波が大きく、16kHz以上では激しいノイズが発生します。チェンバロの高音域も音が明らかに歪んで聴こえます。

YAMAHACT-80019735連FM/AM68,000円
Swct800
7ct800
ST-5130ほどはひどくありませんが、それでも高音域で音が歪み閉塞感があります。スイープ信号に対する2倍3倍高調波が大きめに出ます。

TechnicsST-820019754連FM/AM54,800円
Swst8200
7st8200_3
チェンバロの音は余韻があって一音一音の粒立ちが良い感じです。中音域の印象は良いです。ただやはり16kHz以上では発信音のようなノイズが発生します。

SONYST-595019765連FM/AM84,800円
Swst5950
7st5950
スイープ信号に対する高調波やノイズの発生は少なめで、同じSONYのST-5130よりは状態が良さそうです。

SANSUITU-70719774連FM/AM54,800円
Swtu707
7tu707
チェンバロの切れのある音がまろやかに聴こえます。音の立ち上がりが甘い感じです。16kHz以上はやはりノイズ混じりになります。

TRIOKT-770019777連FM専用78,000円
Swkt7700
7kt7700
スイープ信号に対する高調波の発生が最も少ない機種です。音も悪くないのですが「◎」には一歩及びません。この差を文章に表すことは難しいですね。

PIONEERF-50019795連FM/AM49,800円
Swf500
7f500
チューニングつまみが無いので上部カバーを外し内側のフライホイールを手で回しながらチューニングする逸品です(笑)。でも驚くほど良い音です。20kHz付近までスペクトルが伸びています。

DENONTU-90019815連FM専用73,800円
Swtu900
7tu900
そんなに期待していなかった機種ですが、F-500と並んでとても良い結果でした。チェンバロの一音一音の余韻が比較した機種の中で最も奇麗に聴こえます。

TRIOKT-110019825連FM/AM73,800円
Swkt1100
7kt1100
実は最も期待していた機種でしたが、残念ながらF-500やTU-900には及びませんでした。KT-7700の音とよく似た傾向です。

 DENON TU-900、PIONEER F-500が良い結果でした。特にF-500はチューニングつまみも無いジャンク機だったのでちょっと驚きです。上位機のF-700をぜひ試してみたいです。他の機種もコンデンサーなど消耗部品を交換すればまた違う結果になりそうですね。老後の楽しみがどんどん増えます・・♪

2007年11月18日 (日)

中原めいこ/ココナッツハウス

Nakahara  泰葉さんに続いてもう一つ音楽ネタです。レコードを見つけた棚には私が80年代に良く聴いていた女性ボーカリストのアルバムが並んでいました。阿川泰子、秋本奈緒美、中本マリ、二名敦子、彩恵津子、亜蘭知子、そして中原めいこ・・・(※ジャンルはバラバラですが・・)84年ごろに「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」でメジャーヒットを飛ばした中原めいこさんのアルバムが5枚ありました。CD化作業を兼ねて一晩で5枚全曲聴き直しました。

 木森敏之氏が全曲アレンジしたアルバム・・という事で82年ごろにデビューアルバム「ココナッツハウス」を入手したのがきっかけでした。中原めいこさんのソングライター、メロディーメーカーとしての抜群の才能で全曲の作詞作曲を手がけています。歌もパワフルで実力派シンガーです。

 ラテン系やらサンバ、ルンバ等どの曲も耳に馴染むメロディーラインです。アレンジの上手さも加わってどのアルバムにも「手抜きの作品」がありません。現在はベスト版の2枚組CDが入手できるようです。「君たち~」しか知らない方は是非聴いてみてください。今でも色褪せないポップな音楽に浸れます。中年夫婦のドライブのお伴にどうぞ・・(笑)
 でも肝心のご本人、最近は一切活動されていないようです。とても残念です。

COCONUTS HOUSE/作詞作曲:中原めいこ 編曲:木森敏之 WTP-90176/1982.07
SIDE:A
1.今夜だけDance Dance Dance
2.Sunset Freeway
3.バカンス
4.涙のスローダンス
5.恋はサンバにのせて・・
SIDE:B
1.タイムリミット
2.GEMINI
3.ほんのちょっぴりOldman
4.City Night
5.Come back to me

FRIDAY MAGIC-2時までのシンデレラ/作詞作曲:中原めいこ 編曲:新川博 WTP-90210/1982.12
SIDE:A
1.FANTASY
2.ジゴロ
3.ココナッツの片思い
4.パールのマニキュア
5.Go away
SIDE:B
1.FRIDAY MAGIC
2.恋の余韻
3.ステキなじゃじゃ馬ならし
4.ダイヤルまわして・・
5.2時までのシンデレラ

mint ミ・ン・ト/作詞作曲:中原めいこ 編曲:新川博 WTP-90240/1983.09
SIDE:A
1.渚のDaydream
2.ふたりのRainy day
3.眠り姫 5'00"
4.ケンカのあとの口づけ
5.恋のバースデー
SIDE:B
1.月夜に気をつけて!
2.Sexy dandy
3.ジャクラー
4.アナタの魔法にかかりそう・・
5.ペパーミントの朝

Lotos ロートスの果実/作詞作曲:中原めいこ 編曲:新川博 WTP-90295/1984.07
SIDE:A
1.魔法のカーペット
2.ロートスの果実-夢楽樹
3.エモーション
4.I Miss My Valentine
5.メランコリーTea Time
SIDE:B
1.君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね
2.こんな気分じゃ帰れない
3.スコーピオン
4.気まぐれBad Boy
5.Cloudyな午後

CHAKI CHAKI CLUB/作詞作曲:中原めいこ 編曲:佐藤準 WTP-90330/1985.05
SIDE:A
1.宇宙恋愛-スペースファンタジー
2.やきもちやきルンバボーイ
3.Kiss In The Morning Light
4.サンバでも踊ろう
5.ホットラインは内線424
SIDE:B
1.夜はMusical
2.ルナルナ・TIKITIKI
3.恋の秘訣
4.ハートエイク
5.フレンチ・バニラ

2007年11月15日 (木)

泰葉/フライディ・チャイナタウン

Yasuha1Yasuha2  私にはまったく興味の無い芸能ネタで20年ぶりに泰葉さんの近況を知りました。春風亭小朝師匠との離婚記事の中で海老名泰葉さんの略歴「元歌手、元シンガーソングライター・・」という下りで思い出しました!1981年か82年頃、フライディ・チャイナタウンという曲でヒットを飛ばしていました。ブルーナイト・ブルーも鮮明に覚えています。仕事部屋のレコード棚を探したらアルバム3枚が見つかりました。もちろんレコード(LP)です。あまりに懐かしくて早速3枚とも聴き直しました。

 ブルーナイト・ブルーは今聴いても良い曲ですね。フライディ・チャイナタウンも聴き覚えがあって耳に馴染みます。イベントプロデューサーですか?・・今後のご活躍をお祈りします。

※ヤフオクで廃盤の中古CDを探したらビックリするほどの高値がついていました(驚!)

TRANSIT-YASUHA(写真右下:黄色のジャケット)
1.恋1/2/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
2.モーニング・デート/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
3.ありきたりな筋書き/作詞:山尾潤子 作曲:海老名泰葉 編曲:矢野立美・海老名泰葉
4.Bye-Bye Lover/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:矢野立美・海老名泰葉
5.空中ブランコ/作詞:山尾潤子 作曲:海老名泰葉 編曲:若草恵
6.LOVE MAGIC/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
7.フライディ・チャイナタウン/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
8.ミッドナイト・トレイン/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:若草恵
9.アリスのレストラン/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:矢野立美・海老名泰葉
10.Remember Summertime/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:矢野立美・海老名泰葉

ViVid-YASUHA(写真左下:緑色のジャケット)
1.恋はメモリー/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
2.Dreamy night/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:鈴木茂
3.I'm a planet/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:矢野立美
4.ブルーナイト・ブルー/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
5.Pin up girl/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:鈴木茂
6.おもいでのSteady boy/作詞:山川啓介 作曲:海老名泰葉 編曲:鈴木茂
7.ショート・ショート気分/作詞:山川啓介 作曲:海老名泰葉 編曲:鈴木茂
8.Thinking of you/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:矢野立美
9.突然ハプニング/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
10.孤独な鳥のように/作詞:山川啓介 作曲:海老名泰葉 編曲:矢野立美

RESERVED-YASUHA(写真上:オレンジ色のジャケット)
1.黄昏ベッド/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:鈴木茂
2.45回転の扉/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:鈴木茂
3.ベットの海のお魚/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:後藤次利
4.地球儀をまわして/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
5.君うるわしの小夜曲(セレナーデ)/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
6.ハングリーハンフリー/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
7.5月になるまで/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
8.白い記憶/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑
9.E線上のルート805/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:鈴木茂
10.十五夜舞踏会/作詞:荒木とよひさ 作曲:海老名泰葉 編曲:井上鑑

2007年11月14日 (水)

ST-J75/F-120D/KT-2020/DA-F9000/ST-S333ESXⅡ

Daf9000  前回記事の続編です。主旨や比較条件などは前回記事をご覧ください。CDプレーヤーでAUDIO CHECK CDを再生しながら、チューナーから出てくる音をUA-4FX経由でWaveSpectraに繋ぎます。同時にUA-4FXのヘッドホンジャックにSONY MDR-CD900STを接続して音を聴いています。

・ST-S333ESXⅡ、ST-J75、DA-F9000は「ひろくんのホームページ」を参考に自力で受信調整しました。

・KT-2020、F-120Dはそれぞれメーカーサービスで点検調整を受けています。

■AUDIO CHECK CD 14曲目:周波数スイープ信号

 ◎:ST-S333ESXⅡ/DA-F9000/KT-2020/ST-J75
 ×:F-120D

 333ESXⅡは20kHz付近まで均一に音が出ています。前回のESAやESGとほぼ同じ傾向です。DA-F9000とKT-2020は18kHz以降なだらかな右下がり、ST-J75は絶壁のような右下がりです。

 F-120Dも結果を見れば良さそうに見えますが、メイン信号に対して2倍3倍の高調波成分が多く見られ、5kHzを超えた辺りから耳障りなノイズ成分が多くなります。本来の信号とは関係の無い小さなピークが低域から高域まで短時間で往復する現象(ノイズ)です。15kHz以上では波形が激しく乱れて結果的にこの形になりました。

[C-711M]→[VP-7633A]→[LEADER3215]→[チューナー]→[UA-4FX]→[WaveSpectra]→[MDR-CD900ST]
Sw75 Sw120d Sw333esx2 Sw2020 Sw9000

■AUDIO CHECK CD 7曲目:バッハ フランス組曲第5番ト長調BWV816~アルマンド

 ◎:DA-F9000/KT-2020/ST-S333ESXⅡ/ST-J75
 △:F-120D

 チェンバロが響き渡る曲です。聴きながらWaveSpectraで波形を見るとチェンバロという楽器のエネルギーに驚きます。CDですから高域は22.05kHzで途切れますが、グラフは遥か超高域まで伸びていることが予想できます。

 演奏が始まる瞬間の空気感や音の立ち上がりに注意して聴いてみて下さい。ヘッドホン[MDR-CD900ST]の中で音圧が迫ってくる微妙な違いが感じられます。一つ一つの音がきれいな余韻をもって聴こえます。F-120Dは高音域で歪っぽい音になります。

[C-711M]→[VP-7633A]→[LEADER3215]→[チューナー]→[UA-4FX]→[WaveSpectra]→[MDR-CD900ST]
775 7120d 7333esx2 72020 79000

■まとめ
 「だからF-120Dはダメ・・」という事ではありません。実放送はきれいに受信できています。15kHz以上の信号が入ること自体がチューナーにとっては想定外です。おまけに20年前の製品ですから、コンデンサーなど消耗部品の劣化状態は個体差が激しいと思います。機種別の特徴ではなく、私の手元にある個体の特徴としてご覧いただくようにお願いいたします。

 でも懲りずに次回は30年前のバリコン式アナログチューナーを数台聴き比べてみます・・

2007年11月 7日 (水)

ST-S333ESA/ST-S333ESG/KT-1100D

Tuner  前回ご紹介した AUDIO CHECK CD を使って手元にあるチューナー3台を比較してみました。実際のFM放送を聴き比べるには、同じ番組のジングルやラジオCMなど同じ放送素材を対象にしなければなりません。これまではFMチューナーを交換しながらYAMAHA CDR-HD1500に留守録し、同じ素材を交互に聴けるよう編集して聴き比べていました。結構な手間ひまのかかる作業でした。

02  ところがこのFM変調器[National VP-7633A]には外部入力端子があります。ここにCDプレーヤーを接続しオーディオチェック用CDの音に50μsのプリエンファシスをかけ、標準信号発生器[LEADER 3215]からFMチューナーに送信できます。こうすることで同じ条件の音をいつでも手軽に聴くことができます。しかも放送局によって異なる音造り※(リミッターやコンプレッサーの設定など)の影響を受けません。純粋にチューナーの音質比較ができると思います。

※比較前に各機種ともシビアに受信調整しました。※調整方法の詳細は「ひろくんのホームページ」参照
※周波数83.0MHz、FM変調度99.9kHz、信号強度80dB、プリエンファシス50μs
※CDプレーヤーがショボイのはご勘弁ください。移動に便利なので・・
※中古測定器ですからおそらく測定精度に問題ありです。その辺りの事情を含めてご覧ください。
※放送局によって異なる音造り・・については過去記事「MultiMax3」をご覧ください。

■AUDIO CHECK CD 14曲目:周波数スイープ信号
  ◎:ST-S333ESA、ST-S333ESG
  △:KT-1100D

 周波数スイープ信号はWaveGeneでも作れますが、このCDに収録されている信号は22.05kHzまできれいな波形で出ているのでこちらを利用しています。

 どの機種も低域から15kHz付近までは非常にフラットな特性です。15kHz以上の高域になると、ST-S333ESAとST-S333ESGは20kHz付近までキチンと信号が出ているのに対し、KT-1100Dでは16kHz付近から急降下します。

[ONKYO C-711M]→[UA-4FX]→[WaveSpectra]
Swcd

[ONKYO C-711M]→[National VP-7633A]→[LEADER 3215]→[各チューナー]→[UA-4FX]→[WaveSpectra]
Swesa

Swesg

Sw1100d

 

■AUDIO CHECK CD 7曲目:バッハ フランス組曲第5番ト長調BWV816~アルマンド
  ◎:ST-S333ESA、ST-S333ESG
  △:KT-1100D

 チェンバロが響き渡る曲です。聴きながらWaveSpectraで波形を見るとチェンバロという楽器のエネルギーに驚きます。CDですから高域は22.05kHzで途切れますが、スペクトルからは実際の信号は遥か超高域まで伸びていることが予想できます。

 先のスイープ信号で確認した20kHz付近の状況がこのスペクトルにも現れています。ST-S333ESAとST-S333ESGが20kHz付近までキチンと信号が出ているのに対して、KT-1100Dでは16kHz付近から急降下します。この様子は「音がこもって聴こえる」という現象になって確認できます。分かりやすく言えばホワイトノイズとピンクノイズを聴き比べた感じに似ています。

[ONKYO C-711M]→[UA-4FX]→[WaveSpectra]
7cd

[ONKYO C-711M]→[National VP-7633A]→[LEADER 3215]→[各チューナー]→[UA-4FX]→[WaveSpectra]
7esa

7esg

71100d

 

■まとめ
 「だからKT-1100Dはダメ・・」という事ではありません。実際のFM放送では15kHz程度までの音しか流れていませんから、必要充分な性能はあります。一方のST-S333ESGやST-S333ESAは実用域を超えて作られているという事でしょう。

 ST-S333ESAとST-S333ESGの二台を聴き比べた結果ですが、残念ながら私の耳では明瞭な違いを感じることができませんでした。どちらもとても良い音です。面白い結果になりましたので、他のチューナーでもいろいろ試してみます。

2007年11月 4日 (日)

AUDIO CHECK CD

02  FMチューナーを調整する目的で中古測定器を入手しました。(詳細は過去記事参照)フロントエンドなどの受信調整はもちろんですが、FM変調器の外部入力にCDプレーヤーを接続し、50μsのプリエンファシスをかけた信号をチューナーに送信すれば、同一音源を使ったチューナー出力音の聴き比べができるようになります。手元にある30台近くのチューナーを使って調整&試聴作業中です。

※ただし中古ゆえ、その精度・確度には不安ありです。全部承知の上での楽しい素人趣味です。※

Audio_check_cd1_2  今回は比較用の音源に使っているCDをご紹介します。基準信号はPC用フリーソフトのWaveGeneで作れますが、優秀な録音ソースが1枚にまとまっている点がポイントです。またライナーノートには、例えばチェンバロという楽器では90kHz付近まで超高域が伸びていることなどがスペクトル付きで詳しく解説されています。各曲の聴きどころも勉強になりますよ。このブログをご覧の皆様(=音楽好き、オーディオ好き)にお薦めします。

■タイトル:オーディオチェックCD<2004スペシャル・リファレンス・エディション>
■レーベル:コロムビアミュージックエンタテインメント
■収録時間:75'23"
■税込定価:2,415円

以下、帯からの引用です。

>------------------------
Audio_check_cd このCDは、オーディオ・チェックやDVDオーディオ等で、常にオーディオ・ファンやHiFiリスナーのリファレンスとなるようなディスクを提供してきたDENON Classicsが自信を持っておくる2004年度ヴァージョンです。

 音楽サンプラー・セクションは、プロ音楽録音賞やレコード・アカデミー賞を録音部門で受賞した作品や、192kHz/24bit録音等、最高の評価を得た録音から様々な編成ジャンルに渡ってセレクト。

 オーディオ・チェック・セクションには、従来の基本オーディオ・チェック信号に加え、SRSサークル・サラウンドチェック、サラウンドのバイノーラル録音、無響録音(DSP効果チェック用)等の最新オーディオ・システムのチェックや調整にふさわしい新音源を収録しています。またプロのスタジオでも頻繁に使用されるアナログテープ巻頭信号、ホワイトノイズ/ピンクノイズ/バンドノイズも収録しているので、高級オーディオやプロのスタジオ機器の調整にも活用可能な一枚です。

 あなたのオーディオの再生能力を、技術的にも音楽的にもチェックできるマストアイテムとして常にお手元に置いていただきたいディスクです。
>------------------------

■Ⅰ.MUSIC SAMPLER SECTION <優秀録音ソースによる総合的サウンドチェック>

1. ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》~第1楽章 9:40
  <日本プロ音楽録音賞受賞>
  ・ヴァーツラフ・ノイマン指揮/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

2. マーラー:交響曲第4番~第4楽章 9:10
  <レコード・アカデミー賞(録音部門)受賞>
  ・エリアフ・インバル指揮/フランクフルト放送交響楽団/ヘレン・ドナート(ソプラノ)

3. ヴィヴァルディ:《調和の霊感》作品3より4つのヴァイオリンのための協奏曲~第1楽章 2:47
  <レコード・アカデミー賞(録音部門)受賞>
  ・イタリア合奏団

4. モーツァルト:2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ~第1楽章 8:17
  <ステレオ誌1998年度年間最優秀録音>
  ・シギスヴァルト・クイケン、寺神戸亮(ヴァイオリン)/ラ・プティット・バンド

5. シューベルト:弦楽四重奏曲第13番《ロザムンデ》~第2楽章 7:35
  ・カルミナ四重奏団

6. クライスラー/ラフマニノフ編:愛の喜び 6:20
  <96kHz・24bit録音>
  ・広瀬悦子(ピアノ)

7. バッハ:フランス組曲第5番ト長調BWV816~アルマンド 3:57
  <192kHz・24bit録音>
  ・中野振一郎(チェンバロ)

8. バッハ:フルート・ソロ(無伴奏フルートのためのパルティータ)イ短調BWV1013~アルマンド 4:39
  <192kHz・24bit録音/64bitプロセッシング>
  ・有田正広(フラウト・トラヴェルソ)

9. ジョン・海山・ネプチューン:オーシャン・モーション 6:00
  <日本プロ音楽録音賞受賞>
  ・竹竹withネプチューン

■Ⅱ.AUDIO CHECK SECTION <オーディオ・チェック・セクション>

10. チャンネル・チェック  0:34
  左チャンネル/右チャンネル

11. 位相チェック 1:30
  正相/逆相/正相

12. ステレオ音場チェック 0:25

13. 基準レベル信号(-16dBアナログ・テープ巻頭信号) 1:35
  1kHz(L),1kHz(L+R),10kHz(L+R),100Hz(L+R),15kHz(L+R),50Hz(L+R),

14. 周波数スイープ 1:09
  パイロット信号(1kHz,-15dB)/周波数スイープ信号(5Hz~22.05kHz,-20dB)

15. ホワイトノイズ(20Hz~20kHz,-20dB) 1:00
  
16. ピンクノイズ(20Hz~20kHz,-20dB) 1:00

17. 帯域バランス・チェック(1/1oct.バンドノイズ) 1:00
  低域(125Hz)/中域(1kHz)/高域(8kHz)

18. 無音(デジタル・ゼロ) 0:30

19. 無響録音 2:35
  ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
  ・円光寺雅彦指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団

20. SRSサークル・サラウンド 2:50
  ストラヴィンスキー/野尻修平:ペトルーシュカ
  ・野尻修平(シンセサイザー)

21. バイノーラル録音 2:50
  ストラヴィンスキー/野尻修平:ペトルーシュカ
  ・野尻修平(シンセサイザー)

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2007年11月 3日 (土)

NIFTY 入会20周年

 2007年10月29日、NIFTY入会20周年を迎えました。

 毎年この日にはNIFTYからお知らせメールが届いていたのですが、20年の節目の年に限ってメールが届きません??だらか今日まで忘れていました・・(笑)

 20年前のPC環境を思い出すと隔世の感がありますね。PC-98シリーズにMS-DOS、一太郎、ロータス123、マルチプラン。DTPの先駆け機種だったキャノンのEZPSも使っていました。今となっては化石のようなソフトやマシンたちです。

 ところがオーディオの世界では20年前のステレオチューナーが今でも優秀な性能を誇っています。何だか不思議な感じがします。

 この先20年後はどうなっているのでしょうか?生きていれば70歳になっていますが、技術の進歩をこの眼で見ることができるかどうか・・楽しみですね。

■■■2007年11月27日更新・・・

 実は・・最近誕生日を迎えました。満50歳です。もう嬉しくもありませんが、プロバイダーやら通販ショップからは「お誕生日おめでとうメール」が多数届きました。私の個人情報が随分流出していることを実感しますね・・

 昨年まではNIFTYからも同様のメールが届いていましたが、今年は届きません。前回のNIFTY入会20周年のお知らせメールの件もあって「これはおかしい!」と直感しました。

 NIFTY Mailの「迷惑メールフォルダ」を見てみると・・・ありました!!NIFTY自身が発送したHappy Birthdayメールが何と「迷惑メール」として処理されていました。大笑!!

 20周年メールもおそらく「迷惑メールフォルダ」に自動振り分けされ、保存期間(7日間)を過ぎて自動削除されたものと推察します。

 実害はないものの、複雑な気分になりました。  もしかしたら・・私の目に触れることなく自動削除された大切なメールがあったかもしれない・・と。 どうなんでしょう??

2007年11月 1日 (木)

オーディオタイマー A&D DC-138

Dc13800  2007年10月初め、音楽仲間が愛用していたDC-138を条件付きで譲り受けました。条件とは・・「このDC-138とAKAI製DT-138を比較してブログに書いてくれ・・・。」もちろん!お安い御用!・・ということで我が家に持ち帰りました。以前DT-138の記事を書いたことがあります。使い道も無いのに最近なんだかオーディオタイマーの在庫が増加傾向です(笑)。

 まずDC-138のチェックです。時計機能やプログラム機能は正常に使え、表示管の輝度劣化もほとんどありません。約10分の停電までは時計とプログラム内容は保持されました。5.5V0.4Fのスーパーキャパシタはまだ生きているようです。外装もほぼ無傷で軽いクリーニングで輝きを取り戻しました。

 DT-138との比較結果ですが、ブランド名と型番が違うだけでまったく同じ製品でした。内部基板、使用部品などもまったく同じです。もともと赤井電機製のDT-138が三菱電機との共同ブランドA&DのDC-138として製造販売されたようです。

 ウィキペディアで赤井電機盛衰の歴史を読みました。AKAIといえばNakamichiと並んでテープデッキの代表メーカーでした。1990年前後はAKAI製デジタルサンプラーを良く使っていました。時代の流れとはいえ、愛用機だったS1000がハードオフのジャンクコーナーで1,000円前後で売られているのを見ると切ない気持ちになります・・。

<ウィキペディア>→http://ja.wikipedia.org/wiki/AKAI_professional

■操作方法(DC-138、DT-138共通)
【時刻設定方法】
・「DAY.TIME ADJ」を押す。
・「< DAY >」ボタンで曜日を設定。
・「SET」ボタンで曜日を確定。次は時刻が点滅。
・「<< REV <」「> FWD >>」ボタンを操って希望の時刻に設定。
・「SEC RESET」を時報に合わせて押す。
・「PRESENT TIME」を押せば時計表示になります。

【秒の調整】
・「DAY.TIME ADJ」を押す。
・「SEC RESET」を押すと、29秒までは00秒に戻り、30秒以降は1分進んだ00秒になります。

【プログラム方法】4種類のプログラム可能
・プログラムボタン「1」を押す。
・「A OUTLET B」ボタンで「A」または「B」または「A B」を選びます。
・「< DAY >」で曜日を選択。
・「SET」押す。
・「<< REV <」「> FWD >>」ボタンを操って希望の時刻に設定。
・プログラムボタン「1」を押し、同様の方法で終了時刻を設定。
・「PRESENT TIME」を押せば時計表示になります。

【その他特徴】
・周囲の明るさに合わせて表示輝度を自動切換(オートディマー)
・接続できる機器は4個合計で1200Wまで
・登録可能なプログラムは4種類

■オーディオタイマーに関連する過去記事
AKAI DT-138
AKAI DT-320
TEAC TT-200 と SONY PT-D9W の比較
SONY PT-D9W の修理
National Audio Timer TE903

Dc13801 Dc13802 Dc13803 Dc13804 Dc13805

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