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2007年12月11日 (火)

SONY ST-S333ESA

33300  2007年9月下旬の休日、いつものリサイクルショップに立ち寄ると馴染みの店主がニコニコしながら「やあ、待ってたよ」と迎えてくれました。イヤ~な予感がしました(笑)。店の奥からST-S333ESAのブラックモデルが出てきました。「いつものガラクタと違ってこれはまともに動くぜ・・しかもかなりきれいだし・・8,000円でどうだい?」予感的中・・確かにいつもと違って強気の開始価格でした(大笑)。

 ST-S333ESAは発売当時に新品で購入したことがあります。333シリーズはST-S333ESXⅡから始まって→ST-S333ESG→ST-S333ESA→ST-S333ESJと新製品が出る度に買い換えていました。ほんの短期間使っただけで実家の倉庫へ送っていたあの頃、何度も書いていますが本当にバブル絶頂の頃でした。ST-S333ESGとST-S333ESAの外観はほとんど違いはありません。両機を比較してみたいと思っていたのでちょうど良いタイミングでESAに遭遇したわけです。交渉の結果、税込4,200円で入手しました。

33301  本体サイズは同一。外見上の大きな違いはサイドウッドです。ESGは四角い角材という感じですが、ESAは角がラウンドした光沢仕上げになっていて高級感があります。サイズが同じなのでESAの光沢サイドウッドをESGに取り付けることができます。逆も可能です。本体背面の造り方も同じですが、ESAではアンテナ端子と出力端子が金メッキ仕様になっています。(※下段はST-S333ESXⅡ)

33302 33303  ESGではMPX FILTER※のON/OFF機能があったのですがESAでは廃止され、代わりに放送局名をアルファベットや数字記号で登録できる機能が追加されています。ESGでMPX FILTERのON/OFF機能だったボタンがESAではCHARACTERボタンに変更されています。これに伴ってESAでは電源ボタン横にDISPLAYボタンが追加されています。このボタンで放送局名表示と周波数表示との切り替えができます。放送局名が登録されていない場合はこのボタンを押しても何も変化しません。

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【用語解説】※MPX FILTER とは? (SONY ST-S333ESG 取扱説明書より抜粋)
 「FM放送をドルビーNR録音するときに、ステレオ信号中の19kHzのパイロット信号と38kHzのサブキャリアをカットし、ドルビーNR回路の誤動作を防ぐためのものです。ドルビーNR録音するときはMPX FILTERボタンを押してONにします。ただしデッキにMPX FILTERスイッチがあるときは、本機のMPX FILTERはOFFにし、デッキ側で操作します。またドルビーNR録音しないときや、DATで録音するときもMPX FILTERはOFFにします。受信している音をそのまま忠実に録音できます。」
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 内部比較については以下の一覧表をご覧ください。基板や回路構成は全く同じです。すぐ目につく違いは使用されている電解コンデンサー。ESAではニチコンMUSE緑が多用されています。発売時の定価はESG49,800円に対してESA55,000円ですから、この差に見合うのは部品のコストアップでしょうか。それとも単なる値上げだったのか??

ST-S333ESGST-S333ESA
Esg01_2MPX FILTERのON/OFFが切替可能な「MPX」というボタンがあります。 Esa01MPX FILTERのON/OFF機能が廃止され、同位置のボタンは「CHARACTER」に変わっています。
Esg02基板の形、大きさ、回路構成、部品の配置などまったく同じです。 Esa02すぐに分かる違いは使用されているコンデンサー。ESAにはニチコンの緑MUSEが目立ちます。
Esg03フロントエンド部:ESAと比べるとアース配線がありません。 Esa03 フロントエンド部:シールド板がボディにアースされています。
Esg04ミキサー部:FET 3SK122 Esa04ミキサー部:FET 3SK122
Esg05OSC部:使用部品が微妙に違います。 Esa05OSC部:使用部品が微妙に違います。
Esg06アンテナ切替、IF BAND切替にMATSUSHITA製リレーが使われています。 Esa06同じ構成ですがFUJITSU製リレーに変わっています。
Esg07PLL部:CX-7925B Esa07PLL部:ボケていますがCX-7925Bです。
Esg08SST部:RC4558P、NEC D4066BC Esa08SST部:RC4558P、MC14066BCP
Esg09MPX部: Esa09MPX部:ニチコンの緑MUSEが目立ちます。
Esg10MPX部:SONY CXA1064 Esa10MPX部:SONY CXA1064
Esg11DET部:MITSUBISHI 5220、C1163HA Esa11DET部:MITSUBISHI 5220、C1163HA
Esg12IF部:SANYO LA1235 Esa12IF部:SANYO LA1235
Esg13MPX FILTER ON/OFF切替用リレー Esa13MPX切替機能が省略されているのでリレー無し
Esg14AM部:SANYO LA1245 Esa14AM部:SANYO LA1245
Esg15CONTROL部:SONY D75108CW、NECD4011BC Esa15CONTROL部:SONY D75108CW、MC14011BCP
Esg16_2電源部:2200μF 63V 85℃ NEGATIVE BLACK。向う側に1000μF 63V 85℃ AVF Esa16電源部:2200μF 63V 85℃ NEGATIVE BLACK。向う側に1000μF 63V 85℃ MUSE
Esg17電源部:2200μF 63V 85℃ NEGATIVE BLACK。向う側に1000μF 63V 85℃ AVF Esa17電源部:2200μF 63V 85℃ NEGATIVE BLACK。向う側に1000μF 63V 85℃ MUSE
Esg18電源部: Esa18電源部:
ST-S333ESGST-S333ESA

 回路構成がまったく同じなので「ひろくんのST-S333ESG記事」を参考にしながら各部受信調整し、前々回記事の条件でチューナーから出てくる音をで聴き比べました。(※詳細は過去記事参照) 

 MUSEを多用したESAの方が音も良さそうに思えますが・・・ところが出てくる音に明瞭な差を感じる事はできません。ちょっとムキになっていろいろな音源で試聴しましたが大差ありません。さすがに製造後20年も経てば部品のグレード差は効果ないのかも・・。

 現状の音に特に不満は無いので作業はここまでですが、次はいよいよコンデンサー交換などにチャレンジして再度比較し直したいと思います。年末年始には久しぶりにまとまった休暇が取れるので「冬休みの宿題」としてがんばってみます。パーツの買い物リスト「ST-S333ESAの使用コンデンサー一覧」をエクセルファイルで作成しました。興味ある方はご覧ください。

「ST-S333ESA.xls」をダウンロード

 余談ですが、最近、急激に老眼がやって来ました。部品の型番などを読み取ることが辛いです。一覧表にもミスがありそうな気がします。笑ってお許しください・・(涙)

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コメント

BLUESSさん、初めまして。
JTと申します。

CONTROL部:SONY D75108CW
となっていますが、これはNECの4bitマイコンですね。
VTRのシスコン等によく使われているものです。
しばしばある売り先の名前を入れてあるものです。

あと、
NEC D4066BCとモトローラMC14066BCP、
NEC D4011BCとモトローラMC14011BCP
は同じもの(俗に言うCMOS4000シリーズ、TTLと同じと
思ってもらっていいです)です。

中身は見事に ST-S333ESG と同じようですね。これだけしっかり写真を撮っていただけるとよく判ります。楽しみがまた増えましたね・・・頑張ってください。

JT様

コメントいただきありがとうございます。

型番で検索してもよく分からなかった部分ですから、
このような解説がいただけるととても嬉しいです。

「両機はほとんど同じもの」という事ですね。勉強になりました。

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ひろくん様

コンデンサーや老眼と同様に、私の「聴力」もきっと劣化しています。

自称「測定機並みの耳」も性能が怪しくなってきました(笑&涙)

BLUESS 様、

両機の中身はほとんど同じようですね。
ちなみに、
ST-S333ESG D75108CW-A76
ST-S333ESA D75108CW-C79
ですね。普通に考えるとこのマイコンの中のS/Wが変更になって
いるようです。S/WはROMにあるようで-XXXはROM Codeとデータシート
に書かれています。
→機能UP?bug改良?かはわかりませんが...(^^;

データシートを見るとシスコン用というより、フロントパネルの
FIP(蛍光表示管)とキー(SW)の制御用などの感じですね。

JT様

詳細な解説をいただき、ありがとうございます。

ST-S333ESAでは放送局名を英数記号(最大4文字)で登録できるようになっています。

シーリングパネル内の「CHARACTOR」ボタンとチューニングダイヤルを操作して登録する文字を選択します。

これらの機能がマイコンに追加されたという事でしょうね。

私も ST-S333ESG と ST-S333ESA を比べましたが、ほぼ一緒ですね。
①ST-S333ESA ではミューティング回路でダイオードが追加されました。
②MPX FILTER は ST-S333ESA では常時ON。
・・・これくらいでしょうか。

音は若干違うように思います。おそらく MUSE コンデンサの差と思います。

ひろくん様

去年の暮れにST-S333ESAの全コンデンサを一気に総交換しましたが、音が劇的に変わりました。コンデンサによる音の違いを確かめながら段階的に交換すれば良かったと反省しています。

次はST-S333ESJですね。AMステレオ放送対応になった機種ですが、ST-S333ESAとの違いを見てみたいです。

メモリが頻繁に消えてしまうようになりました。電池の交換というのは、容易なのでしょうか。もしくはメーカー以外で請け負ってくれそうなところはご存じないでしょうか、

橋田様 横からすみません。私は、ひろくん様のページを参考にスーパーキャパシタ を交換しました。

スーパーキャパシタの交換ですが、BLUESS様の2007年3月 4日が大変参考になります。

→ ST-S333ESGでの交換事例

スーパーキャパシタの交換はそんなに難しい作業ではありません。パーツショップで安価に入手できます。注意点はプラスマイナスの極性を間違えないことくらいでしょうか。
「オーディオ修理」で検索すると結構ヒットしますが、実際に修理依頼したことが無いので詳しくは分かりません。

BLUESSさま

お返事ありがとうございます。手先が不器用なもので、基盤をはずすのが億劫なものでしたので・・・。とはいえ、ショップに出すのもコスト的に考え物ですね。

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