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2008年4月 6日 (日)

TRIO KT-1010

 私にとっては年中行事ですが「年度末恒例の超人的スケジュール」を乗り越え、今年も無事桜を見ることができました(笑)。3月は「休日ゼロ」で乗り切ったので、ここ1週間は久しぶりの休暇を取っています。[YAMAHA CDR-HD1500]に録り貯めたFM番組を聴きながら、古いFMチューナーに触れる幸せな時間がやっと戻ってきました。

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■入手経緯

Kt101000 この[TROI KT-1010]は2007年の年末、馴染みのリサイクルショップで5台セット3,150円で入手しました。ちなみにあとの4台は[SONY ST-JX8][ST-S333ES][ST-S222ESR][YAMAHA T-750]、どれも微妙に難ありでしたが唯一マトモなコンディションだったのがこの[TRIO KT-1010]でした。

 電源コードには「1984」の印字があります。店頭チェックでは電源OK、表示管の輝度劣化なし、FM/AMとも受信、周波数ズレなし、外装は多少の傷あり、ヤニ汚れなし、AM IFバンド調整つまみ欠落。フロントパネル全体がライトアップするので、雰囲気はアナログチューナーのような印象で私好みです。

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■KT-1010とは

Kt101001 調べてみると[TRIO KT-770]の上位機で、この後社名がKENWOODに変わり型名も[KENWOOD KT-1010Ⅱ]になりました。カタログと実機を見比べると[TRIO KT-1010]と[KENWOOD KT-1010Ⅱ]は見た目は同一機です。その後[KENWOOD KT-1010F]にモデルチェンジしデザインも中身も随分変わりました。[TRIO KT-770][KENWOOD KT-1010F]はひろくんのホームページに詳細レポートがありますのでご覧ください。

 [TRIO KT-770]で採用された広帯域直線検波DLLD(ダイレクト・リニア・ループ・ディテクター)を搭載しています。

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■[TRIO KT-770]との比較

・使用されているICはほとんど同じ。
・IF帯域をWIDEとNARROWに切替可能になっている。
・IF段に歪補正回路が追加されている。
・電源トランスが2基。オーディオ系とロジック系に分離している。
・当時の定価は59,800円、「中級機の上」という位置づけですね。

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■1985年1月19日発行KENWOODカタログ
 掲載機種 KT-3030 KT-2020  KT-1010Ⅱ  KT-880
 →http://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2007/02/kenwood_1985_4ec6.html

 カタログを見てすぐに気付きますが、KT-3030、KT-2020、KT-880が同じデザインなのに対して、 KT-1010Ⅱは明らかに別製品という印象です。カタログの写真を見る限り、KT-1010とKT-1010Ⅱは同一製品に思えます。ただ、内部回路には改良があったかもしれません。

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■調整記録

Kt101012Kt101010 フロントエンドは5連バリキャップでトラッキング調整できる構成です。RFアンプとミキサには3SK77GRが使われています。FM同調点の調整やフロントエンド部の調整はひろくんのホームページ[TRIO KT-770]の情報がそのまま利用できます。(いつもありがとうございます。)調整作業の上で[TRIO KT-770]と異なる点は、IF段に歪補正回路が追加されていることです。WIDE側でSTEREO/MONO、NARROW側でSTEREO/MONO、計4個の半固定抵抗があります。

・VR-9 MONO/WIDE
・VR-10 MONO/NARROW
・VR-11 STEREO/WIDE
・VR-12 STEREO/NARROW

 標準信号発生器で1kHzの信号を送りながらWaveSpectraで観察、それぞれのポジションで2次歪が最小になるよう調整します。下のグラフはWIDE/MONOの状態でVR-9を調整した結果です。2次歪が大幅に減少し、[THD][THD+N]も改善されている様子が分かります。

[LEADER 3215]→[TRIO KT-1010]→[EDIROL UA-101]→[WaveSpectra]
Kt1010before
Kt1010after

 ステレオセパレーションの調整もWIDE(VR-5,VR-6)とNARROW(VR-7)でそれぞれ調整可能です。背面のアンテナ端子はKT-2020KT-1100Dと同様にF端子に交換しました。

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■試聴

Kt101014 フロントエンド部をきちんと調整できた効果でしょうか、受信性能が優秀です。我が家の屋外FMアンテナはNHK-FMに向けて設置してあります。アンテナのちょうど真後ろから電波が飛んでくるFM三重は電波も弱くマトモに聴けるチューナーは少ないのですが、この[TRIO KT-1010]はしっかり受信できます。今日のサンデーソングブックを生で聴きましたが、音質もなかなか良好です。アナログチューナーのような温かい照明も良いですね。[KT-770]は聴いた経験ありませんが、電源部の違いと歪補正回路の違いから推して[KT-1010]の方が音は良さそうな気がします。

 電球を使った照明ですから、しばらく使っていると天板がかなり熱くなります。耐久性に不安がありそう・・と心配しましたが、よく考えれば製造後すでに24年経過しています。ランプ切れも無くよくがんばっていますね。このままセッション2008も聴いてみます♪

Kt101002 Kt101003 Kt101004 Kt101005 Kt101006 Kt101007 Kt101008 Kt101009 Kt101011 Kt101013

 

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コメント

調整記録の写真1枚目にうつっているD12の部品は、何という部品名なのでしょうか?

実機はもう手元に無いのですが、写真の右上隅ですね。
D12はダイオードです。

はじめまして。実家に学生時代に購入し故障したKT1010があるのですが修理を引き受けていただけないでしょうか?

酒井様

お問合せいただきありがとうございます。
どんな故障状況なのでしょうか?

私の修理ポリシーはプロフィール欄に記載しています。
ご了承いただけるなら修理に挑戦させていただきますが、
思い出の大切な機器の場合は、KENWOODサービスに
依頼されることをお勧めします。

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