フォト
2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

チューナー関連リンク

« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »

2008年5月の記事

2008年5月25日 (日)

SONY CTD-S100

Ctds1001 Ctds1004_2  2008年のゴールデンウィーク、ハードオフのジャンクコーナーで入手しました。CD-TEXTには興味ないのですが、背面に「FMデータ入力端子」があるのを見て「ピ~ン!」ときたのです(笑)。取扱説明書付きで525円、とてもラッキーな買い物でした。「テキストディスプレイユニット」という製品です。本来はSONY製ミニコンの別売機器だったようで使い方は二通りです。

・CDプレーヤーを接続してCD-TEXTの内容を表示する。
・FMチューナーを接続して文字多重放送の情報を表示する。

【ソニー・プレスリリース】1996年9月20日 
 →http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press_Archive/199609/96-09-20/

■FM文字多重放送の情報が見える

Ctds1002 Ctds1006_3  古いバリコン式チューナーにはマルチパス出力端子が付いている機種が多くあります。このうちH端子(DET OUT端子)からステレオ復調される前のFMコンポジット信号が出ています。これを本機の「FMデータ入力端子」に接続します。最近のシンセ式チューナーでマルチパス出力端子を装備している機種はほとんどありませんが、[SONY ST-SA50ES]には背面にFMデータ出力端子が付いているようです。

807

 以前[EDIROL UA-101]の記事を書いたとき、WaveSpectraでFM文字多重放送信号(65kHz~83kHz)がリアルに見える事を確認しました。これでようやく信号波形を観察しながら実際に文字情報を確認できるようになりました。実はカーナビ以外に「見えるラジオ」を持っていなかったのです・・。

■VICSについて

Ctds1005  NHK-FMは文字多重放送を終了したはずなのに76kHz前後の信号に盛り上がりがあります。[CTD-S100]でNHK-FMを受信すると、一旦文字情報の受信動作に入ってから「受信できません」と表示します。これはVICS(交通情報)の信号だと理解しました。VICS情報はNHK-FMの電波に載っているのですね。VICSのホームページでエリア情報を見ると、全国のFM周波数を確認できます。ちなみに[CTD-S100]はVICS非対応と説明書に記載がありました。

【道路交通情報通信システムセンター】→http://www.vics.or.jp/

【2008年6月28日 追記】--------------------------------------------

「FM検波出力」を装備したシンセチューナーが[ST-MS99]以外に3機種見つかりました。
 ・SONY ST-SA50ES
 ・SONY ST-S3000
 ・KENWOOD KTF-5002

Sony_ctds100

2008年5月18日 (日)

SONY ST-5000F

001009010_2 2008年5月のゴールデンウィーク、思いがけず1969年製[SONY ST-5000F]を入手しました。友人のそのまた知り合いの方からお譲りいただいたワンオーナー品です。ようやく時間ができたので今日一日かけて分解清掃と点検をしました。レシオ検波のコアを少し調整しただけで、約40年前の製品とは思えないほど状態は良いです。

00  休日にFM放送をのんびりとリアルタイムで聴くときはアナログチューナー、保存用に録音するときはシンセチューナーを使い分けています。録音用のシンセチューナーは[A&D DA-F9000][Victor FX-711]を使っていますが、リスニング用のアナログチューナーは毎週交換して全機種を定期的に使っています。通電しないで放置しておくと具合が悪くなるような気がします。ソニーの5000番シリーズは[ST-5130][ST-5950]があるのでこれで3台揃いました。

 輸出機用の回路図も入手しましたので、これから各部調整やコンデンサの交換などをしていきます。とりあえず清掃段階での写真を左サイドバーに追加しておきました。興味ある方はご覧ください。

■ウッドケース 2008年5月21日追記-------------------------------------------------

034 035  両者を見比べると誰もが気付くと思いますが[ST-5000F]と[ST-5130]のフロントパネルはとても良く似ています。「もしや・・」と思い[ST-5130]のウッドケースを[ST-5000F]に装着したところ・・・何とピッタリでした。サイズも側面の取付ネジ穴位置も一致しました。やはりウッドケースがあると高級感が漂いますね。

■電解コンデンサー 2008年5月25日追記---------------------------------------------

 現状で特に不満なく使えていますが、さすがに40年前の製品です。まずは電解コンデンサーを総交換しようと思って基板を見ながら買い物リストを作成しました。電解コンデンサーは全部で29個です。基板には部品番号を示す印字が無いので[ST-5000FW]と記載された回路図の部品番号を参照しました。

 →「ST-5000FW」回路図(PDF形式)

 この作業で[ST-5000F]実機と[ST-5000FW]回路図とではIF段の構造がかなり異なることが判明しました。実際の交換はまた後日です・・。

■電解コンデンサー総交換 2008年6月4日追記---------------------------------------

042043 041   電源部の2200uF以外はニチコンのFGシリーズで電解コンデンサーを調達し、昨日の午前中に交換作業を完了しました。神奈川人様からご指摘いただいたとおり、検波部C325の極性が回路図とは逆に取り付けられていました。交換作業でこの点は要注意です。

027_2 040_2  最もサイズの大きい電源部の二つのコンデンサーを外した後、新しいコンデンサーの取り付け方法に困りました。とりあえずの応急処置として両面テープでコンデンサーを固定しましたが、近日中に別基板を作ります。容量ももう少し大きくしても良さそうです。24時間のエージングを終えて今日は各段の調整作業を行いました。

045 044  歪補正回路やパイロットキャンセル回路もないシンプルな構造です。高調波歪が大きめに出るのは仕方ないですね。調整できるのはフロントエンド、レシオ検波、ステレオセパレーション、ミューティング、レベルメーターの振れ、です。ステレオセパレーションは40dB程度しか確保できませんが、本機のスペックを調べるとこの程度なのです。

 作業を終えてビールを飲みながらのんびりFM放送を聴いています。コンデンサー交換前後の音を比較すると明らかに違います。奮発してオーディオグレードを使った価値はありそうです。上品なアルミパネルや浮き上がるような緑色の照明もとても良いです。何だか幸せな気分です♪

St5000fmono

St5000fstereo

■ST-5000F回路図と電解コンデンサー一覧表 2008年6月27日追記---------

 ひろくん様よりご提供いただいた回路図をPDFファイル化し、同時に電解コンデンサー29個の詳細をエクセルファイルにまとめました。輸出モデルST-5000FWとの比較もできます。

 →「ST-5000F.zip」をダウンロード

2008年5月17日 (土)

SANSUI TU-S707X 再々調整

 SLDDの勉強を踏まえ、一年前に掲載した記事を全面的に書き直しました。MPX部の調整方法は正しいかどうか分かりませんが、それでもセパレーションは77dB前後まで改善できます。

■SANSUI SLDD 学習記録
 →http://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2008/05/sansui_sldd.html

■SANSUI TU-S707X 再々調整記録
 →http://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2007/06/sansui_tus707x_c1c6.html

 

2008年5月13日 (火)

中国四川省の地震

 夕方のテレビのニュース速報を見て驚きました。震源の深さわずか10kmでM7.8の地震とは・・震源近くの地表では震度7前後の強烈な揺れがあったと想像できます。大きな被害が無いことを祈るだけです。

 海外の地震情報はアメリカ地質調査所[USGS:U.S.Geological Survey]のサイトで確認できます。トップページの世界地図を見ると、プレート境界で地震が頻発している様子が良く分かります。

■アメリカ地質調査所地震センター
 →http://earthquake.usgs.gov/eqcenter/

 ハワイのオアフ島にある「太平洋津波警報センター」では太平洋、ハワイ周辺、インド洋、カリブ海を震源とする地震および付随する津波情報を発信しています。

■太平洋津波警報センター
 →http://www.prh.noaa.gov/ptwc"

■■追記--2008年5月16日----------------------------------------

 一ブログの意見記述、、これが日中関係に多少なりとも影響を及ぼす可能性を最近感じています。

 歴史の軋轢を乗り越えて人命救助に全力を注ぐこと、日本人として、人間として当然の事と思います。

 阪神大震災を凌ぐ大災害であった事実を受け止め、一市民としてできることをします。

 ※今日私がした事・・

  ・街頭募金に協力したこと・・
  ・コンビニの釣銭を募金箱に投入したこと・・
  ・このブログを更新したこと・・

2008年5月11日 (日)

SANSUI SLDD

Sldd 70701  以前からサンスイ製のTU-S707X(★)を所有していますが、最近同じサンスイ製のTU-α707(●)を入手しました。フロントパネルにはどちらにも[SLDD]のロゴが入っています。昔からお馴染みのロゴマークなのに実はその意味は良く知りません。ゴールデンウィークの宿題にちょうど良いと思っていろいろ勉強しました。以下その記録です。

■サンスイ製シンセチューナーの系譜--------------------------------------
 これはcooltune様のサイトに纏められています。
 →http://cooltune.s28.xrea.com/sansuitu.htm

  1984年 TU-S707X \54,800  ★
  1984年 TU-S707X DECADE \54,800
  1986年 TU-α707 \??,800  ●
  1987年 TU-α707i \59,800
  1989年 TU-α707Extra \54,700
  1991年 TU-α707R \53,800

■SLDD --  Super Linear Digital Decorder  ------------------------------------
 TICで検索したところカタログの一部?と思われるA4サイズ2ページの解説文書(英文)が見つかりました。専門用語が難しいだけで英文自体は平易な文章です。一通り読んだ感想は「SLDDってSONYのWODSDと同じじゃん・・」と言うことでした。どちらも高セパレーション化を目指したMPX回路技術です。

 ・SANSUI SLDD解説→SANSUI_SLDD.pdf

 同じTICで[TU-S77X/S77XW]と記載された回路図も入手できます。以前1984年製[TU-S707X]の調整記事を書いたとき、この回路図と実機を照合しました。一部実装されていない部品もありましたが、回路図と[TU-S707X]はほとんど一致します。この回路図で示されたMPX部がディスクリート回路による[SLDD]だと思われます。

Sldd_s707Tus77xrfif Tus77xmpx

 [TU-S707X]ではセパレーションがWIDE/NARROWそれぞれにL/R独立で調整可能です。WaveSpectraで1kHzの波形を見ながら70dB程度まで改善できます。19kHzパイロット信号キャンセルもL/Rそれぞれきっちり調整できます。非常に優秀な回路だと思います。

Sldd_a707  1986年製[TU-α707]ではディスクリート回路に代わって[SANYO LA3450]により[SLDD]が実装されています。セパレーションや19kHzパイロット信号キャンセル調整用の半固定抵抗の数は随分減っていますが、それでもセパレーション、高調波歪共にきっちり調整可能です。[TU-S707X]とは多少違った音質ですが、聴き心地の良い音が出てきます。

■WODSD --  Wave Optimized Digital Stereo Decorder  --------------------
Sldd_esx2 Sldd_esg Sldd_esa  ソニー製シンセチューナーの[ST-S333ESXⅡ]や[ST-S333ESG]の基板を見ていると[WOIS][WODSD]とシルク印刷された回路があります。また本体正面パネルには[Wave Optimizer Tuner]という表示もあります。これらは[Wave Optimizer Technology]=「波形最適化技術」=「各段に投入された技術の総称」であることが[ST-S333ESXⅡ]掲載の技術解説を読んで理解できます。

 ・SONY ESシリーズ テクノロジーカタログ →SONY_ES_1987_10.pdf

 1987年製[ST-S333ESXⅡ]では[SANYO LA3450]によって[WODSD]が実装されています。1989年製[ST-S333ESG]では[SONY CXA1064]によって[WODSD]が実装されています。

■[SANYO LA3450]≒[SONY CXA1064]、[SLDD]≒[WODSD]  ------------------------------
 ネット検索すると[SANYO LA3450]のデータシートはすぐ見つかりますが[SONY CXA1064]のデータシートが見つかりません。このような状況なのであくまで推論です。でも状況証拠から[SANYO LA3450]≒[SONY CXA1064]、同様に[SLDD]≒[WODSD]と推察できます。[SLDD]と[WODSD]が完全に同一の技術又は回路かどうかは分かりませんが、やっている事、得られる効果はほぼ同じだと思いました。興味ある方はリンク先資料をお読みください。

■最後に  -------------------------------------------------------------
Sldd_711  サンスイやソニーの独自技術と思われた[SLDD]や[WODSD]は実は[SANYO LA3450]で実現されているという事です。あるいはディスクリートで組まれた[SLDD]や[WODSD]をIC化したのが[SANYO LA3450]だったと言うことかも知れません。ひょっとしたら[SANYO LA3450]はサンスイ・ソニー・サンヨーの共同開発だったのかもしれません。勝手な推測ですが・・

 同じ[SANYO LA3450]を搭載したチューナーに1987年製[VICTOR FX-711]があります。フォトカプラーによる光伝送が売りの機種でしたが、ビクターはこの[LA-3450]回路技術に関して特にPRしていなかったようです。でも実際に調整してみると707シリーズや333シリーズ同様の高性能を発揮していることが体感できます。

 自分では良い勉強になったと思っていますが、もしも技術的な間違い、勘違い、勝手な思い込みなどがありましたら是非ご指摘ください。よろしくお願いします。

■■追記 2008年5月17日 ■■■ TU-S707X 再々調整の記録 ■■■■■■■■■■■■■

 約一年前に掲載した[TU-S707X]の調整記事ですが、今回[SLDD]がよい勉強になったのでこれを機会に再度調整してみました。特にセパレーションについて、回路図を参考にしながら調整してみました。正しい方法かどうかは分かりませんが興味ある方はご覧ください。

【TU-S707X 再々調整の記録】
 →http://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2007/06/sansui_tus707x_c1c6.html

 

2008年5月 1日 (木)

Radio SHARK 2

Shark  形状はまさに「鮫のヒレ」。Mac/Win対応のUSB接続ラジオです。FM/AM対応、選局や音量調整はすべてパソコンから操作します。留守録やタイムシフト再生にも対応、iTunes経由でiPodへの転送も楽々です。ラジオの受信性能や音質はちょっと心配ですが、知人が使っているのを見てずっと欲しいと思っていました。

 【Griffin Technology社 Radio SHARK 2】
 →http://www.griffintechnology.com/products/radioshark2

■購入記録----------------------------------------------

 Griffin Technology社では$49.99で直販していますが日本への輸送コストを考えると??です。ネットで国内販売店を探すと、安いところでは6,500円前後ですがどこも売切れ&入荷未定状態。ヤフオクを探すと新品が10,000円前後、中古品も高値で取引されています。ところが昨日たまたま「6,980円(税込送料込)在庫あり」に遭遇したので思い切って購入しました。

 【ビザビ楽天ショップ】
 →http://item.rakuten.co.jp/vis-a-vis/01352500600/

 4/30の昼過ぎに注文して今朝もう届きました。買える時に即断即決しないとまたしばらく「入荷未定・・」になってしまいそうです。意外と人気商品のようなので興味ある方はお早めにどうぞ。

 連休の楽しみがひとつ増えました。詳細レポートは後日また・・。

■導入記録 【2008年5月2日追記】----------------------------

Shark04  早速後日(翌日)です(笑)。Radio SHARK 2同梱のCD-ROMに入っている専用ソフトウェアには.NET Framework 1.1 が必要との事。私のWin-XPマシンにはすでに.NET Framework2.0が入っていますが、念のため.Net framework ランタイムパッケージ 1.1を導入してからソフトウェアをインストールしました。結果的にノートラブルだったので、1.1のランタイムが必要だったかどうかは不明です。なお、付属CD-ROMには専用ソフトウェアVer.2.0が入っていますがGriffin Technology社のサイトから最新版Ver.2.1をダウンロードできます。インストールはあっという間に終わりました。

Shark0000  試しに.NET Framework1.1が入った別のXPマシンに専用ソフトをインストールしてみました。ところが「.NETのバージョンが合わない・・」とのエラーが出てソフトが起動しません。そこで.NET2.0を入れたところサクッと起動しました。専用ソフト自体は.NET2.0で作られていて、一部.NET1.1のランタイムを必要とするモジュールがあるような気がします。

■印象 【2008年5月2日追記】------------------------------

Shark02 Shark01  Radio SHARK 2については既に多くのサイトやブログで詳細報告があります。ここではFMチューナーファンとして感じた印象を列記します。

・Mac周辺機器としてスタートしているので、外観デザインはとてもお洒落な感じ。
・サメのひれを思わせるユニークなデザイン。
・光沢ある黒ボディが受信時「青」、録音時「赤」に光ってカッコいい。
・本体には操作ボタンや音量ボリュームなど一切ない。
・本体直出しのUSBケーブルとアンテナ用端子(3.5mmステレオミニジャック)があるだけ。
・FM/AM切替、選曲、音量調整、留守録設定などはすべてソフトウェアから操作。
・USB延長ケーブルを介して本体を窓際に設置するとAMはきれいに受信できました。
・アンテナ端子に付属FMアンテナ(約1m)を接続すると、とりあえず受信可能。
Shark00 ・FMはもちろんステレオ対応ですが、音質は「シャリシャリ」した安っぽい音です。
・アンテナ端子はヘッドホン端子と共用でした。ヘッドホンコードがFMアンテナ代りになります。
・USB経由でPC処理した再生音は、実放送よりわずかな遅れが発生しています。

■FMアンテナ端子 【2008年5月3日追記】-------------------------------------------

Shark03  当初アンテナ端子が何故「ステレオミニプラグ」なのか疑問でした。アンテナなら「モノラルプラグ」で良いはずです。ふと思いついてアンテナ端子にヘッドホンを繋いだところ何とこれが「大正解!!」 遅れのないリアルな放送が聴こえました。なるほど・・FM機能付き携帯電話やカード型ラジオのようにヘッドホンコードがFMアンテナの役割をするのです。

 そうなると屋外FMアンテナから来ている同軸ケーブルを接続する際に注意が必要です。ヘッドホンコードをアンテナ代り使うときは通常GNDになっている端子がアンテナ入力に繋がります。つまり同軸ケーブルの芯線はミニプラグのGNDに繋がなければなりません。本体を分解して確かめた訳ではありませんが、これは携帯ラジオを分解した経験で得た知識です。でも同軸ケーブルのシールドはどう処理するか??

Shark05Shark06 Shark07  これに関してネットで情報を探したところ既に先人がいて、網線はUSB延長ケーブルの金属コネクタ部分に繋ぐという裏技を知りました。さっそく75Ω同軸ケーブル[5C-2V]の両端に[F型プラグ]と[3.5mmミニプラグ]を取り付けた特製アダプタを製作し、GND接続のためF型プラグ側から網線に繋がったワニ口クリップを出しておきました。

 ※実際にFM放送を受信した結果ですが、受信感度は大幅に改善されました。同軸ケーブルの網線はGNDに接続してもしなくても受信性能に大差ありませんでした。

■ステレオセパレーション 【2008年5月3日追記】------------------------------------------

Shark08  パソコン用モニタースピーカーで聴くとそこそこの音質です。でも>UA-101経由でMDR-CD900STで聴くと「シャ~というノイズが顕著」「高音域がノイズっぽい」「音像定位感が無い」という事がハッキリ分かります。古いアナログチューナー並みのセパレーションの悪さです。念のためいつもの精度の怪しい中古測定器を使って確認しました。SSGの出力を特製アダプタ経由でアンテナ端子に直結、83.0MHzの搬送波に載せて1kHzのステレオ信号を送信し、WaveSpectraで波形を観察してみました。

Sharkssg1

 グラフはLのみ信号受信時のL側出力です。L/R比較するとセパレーションは35dB程度しか取れていません。この状態をMDR-CD900STで聴くと「Lch信号のみのはずが、Rchからも半分ほどの音量で聴こえる・・」という感じです。

 ノイズレベル自体も60dB前後と今まで見てきたチューナーと比べればかなり高め、19kHzパイロット信号の漏れもかなり大きめです。このレベルまでパイロット信号が漏れていると、耳のよい方には相当耳障りなはずです。私の聴力は老化しているので17kHz以上は聴こえませんが・・(笑)。その一方で2次3次の高調波成分が少ないのは優秀です。

 ※参考:聴力テスト→http://homepage2.nifty.com/bluess/test_tone.htm

■まとめ 【2008年5月3日追記】--------------------------------------------------

Sharksche1 Sharksche2  定価$49.99のUSB機器とオーディオ用チューナーを比較しても意味ありませんね。Radio SHARK 2の特徴は以下の3点です。高音質を求めるのではなく「便利なPC周辺機器」と割り切ればとても良い製品です。

・パソコンで仕事中にFM/AMラジオが聴ける。
・おまけに留守録予約やタイムシフト再生ができる。
・iTunesと連携して録音内容をiPodで持ち出せる。

NHK第二(AM)で語学講座を定期録音し、iPodで持ち出して通勤電車で聴く・・なんていう使い方には最適だと思います。

■留守録 【2008年5月5日追記】------------------------------------------

Sharksetting1 留守録設定で登録した番組名+録音日時がファイル名になって保存されます。保存形式はWav、Wma、Mp3の3種類を選択可能。実際に試したところ、番組名が日本語の場合はファイル名が文字化けします。ちょっと残念でした。

 【ビザビ楽天ショップ】を覗いたら「売り切れ」になっていました。定期的に入荷している様子なので、買い逃した方は定期的にチェックすることをお薦めします。

■分解記録 【2008年6月3日追記】---------------------------------------

Shark201Shark201_1Shark201_2  アンテナ端子を確かめるため思い切って分解してみました。底面中央にある凹部にネジがあります。このネジ1本を外すと本体とベース部が分かれます。本体はヒレの尖った方からカッターナイフの背の部分でこじ開けました。少し外れればあとは力任せです(笑)。本体を傷つけることなくきれいに割れます。

Shark201_3 Shark201_4Shark201_10  ヒレ中央部には赤と青のLED、その周囲にAMループアンテナ、外側にはFMアンテナが配置され、小さな基板が底部にありました。基板の両面には小さな部品が実装されています。目に付くICはラジオ用[TEA5777HL]とUSB用[UAC3556B]の2個です。ネット検索でデータシートはすぐに見つかりました。[TEA5777HL]の30pinがFMアンテナ入力です。

 イヤホンジャックのGNDは[TEA5777HL]の30pin[RFIN2]に繋がっていました。自作した同軸ケーブルの繋ぎ方は正解でした。[TEA5777HL]29pinが[GNDRF]になっており、基板上では[FM]と記載された端子に繋がっています。本来は同軸ケーブルの編線が繋がるはずです。特製アンテナケーブルのGND端子をここに繋いでみましたが特段の変化はありませんでした。何も繋がっていない基板の[FM]端子は[GND]です。本格的にアンテナ端子を改造する方は参考にどうぞ。

 [TEA577HL]のデータシートでFM部のスペックを見ると、チップレベルのS/N比60dB、セパレーション40dBとあります。セパレーション実測35dBという結果は納得できる数値でした。

Shark201_5 Shark201_6 Shark201_7 Shark201_8 Shark201_9

 

« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »