フォト
2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

チューナー関連リンク

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

2008年7月の記事

2008年7月26日 (土)

Aurex ST-55

St5500  2008年4月、Aurex ST-55を入手しました。Aurex(オーレックス)はオーディオ全盛期の東芝ブランドです。ワンオーナー品でほぼ無傷、取扱説明書(原本)も付属する良品でした。電源コードには1981年の印字がありましたが、本機は1980年度のグッドデザイン賞を受賞しています。当時の定価は49,800円、SONY ST-J75辺りが同級生ですね。

 グッドデザイン賞のサイトを見てこの賞は1957年にスタートした事を知りました。Gマークは何と私と同級生でした(笑)。Gマークの「ライブラリー」を見ると、いろいろなジャンルで見覚えのある懐かしい製品がたくさんありますよ。一度ご覧ください。

 →グッドデザイン賞 http://www.g-mark.org/library/ani40th.html

■点検・清掃・印象--------------------------------------------------

St5501 St5502  大切に扱われていたようで外観に目立つ傷はありません。本体奥行きはたった230mm、私が所有しているチューナのなかで最も小型です。取扱説明書の仕様を見て高性能は期待できないと予想しましたが、周波数ズレもなくFM/AMとも正常に受信します。シグナルメーターやメモリーボタンは電球照明でガラス越しに良く映えます。

St5505 St5504  背面アンテナ端子が同軸ケーブルの芯線と編線を直接繋ぐタイプです。このタイプは扱いにくいのでいずれF型端子に換装しようと思います。背面にはラインアウト調整用ボリュームが付いています。オーディオ機器に日本語表記があると「かっこ悪い」と思うのは何故でしょうね?

St55inside03 St55inside02 St55inside01  フロントエンド部は4連バリキャップ&トラッキング調整できるタイプです。RFアンプに3SK73GRが使われるなど本格的な構成ですが以降は極々普通です。IF BANDの切替機能はありません。歪補正回路などもありません。[HA12412]によるクォドラチャー検波、メモリーはFM/AM各6個のみ、エアチェック用のプログラム機能もありません。目立つICは以下の4つです。

・[HA12412] FM IF SYSREM
・[HA12016] FM STEREO MULTIPLEX DECORDER
・[TC4066BP] スイッチングIC
・[TA7616P] AM IC TUNER

■調整記録--------------------------------------------------

St55inside04【FM同調点の調整】:HA12412-7-10pin(またはR223の両端)に直流電圧計接続
 ・SSG 83MHz、無変調、60dB → T201のコアを回して電圧≒ゼロに。

【フロントエンド調整】:LA1235の13pin-GNDに直流電圧計接続
 ・SSG 76MHz、無変調、30dB
 ・受信周波数76MHzの位置でコイルT001-T004を調整して電圧最大値へ。
 ・SSG 90MHz、無変調、30dB
St55inside06  ・受信周波数90MHzの位置でトリマTC01-TC04を調整して電圧最大値へ。
 ・上記作業を数回繰り返す
 ・SSG 83MHz、無変調、30dB
 ・T005のコアを回して電圧最大値へ。

【セパレーション調整】:音声出力をWaveSpectraに接続
 ・SSG 83MHz、1kHz 100%変調、60dB、Lch/Rchのみ信号、パイロット信号ON
 ・R3048を調整して反対chへの漏れを最小に

St55inside07 【ミューティングレベル調整】:音声出力をWaveSpectraに接続
 ・SSG 83MHz、1kHz 100%変調、30dB、L-Rステレオ信号、パイロット信号ON
 ・R217を回してミューティング開始位置に

【FM信号レベルメーター調整】
 ・SSG 83MHz、1kHz 100%変調、70dB、L-Rステレオ信号、パイロット信号ON
 ・R219を回してレベルメーターが全灯する位置に

■試聴--------------------------------------------------

St5503 調整後はすっきり聴こえるようになりましたが、同級生のSONY ST-J75とは随分違う音です。セパレーションの甘さが気になります。やはり高音質を期待する機種ではなく雰囲気を楽しむ部類のチューナーでしょう。特にガラス製のフロントパネルは高級感があり、浮かび上がるようなイルミネーションがステキな雰囲気を醸し出します。ガラス製フロントパネルでしかも「黒」なので写真がうまく撮れませんが、でも実際は写真で見る以上に高級感があります。

St55spec_2

St55pdfAurex ST-55 取扱説明書

2008年7月24日 (木)

震源くん

06101503  最近地震が多いですね。「次は東海地方かな・・?」なんて思ってしまいます。

 日本に生きている以上、どこに住んでいても地震とは無縁ではありません。

 このブログを再開した頃に書いた記事を再掲します。

 お子さんの夏休みの宿題にいかがでしょうか?

 ■震源くん→http://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2006/10/post_a633.html

2008年7月19日 (土)

見えるラジオ SHARP/FV-L2-S

Fvl2s07  2008年6月初めの日曜日、SHARP製の見えるラジオ[FV-L2-S]を入手しました。説明書の記載の中に「プリセット放送局一覧表1996年8月現在」と書いてあるので、多分1996年製かな・・と判断します。[SONY CTD-S100]テキストディスプレイユニットでFM文字多重放送の情報を見ながら「小型の見えるラジオが欲しい・・」と思っていました。[CTD-S100]はFMチューナーの検波出力を入力しなければなりません。写真ではTechnics ST-8077(77T)のマルチパス出力(H側)を使っています。

 箱は少しくたびれていますが本体はきれいな状態です。説明書や付属品一式も揃っている良品でした。実は地域の不用品バザー会場で見つけた品です。3,000円の値札が付いていましたが、私が会場に持ち込んだオーディオタイマー[AKAI DT-138]と物々交換で交渉成立しました。意外なところで掘り出し物に遭遇したわけです。同じ会場でTechnics ST-C01(2台目)も手に入ったので、アンテナ端子を改造した経緯を過去記事に追記しておきました。興味ある方はご覧ください。

■特徴------------------------------------------------
・FM文字多重放送対応
・暗いところでも見える光る液晶画面
・FMステレオ/TV音声モノラル(1-3ch)/AM スピーカー内蔵
・軽量薄型ポケットサイズ
・FM文字多重放送による緊急情報対応

■インプレッション-------------------------------------------
Fvl2s05 Fvl2s04  ヘッドホンコードがFMアンテナ兼用になるタイプです。以前[Radio SHARK 2]の記事を書いたときに製作した「特製アンテナアダプタ」が役に立ちます。屋外FMアンテナから来ている75Ω同軸ケーブルをこのアダプタ経由で本体ヘッドホン端子に繋ぐとクリアに受信できました。[FV-L2-S]は本体スピーカーを内蔵しているのでヘッドホン端子をアンテナで占有してもスピーカーから音を聴くことが出来ます。このとき音声はモノラルになりますが、でも便利な機能です。内蔵スピーカーのon/offは背面のスイッチで切り替えます。

Fvl2s01_2 Fvl2s02  ディスプレイ部は4行表示/2行表示が切替可能で読みやすい文字です。バックライトボタンを押すと青色の照明が点灯します。暗い部屋でも表示が読めますし何より雰囲気の良いイルミネーションです。電池駆動時は約8秒で自動消灯してしまいますが、ACアダプタ駆動時は約90分間点灯したままになります。オーディオ機器の一員としては青いバックライトが点灯したままの状態で使いたいですね。

Fvl2s06 Fvl2s03  本体背面には卓上用スタンドが付いています。これを外して代わりに付属品「コード収納アタッチメント」を装着すると、これがちょうど良い足になって本体が90度で自立します。チューナーの上に設置するとき重宝する小道具です。

■仕様------------------------------------------------

Sharp2

 

2008年7月 7日 (月)

Sheena Easton / Morning Train(9 to 5)

 キャメロン・ディアスが出ているソフトバンク携帯のCMに反応してしまいました。シーナ・イーストンの1980年のヒット曲です。Modern Girl「モダン・ガール」も懐かしく思い出しました。

■YouTube / Sheena Easton / 9 to 5 (Morning Train)

 SoftBankはCM作りが上手いですね。ホワイト家族シリーズも面白いです。私自身はドコモ携帯を10年以上使っていますが、最近iPhone3Gに心が揺らいでいます。どうしようかな~・・

【追記 2008年8月24日】--------------------------------------------

レコード棚からシーナ・イーストンの1981年のファーストアルバム(もちろんLP)を見つけました。9 to 5 (Morning Train)やModern Girlが入っています。レコード会社は東芝EMIですが、帯裏には懐かしい「Aurex」のロゴが入っていました。

Sheena_3 Sheena2_3

 

2008年7月 5日 (土)

YAMAHA CT-600

Ct600_10  2008年5月末、1974年製のアナログチューナー[YAMAHA CT-600]を税込105円で入手しました。フロントパネルはまずまずきれいなのにウッドケースは傷だらけという状態です。電源が入るかどうかも怪しかったのですが、状態の良い[YAMAHA CT-800]を持っているので部品確保目的で入手しました。

 電源とアンテナを繋いで動作確認しました。チューニングメーターの挙動が変ですがFM/AMともに受信OKです。[CT-800]の詳しい仕様は取扱説明書があるので分かります。このデータと対比するため[CT-600]に関する情報をネット上で集めて以下の一覧表にまとめました。AM部は同一性能のようですがFM部はかなり性能差がありますね。

型番 CT-600 CT-800
形式 FM/AMチューナー FM/AMチューナー
年式 1974年 1974年
定価 60,000円 68,000円
■写真で比較 CT-600 CT-800
基板全景

Ct600ボディ共通

Ct800
フロントエンド部 Ct600_1同じ Ct800_1 同じ
メイン基板 Ct600_2 FM-AM基板 Ct800_2 FM専用基板
AM基板 Ct600_3 なし Ct800_3 AM基板
電源トランス Ct600_5 同じ Ct800_5 同じ
電源回路 Ct600_4 う~ん Ct800_4
正面パネル1 Ct600_6_2 ほぼ同じ Ct800_6_2
正面パネル2 Ct600_7 Ct800_7
正面パネル3 Ct600_8 Ct800_8
背面パネル Ct600_9_3 端子類同じ Ct800_9_2
■FMセクション CT-600 CT-800
受信周波数 76MHz~90MHz 76MHz~90MHz
実用感度(IHF、84MHz) 2.0μV 1.7μV
クワイティングスロープ 55dB/5μV 55dB/5μV
60dB/10μV 60dB/10μV
イメージ妨害比(84MHz) 90dB 100dB
IF妨害比(84MHz) 95dB 100dB
スプリアス妨害比(84MHz) 95dB 100dB
AM抑圧比 55dB 55dB
キャプチャーレシオ 1.5dB 1.0dB
実効選択度(IHF) 75dB 80dB
S/N (MONO) 70dB 75dB
S/N (STEREO) 66dB 72dB
全高調波歪率 (MONO) 0.3%(400Hz) 0.15%(400Hz)
0.6%(50Hz~10kHz) 0.3%(50Hz~10kHz)
全高調波歪率 (STEREO) 0.5%(400Hz) 0.3%(400Hz)
2.0%(50Hz~10kHz) 1.0%(50Hz~10kHz)
サブキャリア抑圧比 40dB 60dB
ステレオセパレーション 40dB(400Hz) 45dB(400Hz)
28dB(50Hz~10kHz) 35dB(50Hz~10kHz)
周波数特性 50Hz~10kHz ±1.0dB 50Hz~10kHz ±0.5dB
20Hz~15kHz +1.5 -3.0dB 20Hz~15kHz ±1.5dB
ミューティング信号レベル 10μV 10~50μV連続可変
IF OUTレベル/インピーダンス 200mV/1kΩ 400mV/1kΩ
Multipathレベル/インピーダンス VERT. 10mV/55kΩ VERT. 17mV/80kΩ
HORIZ. 200mV/4kΩ HORIZ. 400mV/1kΩ
■AMセクション CT-600 CT-800
受信周波数 525kHz~1605kHz 525kHz~1605kHz
実用感度(IHF、バーアンテナ) 52dB/m 52dB/m
(アンテナ端子) 25μV 25μV
選択度(1,000kHz) 30dB 30dB
SN比(80dB/m) 45dB 45dB
イメージ妨害比(1,000kHz) 70dB 70dB
IF妨害比(1,000kHz) 60dB 60dB
スプリアス妨害比(1,000kHz) 70dB 70dB
全高調波歪率(80dB/m) 0.8% 0.8%
■総合 CT-600 CT-800
IC 2個 2個
トランジスタ 31個 58個
FET 2個 5個
ダイオード 20個 36個
ツェナーダイオード 1個 4個
発光ダイオード 3個 3個
セラミックフィルター FM8素子 FM6素子
AM1素子 AM1素子
電源電圧 100V 50/60Hz 100V 50/60Hz
定格消費電力 10W 12W
電源コンセント Unswitched:500W Unswitched:500W
外形寸法 436W×144H×323Dmm 436W×144H×323Dmm
重量 7.0kg 7.5kg
付属品   FM簡易アンテナ
  PINコード
  ヒューズ1.0A
  六角棒レンチ
取扱説明書 捜索中 CT-800取扱説明書
カタログ 捜索中 捜索中
ブログ内記事   2008年8月14日掲載記事
ブログ内写真集   CT-800写真集
参考リンク オーディオの足跡 オーディオの足跡

 ・外観の違いはミューティングレベル調整ボリュームの有無だけ。
 ・内部は電源部の造りが全然違う。
 ・FM4連、AM2連のバリコン部はまったく同じ。
 ・[CT-800] FM/AMが別基板。IF-AMP IC uPC16C×2段、MPXディスクリート
 ・[CT-600] FM/AM同一基板。IF-AMP ICなし、MPX-IC SANYO A3311

 見た目は同じ兄弟機も内部構造は随分違うものですね。実際のFM基板とカタログ性能数値の違いを見比べるのも勉強になります。価格差8,000円以上の違いがあるように思えます。[CT-800]はこの機会に再調整しました。[CT-600]はメーターや照明電球などを確保して解体処分しました。

■追記 2008年7月26日-------------------------------------------------------

 「CT-800=75,000円、CT-600=60,000円、CT-400=40,000円では・・?」というご指摘をいただきました。私の手元には判断材料がありません。当時のカタログなどをお持ちの方はご一報ください。

 ご指摘のようにCT-800とCT-600の価格差が15,000円ならば、内部構造の違いは納得できますね。

 

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »