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2008年9月21日 (日)

大人の科学 SX-150

Sx150_3  付録のシンセSX-150よりも本誌の内容が面白そう・・と思って2008年8月アマゾンで注文しました。ようやく届いたので早速開梱し、本誌を一気に読み切りました。シンセ先駆者やメーカーエンジニアへのインタビュー記事、シンセの歴史など評判どおり内容が充実しています。

■商品情報----------------------------------------------------------

 ・大人の科学.net
 →http://otonanokagaku.net/

 ・大人の科学 シンセサイザークロニクル
 →http://otonanokagaku.net/magazine/sx150/index.html

 ・大人の科学 SX-150サンプルムービー
 →http://otonanokagaku.net/magazine/sx150/sx150_sample.html

 ・SX-150組立説明書PDF 組立方法以外に回路図や動作原理の解説もあります。
 →http://otonanokagaku.net/magazine/sx150/pdf/sp02synthesizer.pdf

 ・回路図には部品定数の記載ありませんが、こちらのサイトに加筆された回路図が掲出されています。
 →http://houshu.at.webry.info/200808/article_3.html

■SX-150を使ってみて-------------------------------------------------

Sx150_2  付録のSX-150は組み立てるだけで半田付け不要、あっという間に完成します。本体の裏蓋がなくてダンボールをはめ込むとは・・笑えました。テスター棒のようなペン先をスライダー上で左右に動かしながら音を出します。これで正確な音階を取るのは困難ですが、特徴的な音を作ることは楽しいです。

Sx150_4 Sx150_5 Sx150_10 Sx150_11_2 Sx150_12

 SX-150の小さな内蔵スピーカーからはビックリするくらい大きな音が出ます。音量調整が難しいので、OUTPUT端子をミキサーやアンプに繋ぎ外部スピーカーから音を出すとよいです。聴いてみるとこれが期待以上に太くて良い音が出ています。念のためこの出力を [EDIROL UA-101] 経由でPCに入力しWaveSpectraで波形を見てみました。低域側は40Hzまでしっかり出ていますし、高域側は何と70kHzまで波形として確認できます。付録とは思えない実力があるようでちょっと驚きました。

Sx150sp1_2
Sx150sp2_2

 解説では「外部入力端子[EXT.SOURCE]にテルミンを接続するとSX-150の音で鳴る」とあります。という事は他の楽器や機器も接続可能だろう・・と誰でも考えますよね。いつくか試してみました。

 ・ipodのヘッドホン端子→[EXT.SOURCE]:iPodのボリュームを最大にしてもSX-150は鳴りません。
 ・エレキギター→[EXT.SOURCE]:直接つないでもSX-150は鳴りません。
 ・エレピのヘッドホン出力→[EXT.SOURCE]:エレピのボリューム最大にしてもSX-150鳴りません。
 ・CDラジカセ→[EXT.SOURCE]:ボリュームを最大近くまで上げるとSX-150鳴ります。
 ・エレキギター→アンプ→SEND→SX-150→RETURN:不思議な音でSX-150鳴りました。
 ・エレピをミキサー出力→[EXT.SOURCE]:ミキサーのボリューム最大付近でSX-150鳴りました。

Sx150_13Sx150_15   SX-150を鳴らすにはかなりゲインの大きい入力が必要のようです。鳴るといっても意味不明のうねりの様な音が出てくるだけなので、これを各種調整しながらペン先で操って予想外の不思議な音を作り出します。リズムマシンのビートに合わせて操るとちょっとしたパフォーマンスができます。今から練習すれば忘年会の隠し芸で使えるかも・・(笑)

■フリーソフトシンセ MT-1------------------------------------------

 本誌記事に紹介があるフリーのWindows用ソフトシンセ[MT-1]も面白いです。マニュアルもサポートもないフリーソフトですが機能は充実しており、USB接続の外付け鍵盤があれば本格的に使えます。鍵盤がなくてもパソコンのキーボードを使ってタイピング感覚で手軽に音を出せるのがポイントです。

Mt12

 アナログシンセは実機のツマミやスライダーを動かす微妙な操作フィーリングが大切です。マウスで操作するソフトシンセは微調整が難しいのですが、勉強用や練習用と割り切ればOKです。フリーソフトですから ニンテンドーDS用ソフト[DS-10] の購入をためらう方にはちょうどよい勉強材料になりますよ。※つまみの回し方:つまみの上でスライダー操作のようにマウスを上下にドラッグします。

 ・ダウンロードサイト musictrack
 →http://musictrack.jp/

 ・窓の杜 紹介記事
 →http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/07/30/mt1.html

 ダウンロードするには会員登録(無料)が必要です。SX-150の有無は関係ありません。氏名、メアド、ハンドル名、パスワード、簡単なアンケートを入力、確認メールを受信したら再アクセスしてログイン。VSTの意味が分からない方はスタンドアロン用をダウンロードすればOKです。私のXP環境では問題なく動作していますが、Vistaでは多少制限があるようです。

■フリーソフトシンセ MT-1 操作方法--------------------------------

 マニュアルもサポートもないフリー版です。誌面に簡単な操作法が記されていますが、私のインプレッションも加えて以下にまとめておきました。これだけの用語と意味を知っておけばシンセの基本操作はOKです。

 実機は高価なのでなかなか買えない、ピアノが弾けないから自分には無理、難しすぎて使い方が分からない・・いろいろな理由で今までシンセに触れる機会がなかった方は、ぜひこの機会にお試しください。

PRESET:プリセット
Mt1preset HPF PAD あらかじめ32種類の音が用意されておりマウスで選択
File 自分で作ったオリジナル音の設定をSAVE/LOAD可能。
音そのものの録音再生機能ではない。
VCO:(ブイ・シー・オー)Voltage Controlled Oscillator
Mt1vco Voice ボイス:同時に出せる音数
OSC-1,2,3 MT-1は3台のOscillator(発振器)を内蔵しており、それぞれに以下のパラメーターを設定可能
WAVE ウェーブ:Sineサイン波、Sawtoothノコギリ波、Triangle三角波、Square矩形波、Noiseホワイトノイズ
Octave オクターブ:オクターブの上げ下げ
Volume ボリューム:音量調整
Semitone セミトーン:半音上げ
Fine ファイン:半音の微調整
MONO Portament モノ ポルタメント:二つの音程が滑らかにつながる。Voice=1のときのみONで有効
VCF:(ブイ・シー・エフ)Voltage Controlled Filter
Mt1vcf FILTER TYPE フィルタータイプ選択 Low Pass、High Pass、Band Pass、Band Reject、Peaking
Cutoff カットオフ:選択したフィルターが動作する周波数(カットオフ周波数)を設定
Res (Resonanse)レゾナンス:カットオフ周波数周辺の音を共振させ際立たせる
Track トラック:鍵盤の位置でカットオフを変化させる
Amount アマウント:Filter ENVの掛かり具合を調整
Filter ENV (Filter Envelope)フィルター エンベロープ:音の時間的変化を調整
Attack アタック:音の立ち上がり
Decay ディケイ:音の減衰
Sustain サスティン:音の持続
Release リリース:音の余韻
ENV Scope エンベロープスコープ:Attack,Decay,Sustain,Releaseの設定を視覚的に確認できる。
※EG Attack,Decay,Sustain,Releaseを操作する部分をEG(Envelope Generator)という
VCA:(ブイ・シー・エー)Voltage Controlled Amplifire
Mt1vca Volume ボリューム:音量調整
Amp ENV アンプ エンベロープ:音量変化の時間的調整
Attack アタック:鍵盤を押した直後の音の立ち上がり
Decay ディケイ:音の減衰
Sustain サスティン:音の持続
Release リリース:鍵盤を離した後の音の余韻
ENV Scope エンベロープスコープ:Attack,Decay,Sustain,Releaseの設定を視覚的に確認できる。
LFO:(エル・エフ・オー)Low Frequency Oscillator(低周波発振器)低い周波数を用いてVCO,VCF,VCAに変化をつける。
Mt1lfo VCO VCOにLFOを適用すると「ビブラート」のような効果が得られる。
 Speed ゆれのスピード
 Depth ゆれの深さ
VCF VCFにLFOを適用すると「ワウ」のような効果が得られる。
 Speed ゆれのスピード
 Depth ゆれの深さ
VCA VCAにLFOを適用すると「トレモロ」のような効果が得られる。
 Speed ゆれのスピード
 Depth ゆれの深さ
Chorus:(コーラス)音に厚みをつける
Mt1chorus OFF/ON オフ/オン
Rate ゆれの早さ
Depth ゆれの深さ
Pre-Delay ゆれるまでの時間
Mix コーラス適用量の調整
Deray:(ディレイ)やまびこのようなエコーをつける
Mt1delay OFF/ON オフ/オン
Delay やまびこの続く時間
Feed やまびこの回数
Mix ディレイ適用量の調整
Wave Scope:ウェーブスコープ
Mt1wavescope 聴こえている音の波形を眼で確認できる。
鍵盤:USB(MIDI)接続の外付け鍵盤があれば便利。
Mt1key_3
もっと高い音程や低い音程を出す場合はOSC1-3の「Octave」を操作して+1とか-2とします。

 

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