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2008年11月の記事

2008年11月30日 (日)

YAMAHA CDR-HD1500 HDDリムーバブル計画(2)

11  前回の実験では、本体背面に出ているIDEコネクタに延長ケーブル(ATA33 40芯 30cm)を繋ぎ、リムーバブルケースを使ってHDDを外部に出してみました。作業から約1週間使ってみましたがFMエアチェック、HDDトランスポータ、CDデュプリケートとも従来どおりに動作しています。

 ・ATA33ケーブルの根元がどうなっているのか?
 ・DACの型番は?

 気になる点を確かめるため CDR-HD1500 のカバーを開けてみました。

■分解方法-------------------------------------------------------

 ・本体両サイド(4本)と後ろ側(3本)の固定用ネジを外す。
 ・HDDマウント用金具の固定用ネジ(4本)を外す。
 ・HDD電源用ケーブルの固定用ネジ(2本)を外す。
 ・HDDマウント用金具が外れる。
 ・基板を覆う金属カバーの固定用ネジ(4本、内2本は背面パネルから)を外す。
 ・金属カバー裏側の固定ネジ(3本)を外す。
 ・これで基板が露出します。

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■分かったこと---------------------------------------------------

 ・電源は2系統あり、CDD用とHDD用がそれぞれ独立している。
 ・基板にはIDE40ピンコネクタ1基のみ。
 ・ATA33ケーブル両端にCDDとHDDが繋がり、中央部のコネクタが基板に刺さっている。
 ・ケーブルの全長60cm、CDD-基板 35cm、基板-HDD 25cm。
 ・30cmの延長ケーブルを繋ぐと、基板-HDD=25cm+30cm=55cm。
 ・ADC/DAC=旭化成 AK4528VF

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■ケーブル交換----------------------------------------------------

 ・純正ケーブル:ATA33(40芯)全長60cm
 ・交換ケーブル:ATA133(80芯)全長80cm(マスタースレーブ間30cm)

 純正ケーブルは普通の40芯IDEケーブルです。でも接続方法がPCでお馴染みの方法とは違います。交換用に買ってきた80芯ケーブルをオリジナル接続状態に倣って繋いでみました。本来はマザボに接続するコネクタがスレーブ設定したHDDに繋がります。何だか変な感じ・・です。

 ・「本来はマスター用コネクタ」を「CDドライブ」に接続
 ・「本来はスレーブ用コネクタ」を「基板コネクタ」に接続
 ・「本来はマザボ用コネクタ」を「HDDリムーバブルケース」に接続(HDDジャンパ設定=スレーブ)

 上記接続で電源投入すると正常起動しました。ケーブル交換して丸一日使っていますが、今のところ特に問題は無さそうです。延長ケーブルを使うよりちょっとだけ安心感(自己満足感?)が得られる点がメリットかな?(笑)。ケーブル長が18インチ(約45cm)を超えている点が気になります。

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■ADC/DAC ----------------------------------------------

 旭化成マイクロシステムのAK4528VFでした。ADC/DACが1チップになっているタイプで、24bit/96kHzを謳うサウンドカードやUSBオーディオインターフェイスによく使われていると思います。スペックを見るとADCの性能がやや見劣りします。

 →AK4528 高性能 24ビット 96kHz オーディオCODEC

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■新たな課題----------------------------------------------

 CDR-HD1500搭載DACの音は少々物足りないと思っていました。私はCDR-HD1500のデジタル出力を外部DAC(Toshiba SD-9500)で聴いています。DVDプレーヤーの外部入力を使うという変則ワザですがこの組み合わせはなかなか良いと自己満足しています。

 一方アナログ入力はFMチューナー専用で使っています。チューナーの音声品質に比べればこのADCで充分な性能ですし、今まで不満はありませんでした。でもスペックを見てしまった・・。アナログ入力も何か対策を講じた方が良いと考えています。

 一つの方法として、ひろくん様が詳しくレポートしている BEHRINGER SRC2496 が良さそうな気がします。レポートを拝見すると予想外の機能もあるようでかなり使えそうです。実は購入したまま未開封の「BEHRINGER SRC2496」が仕事部屋に置いてあります。ヤル気が湧いてきたのでいろいろ試してみます。

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2008年11月23日 (日)

YAMAHA CDR-HD1500 HDDリムーバブル計画

 FMエアチェック用に使っている YAMAHA CDR-HD1500 のHDD残容量が少なくなってきました。留守録後すぐCD-Rに焼いて保存するので250GBで充分と思っていましたが、なかなかCD-R化が追い付かない状況です。このままでは年末年始の特別番組を録り切れない恐れが・・・。そこで以前どこかの掲示板で見た「HDDリムーバブルケース」を思い切って試してみました。

 用意したのはPC用5インチベイに取り付けるHDDリムーバブルケースです。最近はSATAが主流ですが、CDR-HD1500のHDDはIDE/ATA仕様です。CDR-HD1500背面から延長ケーブルで引き出してリムーバブルケースに接続。HDDを交換用トレイに装着しておけば、増設や交換が簡単にできると考えました。

■材料---------------------------------------------------------------

 ・ラトックシステム IDE-MDK1ABK・・IDE用ケースとトレイセット(アルミ)
 ・ラトックシステム RD-35MR1ABK・・交換用トレイ(アルミ)
 ・ATA延長ケーブル(30cm)
 ・電源延長ケーブル(50cm)

■材料調達時のポイント---------------------------------------------

 ・アルミ製かプラスチック製か?
  →アルミ製を選択。価格は高めですが、放熱性が良い事は精神的な安心材料です。

 ・本体色は?ブラック、シルバー、ホワイト?
  →迷った末にブラックを選択。シャンパンゴールドが無いのが残念です。

■作業記録---------------------------------------------

6 CDR-HD1500本体裏のHDDスロットドアを開け、今まで使っていたHDD(250GB,HDT722525DLAT80)を外します。代わりに延長用IDE/ATAケーブルと電源ケーブルを接続し、リムーバブルケースに繋ぐだけです。元のHDDをトレイに装着しリムーバブルケースにセット、恐る恐る電源を入れたところ問題なく起動しました。今まで通り正常に使えます。

10 交換用トレイに別のHDD(400GB,ST3400832A)をセットしてみました。あらかじめHDDはSLAVEに設定しておきます。CDR-HD1500の電源を投入するとHDD初期化を促され、約10秒ほどのフォーマット作業を経て新しいHDDとして認識されました。運用上の注意事項・・HDDトレイ交換はCDR-HD1500の電源OFF時に行わなければならない事。

7 CDR-HD1500背面のHDDスロットドアですが、ケーブルを引き出した状態でもギリギリ閉じることができました。ドア固定用ネジを少しだけ締めた「半ドア状態」になりますが、IDEケーブルも電源ケーブルもドアで圧迫されてはいません。

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■冷や汗体験---------------------------------------------------------

 実は最初にHDDトレイをセットしたとき、ケースをキーロックする事を忘れてそのままCDR-HD1500を起動してしまいました。つまりHDDが無いままCDR-HD1500の電源を入れてしまったのです。冷や汗を流しながら固唾を呑んで見ていると、何とそのままCDプレーヤーとして起動しました。取扱説明書を読み直してみたらその旨記載ありました。良かった~~壊れなくて(笑)

■騒音振動対策---------------------------------------------

8 9  難点はリムーバブルケースに付いているファンの回転音がけっこうな騒音になる事です。PCケースに入れておけば気にならないのでしょうが、音楽鑑賞用となるとかなり気になるレベルです。そこでリムーバブルケースを分解してファンの電源ケーブルを外してみました。

 ファンを止めた状態で2時間ほど稼働してケースを触ってみましたが、ほんのり温かい程度です。放熱性に優れたアルミ製ケースを選んだし、ケース付属の熱伝導パッドも貼ったし、もともと暑苦しいCDR-HD1500内部で稼働していたのですから大丈夫でしょう。たぶん・・

 ファンの騒音は無くなりましたが、HDD自体の僅かな動作音と振動がまだ残ります。運転中のリムーバブルケースに触れるとHDDによる微振動がはっきり分かります。そこで地震対策用に売られている「転倒対策シート」をリムーバブルケース底面に貼ってみました。振動が無くなる訳ではありませんが、重ねて設置した機器への振動伝播が抑制できるという意味で効果的です。

■音質への影響はあるか?------------------------------------

 IDE/ATAケーブルを延長してHDDを外部に出したことによる音質への影響はあるか??念のためAUDIO CHECK CDの基準信号をれぞれの条件で録音再生し、違いがあるか確かめてみました。

 →使用したオーディオチェック用CDの詳細情報

【case1:HDD内蔵状態(ケーブル延長なし)】
31311  ・DENON AUDIO CHECK CD をHDD録音。
 ・光デジタル出力をUA101に接続。
 ・聴感による試聴
 ・WaveSpectraによる波形観察。

【case2:HDD外出し状態(IDE/ATAケーブル30cm延長)】
32321  ・DENON AUDIO CHECK CD をHDD録音。
 ・光デジタル出力をUA101に接続。
 ・聴感による試聴
 ・WaveSpectraによる波形観察。

【case3:HDD外出し状態(IDE/ATAケーブル30cm延長+アルミ箔被覆)】
33331  ・DENON AUDIO CHECK CD をHDD録音。
 ・光デジタル出力をUA101に接続。
 ・聴感による試聴
 ・WaveSpectraによる波形観察。

 AUDIO CHECK CD track10~18に収録されている基準信号を聴き比べました。

「上記3パターンの再生音に有意な差はない」・・・私の結論です。

 ノイズ対策に効果ありそうな気がしたので延長ケーブルをアルミ箔で被覆してみましたが、これも有意な効果は確認できませんでした。

 ラックに収めるとき、延長ケーブルが他の機器の電源ケーブルや信号ケーブルと交錯しないように配慮する必要はありますが、このまま外出しリムーバブル計画続行して試運転してみます。

■1Uハーフラックトレイに載せる-----------------------------------------

 ・むき出しのリムーバブルケースは安定性と安全面で問題ありそう。
 ・オーディオラックの中で見た目にカッコ悪い。

21  1Uサイズのハーフラックトレイが手元に余っていたので、この上にリムーバブルケースを固定してみました。オーディオタイマー SONY PT-D9W を並べて置くとちょうど良い横幅になります。ブラックのケースを選んだので見た目に違和感ありません。ハーフラックトレイ底面に地震対策用シート貼り付けておきました。ゴム足を付けるよりは効果的と思います。IDE延長ケーブルの長さの制約から、右側にリムーバブルケース、左側にタイマーの配置になります。

11  このハーフラックトレイは、以前サウンドハウスで買った これ だと思います。いろいろな機器を取り付けられるように底面に固定用ネジ穴がたくさん開いているので放熱効果も期待できます。ネジ穴がうまく合わない場合は、長めの結束バンドでケースごと縛りつける、両面テープ付き大判マジックテープで固定するなどの方法があります。今回の使い方ではラック用の「耳」が邪魔なので前後逆にして使っています。

■オーディオ機器に相応しい収納ケース1--------------------------------------------

1213   ラックトレイは良いアイデアと自画自賛ですが、見栄えは今一つの感じです。次に用意したのは部品取り用に確保しておいた TRIO KT-1010 シルバーモデル。高さは1Uより少し大きめですが、横幅は偶然にもハーフラックトレイの内寸幅とピッタリ同じでした。KT-1010の前面パネルと上部カバーを取り外し、ハーフラックトレイに載せただけです。KT-1010の前面パネルはほぼ全面が透明プラスティック製なので、内部に収まったPT-D9Wの時計表示がきれいに読めます。リムーバブルケースの赤・緑のLEDが隠れて見えないのが残念です。

 KT-1010の前面パネルと上部カバーはハーフラックトレイに載せてあるだけなので、タイマー操作時やHDDトレイ交換時には簡単に外せます。CDR-HD1500の上にFMチューナーが載っているように見えますよね(笑)。

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■オーディオ機器に相応しい収納ケース2--------------------------------------------

 以下に思い付いた収納ケースのアイデアを列記します。

 ・KT-1010と同様にジャンクチューナーのケースをそのまま利用する。
  ○ FMエアチェック機器として見た目は抜群によい。

 ・薄型 DVDプレーヤー のケースを利用する。
  ○ シャンパンゴールドの筐体があればCDR-HD1500とベストマッチ。

 ・1Uサイズのサーバーケースを使う。
  ○ 1UサイズのNASケースがあれば用途はまさにピッタリ。
  × オーディオ機器らしくないのが難点。

 ・S-VHS高級機によくあった「前面開閉式操作卓」になっているビデオデッキのケースを利用する。
  ○ 前面開閉卓を閉じておけば立派なオーディオ機器に見える。
  × 高さと奥行きが大き過ぎる?

 私は「前面パネルが開閉式のS-VHSデッキ」が良さそうな気がします。パネルを閉じておけば高級感あるオーディオ機器に見えることがポイントです。サイズ的に大き過ぎるかもしれませんが、ジャンクコーナーで実験素材を見つけたら試してみようと思います。

 くだらないアイデアで恐縮です(笑)・・チャレンジ精神ある方は自己責任でお楽しみください。

 

2008年11月16日 (日)

80年代のバリコンチューナー(2)

 前回ご紹介した [Technics ST-S7] を入手したとき、実は一緒に [YAMAHA T-9] の故障品も購入しました。いくつか不具合があるので現在修理調整中ですが、まだ時間がかかりそうです。保管している古いカタログの中にちょうど「1979年10月発行 YAMAHA T-9 専用カタログ」あったので、まずは参考資料としてPDF化しました。

 ついでに [DENON TU-900] [TRIO KT-1100] [PIONEER F-700] の3機種をまとめた一覧表「80年代のバリコンチューナー」にも追記しました。[T-9] もギリギリ「80年代」の仲間に入れておきます。

■80年代のバリコンチューナー4台比較
 →http://bluess.style.coocan.jp/audio/80s.htm

T9_s ところでこの「T-9専用カタログ」は「詳細な技術解説書」と言える内容になっています。特にTRIO製チューナーを強くライバル視しており、パルスカウント検波やサンプリングホールドMPXの欠陥を指摘した上で自社技術の優位性を5ページに渡ってアピールしています。技術的な論評は私にはできませんが、読んでみるとけっこう攻撃的な内容です。

 確かに・・当時は専門用語やカタログ数値の意味もよく分からないまま、オーディオ雑誌の記事・意味の分からないカタカナ・デザイン・ブランドイメージで製品を選んでいました。最近ようやくチューナー関係の専門用語が少し分かるようになり、30年前のカタログを読み直しては教科書代わりに活用しています。

■「T-9専用カタログ」より一部抜粋------------------------------------

 「チューナーは、一般のユーザーにオーディオ機器の中で最もむずかしいものと思われており、従って、ユーザー側からの正確な技術的理解の最も遅れているオーディオ機器です。そのためにチューナーでは、技術者の立場からすれば旧知でマイナス点も明らかな古い技術が、コマーシャル上、新しくて万能のワンポイント技術のように持ち出されて無反省に流行するといった傾向も見られます・・・」

 「検波段でパルスカウント方式に対するヤマハ技術からの見解は、理論上の直線性は良いけれど、肝心の情報伝達能力に欠けているためオーディオチューナーには適さない、通信機用の過去の技術-ということです。これに対してヤマハは・・・」

 「復調段でサンプリングホールド方式に対するヤマハのチューナー技術の見解は、非直線抵抗でコンデンサを充放電してスイッチするため過渡特性に欠点があり、アンプの動作性でいえばC級動作で、オーディオアンプとしては見捨てられた過去の技術-ということです・・」

■「ウルトラ・リニア・ダイレクト・ディテクター」って何??--------------------

T9  パルスカウント検波に対してヤマハは「ウルトラ・リニア・ダイレクト・ディテクター」を採用していると記述していますが、これも全く意味の分からない立派な「宣伝用カタカナ」ですよね(笑) ブロック図では「スーパーリニア・レシオ検波」と記載あります。英語版には「WIDE RANGE YAMAHA RATIO DETECTOR」とあります。素直に「広帯域レシオ検波」と言ってくれた方が分かりやすいと思いますが、ユーザーから「古臭い・・」と思われるのを嫌った営業戦略だったのでしょうか。

 検波方式の違いは「ひろくん」様のサイトで詳しく解説されています。私が持っている1983年製シンセ式の [T-2000W] も広帯域レシオ検波ですし、後継機の1990年製 [TX-2000] も同じです。シンセチューナーが主流になった後もヤマハはレシオ検波に拘っていたのですね。[T-2000W] は今も私のお気に入りチューナーの一台です。

 

2008年11月 9日 (日)

Stylophone スタイロフォン

Stylophone_1  久しぶりの音楽ネタです。DMRにWANT登録して約2ヶ月、ようやく先週末に届きました。今日は朝からこれで遊んでいますが、いや~楽しいです! 簡単に言えば「よく出来たおもちゃの電子オルガン」です。DS用ソフトKORG DS-10大人の科学SX-150 をお持ちの方に是非お薦めします。ステキな演奏サンプルがYoutubeに多数登録されています。まずはご覧ください。

 大人の科学SX-150 と同様にスタイラスペンで演奏します。スタイロフォンの場合は鍵盤を使って音階をしっかり刻めます。ギター用のチューナーに接続して底面にあるボリュームでチューニングもできました。ピッタリ正確に・・とはいきませんが、微妙に外れてもご愛嬌の範囲ですね。

 ヴィブラート機能、3種類のサウンドチェンジ機能があります。側面のMP3ジャックは[AUX IN]端子で、ラジカセやお手持ちの外部音源(例えばDS-10)などを接続すれば、好きな曲に合わせて演奏できます。DS-10をリズムマシンにして、SX-150とスタイロフォンでメロディーを奏でるのが良さそうです。出力をミキサーやアンプを通せば立派なライブパフォーマンスになります。

 スタイロフォンの出音をWavespectraで見てみました。「ラ」の音を出している状況です。音程は微妙にズレていますがこんなものでしょう。192kHzでサンプリングしてみると、20kHz以上の高音域も良く出ているようです。

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 これからの忘年会シーズンのステキな余興になりそうです(笑)。所詮おもちゃですが、これだけ楽しめて3,580円は超お買い得だと思います。興味ある方は在庫切れになる前にどうぞ・・。

Stylophone_1_3 Stylophone_2 Stylophone_3 Stylophone_4_2 Stylophone_5
Stylophone_6 Stylophone_7 Stylophone_8 Stylophone_9 Stylophone_10

 先週末からDMRで販売再開されました。アマゾンでも扱っていますが価格はちょっと高めです。

■DMR ONLINE SHOP
 →http://www.dmr.co.jp/shop/default.aspx

 

2008年11月 8日 (土)

Technics ST-S7

Sts7_1Sts7_3  テクニクスの薄型FM/AMチューナー [ST-S7] です。2008年10月末、馴染みのリサイクルショップで315円で購入しました。最初に見かけたときは今一つ興味の湧かない機種でしたが、背面パネルを見て「マルチパス出力が付いてる!!」急にやる気が出てきました(笑)。そう、TU-S707X(改)に接続して実験できる貴重なシンセ式チューナーだったのです。 と同時に「そういえば [ST-S8] にもマルチパス出力があったはず・・」と思い出しました。[ST-S8] の件は後述します。

■特徴など---------------------------------------------

Sts7_11Sts7_4  電源コードには[1980]の印字があります。正面パネルに多少の擦り傷ありますが、概ね美品です。ただFL管はかなり輝度低下しています。本機はタイマー機能を内蔵しているので、常時時計表示される影響でしょう。放送局を登録するボタンがそれぞれ「1~0」のテンキーに対応していて時刻設定できるようになっています。またメモリーバックアップのために本体底面に単三電池3本をセットします。バリキャップ数が4と7の違いはありますが、その他の回路構成は [ST-S8] とよく似ています。

■調整記録-----------------------------------------

 ・IF BAND:normal
 ・FM muting:off

【VT電圧確認】
 ・R212奥のジャンパ線にVT電圧が出ていました。
 ・このジャンパ線-GND に直流電圧計接続。
 ・89.9MHz時の電圧=実測値15.4V(確認のみ)
 ・76.1MHz時の電圧=実測値 4.6V(確認のみ)
 ※電圧指定値不明ですが、変更する場合は89.9MHz-CT1,76.1MHz-L6で調整可能

【フロントエンド調整】
 ・R106手前の足とGNDに直流電圧計接続
 ・SSG 83.0MHz、無変調、30dB
 ・受信周波数83.0MHzの位置でコイルL1,L3,L4 調整 → 電圧最大値へ。
 ・上記作業を数回繰り返す
 ・受信周波数83.0MHzの位置でIFTコアT101 調整 → 電圧最大値へ。

【FM同調点調整】
 ・R111両端に直流電圧計セット
 ・音声出力をUA-101経由でPCに接続
 ・SSG 83.0MHz、1kHz、100%変調、60dB
 ・T102(DET Pri)調整 → 電圧ゼロに。
 ・T103(DET Sec)調整 → WaveSpectraで波形観察しながら2次高調波を最小に。

【MPX部の調整】
 ・VR301-1pinに周波数カウンター接続
 ・VR301を調整 → 76kHzに。
 ・SSG 83.0MHz、Pilot信号ON、無変調、60dB
 ・VR303とL303調整 → 19kHzの漏れ信号を最小に。
 ・SSG 83.0MHz、Pilot信号ON、1kHz100%変調、Lのみ/Rのみ、60dB
 ・Lのみ信号、Rのみ信号を受信しながらVR401調整 → 反対chへの漏れを左右同一レベルに。

【マルチパス端子(H側)の出力値測定】
 ・SSG 83.0MHz、1kHz、60dB
 ・マルチパス端子(H)側電圧測定 → 205mV

Sts7_6_2 Sts7_7_2 Sts7_8 Sts7_9 Sts7_10

ひろくん様の[ST-S8]調整方法がとても参考になります。

■使ってみて--------------------------------------------------

 [ST-S7] のマルチパス出力を前回制作したTU-S707X(改)に接続してみました。入力レベルをほんの少し調整するだけできれいなステレオ音声が聞こえてきました。シンセチューナーでマルチパス端子を装備してる機種は少ないので、その意味では [ST-S7] は稀少機種ですね。

[ST-S8]について-----------------------------------------------

Sts8_1  「そういえば [ST-S8] にもマルチパス端子があったはず・・」と思い出し、棚から引っ張り出してきました。マルチパス出力の「H」端子と「V」端子を確認しようと背面を見てみると、何とそこにはあったのは[4ch MPX OUT]端子と[CONTROL INPUT]端子・・。なんともお恥ずかしい話ですが、音声出力端子と並んで4つのRCAジャックがあったのですっかりマルチパス端子と思い込み+感違いしていました。この [ST-S8] をいじっていた頃は、マルチパス端子には興味無かったですから。。

 [ST-S8] は1981年製のチューナーですが、この時期でもまだFM4チャンネル放送用端子が残っていたのですね。再調整して[4ch MPX OUT]端子の出力値を測定したところ 212mV(83.0MHz,1kHz,60dB)でした。TU-S707X(改)に接続するにはちょうど良い値です。

Sts8_2  もう一つの[CONTROL INPUT]端子は、たぶんテクニクス製タイマーを接続する端子だと思います。[ST-G7] にも同様の端子があり [SH-4060] でチューナーのON/OFFとメモリーチャンネルの切り替えができました。残念ながら6月に仕事部屋を引っ越した時 [SH-4060] を処分してしまったので動作確認はできませんが、おそらく[ST-S8] もタイマーコントロールできると思います。今頃になって気付いた重大発見でした!

 [ST-S8] のフロントエンドは豪華7連バリキャップで受信性能は優秀です。ただセパレーションが50dB程度しか確保できず、音質的には物足らないチューナーでした。ところがTU-S707X(改)と組み合わせてステレオ復調する事により [ST-S8] の優秀な受信部が活きてきます。[ST-S8]+[TU-S707X8改)]は効果的な組み合わせだと思います。

 

2008年11月 2日 (日)

TU-S707X MPXデコーダー化実験(3)

 サンスイ[TU-S707X]の優秀なMPX部を「汎用デコーダー」として利用できないか?

 まだしつこくやってました・・(笑)。前回の課題「接続するチューナーからの入力レベルを調整する仕組み」を考えてみました。

■過入力を可変抵抗で調整する---------------------------------------------------

 前回実験で[TU-S707X(改)]のMPX適正入力レベルは90~200mVと判明しています。[SONY ST-5130]以外のチューナーではマルチパス出力は適正範囲~過入力の状態でした。ネット上の情報でいろいろなチューナーのマルチパス出力を調べてみると、[L-02T]が10mVと際立って低い以外はすべて100mV以上(※)、最大は[KT-2200]の700mVでした。[ST-5130]の本来性能は150mVと思われます。(※調べた範囲で・・。) 

 ・マルチパス出力に抵抗を挟んで調整する。

 この単純な方法でほとんどのチューナーに対応できそうです。[L-02T]を外部MPXで使う理由は無いですし、[ST-5130]はもしかしたらどこか故障しているかも?という状態なので除外して考えます。

 試行錯誤の結果、150k~200kΩの抵抗を挟むとちょうど良さそうです。この結果を受けて300kΩ(Bカーブ)を買ってきました。[TRIO KT-7700]の[DET OUT LEVEL]を600mVに上げてもこの可変抵抗で適正入力レベルに調整できました。

■MPX入力端子と調整用可変抵抗の取付け---------------------------------------

 [TU-S707X(改)]の背面パネルにドリルで穴を開けて本格的に取り付けてみました。前回はAMループアンテナのホルダーを外してMPX入力端子(RCAジャック)を取り付けましたが、内部配線が見苦しかったので音声出力端子の隣に移設しました。すぐ横に調整用の可変抵抗を配置し外観もスッキリしました。

 ・背面パネルを取り外す。
 ・直径7mmの穴を開け、300kΩ(Bカーブ)を取り付ける。
 ・直径6mmの穴を開け、RCAジャックを取り付ける。
 ・信号線とGND線を半田付け。
 ・何かの機器から取り外した適当な「ツマミ」をはめて完成。

 前回実験で用いたバリコンチューナーを総動員して動作検証しました。信号発生器があれば(83MHz,1kHz,60dB)の信号を送りながらチューナー毎に厳密にレベル調整して使えます。信号発生器など無くても、実用上は「出音に歪みを感じる少し手前・・」に可変抵抗を調整すれば大丈夫です。

70731 7073_2 7073_3 7073_4 7073_5

■マルチパス出力レベルが低い場合はどうするか?---------------

 この場合は信号を増幅しなければなりませんが、FMコンポジット信号なので53kHz(FM多重放送まで考えると90kHz程度)までの周波数をフラットに扱えるアンプが必要です。

 ・増幅が必要なチューナーは少数派である(・・たぶん)
 ・私の技量では難易度が高い・・

 残念ながらこの対策はスルーします。

■最後に---------------------------------------

7073_0Kt7700tus707x [TU-S707X /DECADE]のMPX部は使えます。

 古いバリコンチューナーとの組み合わせによって「FM放送の新しい楽しみ方」を見つけたような気がします。一連の実験を通して有意義な経験をさせていただきました。最初にアイデアをいただいたcooltune様、ご助言いただいた皆さま方に感謝申し上げます。

 

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