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2009年6月の記事

2009年6月28日 (日)

S21HT で Gmailチェック

Spb_v3_00  2009年6月27日、自宅の光回線(Bフレッツ)が不通になり、バックアップ回線として EMOBILE S21HT が大活躍しました。いまの生活でネット環境を失うと、その影響は予想以上に大きいことを実感しました。

 特にメールは日常生活にも欠かせないツールになっています。私は仕事とプライベートで5個のPC用メールアドレスを使い分けています。通販ショップからのDMメールもありますが、仕事の打合せメールなど大切なメールが多数を占めます。急いで返信しなければならないケースもあるので、ネット環境を失うと影響はあまりに大きいです。

 最近はすべてのメールアドレスを Gmail に設定して一元管理していますが、もしPCがダメになっても S21HT単体で Gmail を確認できるよう設定を見直しました。これも「危機管理」の一環ですね。

■パソコン側:Gmailの設定--------------------------------------
・パソコンで Gmail にログイン。
・画面右上に表示されている「設定」を選択。
・「メール転送と POP/IMAP 設定」を選択。
・「IMAPアクセス:ステータス」の「IMAPを有効にする」を選択。
・設定保存。

■S21HT側:Outlookメールの設定------------------------------------
・Outlookを起動。
・Spb mobile shell トップ画面にメールアイコンがあるので、ワンタッチで起動します。
・右下「メニュー>ツール>新規アカウント」を選択。
・「電子メールアドレス」にGmailアドレス(****@gmail.com)を入力。
・「名前」「アカウントの表示名」を任意で入力。
・「受信メールサーバー」に「imap.gmail.com」を入力。
・「アカウントの種類」に「IMAP4」を入力。
・「ユーザ名」に 「****@gmail.com」を入力。
・「パスワード」にGmail パスワードを入力。
・「パスワードの保存」にチェック。
・「送信(SMTP)メールサーバー」に「smtp.gmail.com」を入力。
・「送信サーバで認証を要求する」にチェックを入れる。
・「送信電子メールに同じ名前とパスワードを使用する」にチェックを入れる。 
・「サーバへの詳細設定」を選択し。
・「自動送受信」5分ごと、10分ごとなど設定する。※私は「手動実行」を選択しています。
・「メッセージのダウンロード」「今日受信したメッセージ」
・「メッセージ形式」テキスト形式。
・「メッセージのダウンロード制限」5KB。私はこれで十分。
・「添付ファイルのダウンロード」ダウンロードしない。
・「受信電子メールにはSSLが必要 」「送信電子メールにはSSLが必要 」の両方にチェックを入れる。
・ネットワーク接続で「EMnet」「emb」を選択完了。

Gmail02 Gmail03 Gmail04 Gmail05

■S21HTでGmail送受信-----------------------------------------
 Spb mobile shell トップ画面のアイコンにメールアイコンがあるので、ワンタッチで起動します。右下「メニュー>送受信」とタップすればGmailを受信できます。アイコン下に受信メール数も表示されます。自動受信にして、受信動作する時間を設定する方法もあります。

 メール受信容量を 5KB に制限しています。テキストメールならこれで十分です。すぐに読みたいメールが容量制限のため中途半端に切れている場合は「続きをダウンロードする」が簡単にできます。

■その後、パソコンで Gmail を確認する--------------------------
 仕事場や自宅に戻った時にパソコンでGmailに接続し、受信トレイに入っているメールを総て「アーカイブ」します。こうすればGmailの受信トレイはカラになるので、外出先のS21HTから確認すると「新着メール=ゼロ」となります。

■Gmailは新着確認専用で--------------------------------------
 Gmailを100%信頼している訳ではありません。サービスがいつまで続くか?その保証はないので、パソコン用メールソフト(Becky!)で全メールを受信して保存管理します。【 S21HT+Gamil 】は緊急時や外出先での新着確認専用に活用します。

 

2009年6月27日 (土)

VDSLモデム VH-70E

 今朝、Windows7の先行予約をしようと思ったらどの通販サイトも「販売終了」・・(涙)

 やれやれ・・と思いつつ、そのまま仕事に出かけました。午後には戻れる予定だったので、今日ブログにアップするつもりだったファイルの準備などを済ませておきました。

 仕事が終わって午後14時ころ帰宅。

 メインマシンでメールソフトを起動したところ「ネットワークに接続できません・・」

 またまたやれやれ・・久しぶりの「ネットトラブル発生・・」です。

■原因究明と対策------------------------------------------------

 ・PCの問題ではない
 ・無線LANの問題でもない
 ・ルーターやハブに問題ない
 ・プロバイダーの問題でもない

 VDSLモデム「VH-70E」のLINEランプがゆっくり点滅しています。ハブやルーターなどを辿り原因探査に1時間ほどかかりましたが「Bフレッツの回線トラブルらしい」と判明しました。

 ・午後15時40分 NTT西日本 0120-248955 に電話しました。
 ・午後15時55分 10回ほどリダイヤルしたところ、ようやく繋がったので状況説明。
 ・午後16時11分 NTT西日本 0120-248955 より着信。「回線トラブルを確認、明日ご自宅に伺います・・」

 この記事は モバイルPC(Panasonic R6A)を EMOBILE S21HT(WMWifiRouter)に接続して書いています。イーモバイルがメイン用途に役立つ時が来るとは・・。備えあれば憂いなしですね。

 なぜ焦ったかといえば、実は今夜終了を迎えるヤフオク(出品中)があったのです。そりゃ焦りますよね~(笑)

 それにしても「ダイヤルアップ接続の時代」に戻った環境です。「光常時接続」がどんなに素晴らしい環境なのかを改めて実感しました。記事に写真が無い事情をご察しください。

 Bフレッツの復旧状況は明日またご報告します。

■追記 2009年6月28日---------------------------------------

P1000775ネット回線:NTT Bフレッツマンションタイプ(VDSL方式)
プロバイダ:Nifty

【6月27日夜】
・マンション内で同じBフレッツを使っているお宅では問題は発生していない。
・室内のVDSLモデム(VH-70E)電源の抜き差しを試しましたが復旧せず。
・VDSLモデム(VH-70E)の「LINE」ランプがゆっくり点滅しています。
・Bフレッツ開通時の書類に【開通日:2004年7月23日】と記載ありました。
・VDSLモデム(VH-70E)はNTT西日本からのレンタル品です。
・もう5年も使ってるんだ~。VDSLモデムの故障かな?
・と思いつつ、電源を切って翌日の修理を待つことにしました。

【6月28日】
・午後の予定が早まって11時頃にNTT修理担当者が自宅に来てくれました。
・昨日からの経緯、事情を説明しました。
・VDSLモデム(VH-70E)の電源を入れたところ・・
・表示ランプを見たら「LINE」が点滅ではなく点灯しています!正常です!
・PCを起動すると今までどおり普通にインターネットに接続できます。
・あれ~、何故だ~??せっかく修理担当者に来てもらったのに~??
・「念のためマンション共用部に設置してある集合装置をリセットしてみましょう・・」
・「VDSLモデム(VH-70E)が怪しいようだが、現状で問題ないので交換はできない・・」
・「次に同じトラブルが発生したら、VDSLモデム(VH-70E)を交換しましょう・・」
・と言ってサービスマンは次の現場に向かって行ったのでした。

 Bフレッツ導入から5年にして初トラブルでした。何だか納得できないまま、でもトラブルは解消されました。

■今回のトラブルで感じたこと-------------------------

・ネット環境を失って一番焦っていたのは就活中の長女でした。
・今時の就活はすべてネット上で行われるとか・・
・企業説明会の開催情報やエントリーはすべてネットからだそうです。
・企業からの連絡もすべてメールで。携帯メールは不可だそうです。
・「受験中の企業から連絡メールが来てたらどうしよう・・(長女涙)」
・「EMOBILE S21HT を持ってて良かった」とつくづく感じました。
・JT様がおっしゃるとおり、いまさらアナログダイヤルアップや高額FOMAは使えません。
・バックアップ回線は何かしら用意しておいた方が良いですね。

2009年6月21日 (日)

SONY VAIO VGN-SZ93NS リカバリー記録

Vaio01_2  VAIO Type-S プレミアムバージョンです。2007年3月末 SonyStyle で購入したVistaマシンで、仕事部屋のデスクで毎日酷使しています。Core 2 Duo(2.0GHz)+メモリー2GB のスペックながら良く頑張ってくれていました(過去形・・)。これまでの苦い経験から学んだ経験則では・・

 ・私の使い方ではノートPC の HDD は2年半~3年でクラッシュする。
 ・そろそろ HDD換装しようかな・・と思った矢先にクラッシュする。

 「使い始めてそろそろ2年半になるので、今度こそ先手を打とう・・!」

 と思っていた矢先、またも歴史は繰り返されました(笑&涙)。

 2009年6月20日朝、いつものように電源ONすると 「鈍い異音」 とともに起動不能になりました。HDDのクラッシュです。またその時がやってきました。やれやれ・・です。

■部品調達-----------------------------------------------------

【HDD】Travelstar 7K320 HTS723216L9A360(160GB/7200rpm/16MB/Serial ATA2/300)

 家電量販店のPCパーツ売り場で「特価品 4,780円」が目に付いたので買いました。データはサーバー側に置くのでPC本体は容量160GBで十分です。SSDも魅力的ですがまだ高いですね。2年前のマシンでは相性問題もありそうなので今回はHDDを選びました。

【MEMORY】DDR2 667MHz SDRAM 2GB×2枚セット

 同じ売り場で「特価品 2枚セット4,280円」も買いました。メモリーはホント安くなりましたね。現状で 1GB×2枚= 2GB になっていますが「2GB×2枚= 3GB までは認識するだろう」との期待に基づく衝動買いです。ダメなら他に流用します。

■さっそくHDD換装---------------------------------------------------

 本体の分解手順とHDD換装の詳細はこちらのサイトを参考にさせていただきました。非常に詳しく解説されているので、作業は問題なく完了しました。

【VAIO typeSのHDDを換装してWindows Vistaは速くなるのか?(その1)】
 →http://kunkoku.livedoor.biz/archives/50791483.html

 7200rpmということで発熱を心配しましたが、従来品※ と大差ないように思います。動作音もほとんど聞こえません。

 ※従来品 TOSHIBA MK6034GSX / 60GB / 5400rpm

Sz93ns04 Sz93ns05 Sz93ns06 Sz93ns07 Sz93ns09

■VAIOリカバリー--------------------------------------------------

 XPにダウングレードしてMac化・・も考えましたが、手持ちのPCで Vistaマシンはこのノートだけです。間もなく Windows7 が登場しますが、Vistaマシンが一台くらいあっても良いと思い直し、工場出荷状態に戻すリカバリーを実行しました。購入時に作成しておいたリカバリーディスク(DVD-R 2枚)で工場出荷状態に戻りました。

 非常事態に備えてHDDの内容は定期的にバックアップを取っています。でも制作した作品などはすべてネットワークドライブに保存しているので、PC本体にはアプリしか入っていません。ちょうど良い機会なのでクリーンインストールで新たに構築し直すことにしました。

 Windowsアップデートが77個、VAIOアップデートも27件。アップデートするとまた新たなアップデートが・・昨夜から始めて朝までかかりました。

■続いてメモリー交換------------------------------------------------

Sz93ns02Sz93ns03_2 HDDを交換し安定動作を確認してから衝動買いした 4GBメモリーが使えるかを試してみました。本体底面のカバーを開ければメモリー交換は簡単です。1GBメモリーを2枚とも外し、2GBメモリー×2枚を刺しました。

 起動してみると期待通り3GB(正確には3.197GB)まで認識しています。問題なしでした。1GB分がもったいないですが、PhotoshopやIllustratorの起動時間が多少速くなった気がします。気のせいかも??(笑)

■Gavotte Ramdisk で余った1GBを RAM-DISK として使う-----------------------

 復旧作業は今朝終わったのですが、4GBメモリーに関してネット検索している過程で魅力的な記事に遭遇したので試してみました。OSが認識しない1GB分のメモリーを RAM Disk として活用する方法です。詳細は以下のサイトをご確認ください。

【特別レポート】32bit Windowsの管理外領域をRAM Diskに使う
 →http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0512/ramdisk.htm

【Windows Vistaにメモリー 4GB を載せて体感速度をさらにアップ!】
 →http://kunkoku.livedoor.biz/archives/51439327.html

 ネット上には多くの導入成功事例がありますが、私の VAIO / Vistaでは残念ながら失敗しました。Gavotte Ramdisk 自体の Vista への導入はできましたが、隠れた 1GB ではなく本体メモリーを消費して RAM-DISK を構成してしまいます。つまり、OSの管理外メモリ領域への RAM-DISK の領域確保に失敗している訳です。

Sz93ns14 原因を探るとどうやらマザーボードの BIOS の問題みたいです。BIOS では 3.2GB のメモリ容量しか認識していません。BIOSメニュー内をすべて探しましたが [DRAM Configuration] らしき設定項目はありません。

 BIOS隠しメニューへの入り方があるのか? BIOSアップデートが必要か?
 とりあえずここまでです。土日の休みが全部つぶれました・・あ~~疲れた・・

■RAM-DISK が使えると・・ ------------------------------------------------

 本体メモリー(3GB)のうち、1GBを RAM-DISK に取られた状態で少し使ってみました。ブラウザのキャッシュ保存先に設定するとホームページの表示速度が「激速・超速」になりました。これは凄いです。TEMPフォルダにも良いですね。RAM-DISK ですからPC本体の電源OFFやOS再起動で内容が消失します。それでも構わない使い方ならこのままでOKです。

 下記ソフトはOS終了時にRAM-DISKの記録内容をイメージファイルとしてバックアップし、次回起動時にイメージファイルをRAM-DISKへ書き戻して復元する機能も備えているようです。

【OS管理外メモリ領域へRAMディスクを構築できるフリーソフト「VSuite Ramdisk」】
 →http://www.forest.impress.co.jp/article/2009/06/11/vsuite_ramdisk.html

 クリエイターにとっては、Photoshop や Illustrator の作業ディスクに使う方法がすぐに思い浮かびます。作業効率が驚くほど改善されそうです。これは試してみる価値ありそうです。

 メモリーが安いうちに 8GB(2GB×4枚)を搭載し、メインメモリ=3GB、RAM-DISK=5GB なんていうマシンを作れば重量級 Adobe CS系ソフトもサクサクと動作しそうですね。

 今回は失敗しましたが、次は XP-デスクトップ機で挑戦してみます。

2009年6月14日 (日)

今夜はANGEL / 椎名恵

 今日初めて 「高速道路どこまで乗っても1,000円・・」 を利用して静岡の親戚を訪ねました。その帰りの車中、JFN系列の 「あ、安部礼司」 を聴いていたら、映画 「ストリート・オブ・ファイヤー」 の懐かしい曲が流れてきました。映画のラストシーンで ダイアン・レイン が歌っているシーンが鮮やかに蘇りました。

 自宅に戻って早速 YouTube で探してみました。 ストリート・オブ・ファイヤー のクライマックスシーン、ダイアン・レイン が超カッコ良いです!!

 この曲の日本語版 「今夜はANGEL」 を歌っていたのが 椎名恵(しいなめぐみ) さん。1985年頃でしょうか。

■今夜はANGEL ----------------------

Missyou  この曲で初めて 椎名恵さん を知りました。圧倒的な歌唱力で歌に引き込まれた事を覚えています。レコード棚を探したら、「今夜はANGEL」 が収められた 「MISS YOU」 がLPレコードで残っていました。これ以降のアルバム 「Le Port」、「W CONCERTO」、「W CONCERTO II 29~Twenty nine」 の3枚はCDがありました。どのアルバムも「ハズレ」の曲がありません。丁寧に作られた聴き応えのあるアルバムです。ちょうどレコードからCDへの転換期だったですね。

■麻倉未稀さんも ----------------------

 私の中では、映画 「フラッシュダンス」 のテーマ 「What a feeling」 を歌っていた麻倉未稀さんと今回の椎名恵さんが80年代の双璧(ツートップ)です。次の映像は 麻倉未稀さんの「ヒーロー」。 これも凄いですよ~。歌の上手さは抜群です。 今 YouTube で 「懐かし映像」 を見続けています (笑)。

 

2009年6月13日 (土)

Victor T-7070(3)

 最近は土曜日と日曜日に休めることが多くなってきました。50歳を過ぎてようやく「普通のサラリーマン」みたいな生活になっています。「休日を過ごしている」・・という実感があって良いものですね。

0_victor_t7070_3 Manual-In-PDF.com で購入した「JVC T-3030 回路図」とジャンク品の「Victor T-7070 実機」をもう一度詳しく見比べてみました。特に検波回路周辺を確認するため、今回は IC107[HA11211] 横にあるシールドカバー(銀色の箱)も外して部品配置まで確かめました。比較しやすくするため、写真サイズや向きを揃えて以下に並べてみました。

Victor T-7070(1)→解体記録
Victor T-7070(2)→雑誌記事発見!

■Victor T-7070 [HA11211]周辺の回路------------------------------------

2_victor_t7070_01

■Victor T-7070 [HA11211]周辺の回路 シールドケースを外すと ----------------

3_victor_t7070_02

■JVC T-3030 [HA11211]周辺の基板パターン図 -----------------------------

4_jvc_t3030_01

■JVC T-3030 [HA11211]周辺の回路図 -----------------------------------

5_jvc_t3030_02

■「JVC T-3030 回路図」=「Victor T-7070 実機」----------------------------

 上記写真の通り、両者は見事に一致します。検波回路だけでなく「JVC T-3030 回路図」=「Victor T-7070 実機」と言えます。(※電源部は多少異なりますが・・)

■T105の調整 --------------------------------------------------------

 上記写真でシールドケースから顔を出しているのは T105 です。サービスマニュアルによれば・・

T105:VCO free running frequency adjusting coil of FM PLL detection
Adjust T105 to the mid-point of the lock range in which demodulated output appears.

■T104の調整 --------------------------------------------------------

 上記写真で [HA11211] のすぐ左側にある T104 の調整方法はサービスマニュアルによれば・・

T104:IF stage phase adjusting coil
Adjusting T104 so that the distortion factor of demodulated output reads minimum.

■[Victor T-7070] と [JVC T-3030] はPLL検波?----------------------------

6_jvc_t3030_3_07  ・Victor T-7070 実機天板に[PLL DISCRIMINATOR]と印字があります。
 ・Victor T-7070 実機基板に[PLL FM DISCRIMINATOR]とシルク印刷あります。
 ・オーディオの足跡さまのサイトにも「PLL検波である・・」との説明があります。
 ・JVC T-3030 サービスマニュルにも「PLL検波」に関する解説(英文)があります。
 ・でも・・そもそも[HA11211]はクォドラチュア検波のICでは?
 ・回路図で点線で囲まれた部分がPLL(Phase Lock Loop)になっている?
 ・素人には限界です・・

■もう一つの疑問?-----------------------------------------------------

 「オーディオの足跡」様のサイトに掲載された Victor T-7070 内部写真 と私の T-7070 内部写真を比較しました。両者の写真サイズを調整し歪み(ゆがみ)を補正して作ったスライドショー(FLASHムービー)です。写真の違いを比較するには最良の方法と思います。
※ブラウザで表示がブロックされる場合は「このサイトを信頼する・・」にしてください。
※遷移時間を長くするとテレビでお馴染みの「アハ!体験」になる・・と気付きました(笑)

1_victor_t7070inside2

 ・「オーディオの足跡」様に掲載された写真は、当時のカタログ抜粋と思われます。
 ・PLL検波IC として掲載されているICは上面が白とびして型番が読めません。
 ・T-7070実機では [HA11211] が搭載され、写真では同じ位置に IC がありそうです。
 ・検波回路のシールドケースは両者同じように見えます。
 ・MPX用ICとして掲載された [HA11223] は T-7070実機でも確認できます。
 ・ただし、その他の部品配置が随分異なります。
 ・カタログ写真では SAWフィルター が2個あるように見えます。
 ・同じ型番の製品でここまで違うものか??これが不思議な点です。
 ・「カタログ撮影用試作品」と「量産品」の違いでしょうか?
 ・「前期型」と「後期型」の違いでしょうか?もしそうなら、どちらが前期型??
 ・マイナーチェンジの域を超えているように思えますが・・。
 ・ちなみに私の T-7070 電源コードには「1977」の印字があります。

 1977年当時の定価 160,000円 の超高級品です。大量に売れた製品ではないでしょうね。現在どれだけの個体が残っているか分かりませんが、もし T-7070実機 をお持ちの方がいらっしゃいましたらぜひ内部をご覧になってください。とても興味があります。

■オーディオ全盛期・・・

 オーディオ全盛期。それは難しい回路技術や動作理論はよく分からないまま、オーディオ雑誌で評論家の比較記事を読み漁り、カタログを集め、ショップで試聴して製品選びをしていた時代でした。当時は(今でも)PLL と聞けば「イコール高性能」と信じていました。

 1979年10月発行の「YAMAHA T-9 専用カタログ」を読み直しました。
 →http://homepage2.nifty.com/bluess/pdf/YAMAHA_T-9_1979_10_l.pdf

「チューナーは、一般のユーザーにオーディオ機器の中で最もむずかしいものと思われており、従って、ユーザー側からの正確な技術的理解の最も遅れているオーディオ機器です・・・」

この一節が妙に頭に残っています。

 

2009年6月 7日 (日)

TRIO KT-8300

Kt830001  2009年ゴールデンウィークに音楽仲間の知人からタダで貰いました。1978年製のFM専用機です。本体デザインはまさに「オールド・トリオ」の雰囲気です。巨艦サイズのチューナーはもうできるだけ買わないようにしていますが、タダで貰えるものはつい貰ってしまいます。フロントパネルに刻まれた「PULSE COUNT DETECTOR」の文字が超魅力的でした。

Kt830002  オーナーによれば、発売当時に同シリーズのアンプ(KA-8300)とセットで購入した品だそうです。「アンプも一緒にどうぞ・・」とおっしゃっていただきましたが、チューナーだけ頂戴しました。ずっとラックに入っていたそうで、ほとんど傷の無い良品です。ランプ切れなし。受信周波数が目盛上 0.2MHz ほどズレていますが、FM放送は問題なく受信できます。メーター動作も良さそうです。

■KT-8300(国内機)/ KT-815(海外機)-----------------------------------
Kt830005  cooltune様のサイトで製品情報を求めました。KT-8300 の海外機は KT-815 だそうです。T.I.Cを覗いてみると KT-815 の内部写真と回路図が入手できました。この回路図は解像度がかなり粗いPDFファイルですが、PC画面上で200~300%拡大すると何とか読み取れます。目を凝らしてKT-815回路図とKT-8300実機を比較してみました。(※読み取った結果は回路に加筆してあります。)

 →オーディオの足跡 KT-8300
 →CoolTune FM/AM TUNER 実験室
 →Tuner Information Center(T.I.C) KT-815
 →T.I.Cで入手したKT-815回路図(一部加筆済)

・内部写真と回路図で KT-815 はFM5連AM2連バリコンを搭載している事を確認。
・KT-815 ではバリコンが載っている基板にAM回路が組み込まれている模様。
・KT-815 :メイン基板番号(X02-1180-10-A/4)
・KT-8300:メイン基板番号(X02-1170-00-A/4
・KT-815 :パルスカウント検波部 IC5 [MC1496C] 黒いゲジゲジ虫型。
・KT-8300:パルスカウント検波部 IC5 [MC1496A] 銀色の円筒型。
・フロントパネルのスイッチ類の配置は両者同じ。
・KT-815ではミューティングとサーボロックのスイッチが一体化され、一つがFM/AM切替スイッチになってる。
・上記スイッチの違いによって、スイッチ周りの回路が微妙に違う。

【結論】KT-815回路図とKT-8300実機はAM部の有無以外はほぼ一致する。

 余談ですが、私が大切にしている TRIO KT-7700 というチューナーがあります。KT-7700の輸出機型番が KT-8300/KT-9900 です。何とも紛らわしい命名ですね。それと、cooltune様の製品一覧表を見ていつも思うのは「私が持っているのは【中級機】ばかり・・」という事です。高級機にはホント、縁がありません(笑)

■パルスカウント検波-------------------------------------------------
 ひろくん様はTRIO/KENWOODのパルスカウント検波について、その進化過程を3段階に区分していらっしゃいます。
 →ひろくんのホームページ>FM検波方式>パルスカウント検波の分類

 KT-8300のパルスカウント検波部は「HA1137W+MC1496+TR4010」の構成なので、ひろくん様の分類で「第2世代」に該当します。この世代の機種を実際に見るのは初めてです。今まで見てきた KT-1000、KT-1100 はIC化が進んだ「第3世代」でした。

■FM復調 ------------------------------------------------------------
 MPX-ICは HA11223W。サンプリングホールドMPXなど特別な回路は無いシンプルな構成で、HA11223Wで分離された音声がLPF経由で出てきます。セパレーションはWIDE、NARROWそれぞれに調整できる構成です。ニューサンプリングホールドMPXのKT-1000、KT-1100と聴き比べると面白いかも・・と思いました。

■サーボロック機構 ---------------------------------------------------
Kt830004  本体正面の「LOCK」スイッチをONにしておくと機能します。チューニングつまみから手を離すと同調点を保持する、いわゆる「AFC」ですね。サーボロックが効いているときのTメーターがセンターからちょっとズレていましたが、基板上の半固定抵抗で調整できることが分かりました。気持ちよくピッタリセンターに合わせられます。

■MPX FILTER ---------------------------------------------------------
Kt830003  いわゆる「ハイブレンド」機能です。ホワイトノイズを受信した状態でWaveSpectraで波形を見ながらスイッチONにしてみると、15kHz付近で-10dBほどレベルが下がります。同時にステレオ分離度も低下しますが、信号の弱いFM局を聴くときに有効な機能です。耳障りな「サー」というノイズが低減します。

■KT-8300 調整記録 --------------------------------------------------
 KT-8300のサービスマニュアルは入手していませんが、以前購入したKT-1000のサービスマニュアルがあります。これとKT-815回路図を頼りに自己流調整してみました。

・MPX FILTER : OFF
・MUTING : OFF
・LOCK : OFF
・IF BAND : WIDE
・UA101経由で音声固定出力をWaveSpectraに接続

調整箇所調整作業
01 【フロントエンド OSC調整】
 ・SSG 83MHz 1kHz 75kHz変調 60dB
 ・KT-8300 83MHz
 ・フロントエンド内局発用トリマを調整→Sメーターの振れを最大に。
  ※マルチパスV側出力の電圧最大点を見る方が正確
  ※本来は90MHzでトリマ調整、76MHzでコイル調整ですが、シールドカバーが外せないのでパスしました。
02 【フロントエンド RF調整】
 ・SSG 83MHz 1kHz 75kHz変調 60dB
 ・KT-8300 83MHz
 ・ANT用、RF用トリマを調整→Sメーターの振れを最大に。
  ※マルチパスV側出力の電圧最大点を見る方が正確
  ※本来は90MHzでトリマ調整、76MHzでコイル調整ですが、シールドカバーが外せないのでパスしました。
03 【Tメーター調整1】
 ・SSG 83MHz 1kHz 60dB
 ・KT-8300 83MHz M0NO受信
 ・T2調整→Tメーターをセンター位置に。
04 【Tメーター調整2】
 ・SSG 83MHz 1kHz 60dB
 ・KT-8300 83MHz M0NO受信 サーボロックON
 ・VR10調整→Tメーターをセンター位置に。
05 【Sメーター調整】
 ・SSG 83MHz 1kHz 60dB
 ・KT-8300 83MHz MONO受信
 ・VR4調整→Sメーター「目盛り4.8」の位置に。
06 【WIDE GAIN調整】
 ・SSG 83MHz 1kHz 60dB
 ・KT-8300 83MHz MONO NARROW受信
 ・Sメーターの目盛り位置を確認
 ・KT-1000 83MHz MONO WIDE受信
 ・VR1調整→Sメーターの目盛り位置をNARROW受信時と同じ位置に。
  ※マルチパスV側出力の電圧最大点を見る方が正確
07 【DISTORTION調整】
 ・SSG 83MHz 1kHz 60dB
 ・KT-8300 83MHz MONO受信
 ・フロントエンド内L8調整→WaveSpectraで歪み最小に。
08 【パルスカウント検波調整】
 ・SSG 83MHz 無変調 60dB
 ・KT-8300 83MHz
 ・IC7 TR4010A-9pinに周波数カウンタセット
 ・T6を調整→1.96MHzに
09 【MUTING調整】
 ・SSG 83MHz 1kHz 30dB
 ・KT-8300 83MHz MONO受信
 ・VR2調整→MUTINGスイッチON/OFFで開始位置確認。
10 【VCO調整】
 ・SSG 83MHz 無変調 60dB
 ・KT-8300 83MHz
 ・IC8[HA11223W]16pinに周波数カウンタ接続
 ・VR5調整→76kHzに。
11 【パイロットキャンセル調整】
 ・SSG 83MHz 60dB Pilot信号
 ・KT-8300 83MHz
 ・VR6調整→WaveSpectraで19kHzの漏れ信号最小に。
12 【WIDE セパレーション調整】
 ・SSG 83MHz 1kHz 75kHz変調 LorR 60dB
 ・KT-8300 83MHz STEREO WIDE
 ・VR7、VR8調整→それぞれ反対chへの漏れ信号を最小に。
13 【NARROW セパレーション調整】
 ・SSG 83MHz 1kHz 75kHz変調 LorR 60dB
 ・KT-8300 83MHz STEREO NARROW
 ・VR9調整→それぞれ反対chへの漏れ信号を最小に。

■KT-8300 印象 ---------------------------------------------------
 内部はほぼ密閉構造なのでホコリも無いきれいな状態です。照明電球による発熱がありますが、ボディが大きい(内部空間が大きい)ので放熱孔は要らないようです。基板サイズや部品量を見ると、こんなに大きなボディサイズじゃなくても収まるように思えます。アンプとのバランスなのでしょうね。

Kt8300l Kt8300r

 製造から30年も経過した製品なのに目盛りのズレ以外はセパレーションが少しズレていた程度でした。ちょっと手を加えただけで高性能が甦った感じです。KT-8300、KT-1000、KT-1100 を聴き比べるとそれぞれ微妙な違いがあります。同じパルスカウント検波でもMPX部がそれぞれ違うので、違いが現れるのかな?と想像します。

 それにしても巨大サイズです。ホント、保管場所に苦労しています(笑)。

■KT-8300 KT-1000 KT-1100 比較一覧表 --------------------------

モデル名KT-8300KT-1000KT-1100
発売年 1978年 1980年 1982年
定価 63,000円 69,800円 73,800円
型式 FM専用チューナー FM/AMチューナー FM/AMチューナー
バリコン FM5連 FM5連/AM3連 FM5連/AM3連
<FMチューナー部>
検波方式 パルスカウント検波 パルスカウント検波 パルスカウント検波
検波部IC HA1137W+MC1496N+
TR-4010A
TR7020+TR4011 TR7020+TR4011
復調方式 PLL復調 ニューサンプリングホールド ニューサンプリングホールド
MPX部IC HA11223W HA11223W×2個+DSC TR7040
受信周波数範囲 76MHz~90MHz 76MHz~90MHz 76MHz~90MHz
アンテナインピーダンス 75Ω不平衡/300Ω平衡 75Ω不平衡 75Ω不平衡
感度(75Ω) Normal 10.8dBf(0.95μV) 10.3dBf/0.9μV 10.3dBf/0.9μV
Direct - 23.3dBf/4.0μV 23.3dBf/4.0μV
SN比
50dB感度
Normal mono 15.8dBf 16.4dBf/1.8μV 16.4dBf/1.8μV
stereo 37.2dBf/20μV 29.3dBf/8.0μV 26.8dBf/6.0μV
Direct mono - 37.3dBf/20μV 26.8dBf/6.0μV ??
stereo - 49.5dBf/83μV 40.7dBf/30μV
高調波歪率 wide mono 100Hz 0.04% 0.03% 0.02%
1kHz 0.04% 0.03% 0.03%
6kHz 0.05% 0.05% -
15kHz 0.05% 0.04% 0.05%
50Hz-10kHz 0.06% 0.08% 0.06%
stereo 100Hz 0.07% 0.04% 0.04%
1kHz 0.05% 0.04% 0.04%
6kHz 0.08% 0.06% -
15kHz 0.40% 0.40% 0.35%
50Hz-10kHz 0.15% 0.12% 0.12%
narrow mono 100Hz 0.04% 0.04% 0.03%
1kHz 0.15% 0.15% 0.15%
6kHz 0.40% 0.30% -
15kHz 0.06% 0.07% 0.06%
50Hz-10kHz 0.40% 0.30% 0.30%
stereo 100Hz 0.30% 0.30% 0.30%
1kHz 0.12% 0.30% 0.20%
6kHz 0.20% 0.30% -
15kHz 1.00% 1.00% 1.00%
50Hz-10kHz 0.30% 0.60% 0.50%
SN比
(100%変調)
mono 84dB 90dB 90dB
stereo 80dB 85dB 85dB
イメージ妨害比(84MHz) 120dB 90dB 90dB
実効選択度
(IHF)
wide 45dB 45dB 45dB
narrow 60dB(300kHz) 65dB(300kHz) 65dB(±300kHz)
IF妨害比(84MHz) 110dB 110dB 110dB
スプリアス妨害比(84MHz) 120dB 120dB 120dB
AM抑圧比 65dB 70dB 75dB
キャプチャー
レシオ
wide 1.0dB 0.8dB 0.8dB
narrow 2.0dB 2.0dB 2.0dB
サブキャリア抑圧比 72dB 73dB 75dB
ステレオ
セパレーション
wide 1kHz 55dB 60dB 60dB
50Hz-10kHz 47dB 47dB 47dB
15kHz 40dB 40dB 40dB
narrow 1kHz 50dB 50dB 50dB
50Hz-10kHz 40dB 35dB 40dB
15kHz 33dB - 33dB
周波数特性 15Hz~15kHz ±0.5dB 15Hz~15kHz±0.5dB
<AMチューナー部>
受信周波数範囲 - 520kHz~1650kHz 520kHz~1650kHz
感度 (IHF) - 10μV 9μV
感度 (ループアンテナ) - 200μV/m 180μV/m
高調波歪率(1000kHz) - 0.20% 0.20%
SN比(30%変調、1mV入力) - 52dB 55dB
イメージ妨害比(1000kHz) - 70dB -
選択度(IHF) wide - 30dB 35dB
narrow - 50dB 70dB
周波数特性(wide) - - 30Hz~6kHz
<出力レベル/インピーダンス>
FM(1kHz、100%変調) 固定 0.75V/2.5kΩ 0.75V/2.2kΩ 0.75V/2.2kΩ
可変 1.3V/1.5kΩ 1.5V/2.2kΩ 1.5V/2.2kΩ
AM(400Hz、30%変調) 固定 - 0.25V/2.2kΩ 0.25V/2.2kΩ
可変 - 0.5V/2.2kΩ 0.5V/2.2kΩ
マルチパス 垂直出力 0.02V/1kΩ - ?/47kΩ
水平出力 0.35V/10kΩ - ?/47kΩ
<総 合>
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz AC100V、50Hz/60Hz AC100V、50/60Hz
定格消費電力(電気用品取締法) 20W 20W 17W
外形寸法 幅×高さ×奥行 mm 440×153×402mm 440×123×388mm 440×111×337mm
重量 7.5kg 6.5kg 5.4kg

 

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