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2009年6月13日 (土)

Victor T-7070(3)

 最近は土曜日と日曜日に休めることが多くなってきました。50歳を過ぎてようやく「普通のサラリーマン」みたいな生活になっています。「休日を過ごしている」・・という実感があって良いものですね。

0_victor_t7070_3 Manual-In-PDF.com で購入した「JVC T-3030 回路図」とジャンク品の「Victor T-7070 実機」をもう一度詳しく見比べてみました。特に検波回路周辺を確認するため、今回は IC107[HA11211] 横にあるシールドカバー(銀色の箱)も外して部品配置まで確かめました。比較しやすくするため、写真サイズや向きを揃えて以下に並べてみました。

Victor T-7070(1)→解体記録
Victor T-7070(2)→雑誌記事発見!

■Victor T-7070 [HA11211]周辺の回路------------------------------------

2_victor_t7070_01

■Victor T-7070 [HA11211]周辺の回路 シールドケースを外すと ----------------

3_victor_t7070_02

■JVC T-3030 [HA11211]周辺の基板パターン図 -----------------------------

4_jvc_t3030_01

■JVC T-3030 [HA11211]周辺の回路図 -----------------------------------

5_jvc_t3030_02

■「JVC T-3030 回路図」=「Victor T-7070 実機」----------------------------

 上記写真の通り、両者は見事に一致します。検波回路だけでなく「JVC T-3030 回路図」=「Victor T-7070 実機」と言えます。(※電源部は多少異なりますが・・)

■T105の調整 --------------------------------------------------------

 上記写真でシールドケースから顔を出しているのは T105 です。サービスマニュアルによれば・・

T105:VCO free running frequency adjusting coil of FM PLL detection
Adjust T105 to the mid-point of the lock range in which demodulated output appears.

■T104の調整 --------------------------------------------------------

 上記写真で [HA11211] のすぐ左側にある T104 の調整方法はサービスマニュアルによれば・・

T104:IF stage phase adjusting coil
Adjusting T104 so that the distortion factor of demodulated output reads minimum.

■[Victor T-7070] と [JVC T-3030] はPLL検波?----------------------------

6_jvc_t3030_3_07  ・Victor T-7070 実機天板に[PLL DISCRIMINATOR]と印字があります。
 ・Victor T-7070 実機基板に[PLL FM DISCRIMINATOR]とシルク印刷あります。
 ・オーディオの足跡さまのサイトにも「PLL検波である・・」との説明があります。
 ・JVC T-3030 サービスマニュルにも「PLL検波」に関する解説(英文)があります。
 ・でも・・そもそも[HA11211]はクォドラチュア検波のICでは?
 ・回路図で点線で囲まれた部分がPLL(Phase Lock Loop)になっている?
 ・素人には限界です・・

■もう一つの疑問?-----------------------------------------------------

 「オーディオの足跡」様のサイトに掲載された Victor T-7070 内部写真 と私の T-7070 内部写真を比較しました。両者の写真サイズを調整し歪み(ゆがみ)を補正して作ったスライドショー(FLASHムービー)です。写真の違いを比較するには最良の方法と思います。
※ブラウザで表示がブロックされる場合は「このサイトを信頼する・・」にしてください。
※遷移時間を長くするとテレビでお馴染みの「アハ!体験」になる・・と気付きました(笑)

1_victor_t7070inside2

 ・「オーディオの足跡」様に掲載された写真は、当時のカタログ抜粋と思われます。
 ・PLL検波IC として掲載されているICは上面が白とびして型番が読めません。
 ・T-7070実機では [HA11211] が搭載され、写真では同じ位置に IC がありそうです。
 ・検波回路のシールドケースは両者同じように見えます。
 ・MPX用ICとして掲載された [HA11223] は T-7070実機でも確認できます。
 ・ただし、その他の部品配置が随分異なります。
 ・カタログ写真では SAWフィルター が2個あるように見えます。
 ・同じ型番の製品でここまで違うものか??これが不思議な点です。
 ・「カタログ撮影用試作品」と「量産品」の違いでしょうか?
 ・「前期型」と「後期型」の違いでしょうか?もしそうなら、どちらが前期型??
 ・マイナーチェンジの域を超えているように思えますが・・。
 ・ちなみに私の T-7070 電源コードには「1977」の印字があります。

 1977年当時の定価 160,000円 の超高級品です。大量に売れた製品ではないでしょうね。現在どれだけの個体が残っているか分かりませんが、もし T-7070実機 をお持ちの方がいらっしゃいましたらぜひ内部をご覧になってください。とても興味があります。

■オーディオ全盛期・・・

 オーディオ全盛期。それは難しい回路技術や動作理論はよく分からないまま、オーディオ雑誌で評論家の比較記事を読み漁り、カタログを集め、ショップで試聴して製品選びをしていた時代でした。当時は(今でも)PLL と聞けば「イコール高性能」と信じていました。

 1979年10月発行の「YAMAHA T-9 専用カタログ」を読み直しました。
 →http://homepage2.nifty.com/bluess/pdf/YAMAHA_T-9_1979_10_l.pdf

「チューナーは、一般のユーザーにオーディオ機器の中で最もむずかしいものと思われており、従って、ユーザー側からの正確な技術的理解の最も遅れているオーディオ機器です・・・」

この一節が妙に頭に残っています。

 

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