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2010年3月 6日 (土)

「FM放送のような音」実験

 ・NHK-FMの放送をWaveSpectraで見ると15kHz付近に妙な波形の凹みがあります。
 ・横軸をLogスケールにしていると気になりませんが、リニアスケールでは凹みがはっきりします。
 ・14.3kHz~15.1kHz間を約40db減衰させるノッチフィルターのように見えます。
 ・NHK-FM 名古屋放送局 82.5MHz。
 ・全国的にどうなのかは不明ですが・・・

Why

 ・2008年10月、SANSUI TU-S707XをMPXデコーダに改造する実験をしていました。
 ・このときの作業過程で凹みがあることに気付きました。
 ・当時のブログ記事に WaveSpectra で観察した記録が残っています。
 ・この凹みは2010年2月現在でも確認できます。

■実験用の簡易テストデータ制作-------------------------------------------

 ・倍音成分が響き渡るバイオリンの名曲から選曲してみました。
 ・使ったのはクラシックの有名なフレーズだけを集めた「音のカタログCD」。
 ・指揮者名、オーケストラ名などのクレジットはありません。
 ※ただ、著作権法上は問題ある行為だと思いますので下記リンクは早々に撤去予定。

 ・一つの音源に対して4種類のテストファイルを制作し、さりげなく繋げてみました。
 ・編集にはVSTプラグインで61バンドグライコを組み込んだ波形編集ソフトを使用。
 ・高価なDAWソフトが無くてもフリーソフトでいろいろ遊べます。
 ・44.1kHz/16bit、ステレオ。グライコ以外のエフェクタは使っていません。

Lpgeq2

【試聴データ1】ピンクノイズ.wav /20秒
 ・File1:WaveGeneで生成したピンクノイズ
 ・File2:16kHz以上を減衰させたデータ
 ・File3:15kHzを減衰させたデータ
 ・File4:AM帯域に似せたデータ

【試聴データ2】ヴィヴァルディ協奏曲四季.wav /35秒
 ・File1:CDからリッピングした生のデータ
 ・File2:16kHz以上を減衰させたデータ
 ・File3:15kHzを減衰させたデータ
 ・File4:AM帯域に似せたデータ

【試聴データ3】モーツァルトアイネクライネナハトムジ―ク.wav /28秒
 ・File1:CDからリッピングした生のデータ
 ・File2:16kHz以上を減衰させたデータ
 ・File3:15kHzを減衰させたデータ
 ・File4:AM帯域に似せたデータ

【試聴データ4】メンデルスゾーンバイオリン協奏曲.wav /46秒
 ・File1:CDからリッピングした生のデータ
 ・File2:16kHz以上を減衰させたデータ
 ・File3:15kHzを減衰させたデータ
 ・File4:AM帯域に似せたデータ

■WaveSpectraで試聴-----------------------------------------------------

 ・【試聴データ1~4】を圧縮ファイルにまとめました。 zip形式、約20GB 20MB →
 ・解凍してWaveSpectraで波形を見ながら再生します。
 ・急峻な特性を持つフィルターは再現できていませんが、雰囲気は結構似ていると思います。
 ・モニター用ヘッドホンSONY MDR-CD9000で聴覚を研ぎ澄まして聴いてみました。
 ※注意:耳や機器を壊してはいけません。念のため最初は音量を下げておきます。

Spring

 ・ピンクノイズでは File1、File2、File3の違いはよく分かりません。
 ・ところが他の曲では違いが聴きとれます。
 ・特にメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲では違いがはっきり分かります。
 ・単音を使った簡易聴力テストでは17kHz以上の高域は聴こえない耳のはずなのに・・・

 ・大学生の娘に聴かせると「ピンクノイズもぜ~んぜん違う!」と言います。
 ・私の目はすでに老眼、耳の老化も避けられないようです(涙)

 ・楽器の倍音成分は独特の揺らぎ成分として欠かせないものです。
 ・単音では聴き取れない17kHz以上でも、バイオリンの音色としては違いを実感できます。
 ・FM放送では元来16kHz以上はカットされているのに、その上15kHz前後まで凹ませるなんて・・

 ・コンサート会場で聴いた生楽器の記憶、音と音が重なり合ったハーモニーの記憶。
 ・耳が記憶している音、いま聴いているCDやFMの音。
 ・その僅かな違いが「音色の善し悪し」や「好き嫌い」になるのかな??
 ・それにしてもやっぱりレコードは捨てられない・・・
 ・ホロ酔い気分でそんなことを考えました。

【参考1】波形の編集に使ったフリーソフト-----------------------------------------

 【Audacity 1.3.11 Beta】-波形編集ソフト
 ・VSTプラグインが使えるフリーの波形編集ソフト
 ・インストールは英語だが、使用開始時「Nihongo」を選択するとメニューが日本語化される

 【LinearPhaseGraphicEQ 2】
 ・フリーで使えるVSTプラグインエフェクター(61バンドのグライコ)
 ・上記Audacityに組み込んで使用しました。

【参考2】今回は使っていないけどお気に入りソフトのご紹介----------------------------

 【MultiMax3】- マルチバンドオーディオリミッタ
 ・WAVEファイルを手軽にFM風やAM風にアレンジできる優れモノソフト。
 ・90秒までの音源なら試用版のまま扱える。
 ・FM風やAM風の音を作るエフェクタプリセットが用意されていて便利。

 【SoundEngine】-波形編集ソフト
 ・日本語で扱えるフリーの波形編集ソフト。
 ・VSTプラグインに対応していないことが残念。でも、編集操作は使いやすい。

 

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コメント

【試聴データ1~4】を「約20GB」にビビリながら落としました。20MBのようですね。
パソコンのモニターのスピーカーでは1~3は全く区別できませんでした。
明日にでもオーディオで聞いてみます。

私が新卒で就職したときの一時期にオフコンの操作をやったのですが、あるときサービスマンが保守に来ました。
「何かご意見はありますか?」と訊かれて「モニターからチーチーと音が出てうるさい」と答えたところ「若い人はいいですね」と言われたことがあります。15kHzがよく聞こえていたのですね。

>「約20GB」にビビリながら落としました。20MBのようですね。

お恥ずかしい・・間違えました ^^;

スピーカーで普通に聴くとたぶん違いは分からないと思います。

空気感というか雰囲気というか・・微妙な違いですね。

BLUESS 様、

全然別件ですが、CDR-HD1500のサービスマニュアル(国内・海外兼用)が入手できました。お役に立ちますか?
もしお役に立つならなら、私のメルアドにメール頂けますと、返信メールに添付して送らせて頂きます。

こんばんは
楽しく見させていただいてるFMエアチェックファンです。
昨年11月ごろKT-2020で音の歪みを感じFMについて
いろいろ調べていたらこのブログを発見しました。
ひろさんのHPも発見しました。WaveSpectraも。
当方青森県弘前市近郊でNHK-FM86.0MHzを受信しています。
受信状況は下記のブログをご覧ください。
http://soyokazenoyuuwaku.blog.so-net.ne.jp/
上記の波形ですがこちらでも同様の波形です。
ついでにNHKテレビアナログ(総合3Ch、教育5Ch)の
音声を確認したら10KHzが同じように減衰していました。
民放アナログ(1,34,38CH)、BSアナログには上記の波形は見られませんでした。ロジテックLDT-1S200Uワンセグでも。
NHKのRF系統になにか不具合があるのではと思っています。
いつからかはわかりませんが10KHzの欠けたテレビ音声で楽しんでいたわけですね。
FMも何か不具合があるのではと思っています。
KT-2020を当時新品で購入して以来、ずっと使い続けてきたわけですが昨年11月に歪みを感じてひろさんの知見もありKT-2020をKENWOODに調整してもらいました。
それでもまだ改善していません・・・そしてこの原因は大変な
ことがわかってきました。
私のブログにアップしている音をヘッドホンでよく聴いてください。BLUESSさんの所ではこういう現象は発生していませんか?また他のリスナーの所ではどうでしょうか?
受信側の最大の問題であるマルチパスですが当方の環境は
送信所が見通せて受信環境は問題ありません。
この原因については・・・続く・・・

BLUESS 様、

メールに添付する形で爆弾?投下しました。
よろしくお願い致します。

jt8085jpさま

爆弾?受け取りました。
ありがとうございました。

NorthLand さま

リンク先の録音データを聴いてみました。
時報やピアノでノイズがあるような?気もします。
私の受信環境では気になりません。

特性要因図に「オーディオインターフェイス」を加えてみてはいかがでしょう。

 ・オーディオインターフェイスの性能
 ・ドライバーの性能
 ・録音レベルの設定

ONKYO WAVIO SE-U55X がASIOドライバー対応ならよいのですが。
この機種は使ったことが無いのでよく分かりません。

要因が多くて難しいですね。

FMに関して名古屋では青森のような現象は発生していない
みたいですね。ONKYOは添付されてきたドライバーを使っています。私もオーディオシステムを総点検しA/D変換、ドライバー、録音レベルも調べてみましたが問題ありません。
参考までにMDデッキ、SONY MDS-JA333ESを所有していますがチューナーから直接録音しヘッドホンで聞いてもブログのように歪が感じられます。
一方、全国ニュースと地方ニュースに音声レベルの差があります。これは明らかです。全国ニュースは2~5dB位高いです。名古屋ではどうでしょうか?
それとテレビ音声で10KHzが減衰しています。ただしアナログ放送の電波です。我が家ではまだアナログテレビです。(・・); ロジテックのワンセグはありますが・・・
そちらでテレビ音声はどうでしょうか?
WaveSpectraで調べるといろんなことがわかってきます。

■NHK-FMのノイズに関して

>FMに関して名古屋では青森のような現象は発生していないみたいですね。

名古屋でNHK-FMの時報を聴いても私の耳ではノイズは気にならない・・という事です。
ご指摘の現象が名古屋のNHK-FMで発生しているかどうかは断定できません。


■全国放送とローカル放送のレベル差について

>全国ニュースと地方ニュースに音声レベルの差があります。
>全国ニュースは2~5dB位高いです。名古屋ではどうでしょうか?

そのような感じはします。


■アナログTV放送の音声について

>テレビ音声で10KHzが減衰しています。ただしアナログ放送の電波です。

久しぶりにアナログTVを見ました。
地デジに慣れていると「もうアナログTVには戻れない・・」と実感します。

ご指摘の通り名古屋(総合3ch教育9ch)でもアナログでは10kHz付近で波形が凹んでました。
TV放送はアナログ・デジタルともその理屈をよく理解していないので勉強してみます。

AM放送については私の掲示板にとりあえず書いたのですが、地方の基幹局の先にある中継局の存在が関係するそうです。

>NorthLandさん
長崎でも問題ありません。
別のチューナーやラジオで試してはどうでしょう。
ラジオなら受信地点も変えて試せると思います。
Kenwoodに調整に出されたそうですが、私のチューナーで不完全な調整で帰ってきた経験があります。

音の歪みを感じて姉妹機KT-880Fを中古購入。でも症状は同じ。知り合いからTRIO KT-7100、PIONEER TX-7600を借りて試聴したがやはり同じ。
思い切って送信所(鷹森山)の近くで野外エアチェック。
やはり歪みを感じる。

KENWOODでKT-2020を再調整してもらいましたがまだ
改善されません。

ヘッドホンのチェックで
BS Bモード(アナログ)クラシック倶楽部(10:55~)が
ソースによっては歪んでいるものがあることを発見。
(特に海外での録音)

FM青森でも歪んでいる音楽がありFM青森でもそれを確認。
録音時のものか、中継か、局なのか調べている最中。

受信側の問題でなく、放送局側に原因がある場合も
あるので注意が必要です。

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