フォト
2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

チューナー関連リンク

« Xperia /PowerPointリモコン操作 | トップページ | The CD Club / SONY Music Direct »

2010年5月23日 (日)

Pioneer F-700 再調整記録

Pioneer_f700_01 ・実は2010年 GW前に F-700のサービスマニュアルを入手しました。
 ・特に予定もないGW5連休、この機会に約1年振りのメンテナンスをしました。
 ・1980年頃の製品です。
 ・30年前の製品とは思えない素敵なデザインが気に入っています。
 ・FM専用、7連バリコン、パルスカウント検波・・ 
 ・マニア心を鷲掴みにする要素が揃っています。
 ・前回(1年前)は試行錯誤で調整箇所を探りましたが、
 ・サービスマニュアルと見比べてそんなに大きな間違いは無かったと確認できました。
 ・以下、今回の作業記録です。

Pioneer_f700_02_2 Pioneer_f700_03_2

■製品情報------------------------------------------------------

 →F-700 オーディオ回顧録
 →F-700 入手時の記録(2008年3月記事)
 →F-700 取扱説明書(PDF形式)
 →F-700 カタログ(1980年4月版)
 →F-700/F-500 比較記事(2009年5月記事)
 →PIONEER パルスカウントチューナー一覧表(F-700/F-500/F-780/F-120/F-120D)
 →ひろくんのホームページ(F-700 調整記事)

■電源部の電解コンデンサ9個を交換 ---------------------------------

 ・何といっても30年前の製品。手始めに電源部の電解コンデンサ9個を交換しました。
 ・手持ち在庫を使っているので交換ポリシーは特にありません。

Pioneer_f700_power_schematic
Pioneer_f700_power1 Pioneer_f700_power2 Pioneer_f700_power3

■各部再調整-------------------------------------------------------

Pioneer_f700_sm01_2 ・電源部電解コンデンサ交換後、FM放送を受信しながら約24時間のエージング実施。
 ・サービスマニュアルの記述に従って各部調整してみました。
 ・F-700 回路図(PDF形式)
 ・F-700 ブロックダイヤグラム(PDF形式)

F700_align2

 ・MUTING/LOCK OFF
 ・MODE AUTO
 ・IF BAND WIDE
 ・AUTO BLEND OFF
 ・REC LEVEL CHECK OFF

  FMSG(400Hz,±75Hz dev.) F-700 調整
周波数 レベル 指針位置 調整箇所 仕様
1 無信号 - T5 3番~4番端子間がDC 0V
2 78MHz 100dB 78MHz L6 3番~4番端子間がDC 0V
3 78MHz 20~30dB 78MHz L1~L5 , T1 SIGNALメーター最大指示
4 88MHz 100dB 88MHz TC6 3番~4番端子間がDC 0V
5 88MHz 20~30dB 88MHz TC1~TC5 SIGNALメーター最大指示
6  ・手順2~5を繰り返し行い、仕様を満足させる
7  ・MUTING/LOCKスイッチをONにする
8 82MHz 26dB 82MHz VR4 ミューティングがかかる寸前
9 82MHz 60dB 82MHz T7 8番端子を1.26MHzにする(アース:7番端子)
10 82MHz 60dB 82MHz TC7 歪率最小
11 82MHz 100dB 82MHz VR5 SIGNALメーターがフルスケール(5)指示
12  ・周波数はそのままでFMSGを無変調とし、出力レベルをSIGNALメーターがハーフスケール(2.5)になるようにする
13  ・IF BANDスイッチを NARROW にする
14 82MHz 12項のレベル 82MHz VR3 SIGNALメーターがハーフスケール(2.5)指示
15  ・IF BANDスイッチを WIDE にし、FMSGの変調を 400Hz ±75kHz dev. にする
16 82MHz 60dB 82MHz VR6 DEVIATIONメーターが(100%)指示
17  ・REC LEVEL CHECKスイッチON時の信号出力レベルが、FM +75Hz dev.時の出力の -6dB(半分)になるようVR12調整

 ・MUTING/LOCK ON
 ・FMSGを82MHzにし、F-700を同調する

  調整項目 FMSGレベル MPXSG 調整箇所 仕様
1 VCOの調整 80dB 変調出力OFF VR7 9番端子を76kHz
2 歪率の調整 80dB ステレオ標準試験変調 T1 歪率最小
3 クリーンパイロット 80dB 上記のままMAIN周波数を200Hz L29 歪率最小
4  ・IF BANDスイッチを NARROW にする
5 ナロー歪率 80dB 3項と同じ T4 歪率最小
6  ・IF BANDスイッチを WIDE にする
7 セパレーション 80dB ステレオ標準試験変調 VR9 , VR10 セパレーション最大
8  ・IF BANDスイッチを NARROW にする
9 ナローセパレーション 80dB ステレオ標準試験変調 VR11 セパレーション最大
10  ・IF BANDスイッチを WIDE にする
11 パイロットキャンセル 80dB パイロットのみ±7.5kHz dev. VR8 OUTPUT端子のリーク最小

■VR1 が無い -----------------------------------------------------

Pioneer_f700_vr1F700_vr1 ・回路図には「VR1 相互変調ADJ 47k」と記載あります。
 ・でも調整方法の指示ありません。
 ・そもそも私の F-700 には VR1 が存在しません。
 ・代わりに24kΩの抵抗が実装されています。
 ・一方、ひろくん様が研究された F-700 には VR1 が搭載されています。
 ・初期型と後期型の違いかな?・・なんて想像しました。

■VR2 の調整方法 -----------------------------------------------------

Pioneer_f700_vr2F700_vr2 ・回路図には「VR2 キャリアバランスADJ 330」と記載あります。
 ・これも調整方法の指示ありません。
 ・ひろくん様の調整記録では「 FET S間電圧=0vになるようにVR2を調整」とあります。
 ・FET Q4-Q5 S間電圧=0vになるように VR2 を調整しました。

■ラ・フォル・ジュルネを聴きながら------------------------------------

 ・ちょうどGWだったので、調整後のF-700で NHK-FMのラ・フォル・ジュルネ三昧でした。
 ・ピアノ曲を聴きながら、無音時の静寂さ、ピアニシモの繊細さ、フォルテシモの力強さ・・
 ・F-700 は素晴らしい演奏を再現してくれます。

 ・演奏会場には行けないし、ライブCDも存在しないから・・
 ・ライブ音源を伝えてくれるFM放送を良いチューナーで聴くしかありません。
 ・F-700で聴きながらワインと音楽に酔い痴れる素晴らしい時間を過ごせました。
 ・電源部以外も少しずつ部品交換しながら楽しんでいきます。Special Thanks to Mr.T.

Pioneer_f700_lch Pioneer_f700_rch

 

« Xperia /PowerPointリモコン操作 | トップページ | The CD Club / SONY Music Direct »

ピュアオーディオ」カテゴリの記事

コメント

 お久しぶりです。たにまちです。

F700 多少プロトモデル・手作り感がたっぷりで500に比べてもセンターの奥行きが深い音で良き時代の良きチューナーですね。 こちらの700はQ1~5のFETのゲインが酷く、近くのNHKだけステレオです。

昨年秋ごろから友人に溶接のレクチャーを受け薪ストーブ作りをしてまして(ドゥーパ誌6(076)号P128参照)暖かいところでメンテも出来るようになりました。

問題が無ければ是非マニュアルのアップもお願いします。

たにまち様

こんばんは。
F-700/F-500の輸出機は無かったのか、海外サイトでは見つかりませんね。
それとも型番がまったく違うのかも?

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/140763/48433238

この記事へのトラックバック一覧です: Pioneer F-700 再調整記録:

« Xperia /PowerPointリモコン操作 | トップページ | The CD Club / SONY Music Direct »