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2011年5月 1日 (日)

LUXMAN T-110 メンテナンス記録(1)

 ・1975年発売、当時の定価96,000円のFM専用チューナーです。

T110_30

T110_33 T110_34 T110_37 T110_35 T110_36

 

■FM5専用連バリコン → IFフィルタ → レシオ検波 → PLL-MPX(LA3350)

 ・真っ先にフロントエンドのカバーを外そうとしましたが、、、
 ・カバーを外すにはシャーシを分解するなど大仕事になりそうです。
 ・AMP修理工房さまのサイトにT-110の修理記録がありました。
 ・ここにフロントエンドのカバーを外した写真があります。
 ・高級そうな造りですね。カバーを外すのはパスしました。

T110_01 T110_03 T110_05 T110_06 T110_08

 ・IFフィルター「FOUR POLE LINEAR PHASE FILTER 10.7MHz」が2個並んでいます。
 ・「TOKO, INC.」とあるので東光製ですね。

T110_15 T110_16 T110_17 T110_19 T110_18

 

■作業1:ダイヤル指針電球交換-----------------------------------------

 ・T-110に初めて触れたとき「あれ?ダイヤル針が無い??」と戸惑いました。
 ・チューニングダイヤルを回しても「針」がどの位置にあるのか分かりません??
 ・フロントパネルを分解して「針」の構造を確かめました。
 ・内側から見ると、電球が点灯した「針」がありました。
 ・この電球照明がスリット状の赤いプラスチック板を照らしています。
 ・プラスチック板を透過した赤い光が白い正面パネルの裏側で光ります。
 ・周波数を刻んだ白い正面パネルを透過した赤い光が「針」となるわけです。
 ・この赤い光が「針」として確認できないほど電球が弱っていることが原因でした。
 ・電球をよく見ると明るくなったり暗くなったりを繰り返しています。

T110_24 T110_25 T110_27 T110_44 T110_43

 ・電球が寿命を迎えているのかと思って LEDに交換してみました。
 ・電球ホルダの上部に LEDを横向きに置き接着剤で固定しました。
 ・制限抵抗(300Ω)は基板側に取り付けました。
 ・交換した結果、LEDは明るく点灯するようになりました。
 ・正面から見ると、赤い光の指針がハッキリ見えます。
 ・ただ明滅現象は改善しません。

T110_20 T110_21 T110_22 T110_23 T110_38

 

■作業2:電源部電解コンデンサ交換--------------------------------------

 ・基板の10番端子と11番端子の電圧を測定するとSM通りの 12V でした。
 ・電流が安定しないようなので電源部の電解コンデンサを交換してみました。
 ・1000uF/25v×3個, 100uF/16v, 47uF/16v×2個, 10uF/16v×2個, 0.47uF/25v

■作業3:各部受信調整記録----------------------------------------------

 ・フロントエンド調整
 ・VR201 背面 ATTENUATOR in/out 減衰レベル調整
 ・VR202 ミューティング調整
 ・VR203 シグナルメーター振れ調整
 ・VR204 VCO調整(TP30で19kHz確認)
 ・VR205 セパレーション調整
 ・T201 レシオ検波調整
 ・T202 シグナルメーターMAX調整
 ・フロントエンド内のIFTコア 歪み調整

T110_48 T110_49 T110_50 T110_51 T110_47

 

【調整備忘録】
 ・基板上13ピンと14ピン:Sメーター電圧測定
 ・19kHzパイロット信号のキャンセル機能ありません。
 ・その代りというか 17kHz以上はLPFでバッサリ落とされています。

■作業4:LA3350周辺の電解コンデンサ交換と再調整------------------------

 ・上記調整で受信状態は良好、出てくる音は太くて良い印象でした。
 ・ところがキチンと調整してもセパレーションが30dBも取れません。これはおかしい、、
 ・そこで LA3350周辺の電解コンデンサを交換してみました。
 ・交換後にセパレーションを再調整してみると40dB程度まで改善できました。
 ・こうなったら、、、電解コンデンサ全数交換、、
 ・全数交換 → 24時間エージング → もう一度再調整
 ・上記受信調整の再実行

T110_40 T110_42 T110_45 T110_46 T110_52

 

■作業を終えて----------------------------------------------------------

 ・受信感度が良いです。FM三重がきれいに受信できます。
 ・低音が引き締まった良い音が聴こえます。
 ・ウッドケースがほぼ無傷なのはラッキーでした。
 ・赤い光が示すダイヤル指針がカッコいいです。
 ・フロントパネルの照明がちょっと明る過ぎかも?

T110_0

 ・今年は4月になって急に忙しくなりました。
 ・ゴールデンウィークは久しぶりにチューナー弄りに専念します(笑)

■追記(2011年5月3日)-----------------------------------

 ・照明関係の修理調整記録を追加しました。 詳細はこちら→

 

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ピュアオーディオ」カテゴリの記事

コメント

Bluess様、いつも楽しく拝見しております。

ダイアル指針が明滅する件ですが、T-110の仕様のようですね。
下記のひとりごと様のWeb Pageに「同調すると点滅から点灯に変わる」旨の記載がありました。

http://members3.jcom.home.ne.jp/hitorigoto/newpage4sinkukan.html

また、スケールの照明については、リンクされているAMP修理工房様のページの最後の修理後写真と見比べると、下記の違いがありますね。
 ・AMP修理工房様修理機:緑色で暗い
 ・Bluess様所有機:電球色で明るい

AMP修理工房様の修理途中の写真を拝見すると、下記がBluess様所有機と異なるようです。
 ・照明電球が緑色に被覆されている
 ・スケール上部に緑色のフィルターが貼付されている
 ・電球の照度が暗い

WebでT-110の画像検索をすると、スケール照明が緑色のものと電球色のものの2種がありますね。

スケール照明が電球色のものは、オリジナルの緑色の照明電球が切れた際に、通常の電球に交換されたせいなのかな?等と勝手に想像しています。
照明が明るすぎる件については、電球の定格を確認された方が良いかもしれませんね。

では、今後の進展を楽しみにしています。

Bluess様

ダイアル指針が明滅する件ですが、サービスマニュアルの3ページ目にも「Dial Pointer/Winker」としてわざわざ記載されている機能だったのですね。確認せず投稿してしまいました。すみません。

exjf3eqsさま

いつもアドバイスいただきありがとうございます。

明滅も点灯も分からないほど指針用電球が弱っていたのでとりあえず
交換してしまいました。
「同調したら明滅状態から点灯状態に変わる」、、迂闊でした。
せっかくSMを入手しても活用できていない、、お恥ずかしい限りです。

それからAMP修理工房様の個体と比べると他にもいつくか違いがあります。

・MPX以降のオーディオ回路で使われるコンデンサ種類が違う
・そのハンダ面が銅線で補強してある
・出力端子が金メッキ

ハンダ面の銅線補強や金メッキ端子は後から改造されたのかと思ったり、
あるいは緑色照明の方が後期型(改良型)かな?って思ったりしました。

実はこの T-110を入手して最初にウッドケースを外そうとしたとき、
ウッドケース内側の金属レールと本体シャーシが錆びついて固着してました。
なぜ外れないのか理解できず、ケースを外すのにかなり難儀しました。
しばらく開封されていなかった個体だと思いました。

回路図ではフロントパネルの照明電球は12V3W×4個ですね。
もう一度分解して確かめてみます。

照明電球を確認したところやはり「12V3W」でした。
明るすぎると思うのは気のせいでしょうか、、

「同調すると明滅→点灯」 これはご指摘の通りでした。
手持ちの12V麦球に再交換して確かめました。
「仕事は丁寧に、、」 いつも後輩に言っているくせに
今回は突貫工事で失敗しました。

おまけ、ソケットから外したときに電球が切れてしまいました。
今日外出したついでに交換球を調達してきます。

Bluess様
照明用電球の件、余計なことを申し上げすみませんでした。
最近は電球の種類も減っているようですし、同規格のものが調達できれば良いのですが・・・
また、明滅機能はアナログチューニングならではの優れたアイデアですね。
アナログチューナーを使用されている皆様の中には、チューニング作業に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか?

exjf3eqsさま

今までの経験で 12V用電球なら自動車用パーツが流用できます。
ホームセンターのカー用品売り場で12V3.4Wを買ってきました。

ついでに緑色照明化、、結構うまく仕上がりましたので
詳細は別記事にまとめました。

Bluess 様

初めまして、よろしくお願いします。

楽しく拝見させて頂いております。
T-110を持っておりコンデンサを全数交換しました。
交換後は未調整で聞いております。
調整などお願いできますでしょうか?
有償にてかまいません。可能でしたらメールにて
お返事頂けたら幸いです。

ご検討お願い申し上げます。

初めまして。失礼いたします。
T-110の照明が暗くなり、よく見ると球が2個切れていました。
こちらのブログで球の種類、購入場所を知り、写真とまったく同じ球を
買ってき交換しました。
とても参考になりました。ありがとうございます。
ところがしばらくして、今度は指針が見えなくなりました。
あっ、これも球切れだと、こちらのブログを拝見していたのですぐ分かりました。
しかし、今度は指針の麦球が外れず、上に引っ張っても抜けません。
どうしたら外すことができるのでしょうか。
また、この12Vの麦球はどこで手に入るのでしょう。
外してから線同士をハンダで接続すればいいのでしょうか。
よろしくお願いいたします。

enigman様

こんばんは。

指針の電球は接着剤で台座に固定されています。
カッターの刃先などで茶色い接着剤を剥がせば電球は外れます。

電子部品のパーツショップがお近くになければ「12V ムギ球」で検索すると
通販サイトがいろいろ見つかります。ヤフオクにも出ています。

リード線を切断して繋ぐだけですが、注意点は指針移動時に接合部が引っ掛
からないように注意して切断位置を決めることです。

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