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2011年12月31日 (土)

PIONEER SX-737 (1)

 ・2011年12月初め、HOジャンクコーナーで SX-737 に遭遇しました。
 ・外観デザインは単体チューナーのTX-910、TX-810とよく似ています。
 ・TメーターとSメーターの2連メーター。電源コードには1974の印字。
 ・フロントパネルは薄汚れているがヤニ汚れではなさそう。
 ・木製ボディはほぼ無傷。
 ・難点はチューニングスケールが88MHz~90MHzの範囲しか移動しない。
 ・税込3,150円、要修理品、、でも迷わず確保してきました。

Sx737before00

■製品情報--------------------------------------------

 ・型番でネット検索してもヒットするのは輸出機ばかりです。
 ・オーディオの足跡 でパイオニア製レシーバーの情報を見ると、、
 ・SX-717 / \78,000(1972年発売)
 ・SX-757 / \78,500(1979年頃)
 ・SX-737電源コードに印字された「1974」から推測すると717と757の中間モデル?
 ・Hifi Engine に輸出機のカタログ、取扱説明書、サービスマニュアルありました。
 ・無料のユーザー登録をすればダウンロードできます。

Sx737_tuner_sch

■動作確認---------------------------------------------

 ・壊れても構わないスピーカーを接続して動作確認。
 ・電源投入OK。やはり青色照明でした。Tメーターの照明切れ。
 ・入力切替(FM/AM/PHONO/AUX/MIC)インジケータランプ点灯OK。
 ・AUX端子とTAPE端子にCDプレーヤー接続→音出し→音出しOK
 ・レコードプレーヤーからPHONO入力→音出しOK
 ・音量VR、バランスVR、ヘッドホンVRにガリ。
 ・スピーカーA/B系統とも音出し確認OK。
 ・ダイヤル指針が88MHz~90MHzの範囲しか移動しない。
 ・何か引っかかっている感じ?

Sx737before01_2 Sx737before02 Sx737before03 Sx737before05 Sx737before06

 ・本体サイズ:W500mm、D410mm、H158mm(実測値、突起物含まず)
 ・全幅50cm、巨大です。

■内部確認----------------------------------------------

 ・ボディ側面の4本のネジを外してもウッドケースが外れません。
 ・なぜ?? 他にネジは無いし、、、力任せに、、「エイッ」、、
 ・バリバリッ、、鈍い音とともにウッドケースが外れました。
 ・シャーシの金属部分が錆びてウッドケースに張り付いてました。
 ・側面以外も金属部分にサビが多いです。

S737sabi01 S737sabi02 Sx737before07 Sx737before08 Sx737before09

 ・ダイヤル指針を載せた台座が88MHz付近で引っ掛かります。
 ・台座が滑るレールにサビが発生、コブのように盛り上がっています。
 ・このコブがダイヤル指針の移動を妨げています。
 ・指先でサビ落とし、少し補助しただけで無事に動き出しました。
 ・FM/AMともとりあえず受信確認できました。
 ・SメーターMAXとTメーター中心がズレています。
 ・というより、Tメーター自身のセンターが左へ5mmほどズレている。

Sx737before10 Sx737before11 Sx737before12 Sx737before13 Sx737before14

 ・FM4連、AM2連バリコン
 ・FM-IF部IC:HA1137(クアドラチュア検波)
 ・FM-MPX部IC:HA1156(PLL)
 ・AM部IC:HA1138

Sx737before15 Sx737before16 Sx737before17 Sx737before19 Sx737before20

■作業記録1:サビ落とし---------------------------------

 ・金属部分のあちこちにサビが出ています。
 ・特にシャーシ側面がひどい状態なのでまずココを処置。
 ・金属ブラシと紙やすりでサビ落とし。
 ・KURE RUST REMOVER でさらにサビ落とし。これ、強力です。
 ・マスキングして仕上げにクルマ用のシャーシブラックで塗装。

S737sabi03 S737sabi04 S737sabi05 S737sabi06 S737sabi07

■作業記録2:フロントパネル分解清掃---------------------

 ・フロントパネルを分解して清掃しました。
 ・フロントパネル裏側に製造年月日を記したシールが貼ってありました。
 ・裏面には修理日を記したシールもありました。
 ・製造年月日:昭和49年5月16日(1974年)
 ・修理年月日:昭和56年4月 9日(1981年)
 ・トーンコントロール基板にハンダ修正痕があります。

Sx737date01 Sx737date02 Sx737date03

■作業記録3:ダイヤル指針 88MHz~90MHz辺りしか移動しない----

 ・ダイヤル指針を載せた台座が88MHzより低い周波数へ移動しない。
 ・台座が滑るレール上に発生したサビに引っかかっていました。
 ・まずは紙やすりで丹念にサビを落とし。
 ・シャーシブラックで塗装し、1000番の紙やすりで磨きました。
 ・ダイヤル指針が滑らかに移動するようになりました。

Sx737dial01 Sx737dial02 Sx737dial03 Sx737dial04

■作業記録4:Tメーターランプ切れ---------------------------

 ・Tメーターの後部カバーを外してランプ確認。
 ・ヒューズ形状の電球(8V、0.3W)でした。
 ・このタイプならジャンクチューナーから外した部品がたくさんあります。
 ・サクッと交換完了しました。

Sx737lamp01 Sx737lamp02 Sx737lamp03 Sx737lamp04 Sx737lamp05

■作業記録5:Tメーター交換-------------------------

 ・電源オフ時のTメーターがセンター位置から5mmほど左にズレています。
 ・これではSメーターMAX位置でTメーターがセンターになりません。
 ・見た目は TX-910、TX-810のTメーターと同じタイプ。サイズ同一です。
 ・ということで、、AM用ICを交換した TX-810 のメーターを移植。

Sx737tmeter01 Sx737tmeter02 Sx737tmeter03 Sx737tmeter04 Sx737tmeter05

 ・TX-810 はTメーターとSメーターは独立タイプでしたが、、
 ・SX-737 では二つのメーターが一体になったタイプでした。
 ・Tメーターだけのつもりが、二つまとめて移植することになりました。
 ・サイズは見事にピッタリ収まりました。

Sx737tmeter06 Sx737tmeter07 Sx737tmeter08 Sx737tmeter09 Sx737tmeter10

 ・後述の調整でSメーターMAXとTメーター中央がピッタリ合いました。
 ・ただ、Tメーターの挙動がちょっと敏感です。
 ・取り外した SX-737 のメーター背面に「49 5 8」の印字がありました。
 ・昭和49年(1974年)5月8日かな?正面パネル裏面シールと符合します。

■作業記録6:チューニング指針の照明-----------------------

 ・二つののメーターを交換してフロントパネルを組み立て。
 ・さあ、調整作業、、と思ったら、、
 ・チューニング指針先端でオレンジ色に輝いていた照明が切れている、、
 ・やれやれ、、再度分解。
 ・TX-810 からダイヤル指針を移植。
 ・電球交換より指針ごと交換した方が簡単でした。

Sx737pointer01 Sx737pointer02 Sx737pointer03 Sx737pointer04

■Best Wishes for the New Year! --------------------------

 ・実作業は終わっていますが、まとめ作業が残念ながら時間切れ。
 ・本年はここまで。来年もがんばります。
 ・みなさん、楽しい大晦日をお過ごしください。

Pioneer_sx737

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コメント

年末年始はどのチューナーでゆっくりお過ごしになるのでしょうか。
まだまだFM送信が続くことを祈りつつ、良いお年をお迎えください。

年末の作業本当にお疲れ様です。こちらも早めに作業を仕上げたいと考えております。

HOZANドライバーの件、遅くなりましたがどうも有難うございます。こちらも無事に届きましたので加工して使いたいと思います。

来年という年がFMにとって、そしてBLUESS様にとって良い年になる事を祈っております。
アナログチューナーの光を眺めながらゆっくりと新年を迎えるのもまたいいですね!

よく行く店のSXーが無くなってました…値下げして旅立ったのかな!?(笑)
この修理もかなり気合いが入ってますね!
チューニングスケールが冬の窓から見る青空みたいですhappy01
でも中身はともかく外観くらいはこういうモデルも新しく販売してほしいものですね
来年も楽しみにしています 健康第一でよい新年を!

Tメータの物理的ズレですが、メータには指針位置調整のネジみたいなものがあるはずです。これを調整してみては。

大晦日夕方から毎年恒例の年越し忘年会&新年会でした。
ほとんど寝ないまま夜明けの熱田神宮で初詣。
いま帰宅しました。

SX-737は名古屋市内のHO千代田店で買いました。

外したメーターを分解し、センターに調整しようとしましたが、
ネジロック剤を削っているときに誤って針を折ってしまいました。
もう交換するしかなかったです、、

みなさま、本年もよろしくお願いいたします。

HA1138はNTE1494というコンパチのICがあり、こちらのデータシートはネットで簡単に見つかります。電気的にはどこまで互換性があるかはわかりませんが。
やはりAM用ですがuPC1226CというICのデータシートが見つからず、年末にやっと書籍で回路例を見つけました。あると無しでは回路を調べるのに効率が全然違います(笑)

cooltuneさま

いつもありがとうございます。

NTE1494、、早速調べて検証してみます。


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