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2013年2月 9日 (土)

PIONEER F-580

 ・2013年1月、ヤフオクでジャンク品を落札しました。
 ・入手する気になったのは F-580の外観が F-780とそっくりだったからです。
 ・F-780と同じということは、、もしかしてパルスカウント検波??
 ・そんな期待(妄想)が膨らみました。

F580_03

■製品情報-------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 PIONEER F-580 ¥42,800(1982年)
 ・オーディオの足跡 PIONEER F-780 ¥49,800(1981年)
 ・BLUESS Laboratory 過去記事 F-780

■実機確認--------------------------------------------------------------

 ・フロントパネルはまずまずキレイですがボタンに錆が出ています。
 ・正面左側、開閉式パネルの片側ヒンジが割れています。
 ・天板には目立つ傷や汚れが多数あります。さすがジャンク品。
 ・電源投入OK。FM/AMとも受信OK。周波数ズレなし。
 ・ランプ切れなし。ステレオランプ点灯。でも出てくる音は歪っぽい感じ。
 ・メモリ登録FM6局、AM6局。交換式の局名パネルは F-780と同じ。

F580_00 F580_05 F580_06 F580_07 F580_08

 ・見た目は F-780と酷似していますが外観上の相違点を探してみると、、、
  →Sメーター:LED3連(F-580)、 LED5連(F-780)
  →ステレオランプ:赤色LED(F-580)、文字自照式(F-780)
  →IF BAND切替:なし(F-580) 、 WIDE/NARROW(F-780)
  →AMアンテナ:ループアンテナ(F-580)、バーアンテナ(F-780)
  →FMアンテナ端子:バラ線(F-580)、F型(F-780)
 ・F-780ではAMもWIDE/NARROW切替可能。
 ・価格差が示す通り F-780(上位機) F-580(弟機)という位置付けのようです。

F580_09 F580_10 F580_11 F580_13 F580_14

【内部構成】
 ・4連バリキャップ構成フロントエンド → CF2個
 ・PA3007:FM(クアドラチュア検波)
 ・PA4006:MPX-IC
 ・LA1247:AM-IC

F580_20 F580_21 F580_24 F580_25 F580_28

 ・F-780と同じパルスカウント検波機か、と期待しましたが残念、違いました。
 ・PA3007によるクアドラチュア検波信号がそのままPA4006で復調されています。
 ・IF部に WIDE / NARROW切り替えはなく WIDE側のみのような構成です。
 ・調整用VRは3個(Muting、VCO、REC Level)だけ。
 ・セパレーション調整用VRが見当たらない、、
 ・見た目は同じ、でも価格差以上に大幅にコストダウンされている印象でした。

■MJ-無線と実験- 1982年01月号------------------------------------------

 ・F-580に関する情報を検索したところハイファイ堂の通販サイトが見つかりました。
 ・引っ掛かったのは「MJ-無線と実験- 1982年1月号」古本の販売ページでした。
 ・この本の綴じ込み資料として A-580/F-580 の回路図が入っているようです。
 ・早速名古屋大須のハイファイ堂(実店舗)へ行ってきました。
 ・店頭で立ち読みしたところ、黄ばんだ折り込み回路図(B4サイズ)がありました。
 ・税込900円。ちょっと高いな~と思いつつ、ためらう気持ちを振り切って購入。
 ・広告を見るのも楽しいし、、KENWOOD L-02T、YAMAHA T-6a/T-8、SONY ST-JX8、、

F580_33_2 F580_34_2 F580_36_2 F580_37 F580_38

■調整記録-------------------------------------------------------------

Skitch ・VR1 :ミューティング調整
 ・VR2 :VCO調整
 ・VR3 :RECレベル調整
 ・TP7 :VCO76kHz確認
 ・TP8 :FM同調点調整
 ・TP9 :FM同調点調整
 ・TP10:Sメーター電圧
 ・TP11:VT電圧確認

 【FM受信調整】
 ・TP11:VT電圧確認 76MHz→7.2V、90MHz→24.2V
 ・局発コイル:L4
 ・RF受信調整 76MHz→L1~L3、90MHz→TC1~TC3
 ・TP10:Sメーター電圧最大点へ
 ・TP8 :FM同調点
 ・TP9 :FM同調点
 ・T7右:FM同調点調整 TP8~TP9 電圧ゼロ
 ・T7左:FM高調波歪調整 WaveSpectraで観察
 ・T4 :FM高調波歪調整 WaveSpectraで観察
 ・TP7 :VCO調整(VR2 VCO)→76kHz
 ・VR1 :ミューティングレベル調整
 ・VR3 :REC Levelテスト信号レベル調整
【AM受信調整】
 ・付属ループアンテナを使って地元AM局を聴きながら調整
 ・TP10:Sメーター電圧確認用
 ・T5 :AM-NHK第一727kHz受信しながら調整
 ・T6 :AM-NHK第一727kHz受信しながら調整
 ・TC4 :AM-東海ラジオ1332kHz受信しながら調整
 ・TC5 :AM-東海ラジオ1332kHz受信しながら調整

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・FM同調点がかなりズレていました。
 ・調整により歪感は解消しました。
 ・セパレーション調整VRなし、実測40dB/1kHz程度。
 ・ゴールドに輝く薄型ボディは当時としては画期的なデザインだったでしょうね。

F580_04

 ・期待したパルスカウント検波機ではありませんでしたが、、
 ・古い資料を調べる過程で新しい発見もあり、有意義な時間を過ごせました。
 

■F-780/F-580比較------------------------------------------------------

F-780 F-580
定価49,800円(1982年) 定価42,800円(1981年)
幅420×高さ60×奥行380mm 幅420×高さ60×奥行380mm
重量4.5kg 重量3.7kg
AC100V 50Hz/60Hz 12W AC100V 50Hz/60Hz 9W
FM実用感度(mono)0.95μV (10.8dBf) FM実用感度(mono)新IHF 10.8dBf
SN比(stereo) 86dB(80dBf) SN比(stereo) 80dB
高調波歪率(stereo,1kHz)0.04% 高調波歪率(stereo,1kHz)0.08%
セパレーション(1kHz)50dB セパレーション(1kHz)50dB
F78001

フロント側

リア側
F58001

フロント側

リア側
F78002


フロント
左ドア閉
F58002


フロント
左ドア閉
F78003


フロント
左ドア開
F58003


フロント
左ドア開
F78004


フロント
中央部
F58004


フロント
中央部
F78005_2


フロント
右側
F58005


フロント
右側
F78009


基板全景
F58009


基板全景
F78010


フロントエンド部
F58010


フロントエンド部
F78011


メイン基板
拡大
F58011


メイン基板
拡大
F78012


検波部
パルスカウント
F58013


検波部
PA3007
F78014


MPX部
PA4006
F58014


MPX部
PA4006
F78015


電源トランス
F58015


電源トランス
F78016


電源部
F58016


電源部
F78017


AM部
F58017


AM部
F78018


コントロール
IC
F58018


コントロール
IC

■参考資料---------------------------------------------------

 ・F-700 / F-500 / F-780 / F-120 / F-120D を並べて比較した一覧表

 

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コメント

ご無沙汰です。このシリーズ(ALL DAY COMPO)のデザインは他と合わせるのが難しいですね。
当時は嫌いでしたが、ここ数年集めたくなり、AMP(A-780:放置中)とAnalogPlayer(PL-470)まで
揃えて止まってます。
→TUNERがなかなかタマが少なくて入手困難なのと、カセットデッキがちょっと高価なためです。

せめてTUNERが入手できたら、放置中のAMPのメンテをしようと思いつつ、いつのことになるか...

JT様
確かに、、この独特なデザインは好き嫌いが分かれるところですね。

写真のF-780は3年ほど前に入手したモノですが実は既に処分済みで、
今回は当時撮影した写真を流用して一覧表を作りました。
このF-580でよければいつでもお譲りしますのでご一報ください。

そういえばカセットデッキは最近どこかのHOで見かけたような気がします。
興味なかったのでスルーしましたが、また見かけたら確保しておきます。
A-580回路図もPDF化してありますので必要でしたらお申し付けください。

 はじめまして
 つい先日雑音が出るというA-580を入手した者です。
 本日リレー交換をしてみたものの症状が変わらず、回路図があればと思って検索した結果本ページにたどりつきました。(あってどうにかなるのかという話もありますが)
 はじめてのコメントで「くれくれ」になってしまい恐縮ですが、A-580回路図を頂ければ大変ありがたいのですが。
 その昔お金を握りしめて秋葉原で価格交渉したものの価格が折り合わず断念した思い出の製品です。(A-580&F-580を3割引で購入しようとしたのですが・・・)
 F-580も当時の自分には魅力でした(技術的にというよりは放送局名を表示できるというところだったのですが)

BLUESS 様、
暖かいコメありがとうございます。

F-580の件、別途メールさせて頂きます。
ちなみにAMPの方はA-980、780とも輸出モデルのSMを持ってますので大丈夫です。
→2011.3.11の震災以降、アナログAMPのメンテ等を放置しています....ヾ(ーoー;)

このシリーズ(ALL DAY COMPO)は大学生時代に「TRIO」でバイトしていたこともあって、大嫌い
でした。→本当はデザインがいまいちのTRIOに対して、妬んでいたのかもしれません。

カセットデッキはタマが結構ありますが、メンテ性の悪さ(配線の複雑さ、メカ部品の入手不可等)
で躊躇しています。→カセットでは家族の理解が得れないのも一因です。

もう一つの課題はCDプレーヤーのデザインを如何にして揃えるかです。
→この時代にはCDプレーヤは無かったので....(^_^;

おっと!ちょうど今日 pioneer Fー100D シルバーモデルを確保しました!
一見しょぼいですけど 質感は120Dと同等か節度があって気に入りました
回路の構成はさっぱり理解出来ませんけど多分中身は低コストなんでしょう?
しかし流石にこの時代はコンポーネントのバリエーションの多さに驚きます 日の目を見たのは僅かな期間だったものを 今ごろ発掘して感心してます…たまに 昔自分のやった仕事に呆れながらも感心することがあるのに似てるのかもれません(笑)

harunana 様

回路図はメール添付でお送りしました。
A-580が復活するといいですね。

BLUESS様

 このたびは、大変貴重なものをお送りいただきまして誠にありがとうございました。
 
 お送りいただきました回路図を参考になんとか復活するよう頑張ってみるつもりです。その節はまたご報告させていただきます。
 ネット検索でA-780ですが抵抗の交換で復活 という事例があるようですのでそのあたりを探ってみるつもりです。

久しぶりにきて見ました。懐かしい機種です。これが出たころパイオニアでバイトしましたので
よく覚えております。デザインはよかったのですが、自分好みの音ではなかった気がします。
ホテルであった展示会の際に設営で遅くまで頑張ってたくさんのカップラーメンをいただいたこと思い出しました。しかしこのシリーズセットのときは良いけど入れ替え・単品で揃えるとなると
苦労しますね。wine

JT様はトリオでバイト、zuizui様はパイオニアでバイト、、
私はナイトクラブの生バンドでギター弾きのバイトでした。

ワインに酔いながら、懐かしい記憶を辿っています。

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