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2013年12月28日 (土)

TRiO KT-990 メンテナンス記録

 ・本体ボディの状態が悪いので部品取り機として保管していた KT-990です。
 ・KT-990入手時の記録はここ→

Kt99002

 ・2013年12月初め、兄弟機の KT-900(故障品)を知人からタダで譲り受けました。
 ・以下、KT-900のパーツを使ってKT-990を復活させた作業記録です。

Kt99007

■KT-900 / KT-990 比較------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 TRiO KT-990 ¥53,800(1982年発売)
 ・オーディオの足跡 TRIO KT-900 ¥49,800(1980年頃)

Kt99000

 ・ロゴマークが TRIO → TRiO と微妙に違っています。
 ・正面から見ると外観はそっくりですが、ボディ奥行きはずいぶん違いました。
 ・どちらもトリオ自慢のパルスカウント検波搭載機です。
 ・MPX用ICとAM用ICが異なりますが、他の構成はほとんど同じ。
 ・FMアンテナ端子、ボタンの質感、脚の材質などKT-990のグレードがちょっと高い。

■KT-900動作確認(故障状況確認)--------------------------------------

 ・ボディはキズだらけ、正面ガラスパネルの内側にホコリがいっぱい。
 ・電源OK、照明ランプ点灯、周波数指針点灯。
 ・monoに切り替えると -3MHz位の周波数ズレでFM音声聴こえました。
 ・このとき LED式の Sメーター点灯せず、LED式の Tメーターも点灯せず。
 ・auto(stereo)に切り替えると何も聴こえない、局間ノイズも聴こえない。
 ・REC CAL 動作OK、発信音が正常に聞こえる。
 ・AMは受信OK、でもSメーター点灯せず。

Kt90011 Kt90012 Kt90013 Kt90014 Kt90015
Kt90016 Kt90017 Kt90018 Kt90019 Kt90020

 ・3MHzもの周波数ズレなのでOSCトリマ不調が疑わしい。
 ・試しに青色トリマ(10pF)をバリコンユニットに直付け。
 ・側面に開いていたネジ穴にタッピングネジを締め込みトリマのcold側を接続。
 ・このトリマを調整したところ周波数ズレが解消してきれいにFM受信。
 ・ただしmono受信のみ。やはりSメーター、Tメーター点灯せず。
 ・auto(stereo)に切り替えると何も聞こえない。
 ・これはミューティングが解除されない状態か?
 ・故障原因が気になりつつ、でも当初予定の作業を進めました。

Kt90021 Kt90022 Kt90023 Kt90024 Kt90025

■KT-990 フロントパネルフレーム交換-----------------------------------

 ・KT-990の最大の難点はフロントパネルをボディに固定するプラスチック部分の破損。
 ・両機のフロントパネルをよく見ると、、フレームは全く同じものでした。
 ・ガラスの取付穴位置、プッシュボタンのサイズと配置、内側の取付構造、同じです。
 ・KT-900のフロントパネルフレームをKT-990に移植する作業開始。

Kt99008 Kt99009 Kt99010 Kt99011_2 Kt99012_2

 ・両機のフロントパネルをバラバラに分解。サイズはぴったり同じ。
 ・フレームを取り外してKT-990に移植。期待通りでした。
 ・分解したついでにガラス内面などピカピカに磨きました。
 ・KT-700 という機種もありますが、サイズ構造は同じかも?

Kt90006 Kt90007 Kt90008 Kt90009 Kt90010

■KT-990 OSCトリマコンデンサ追加--------------------------------------

 ・KT-990の外観が復活したので、キチンと動作するように少し手を加えました。
 ・入手時に仮設置した実験用OSCトリマコンデンサを外す。
 ・代わりにバリコンユニットに新トリマー(青色10pF)を直付け。
 ・すぐ上に開いていた穴にタッピングネジを締め込み cold側端子としました。
 ・下記調整作業によってバッチリ受信できるようになりました。

Kt99019 Kt99016 Kt99015_2

■KT-990 各部再調整---------------------------------------------------

 ・FM4連AM2連バリコン
 ・TR7020、TR4011:パルスカウント検波IC
 ・uPC1223C:MPX-IC 
 ・LA1245:AM-IC

Kt990adj2

 ・L4 TR7020クアドラチュア検波調整→ TP1~TP2間電圧ゼロ 
 ・L6 TR4011パルスカウント検波調整→ TR4011-1ピン → 1.96MHz
 ・VR7 VCO調整→ TP3 76kHz
 ・VR6 パイロットキャンセル調整→ 19kHz漏れ信号最小
 ・VR4,5 Wide受信時セパレーション調整
 ・VR3 Narrow受信時セパレーション調整
 ・フロントエンド内IFT→ ステレオ受信時の高調波歪最小

Kt99013_2 Kt99014_2 Kt99017 Kt99018 Kt99019_2

 ・VR1:WIDE LEVEL
 ・VR2:REC CAL
 ・VR3:NARROW SEPARATION
 ・VR4:WIDE SEPARATION R
 ・VR5:WIDE SEPARATION L
 ・VR6:PILOT CANCEL
 ・VR7:VCO

■KT-990 試聴----------------------------------------------------------------

 ・受信感度良好、名古屋市内でNHK-FM岐阜放送局がきれいに受信できます。
 ・FM/AMとも受信動作問題なく、いい音で鳴っています。
 ・Wide側で聴くAM音質がとても良い。

Kt99001

 ・照明に浮き上がる全面ガラス製フロントパネルが特に美しいです。
 ・T/SメーターのLEDが赤色~緑色に変化しながら心地良く動作します。
 ・KT-900の残骸は部品取り用に保管しておきます。

Kt99004

■KT-900 / KT-990 内部比較--------------------------------------------

KT-990KT-900
Kt99010_3
KT-990 内部全景
Kt90011_2
KT-900 内部全景
Kt99011_3
KT-990 フロントエンド
Kt90013_2
KT-900 フロントエンド
Kt99013_3
KT-990 パルスカウント検波部
Kt90019_2
KT-900 パルスカウント検波部
Kt99014_3
KT-990 TR7020
Kt90020_2
KT-900 TR7020
Kt99015_4
KT-990 TR4011
Kt90021_2
KT-900 TR4011
Kt99016_2
KT-990 MPX部
Kt90022_2
KT-900 MPX部
Kt99012_3
KT-990 AM部
Kt90018_2
KT-900 AM部
Kt99018_2
KT-990 電源部
Kt90023_2
KT-900 電源部

TRiOシリーズ KT-990 / KT-2200 --------------------------------------------

Kt99031

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コメント

今回はKT-990を愛用している私にとって実に良い内容です。

参考にさせていただき年末の機器大掃除を実施したいと思います。

ガラスパネルはメガネ拭き用クロスで磨くと綺麗になります。
ピッカピカにして気持ちよい新年をお迎えください。

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