フォト
2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

チューナー関連リンク

« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »

2014年1月の記事

2014年1月26日 (日)

Technics ST-9030T

 ・2013年12月中旬、ヤフオクでついに ST-9030T を入手しました。
 ・長くウォッチしていましたが、今まで見た中で状態が最も良さそうだったので。
 ・開始価格が型番と同じ、チョイ高めだったせいか競合なくそのまま終了しました。
 ・動作不良があってもたぶん何とかなる、とにかくキズの少ない個体が欲しかったです。

Technics_st903010

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 Technics ST-9030T ¥80,000(1977年頃)
 ・T.I.C Technics ST-9030 1978 $460 ※回路図、調整手順
 ・hifiengine Technics ST-9030 ※取扱説明書(英語版)
 ・ひろくんのホームページ Technics ST-9030T ※調整方法など
 ・cooltune様から「ST-9030テクニカルガイド日本語版」をいただきました。感謝!!
 ・テクニカルガイドの記載 → 昭和51年(1976年)11月発売、定価80,000円

Technics_st903039

■製品特長 ~テクニカルガイドより抜粋~ ----------------------------

 ・周波数直線型8連バリコン採用
 ・高選択度、スプリアス、大入力特性に優れた高性能フロントエンド
 ・ワイドバンド、ナローバンドの独立2系統IF回路とワイド・ナロー自動切換
 ・ステレオ歪、高域歪、セパレーション特性に優れたPLL方式MPX回路
 ・3信号を利用したNANDミューティング回路
 ・聴感上のS/Nを向上する自動ハイブレンド回路
 ・受信帯域内の基本性能を維持するサーボチューニング回路
 ・入力に比例した振れを示すシグナルメーター
 ・高周波部、低周波部独立定電圧回路
 ・電源ON-OFF時のショック音防止回路

Technics_st903000 Technics_st903011 Technics_st903012 Technics_st903013 Technics_st903014

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・底面にシリアル番号シール。 AD7430C042 → 1977年4月30日製造か?
 ・まず驚いたのは期待以上のボディの美しさ! 黒光りする光沢の艶感!
 ・フロントパネル、左右のハンドル、どこを見てもキズが見当たらない。
 ・電源コードもまるで新品のような光沢艶がある。
 ・コード上に印字された小さな文字が綺麗に残っている。
 ・「開封しただけの未使用品」と言っても通用するかも?それくらい綺麗です。
 ・ただ、背面端子類にはそれなりの使用感ありました。
 ・一体どんな使い方をされていたか、不思議です?? 

Technics_st903003 Technics_st903006 Technics_st903007 Technics_st903008 Technics_st903009

 ・75Ω同軸ケーブルを接続して動作確認。
 ・電源スイッチON、周波数窓を照らすオレンジ照明点灯、メーター照明点灯。
 ・+0.2MHzほどの周波数ズレあるもののFM放送受信OK。
 ・STEREO表示ランプ点灯せず。でも聴感上はステレオ感あるので電球切れ予想。
 ・Wide/Narrow切替表示ランプも点灯せず。単純な電球切れか?回路故障か?

Technics_st903015 Technics_st903016 Technics_st903017 Technics_st903018 Technics_st903019

■修理記録------------------------------------------------------------

 ・STEREO表示ランプ、Wide/Narrow表示ランプが点灯しない。
 ・回路図確認 → 6.3V, 40mA
 ・実機確認  → φ4mmフィラメント球
 ・電球は内側から接着剤で軽く固定してあるだけ。
 ・接着剤をカッターで切ってそっと引っ張れば出てきます。
 ・手持ち部品の中に同サイズ 6V, 30mA があったのでこれに交換。
 ・STEREO表示ランプ → 基板側33、34端子
 ・Wide/Narrow表示ランプ → 基板32、42端子
 ・仮配線して点灯することを確認。正面から見たときの輝度も違和感なし。
 ・きちんと配線処理して修理完了。

Technics_st903034 Technics_st903035 Technics_st903036 Technics_st903037 Technics_st903038

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・FM専用8連バリコン
 ・IC203 AN377 IFアンプ(Narrow系統)
 ・IC601 AN363 PLL-MPX

Technics_st9030_alg

 ・ST-9030テクニカルガイドに AN363 ブロック図がありました。
  ・LA3350と比較したところピンアサインは同じでした。
  ・AN363  → Technics ST-9030T
  ・AN363N → Technics ST-77T ST-C01
  ・LA3350 → YAMAHA CT-1000 CT-R1 T-1 T-3, LUXMAN T-110

Technics_st903020 Technics_st903021 Technics_st903022 Technics_st903023 Technics_st903024
Technics_st903025 Technics_st903026 Technics_st903027 Technics_st903028 Technics_st903032

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・ST-9300を薄型にしたような外観で、サイズ的にはちょうど良い。
 ・ガンメタのフロントフェイス+オレンジ照明の組み合わせはベリーグッド。
 ・照明を少し落とした部屋でボーっと眺めているとアルファ波に満たされる感じ。
 ・癒し系BGMチューナーとして大切に使っていきます。

9030spec

■ST-9300 / ST-9030T ---------------------------------------------------

Technics_st01_2

Technics_st03

2014年1月19日 (日)

ONKYO Integra T-445XX

 ・2013年11月末、市内のHOでジャンク品を買いました。
 ・「AM受信可、FMはモノのみ受信可」という注意書き付きです。
 ・1987年頃だったか、T-445XXは新品で購入したことがあります。
 ・懐かしくて、使い道も無いのにまた買ってしまいました。

T445xx01

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-445XX ¥43,000(1986年発売)
 ・ひろくんのホームページ ONKYO T-445XX
  ※そういえば発売当時に買った T-445XX はひろくん様に寄贈していました。
  ※1987年頃、シンセ機を次々に買い替えていた超バブリーな時代でした。

T445xx00 T445xx03 T445xx04 T445xx05

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字1987年。ボディに目立つ傷はない。AMループアンテナ付属。
 ・電源オンでフロントパネルの照明点灯、内側に溜まった大量のホコリが浮かび上がる。
 ・周波数表示点灯、FM76.1MHz~89.9MHz、AM522kHz~1611kHz。
 ・モノラル受信OK、STEREOランプが点灯しない、聴感上もモノラル。
 ・82.5MHzの放送局に対して 82.3MHz,82.4MHz,82.5MHz,82.6MHz,82.7MHzで受信できる。
 ・RF SELECTER をBOOSTにするとSメーターの点灯レベルがひとつ上がる。
 ・IF BAND(WIDE/NARROW)切替OK。
 ・HIGH BLEND切替スイッチがない。受信状態に合わせて自動切り替えだったか?
 ・AM放送は付属ループアンテナで受信OK。AMは問題なさそう。
 ・メモリ登録20局(A10局、B10局)。
 ・メモリに登録した内容は電源コンセントを抜くと消失。

T445xx06 T445xx07 T445xx25 T445xx26

 ・重量6.1kg、シンセ機としてはずっしり重いです。
 ・理由は底面についているXスタビライザー(特殊合金製のおもり)。
 ・外して重量を測ってみるとこれだけで2.3kgもありました。
 ・Xスタビライザーにどれだけ意味があったらよく分からないですね。

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・HA11225
 ・uPC1161C
 ・LA1245

T445xx08 T445xx09 T445xx10 T445xx11 T445xx12

【FM同調点】
 ・L123調整 → TP1-TP2間電圧ゼロ
【VT電圧】確認のみ
 ・L051(76.1MHz)→ TP6 3.5v
 ・TC051(89.9MHz)→ TP6 21.3v
【RF調整】
 ・L001,L002,L003(83MHz)→ TP8 電圧最大(VR121横)
【IFT調整】
 ・L005(83MHz)→ TP8 電圧最大(VR121横)
【PLL検波調整】
 ・L125(83MHz)→ TP8 電圧ゼロ(DET OUT)
【PILOT CANCEL】
 ・L202(83MHz)→ WaveSpectraで観察
【MPX調整】
 ・R202(83MHz)→ VCO 76kHz
 ・R231,R232(83MHz)→ セパレーション調整
  ※TP9→きれいな38kHz正弦波が観察できる
【歪補正】※試行錯誤による結果です。本来の調整法とは違うかも?
 ・VR317(83MHz)→ mono受信 二次高調波最小
 ・VR330(83MHz)→ stereo wide受信 二次高調波最小
 ・VR325(83MHz)→ stereo narrow受信 二次高調波最小?
【AutoTuning調整】
 ・VR121
【AM調整】
 ・AM 部品番号不明

T445xxadj

【VRまとめ】
 ・VR121 Autotuning adj.
 ・VR202 VCO
 ・VR231 Separation
 ・VR232 Separation
 ・VR317 Distortion mono
 ・VR325 Distortion stereo narrow
 ・VR330 Distortion stereo wide

T445xx13 T445xx14 T445xx15 T445xx16 T445xx17

  ※半固定抵抗やコイルは滅茶苦茶にズレていました。
  ※どうやら内部を適当に弄った先人がいたようです。
  ※メモリ保持用 0.047F/5.5V スーパーキャパシタが寿命のようです。
  ※ただキャパシタを交換するには基板を外して裏返す必要があるので、パス。

T445xx18 T445xx19 T445xx20 T445xx21 T445xx22

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・シンセ機なのにフロントに電球照明を用いた造りは TRIO/KENWOOD KT-1010に似ています。
 ・フロントパネルをバラバラに分解して内側をきれいに磨きました。
 ・再調整の結果受信性能良好、音質も非常に良い印象です。
 ・1987年頃のシンセ機でPLL検波ならそんなに性能差は無かったでしょうね。
 ・同時期のONKYO製アンプと組み合わせるといい感じになりそうです。

T445xx30

■プログラム機能------------------------------------------------------

 ・電源ON-OFFに連動して5局まで受信局を切り替え可能。
 ・メモリーボタンA1~A5にそれぞれFM放送局を登録する
 ・電源ボタン下の PROGRAM TIMER ボタンを押す
 ・オーディオタイマーをセットする
 ・タイマーにセットした時刻に応じてメモリA1~A5が順に切り替わる

2014年1月13日 (月)

ONKYO Integra T-416

 ・2014年1月初め、Integra T-416の修理調整をお引き受けしました。
 ・未体験の機種だったのでちょっと興味が湧きました。
 ・以下、作業報告です。

T41605

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-416 ¥39,800(1980年頃)

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・意外、と言っては失礼ですが外装状態は予想以上に良好。
 ・ボタンはくすんだ感じだがフロントパネルに目立つ傷なし。
 ・ボディに数本のヒッカキ傷、でも天板には光沢艶感が残っていてグッド。
 ・電源コードの印字 1980。

T41600 T41602 T41604 T41607 T41609

 ・電源投入OK、3個のメーター照明点灯。
 ・周波数指針が見えない、ここは電球切れか。
 ・周波数窓全体を照らす電球は切れているのか?それとも照明は元々無いのか?
 ・75Ω同軸FMアンテナ接続、指針を探しながらFM放送受信確認OK。
 ・LOCKEDランプ赤色点灯OK、STEREOランプ赤色点灯OK。
 ・緑色点灯するはずのTUNEDランプ点灯しない。
 ・周波数ズレはほとんどない。Sメーター、Tメーター動作OK。
 ・DEVIATIONメーターが左右に大きく振れる→動作OK。
 ・STEREO受信OK、聴感上のステレオ感OK、MUTING動作OK。
 ・Wide/Narrow切替OK。Air Check用テスト信号OK。
 ・3個のメーター内部、赤い指針の塗料が剥げて見た目が悪い。

 ・AMは背面バーアンテナで受信確認OK。Sメーター動作OK。
 ・AM受信時もTメーター動作してLOCKEDランプ点灯。
 ・AM受信時も Wide/Narrow切替可能。
 

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM4連、AM2連バリコン搭載フロントエンド
 ・FM-IF IC:HA11225
 ・FM-MPXIC:HA12016
 ・AM用 IC:uPC1178C
 ・Wide時はCF2個、NARROW時はさらにCF3個
 ・HA11225によるクアドラチュア検波

T41611 T41612 T41613 T41614 T41615

 ・周波数窓全体をライトアップする照明はなく、指針だけが自照するタイプ。
 ・ここの電球が切れている。
 ・LEDと思った正面右側に3個並んでいる表示灯 LOCKED TUNED STEREO は電球でした。
 ・真ん中の TUNED 電球が切れている。
 ・本体左側の小さな基板はタッチセンサー回路。

T41617 T41618 T41619 T41620 T41621

■修理記録:指針部電球交換--------------------------------------------

 ・ダイヤル指針内部に電球が埋め込まれています。
 ・慎重に分解して指針部を取り外しました。
 ・手持ち部品の中からサイズと明るさが適合するものをピックアップ。
 ・今回は電球交換しましたが、同型ジャンク機から指針ごと移植した方が楽です。

T41631 T41633 T41634 T41636 T41638

■修理記録:TUNED電球交換---------------------------------------------

 ・フロントパネル内側にセットされた電球ホルダーを外す。
 ・電球を外して手持ち部品の中から適合品をセット。
 ・3個点灯した状態で輝度もちょうど良さそうです。

T41642 T41644 T41648 T41649 T41650

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・サービスマニュアルや回路図がないので試行錯誤で作業しました。
 【FM OSC調整】
 ・TC001、L005
 【FM RF調整】
 ・L001、L002、L003:TC004、TC003、TC002
 【FM検波調整】
 ・L103上段コア、下段コア
 【FM VCO調整】
 ・R213 TP3
 【FMセパレーション調整】
 ・R205 ※約50dB確保
 ※Wide/Narrow共用、Wide時に最良になるよう調整しました。
 【FMその他】
 ・L004 ステレオ歪調整
 ・R126 ミューティングレベル調整
 ・R706 Deviationメーター調整
 ・R802 エアチェックテスト信号調整
 ・R730 ※二次高調波歪を低減できました
 ・パイロットキャンセルVRなし
 ・Sメーター振れ調整VRなし
 【AM調整】
 ・背面バーアンテナ内部、L151、TC001、TC002
 ・X151、X152、L154
 ※AM部R157とR186の調整方法不明
 【テストポイント】
 ・TP1-uPC555H-2pin(本来は電圧指定値がありそう)
 ・TP2-uPC1178C-8pin
 ・TP3-HA12016-16pin(VCO)

T41654

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・フロントパネルはすっきりしたデザイン+3連メーターで好印象。
 ・メーター内部の赤い針の塗料が剥げているのがちょっと残念。
 ・名古屋でNHK岐阜放送局が受信可能。FM受信性能は良いです。
 ・ヘッドホンで慎重に聴くと高音域で「サー」というノイズがあります。
 ・でも通常で聴く分には気にならないレベルと思います。
 ・Wide側で聴くAM放送はとてもAMとは思えないイイ音です。

T41655

2014年1月 4日 (土)

Technics ST-9300

 ・2013年10月終わり、ヤフオクで終了間際のST-9300を見かけました。
 ・写真で見ると状態はかなり良さそう、オリジナル取扱説明書も付いている。
 ・ステレオにならない不具合が明記されていましたが、
 ・でも多分何とかなるでしょう、、ということで思い切って入手。
 ・年末年始休暇、久しぶりに自分の時間が取れたので以下の作業しました。

St930010

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録  Technics ST-9700/ST-9300
 ・オーディオの足跡 Technics ST-9300 ¥128,000(1975年頃)
 ・取扱説明書 (PDF形式 約4MB)  ~以下の記述は取扱説明書より抜粋~

 超精密級周波数直線型FM専用7連バリコンを採用したFMフロントエンド
 ・アンテナ入力端子は300Ω端子を廃止して75Ω接栓端子のみ
 ・これは本機の性能を最高に引き出すため同軸ケーブルを使用してもらうため
 ・RF増幅2段をはさんで複同調回路3段、デュアルゲート4極MOS型FETを採用
 ・発振回路にはアルミコア入り発振コイル、高性能テフロンシリンダー型トリマー採用
 ・ジャンクション型FETによるバッファー回路
 ・デュアルゲート4極MOS型FETによるバランスドミキサー回路

St930029 St930030 St930031 St930032 St930034

 群遅延特性と高選択度特性を重視した信号系IF回路、独立した制御系IF回路
 【信号系IF回路】
  ・群遅延平坦8素子形セラミックフィルタ2個使用
  ・完璧な振幅特性を得るためシングル・イン・ラインIC3個を含め差動6段構成
 【制御系IF回路】
  ・狭帯域セラミックフィルタ(4素子×3個)による理想的な特性
  ・不飽和性を利用したマルチパスAM信号成分の検出回路
  ・ミューティング回路はLCフィルタ2段とAND回路による2段の入力レベル制御

St930026 St930027 St930035 St930037 St930040

 PLL方式採用MPXステレオ復調回路 (MPX-IC:SN76115N)
 ・MPX部38kHzスイッチング信号はPLL方式による純電子式位相保持方式で抜群の安定度
 ・さらにスイッチング回路部は定評のある二重差動スイッチング回路で構成
 ・ステレオ歪、非直線クロストーク、セパレーション特性が全領域にわたって優れる
 ・さらにテクニクス独自の19kHzパイロット信号キャンセル回路を採用
 ・出力電圧を完全保証(0dB=0.775V/RMS)された低周波出力回路
 ・安定化した正負2電源と厳選されたローノイズトランジスタによる初段差動増幅
 ・定電流回路付きSRPP回路により高ダイナミックレンジ、広帯域、定歪率、高安定な増幅部
 ・出力系はVariableと Fixedの完全分離された2系統
 ・Variableの出力は立ち上がりカーブ、左右バランス等プリメインアンプと同品質品を採用

St930042 St930043 St930047 St930048 St930049

 完全な安定化、安全対策を施した電源回路
 ・優れた性能を安定に確保するため完全な安定化された正負の電源回路
 ・これにより外部からの変動に対しても安定動作
 ・安全対策についても万全

St930041 St930044 St930045 St930050

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・これはホントに奇跡的! フロントパネル、ボディともガンメタ塗装面に目立つ傷がない。
 ・経年による表面汚れはあるもののヤニ汚れなし。洗浄でピッカピカの美品になりそう。
 ・重い、、久々のアンプ級重量12kg。
 ・FMアンテナ端子は75Ω同軸のみ。固定出力、可変出力、マルチパス出力。
 ・電源投入OK、オレンジ色の照明が美しい。照明用電球にタマ切れはない。
 ・二つのメーター動作OK。周波数ズレあるもののFM受信OK。ミューティングOK。

St930001 St930002 St930003 St930004 St930005

 ・問題はやはりFM放送受信時にSTEREOランプが点灯しないこと。
 ・でも同調時と離調時に一瞬STEREOランプが点灯することがある。
 ・タマ切れではない、VCO調整で復旧しそうな予感、これは期待できる!

St930006 St930007 St930008 St930070 St930072

 ・底面に製造番号シール AF5L16E024 → 1975年12月16日 製造か?
 ・テクニクス製品シリアル番号の読み方 ここ→

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネル分解清掃。選局ツマミなど3個はアルミ無垢製。
 ・電源スイッチなどのレバーはプラスチック製、、これはちょっと残念。
 ・レバー根元部分が3個とも少し欠けているが、操作に支障ない。

St930020 St930022 St930023 St930024 St930025

【フロントエンド】
 ・7連バリコン
 ・CT1,CT2,CT3,CT4,CT5,CT6,CT7(OSC)
 ・L1,L2,L4,L5,L8,L9,L13(OSC)
【IF基板】
 ・信号系IF
   CF101 → uPC555H → uPC555H → CF102 → uPC557H → T101レシオ検波
 ・制御系IF(マルチパス検出およびミューティング制御)
   CF103 → CF104 → 2SC1686 → 2SC1686 → CF105 → 2SC829 → T102,T103
 ・VR101 MET LEVEL
 ・VR102 MUTE DEEP
 ・VR103 MET ZERO
 ・VR104 AGC
 ・VR105 MUTE

【電源回路、MPX回路、オーディオ回路を載せた基板】
 ・MPX-IC SN76115N
 ・ミューティング用リードリレー
 ・VR201 VCO
 ・VR202 PILOT CANCEL(LEVEL)
 ・VR203 PILOT CANCEL(PHASE)
 ・VR401 LEVEL L
 ・VR402 LEVEL R
 ・VR403 SEP
 ・VR501 VOLT ADJ

St930076 St930077 St930078 St930079 St930080

 ・基板上に多数ある水色の電解コンデンサの状態が悪い。
 ・足が腐食していたり、頭が飛び出ていたりするものあり。
 ・全数交換したいところですが、でも上下2段構造では基板を外してひっくり返さねば、、
 ・メンテナンスするにはかなり気合が必要です。どうしようかな、、
 ・ちなみに VR201 VCO をちょっと回したところ STEREOランプ点灯。これは期待通り。
 ・部品交換は後日のお楽しみに残して、各部調整作業を行いました。

■調整----------------------------------------------------------------

 ・回路図やサービスマニュアルが見つかりません。 ※見つかりました!下記追記参照
 ・ST-8600とST-9030Tのサービスガイドを参考に各部調整しました。

St9300front St9300if_2 St9300mpx_2 St930045_2 St930061

 【OSC調整】フロントエンド
 ・90MHz:CT7
 ・76MHz:L13
 【RF調整】
 ・90MHz:CT1,CT2,CT3,CT4,CT5,CT6
 ・76MHz:L1,L2,L4,L5,L8,L9
 【信号系 検波調整】
 ・T101(緑色:センターゼロ調整、茶色:高調波歪調整)
 【制御系 検波調整】
 ・D112足から信号取出し → DC電圧測定 ※訂正:下記追加項目参照
 ・T102,T103 → 電圧最大(マイナス値)
 【VCO】
 ・VR201 → TP(19kHz)
 【PILOT キャンセル】
 ・VR202,VR203 → WaveSpectraで19kHz漏れ最小
 【セパレーション】
 ・VR403
 【AFレベル調整】
 ・VR401,VR402 L/R レベル同一
 【STEREO歪調整】
 ・フロントエンド T1 ステレオ高調波歪み最少へ
 【MUTING調整】
 ・VR105 MUT
 ・VR102 MUTE DEEP
 【Sメーター振れ調整】
 ・VR103 MET ZERO
 ・VR105 MET LEVEL
 【調整方法不明】
 ・電源部 VOLT ADJ
 ・IF部 AGCの調整方法 ※下記追加項目参照

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・風格漂う外観、7連バリコン、2系統IF、さすが定価128,000円に相応しい構成。
 ・ステキな照明と合わせて癒し系BGMチューナーとしては大満足です。
 ・ガンメタのフロントフェイスとオレンジ色照明、この組み合わせがベリーグッド。
 ・選局ツマミの回転に合わせて周波数指針がまさに、ホントに滑るように移動します。
 ・この感触というかフィーリングは独特の気持ち良さです。
 ・高校生の頃、テクニクスのガンメタ製品に特に憧れていました。

St930013

 ・ただ、FM受信性能や音質面では特別な感動は無いですね。
 ・いい音なんですけど、でも5連バリコンの中級機と大差ない印象。
 ・やはり劣化した電解コンデンサなど要交換か?
 ・多分この機種は手放さないので、リタイア後のお楽しみに取っておきましょう。

 <おまけ ST-8600とのツーショット>

St930081

 

■追記:調整方法の追加訂正 2014年1月11日 --------------------------

 ・2014年1月7日、cooltune様からビッグなお年玉をいただきました。
 ・何と「ST-9300テクニカルガイド日本語版」です。
 ・感謝、感謝、感謝!!

 ・不明だった電源部 VOLT ADJ とIF部 AGCの調整方法が判明しました。
 ・これは特定箇所の指定電圧でした。
 ・マニュアルを読まないと分かるはずの無い調整ポイントです。
 ・本当にありがとうございました。
 ・追加事項と訂正事項は以下の3点です。

 【B電圧調整】
  ・TP1(R515)~GND間にDC電圧計接続
  ・セットに信号を加えない状態 → VR501(VOLT ADJ) → -12V
 【AGC調整】
  ・TP2(フロントエンドR21)~GND間にDC電圧計接続
  ・セットに信号を加えない状態 → VR104(AGC) → 4V
 【訂正:制御系IFの測定ポイント】ミューティングIF
  ・TP3(R148)~TP4(R140)間にDC電圧計接続
  ・T102、T103調整 → 電圧最大
  ※サービスガイドではR140とR148の記載が逆になっています。

St930086 St930087 St930088 St930089 St930090

 ・制御系IFの測定ポイントとしてTP3とTP4が指定されていました。
 ・ここの調整をやり直しましたが結果は自己流適当調整とほぼ同じでした。

St9300alg

 ・今年は正月から縁起がイイかも!?

2014年1月 1日 (水)

謹賀新年

2014newyear

 ・新年明けましておめでとうございます。
 ・お世話になった皆様に心から感謝申し上げます。
 ・今年も懲りずにオールドチューナー中心に勉強していきます。
 ・2014年が皆様にとって素敵な年になりますように、、

« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »