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2014年8月の記事

2014年8月31日 (日)

PIONEER TX-7600

 ・2014年5月終わり、ハードオフで入手したジャンク品です。
 ・税込み540円。電球やICの部品取り目的で確保しました。

Tx760001

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 Pioneer TX-7600II ¥25,800(1979年頃)
  ※オーディオの足跡にはTX-7600IIの情報しかありません。
  ※TX-7600とTX-7600IIの違いは未調査

Tx7600

 ・Hifi Engine  PIONEER TX-6700(TX-606)
  ※周波数パネルやメータパネルの色が違うようです。
  ※サービスマニュアル、回路図が入手できます。

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字は1977。本体奥行きが小さめなボディ。
 ・フロントパネルやボディに目立つキズはない。
 ・よく見るとリアパネルはプラスチック製。
 ・電源オン。メーター照明OK。
 ・周波数窓の照明なし。指針だけが光るタイプでした。
 ・FM受信OK。メーター動作OK。ミューティング動作OK。
 ・STEREOランプ点灯。実際にステレオ感もある。
 ・AM用アンテナが無いのにAMも受信OK。
 ・内部にバーアンテナを持っているのか?

Tx760003 Tx760004 Tx760005 Tx760008 Tx760009

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・予想通り内部はスカスカ。
 ・小さな基板が斜めに設置されています。
 ・やはりAMバーアンテナが内部にありました。

Tx760013 Tx760021 Tx760022 Tx760023 Tx760024

 ・FM3連AM2連バリコン搭載。
 ・CF2個→PA3001(クアドラチュア検波)→PA1001
 ・HA1197 AM用IC
 ・調整用VRは2個だけ、とってもシンプル。
 ・輸出機の回路図と比較すると基本構成はほぼ一致。

Tx760011 Tx760010 Tx760012 Tx760014 Tx760015

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・FMフロントエンド
 ・L5,TC3:FMOSC調整
 ・L2,L4,TC1,TC2:RF調整
 ・T4:歪調整
 ・T6:クアドラチュア検波調整
 ・VR1:VCO調整→TP5 76kHz
 ・VR2:パイロットキャンセル

Tx760025 Tx760026 Tx760027 Tx760028 Tx760029

 ・ミューティング調整なし
 ・Sメーター振れ調整なし
 ・セパレーション調整なし

Tx7600algn

Tx6700sche

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・FM/AMとも正常に受信します。出てくる音に特に不満なし。
 ・とてもシンプルな構成ですが性能的にはこれで十分なのかも?
 ・それにしてもフロント照明が無いとはちょっと期待外れ。
 ・周波数窓の照明が無いとアナログチューナーの魅力は半減ですね。
 ・予定通り基板だけ残して解体処分だな、、

Tx760006

2014年8月24日 (日)

PIONEER SX-717

 ・2014年6月初め、ヤフオクでノーチェックジャンク品を入手しました。
 ・予想通りというか不具合箇所が多数あって長期戦の様相です。
 ・夏休みにある程度作業が進んだので一旦まとめておきます。

Sx717111

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・1972年頃の製品で、FM復調部はPLL化されていないタイプです。
 ・オーディオの足跡 PIONEER SX-717 ¥78,000(1972年発売)
 ・Hifi Engine PIONEER SX-727 輸出仕様 回路図、サービスマニュアルあり

 <パイオニア製レシーバーの系譜>

1970年頃 1972年頃 1974年頃 1976年頃
SX-100S / 125,000円
Sx100s_2
 →過去記事
SX-818 / 100,000円
Sx818
- -
SX-90 / 80,000円
Sx90
SX-717 / 78,000円
Sx717
 →過去記事
SX-737 / 85,000円
Sx737
 →過去記事
SX-757 / 78,500円
Sx757
 →過去記事
SX-65 / 54,800円
Sx65
SX-616 / 64,800円
Sx616
SX-636 / 68,000円
Sx636
-
- SX-515 / 53,800円
Sx515
SX-535 / 57,000円
Sx535
SX-555 / 48,500円
Sx555
SX-45 / 39,800円
Sx45
SX-414 / 39,800円
Sx414
SX-434 / 50,000円
Sx434
-
- - SX-300 / 36,500円
Sx300
-
カタログ(1970年7月版) カタログ(1973年10月版) カタログ(1974年5月版) カタログ(1976年1月版)

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・どうやら訳あり品のようです。
 ・フロントパネルがグラグラ。何とパネルの取り付け方法が間違っている。
 ・ウッドケースは濃い飴色のよう。ヤニが染み込んでいるのか?再塗装されているのか?
 ・タバコのヤニ汚れでフロントパネルとツマミ類は黄色っぽい。
 ・でも幸いなことにフロントパネルに目立つ傷はない。清掃すれば綺麗になりそう。

Sx717101 Sx717104 Sx717105 Sx717106 Sx717102

 ・特殊形状のスピーカー端子はこの時期のパイオニア製品の特長です。
 ・SX-100Sに付属していたスピーカー端子がそのまま使えました。
 ・底面に修理記録のシールあり。昭和62年(1987年)6月5日。

Sx717109 Sx717110 Sx71716 Sx71717 Sx71718

 ・電源オン。周波数窓と二つのメーター照明が点灯。指針もオレンジに光っています。
 ・ポジションランプ確認。AM、FM、AUX、MIC点灯。2系統あるPHONOだけ点灯しない。
 ・AMポジションではSメーター消灯、PHONOやAUXポジションでは二つのメーターと指針が消灯。
 ・不思議なことにどの入力ポジションでもSTEREOランプ点灯します。
 ・しかも電源投入後暫くすると徐々に暗くなってそのうち消灯。何これ??

Sx71740 Sx71751 Sx71753 Sx71755 Sx71756

 ・PHONOは2系統ともレコード再生OK。ただしちょっと歪多い。
 ・AUXはCDプレーヤーを繋いで再生OK。歪感なくここは綺麗な音です。
 ・CDを聴きながら音質チェック。ボリューム、バランスにガリなし。
 ・ステップ式トーンコントロールに少しガリあり。
 ・ラウドネス、フィルターなどその効果が聴感で確認OK。
 ・そういえばPRE OUTとMAIN INの短絡プラグが欠品なのにスピーカーから音が出ている?
 ・内部で直結されているか?

Sx71731_2 Sx71732 Sx71733 Sx71735 Sx71736

 ・肝心のFMは局間ノイズのみ、FM放送は全く受信しない。
 ・Sメーター、Tメーター振れない
 ・AM放送も全く受信しない。AMは局間ノイズも聞こえない状態。

【問題点】
 ・PHONOポジションランプの電球切れ
 ・チューナー部(FM/AMとも)故障
 ・STEREOランプ挙動不審
 ・イコライザー回路不調
 ・PRE OUT MAIN IN 直結確認

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・既に相当弄られた個体のようです。
 ・FM4連、AM3連バリコン搭載。
 ・チューナー基板の電解コンデンサがいくつか交換されている
 ・AMアンテナの内部配線が不自然に接合されている
 ・やはりプリアウトとメインインが内部で直結されている。

Sx71710 Sx71711 Sx71720 Sx71731 Sx71730

 ・PHONOランプ切れ → 修理痕あり
 ・フロントパネル裏面に製造日シール、底面に修理シールがありました。
 ・製造日:昭和47年(1972)6月19日
 ・修理日:昭和62年(1987)6月05日

Sx71720_2 Sx71721 Sx71722 Sx71723 Sx71777

■修理記録 PHONOポジションランプ交換---------------------------------

 ・海外版のサービスマニュアルによると8V/50mA 直径3mmタイプ。
 ・ここは手持ちの中古品に交換して完了。

Sx71724 Sx71725 Sx71726 Sx71727 Sx71728

■修理記録 フロントエンド--------------------------------------------

 ・FM受信不良。
 ・試しにIF段にSGから10.7MHzを直接注入するとちゃんと動作しました。
 ・レシオ検波調整で正常に受信可能。ということは原因はフロントエンド。
 ・調べてみるとフロントエンド内局発が発振していない。

Sx71740_2 Sx71742 Sx71743 Sx71744 Sx71745

 ・バリコンと付属回路が一体構造になったフロントエンドです。
 ・アルプス電気製 型番W11-044-0
 ・内部を見るには糸を解いてフロントエンド部を取り外さなければなりません。
 ・さて、どうしたものか、、
 ・と思案していたときにトラブルシューター様のT-550修理記事を拝見しました。
 ・LUXMAN T-550とSX-717のフロントエンドはほぼ同じもののようです。
 ・トラブルシューター様の修理記事を参考にさせていただきました。

Sx71770 Sx71768 Sx71765 Sx71771 Sx71773

 ・思い切ってSX-717の糸を解き、フロントエンドユニットを取り外す。
 ・外した状態で仮配線して各部チェック。やはり局発が発振していない。
 ・ハンダ面をルーペ観察すると円盤型部品にハンダ割れ発見。
 ・修復ついでに全箇所ハンダを盛り直してフロントエンドを元通りに取り付ける。
 ・さあ、どうだ・・・スイッチオン! 何と!動作しました。
 ・TメーターとSメーターが振れてスピーカーから音声が流れてきました。
 ・とりあえず第一関門通過。

Sx717112

■修理記録 STEREOランプ挙動不審------------------------------------

 ・電源投入から2~3分間、どの入力ポジションでもSTEREOランプが点灯する。
 ・当初は明るく点灯、次第に暗くなって最後に消灯する。
 ・本来FM以外の入力ポジションでSTEREOランプが点灯するはずがない。
 ・あれこれ調べた結果、原因はトランジスタQ19(2SC968)不調でした。
 ・頭部がすごく発熱しています。

Sx71751_2 Sx71778 Sx71779 Sx71780 Sx71775

 ・ネット通販で2SC968を調達 6個セット300円でした。高いのか安いのか?
 ・Q19交換によってSTEREOランプの不思議な挙動は解消しました。
 ・FM放送受信時の動作も正常になりました。
 ・ステレオ放送受信時にSTEREOランプ点灯します。

■宿題----------------------------------------------------------

 ・AM部不調。まったく受信しない。局間ノイズも出ない。完全に無音。
 ・イコライザー回路不調
 ・作業完了までまだ時間がかかりそうです。
 ・つづく、、

Sx717113

2014年8月17日 (日)

SONY ST-J75 2号機 調整記録

 ・調整依頼品の作業報告です。
 ・シンセ式チューナーに触れるのは何だか久しぶり。

Stj7502
Stj7504

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-J75 ¥67,000(1980年頃)
 ・オーディオ懐古録 SONY ST-J75 ¥67,000(1980年頃)
 ・Hifi Engine SONY ST-J75 海外機サービスマニュアル

Stj7505 Stj7506 Stj7507 Stj7508 Stj7509

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観に目立つキズなし。電源スイッチやプッシュスイッチにサビなし。
 ・周波数表示クッキリ。SIGNALメーター点灯、各種表示ランプ点灯。
 ・オートチューニング、ミューティング、各種動作OK。
 ・保存状態はとても良好。FM/AMとも不具合箇所は無さそうです。

Stj7510 Stj7511 Stj7512 Stj7513 Stj7514

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・海外仕様のST-J75はFM専用機ですが、FM部分は国内機とほぼ同じ構成です。
 ・海外版のサービスマニュアルがそのまま使えました。
 ・ただし検波調整IFT102、Primary(赤)とSecondary(黒)が逆のようです。
 ・サービスマニュアルにあったバラバラの回路図を一枚にまとめました。
 ・残念なことに中央部分が欠損していました。

Stj75_sche

Stj7515 Stj7516 Stj7517 Stj7518 Stj7519

■作業を終えて--------------------------------------------------------

Stj75adj

 ・受信感度、歪率、セパレーションが大幅に改善しました。
 ・とても良い音になったと思います。
 ・作業前後で基準信号を録音したWAVファイルをお送りします。
 ・WaveSpectraで再生して波形をご確認ください。

Stj7530 Stj7531_2 Stj7532

■NHK-FM 今日は一日 N響三昧------------------------------------------

 ・今回の依頼者様に教えていただきました。
 ・NHKサイト 放送予定 2014年10月13日(月・祝) 午後0時15分~10時45分
 ・これは聴き逃せませんね。永久保存版になりそう。
 ・エアチェックの準備、大丈夫ですか?

Stj7500

2014年8月10日 (日)

Technics ST-9030T 2号機

 ・調整依頼品の作業報告です。

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・シリアル番号は1977年2月22日製造と読めます。
 ・外観はとても綺麗です。キズはほとんど見当たりません。
 ・電源スイッチのプラスチック部品にひび割れなし。
 ・照明のランプ切れなし。パイロットランプ切れなし。
 ・約-0.3MHzの周波数ズレ。
 ・Tメーター、Sメーター動作OK。MUTING動作OK。
 ・難点は76~80MHz区間のガサゴソ音が気になること。

30t21       ※上段:依頼品(調整後)  下段:1号機

■76~80MHz区間のガサゴソ音-------------------------------------------

 ・経験上この症状はバリコン軸とフレーム部分の接触不良が怪しいです。
 ・まずバリコン軸を回転させながら無水アルコールを含ませた細い綿棒で清掃。
 ・その後、爪楊枝の先端を使ってコンタクトグリースを極少量塗布。
 ・76MHz~90MHzを30往復させて馴染ませました。
 ・これで76~80MHz区間のガサゴゾ音はほぼ解消しました。

30t11 30t12 30t13 30t14 30t15

 ・ただ76MHz以下の部分でSメーターが振り切れる箇所があります。
 ・綿棒や爪楊枝が届かない部分にまだ不良部分がありそうです。
 ・完治ではありませんが、通常使う範囲外なのでご容赦ください。

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・過去の調整記録に基づいて一連の作業を行いました。
 ・作業前後のテスト信号をWAVファイルでお送りします。
 ・周波数ズレ → 解消
 ・受信感度 → 大幅改善(1目盛りアップ)
 ・歪率(WIDE,mono) 0.3% → 0.1%
 ・歪率(WIDE,stereo) 0.2% → 0.05%
 ・セパレーション(WIDE)約30dB → 約50dB

Technics_st9030_alg

■使用感など----------------------------------------------------------

 ・この時代のガンメタテクニクスはルックスが抜群ですね。
 ・オレンジ色照明とのコントラストが絶妙です。
 ・調整後は受信感度が向上、音に臨場感が増したと思います。

30t31

30t32      ※30Tの二段重ね、貴重なショットかも。

2014年8月 3日 (日)

Aurex ST-220

 ・2014年5月終わり、HOジャンクコーナーで入手しました。
 ・フロントパネルに目立つ傷は無いものの全体にタバコのヤニ。
 ・通電チェックもしていない本当のジャンク品です。

St22008

 ・フロントパネルに「PLL」と印字。MPX-ICは何だろう?
 ・「Computer Aided Data Inspection System」って何??
 ・久々にお目にかかった100円(税込108円)チューナーでした。

St22033 St22032

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 Aurex ST-220 ¥27,800円(1976年頃)
 ・ここに掲載されている写真を見ると、天板に何かプリントされています。
 ・ブロック図かな?でも入手した個体の天板には印字なし。
 ・本体サイズ:幅400×高さ126×奥行318mm、横幅がちょっと小ぶりです。

St22002 St22007 St22003 St22005 St22006

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・あまりに汚くて清掃する気にもなりません。
 ・でも写真では綺麗に見えるから不思議。
 ・とりあえず電源オン。周波数窓の照明なし。指針も光らない。
 ・メーターは一つだけ。FMはTメーター、AMはSメーターとして動作。
 ・FMはSTEREOランプ点灯。実際のステレオ感もあり。
 ・ミューティング動作OK。AMも受信OK。
 ・出力端子は固定と可変の2系統。可変のLEVEL調整にガリなし。
 ・機能的な不具合は無さそう。

St22012 St22013 St22014 St22015 St22016

■内部確認-------------------------------------------------------------

 ・ボディと底板は一体構造でした。
 ・両サイドと裏面のネジを外し、フロントパネルを前に引き出す。
 ・シャーシに載った基板が出てきました。予想通り内部はスカスカ。
 ・FM3連、AM2連バリコン、レシオ検波
 ・TA7142P FM IF用?詳細不明
 ・TA7157P PLL MPX-PC

St22021 St22022 St22023 St22024 St22025

 ・初めて TA7157P に遭遇しました。
 ・TA7157Pの互換品を検索すると次のようなICが出てきます。
 ・HA1156W BA1310 MC1310P LM1310 UPC587 UPC1026C KIA7157 ULN2210N  MB4102

St22026 St22027 St22028 St22029 St22030

■調整記録-------------------------------------------------------------

 ・L03,CT03:FM OSC
 ・L01,L02 CT01,CT02:FM RF
 ・IT01:FM IFT
 ・IT04:T-Meter
 ・IT02:Distortion
 ・IT05:Muting D08右側電圧max
 ・VR01:Muting Level adj
 ・VR02:VCO 76kHz
 ・CTam01,CTam02,L06:AM
 ・IT03,IT07:AM

St220adj

 ・「Computer Aided Data Inspection System」って何?

■使用感など----------------------------------------------------------

 ・中途半端な横サイズ、同シリーズのアンプなどとセット品だった?
 ・当時はこれは最先端のデザインだった?
 ・FM/AMとも不満なく使えますが、残念ながら使い道ないです。
 ・今回はMPX-ICを確認できたことが大きな収穫でした。

St22009

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