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2014年10月の記事

2014年10月26日 (日)

なめたネジを外すツール

 ・相変わらずオールドチューナーの整備を進めています。
 ・今回はゴージャスな外観の巨艦チューナーなので何とか復活させたい、、
 ・ところがフロントパネルを固定しているネジが全部潰れて(なめて)いました。
 ・M3×6mm 平ネジ7本(上側3本、下側4本)
 ・整備に挑戦したものの諦めた先人がいたようです。
 ・なべネジなら「ネジザウルス」で簡単に外せますが平ネジには歯が立たない。
 ・どうしたものか、、と調べてみると便利な道具がありました。

Nameneji30

■ネジザウルス-------------------------------------------------------

 ・ジャンク機を分解するときの必需品。
 ・今回は役立たずでしたが、わずかでも頭が出ていれば平ネジも掴めます。

Yamaha_t5_038 Yamaha_t5_039

■ネジすべり止め液----------------------------------------------------

 ・黒い液体の中に尖った粒子が入っているそうです。
 ・なめたネジ穴に1~2滴たらしてドライバーでグリグリ。
 ・ドライバーの先端が「ジャリジャリ」する感じです。
 ・ネジ穴が少し残っていれば粒子が食い込んで回せます。
 ・7本のうち3本はこの方法で外せました。
 ・最初に貫通ドライバーでネジ穴を叩いておくと良さそうです。

Nameneji10 Nameneji11 Nameneji12 Nameneji13 Nameneji14

■なめたネジはずしビット----------------------------------------------

 ・残りの4本はネジ穴が完全に無くなっています。
 ・きっと電動ドライバーで思いっ切り回したのでしょうね。
 ・次の手段として3本セットの「ネジはずしビット」を買いました。
 ・ネジ穴にドリルで小穴を開け、ビットを逆回転で締めこんで外す道具です。

Nameneji21 Nameneji24 Nameneji25 Nameneji26 Nameneji27

 ・今回はM3サイズの平ネジなので赤色(M2.5~M3用)を使います。
 ・ちなみに黄色(M4~M5用)、緑色(M6~M8用)
 ・電動ドライバーの先端にドリル部を装着。
 ・潰れたネジ頭に正回転(右回転)で深さ1mmほどの穴を掘る。
 ・先端をビットに取り替えて逆回転(左回転)でビットを食いつかせる。
 ・これで面白いほど簡単にネジが外れました。
 ・トルクがかかるようにゆっくり回すのがコツです。

Nameneji31 Nameneji32 Nameneji33

 ・やれやれ、、ようやくフロントパネルが外れました。

Nameneji00

2014年10月19日 (日)

SONY ST-5140 修理記録

 ・1972年製ワンオーナー品のST-5140。修理依頼品です。
 ・電源を入れて暫くするとノイズが発生して使い物にならないそうです。
 ・以下、ちょっと難航した作業報告です。

St514006

■製品情報-------------------------------------------------------------

 ・1971年版 ST-5140カタログ
 ・SONY ST-5140 1号機の記録
 ・SONY ST-5140 2号機の記録
 ・Hifi Engine 輸出機 ST-5140サービスマニュアル

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネルやボディに目立つキズなし。
 ・大切に扱われてきた個体であることがよく分かります。
 ・電源コードの印字は「1972」
 ・電源オン、周波数窓とメーターが緑色に浮かび上がる。
 ・ランプ切れなし。Sメーター、Tメーターとも動作OK。
 ・周波数ズレは僅か。STEREOランプ点灯。
 ・出音に歪感なし。ステレオ感あり。ミューティング動作OK。
 ・周波数右端の周波数目盛りの緑色が剥げています。
 ・AMも動作OK。 ・電源投入直後はFM/AMとも正常動作と思いました。

St514001 St514008 St514009 St514002 St514003

 ・約1時間後、音声に「ボソッ、ボソッ、」とノイズが乗るようになる。
 ・いつの間にか STEREOランプ消灯、Tメーターが振れなくなる。
 ・マルチパスH端子からも同じノイズが出ている。
 ・Tメーター不動でもSメーターの動作は正常。
 ・ボソボソ音がやがてバリバリ音に変わっていく。
 ・確かにこれではチューナーとして使い物にならない状態。
 ・FMは深刻な不調。でもAMは問題なく受信可能。
 ・FM部のどこかトランジスタが寿命を迎えている感じ?

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・マルチパスH端子からもノイズが出ている → 原因はMPX回路より前段。
 ・レシオ検波回路 D207 D208 から直接音を取り出して確認。
 ・ここの段階で既にノイズが乗っている。
 ・ミューティング回路 D211 D212 から直接音を取り出して聞く。
 ・ここから聞こえる音は正常。ノイズなし。

St514020 St514021 St514022 St514023 St514025

■修理記録 Q206 2SC403C故障------------------------------------------

 ・Sメーター正常、Tメーター不調 と言うことはQ205かQ206が死んでいるか?
 ・Q205電圧確認 回路に示された指定値とほぼ同じ。
 ・Q206指定値3.1V→実測13.6V、指定値2.5V→実測値12.9V
 ・Q206不良を疑って 2SC1815に交換。
 ・これで Tメーターが左右に振れるようになりノイズがかなり軽減した。
 ・でも完治ではなくまだノイズが乗る。STEREOランプ点灯しない。
 ・ついでにQ205も交換、でも効果なし。

St514060 St514063 St514061 St514062

■修理記録 Q401 2SK23 故障-------------------------------------------

 ・回路図を追って基板確認。
 ・MPX回路入口にあるQ401 2SK23 故障発見。
 ・代替品として ST5150基板にあった 2SK23 を移植。
 ・これでノイズが大幅に軽減。STEREOランプ点灯。
 ・でもまだ完治しない。
 ・今度はL-chだけに不定期にノイズ発生。

St514024 St514040

■修理記録 Q405 2SC632 故障------------------------------------------

 ・回路図を追って基板確認。
 ・MPX回路後段のプリアンプ回路 Q405 2SC632 故障発見。
 ・代替品として 2SC1815 に交換。
 ・左右のバランスをとるため Q404も同様に交換。
 ・ついでにプリアンプ回路 Q406,Q407 2SC1364 → 2SC1815に交換。
 ・これで不快なノイズはなくなりました。
 ・作業完了! と思って調整作業に取り掛かったとき更なる不具合発覚。
 ・MUTING オンにするとノイズ発生。MUTINGオフならノイズ無し。
 ・ずっとMUTINGオフ状態で作業していたので気付かなかった、、

St514023_2 St514041

■修理記録 Q207 2SK23 ハンダ不良-------------------------------------

 ・IF回路最後尾にある Q207 2SK23。
 ・指先で Q207 2SK23 に触れるとノイズが消えたり発生したり、、
 ・原因は Q207の接触不良。ハンダ補強してノイズ解消。
 ・これでようやく正常動作するようになりました。
 ・<おまけ>基板全体にハンダが痩せているので Q207以外もハンダ補強。

St514073

■電源基板(予防措置)------------------------------------------------

 ・故障ではないものの精神的安心材料として交換。
 ・C701 1000uF/35v 交換→ 1000uF/63v
 ・C702  220uF/25v 交換→  220uF/35v
 ・C703   47uF/16v 交換→   47uF/50v
 ・Q702 2SC1364 交換→ 2SC1815
 ・Q703 2SC1364 交換→ 2SC1815

St514032 St514030 St514034 St514033 St514035

■各部調整------------------------------------------------------------

【FMフロントエンド調整】
 ・OSC調整 CT104,L104
 ・トラッキング調整 CT101,CT102,CT103 / L101,L102,L103
 ・IFT調整 IFT101
【レシオ検波調整】
 ・T201上段コア Tメーター中央
 ・T201下段コア 高調波歪最小
【MUTING調整】
 ・T202 D212電圧最大
 ・RT201 MUTINGレベル調整
【Sメーター調整】
 ・RT202 Sメーター振れ具合調整
【MPX調整】
 ・T401 スイッチング信号調整
 ・RT401 セパレーション調整

St5140algn

■フロントパネル分解清掃----------------------------------------------

St514007

 ・ソニー製チューナーの魅力は何といっても緑色に浮かび上がる照明です。
 ・ガラスが曇って魅力半減状態だったので分解して裏側まで磨きました。
 ・ガラス板右端の緑色塗料が剥げていたので「特製補強」しておきました。
 ・周波数窓周囲の銀色フレームが元々綺麗なので照明が一層映えますね。
 ・パネル裏側に製造年の印字があるかと思ったら、、無かったです。

St514070 St514071

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・薄暗い部屋にそっと設置する。
 ・スイッチオン、NHK-FMのクラシック放送を聴く。
 ・ワインでも飲みながらボーっとする。
 ・頭の中がアルファ波に満たされる幸せなひととき。
 ・作業完了しました。

St514011

2014年10月12日 (日)

TRiO KT-1100 修理記録 (2)

 ・修理依頼品の作業報告です。
 ・FMの周波数ズレが大きく、-2MHz辺りの周波数で受信するそうです。
 ・FM局発トリマコンデンサが怪しい?

Trio_kt110005

■状況確認------------------------------------------------------------

 ・ワンオーナー品で、十数年ぶりに通電したら不調だったそうです。
 ・確かに-2MHz辺りの周波数でFM放送を受信します。
 ・各FM局はズレた周波数でそれぞれ受信可能。STEREOランプ点灯。
 ・聴こえてくる音は特に違和感なし。
 ・Wide/Narrow切替、Muting調整、タッチセンサーなど動作OK。
 ・二つのメータ動作もOK。AM放送は正常に受信OK。
 ・問題はFM受信時の周波数ズレだけのようです。
 ・電源ケーブルの印字「1982」

Trio_kt110001 Trio_kt110002

■修理記録------------------------------------------------------------

 ・フロントエンド内、OSCトリマコンデンサを回しても反応なし。
 ・思い切りグルグル回しても周波数が変わらない。
 ・ここはこの時期のトリオ製チューナー共通の弱点です。

Trio_kt110020 Trio_kt110022 Trio_kt110024 Trio_kt110025 Trio_kt110026

 ・バリコンユニット上に新トリマ(青色10pF)を直付けしました。
 ・足の短いタップネジを穴に埋め込みGND側端子としました。
 ・下記受信調整によって周波数ズレは解消しました。

Trio_kt110027

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・83MHz付近では目盛りと指針がぴったり合いますが、両端では多少ズレます。
 ・フロントエンド内コイルが調整不可なのでこの点はご容赦ください。

Trio_kt110010 Trio_kt110021 Trio_kt110012 Trio_kt110015 Trio_kt110011

■試聴----------------------------------------------------------------

Trio_kt1100algn

 ・修理後連続3日間動作確認しました。大丈夫そうです。
 ・歪率、セパレーション特性は素晴らしい値が出ています。
 ・KT-1100、やはり良い機種ですね。

Trio_kt110006

■修理について--------------------------------------------------------
 ・当方はプロの技術者・修理屋ではありません。FM大好きの趣味が高じた素人です。
 ・大切な愛機の修理調整はメーカーサービスに依頼されることをお勧めします。
 ・JVCケンウッドとなった今でも古いトリオ製品の修理を受け付けてくれます。
 ・オーディオ修理専門の業者さんも多々あります。
 ・実験材料としてご提供いただける場合のみ修理をお引き受けします。
 ・万一作業中に壊してしまっても笑ってお許しいただけることが条件です。

 

2014年10月 5日 (日)

ONKYO T-422M

 ・2014年9月、実は T-405X と一緒に買ってきました。
 ・FM108MHz対応だけでなく、AMステレオにも対応しています。
 ・税込み540円、、こんなものばかり買ってどうするんだ、、

T42204

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オンキョー T-422M インテック275シリーズ
 ・1996年6月発売

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観は目立つキズなし。なかなかの美品です。
 ・時計や周波数表示は結構明るい。劣化している印象はない。
 ・FM/AMとも受信OK。周波数ズレなし。STEREOランプ点灯
 ・オートチューニングで76MHz~108MHzまでサーチ。
 ・AMではCBCラジオ(1053kHz)でSTEREOランプ点灯。
 ・特に不具合なさそう。

T42201 T42202 T42205

■内部確認、調整記録--------------------------------------------------

T422algn

 ・電源コードの印字「1999」
 ・フロントエンドは3連バリキャップの小さなパッケージ
 ・LA1206、LA3401、LM7001、MC13028AP

T42211 T42212 T42213 T42214_2

 ・L101:TP電圧ゼロ(検波調整)
 ・L102:高調波歪最小
 ・R101:ミューティング調整
 ・R201:セパレーション調整

T42215 T42216 T42217 T42218

 ・T-405W/Xには無かったセパレーション調整VRがある。
 ・上記調整で50dBほど確保。

■時計設定------------------------------------------------------------

 ・ACCUCLOCK機能で自動設定できません。
 ・設定モードの入り方
 ・MEMORYボタンを押しながらDISPLAYボタンを押す

 ・DISPLAYを何回か押してADJUST表示にする
  ・MEMORYを押す
 ・TUNING/PRESETボタンを何回か押してMANUALを表示
  ・MEMORYを押す
 ・TUNING/PRESETボタンで曜日を合わせる
  ・MEMORYを押す
 ・TUNING/PRESETボタンで時刻を合わせる
 ・MEMORYを押して設定モードを終了

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・見た目はかなり美品、周波数や局名表示が明るくて見やすい。
 ・FM/AMとも不満なく聴けます。
 ・名古屋ではCBCラジオがまだAMステレオ放送を続けています。
 ・T-405W、T-405X、T-422MとFM108MHz対応機が続きましたが、、
 ・結局AMステレオにも対応したT-422Mを残すことにしました。
 ・T-405WとT-405Xは欲しいと言う知人に譲渡。

T42203

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