フォト
2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

チューナー関連リンク

« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »

2015年2月の記事

2015年2月22日 (日)

kencraft GT-811

 ・2015年1月末、近所のリサイクルショップでジャンク品を貰いました。
 ・店の前に無造作に縦置き状態で積まれていました。
 ・店員に聞いてみると「雨に濡れているから危険、売り物ではなく廃棄予定、、」
 ・珍しい機種なので売って欲しいと言うと、タダで譲ってくれました。
 ・帰り際、「くれぐれも通電しないように、、」と念押しされました。

Gt81102

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・トリオのキットブランドkencraft(ケンクラフト)製品です。
 ・ネット上で検索しても製品情報はまったく見つかりません。
 ・定価、スペックなど不明です。
 ・カタログや雑誌に掲載された広告など資料をお持ちの方、ぜひご教示ください。

Gt81101 Gt81106 Gt81103 Gt81104 Gt81105

 ・kencraft GT-810
 ・デザイン的にはGT-810より後期の製品か?
 ・キット事業終息直前の1974~75年頃の製品か?
 ・KENWOOD社史より
  →1971年10月、kencraft(ケンクラフト)ブランドでキット事業に参入。
  →1975年、キット事業を終息。

Gt81107 Gt81108 Gt81112 Gt81111 Gt81110

■内部確認---------------------------------------------------------

 ・FM3連、AM2連バリコン
 ・レシオ検波
 ・uPC554C FM復調IC
 ・AN217 AM用IC
 ・調整用VRが一つも無い

Gt81120 Gt81121 Gt81122 Gt81123 Gt81124

 ・本体のヒューズボックスがハンダ付けされていない!
 ・キット製品のジャンク品は怖いですね、、
 ・記念写真だけ撮影して作業はここまでとします。

Gt81133 Gt81125 Gt81130 Gt81131 Gt81132

2015年2月15日 (日)

SONY ST-5130 2台 修理記録

 ・2015年2月初め、SONY ST-5130 2台セットの修理調整を承りました。
 ・2台とも依頼者様が中古品で入手されたものだそうです。
 ・場合によってはニコイチ合体も、、と考えましたが、
 ・両機とも受信性能は同程度まで復旧しました。
 ・以下、作業報告です。

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-5130 ¥69,800(1972年頃)
 ・製品カタログ 1971年?月版
 ・製品カタログ 1974年1月版
 ・製品カタログ 1974年5月版
 ・仮称「初期型、後期型」の違い

■シリアルナンバー 207523(ボディ放熱孔あり)-------------------------

5130101

【動作確認】
 ・電源コードがオリジナルではない。
 ・1991と印字された黒い別のコードに交換されている。
 ・フロントパネルの四隅が当て傷、凹み、擦り傷でちょっと残念。
 ・正面にも目立つ引っかきキズ。
 ・背面端子は清掃済み?光っています。
 ・ツマミ形状からは「後期型」と思われます。

5130102 5130104 5130105 5130106 5130108

 ・電源オン。窓照明がちょっと暗い。メーター照明はOK。
 ・周波数目盛りを刻んだ印字が歪んでいる。左端が切れている。
 ・AM受信OK。メーター動作OK。周波数ズレはそんなに気にならない。
 ・周波数目盛りを緑色に彩るための緑色塗料がかなり劣化。
 ・見た目は良くないです。
 ・FM受信は -0.2MHz程度の周波数ズレ。
 ・Sメーターの振れ具合が小さい。SSG60dBに対して20%程度の振れ。
 ・Sメーター最大位置とTメーター中央位置のズレが大きい。
 ・受信感度が弱いせいか、MUTINGオンでは受信できない放送局がある。
 ・受信できるFM局ではSTEREOランプ点灯。
 ・実際のステレオ感あってまずます聴ける。
 ・ところがMONO受信に切り替えるとひどいノイズ感。なぜ???
 ・固定/可変出力OK。可変端子のVRにひどいガリあり。
 ・マルチパス端子出力OK。
 ・ヘッドホン端子OK。

5130119 5130120 5130121 5130122 5130123

 ・ボディを開けて内部を確認。
 ・一見すると綺麗だが、トランジスタの足にホコリの塊が引っ掛かっている。
 ・大量に堆積したはずのホコリは中途半端に清掃済みのようです。
 ・電源基板とヘッドホン基板を見るとやはり「後期型」です。
 ・MPX回路、AM回路で3個の電解コンデンサが交換済み。
 ・STEREOランプも交換されている。
 ・何と!MPX回路でハンダが外されたまま放置された部品がある!!

5130130 5130131 5130132 5130133 5130135

 ・内部清掃、電源コード交換、電解コンデンサ交換を経た個体です。
 ・ヘッドフォンVRや切替スイッチに大量の接点復活財が噴射された模様。
 ・ガリは無い代わりに周囲がベタベタです。
 ・フロントパネル裏側に「47.12.6」→昭和47年12月6日→1972年製でしょうか。
 ・これはまさに「ジャンク品」ですね。

5130113 5130114 5130124 5130136 5130137

【修理・調整】
 ・MPX回路でハンダが外されていた部分を補修。
 ・これによってMONO受信で感じた歪は解消されました。
 ・内部がベタベタ、閉口しました。
 ・各部再調整して、FM受信感度が大幅にアップしました。
 ・Sメーターは大きく振れます。Tメーターとの連動性もOK。
 ・ただ高い周波数で目盛りと指針のズレが修正しきれません。

■シリアルナンバー 212079(ボディ放熱孔なし)-------------------------

5130201

【動作確認】
 ・電源コードはオリジナルで 1974 の印字あり。
 ・フロントパネルは汚れているがキズはない。
 ・ツマミ形状からは「後期型」と思われる。
 ・背面端子類は錆びついている。

5130202 5130203 5130204 5130205 5130206

 ・電源オン。窓照明がちょっと暗い。緑色のメーター照明はOK。
 ・周波数目盛りに印字の歪みはない。
 ・AM受信OK。メーター動作OK。周波数ズレは気にならない。
 ・FM受信は +0.2MHz程度の周波数ズレ。
 ・Sメーターの振れ具合は正常。
 ・Sメーター最大位置とTメーター中央位置のズレはわずか。
 ・MUTING動作OK。
 ・STEREOランプ点灯。ただしちょっと暗い?電球劣化か?
 ・実際のステレオ感あり。まずます聴ける。
 ・MONO受信もOK。
 ・固定/可変出力OK。可変VRにガリあり。
 ・マルチパス端子出力OK。
 ・ヘッドホン端子OK。音量調整VRはガリあり。

5130211 5130212 5130213 5130216 5130217

 ・放熱口の無いボディを開けて内部を確認。
 ・基板上にはうっすら堆積したホコリあり。
 ・放熱口の無い ST-5150 のボディと交換されたのかも?

5130218 5130219 5130220 5130222 5130223

 ・電源基板、ヘッドホン基板を見るとやはり「後期型」です。
 ・交換された部品は無くオリジナル状態です。
 ・基板上に修理痕は見当たりません。
 ・本体裏面、ゴム足の底にフェルトが貼ってありました。
 ・大切に扱われていた個体のようです。
 ・フロントパネル裏側に「49.3.4」→昭和49年3月4日→1974年製でしょう。
 ・電源コードの印字と一致します。

5130214 5130230 5130231 5130236 5130237

【修理・調整】
 ・内部に手を加えられた痕跡はありません。
 ・今回私も回路にはノータッチです。調整だけ行いました。
 ・各部再調整して、FM受信感度が大幅にアップしました。
 ・Sメーターは大きく振れます。Tメーターとの連動性もOK。
 ・MPX部の調整でセパレーション値も40dBまで改善しました。
 ・目盛りと指針のズレはほぼ一致します。
 ・周波数窓の緑色照明が美しいです。

【緑色照明補修】
 ・緑色照明を蘇らせるため、内部のガラス板右端に細工をしました。
 ・100円ショップの「緑色透明下敷き」を細くカットして挟んであります。
 ・私のST-5000F、ST-5130/5140/5150、ST-5950と同様の細工です。

5130250 5130251 5130252 5130253 5130239

 ・緑色照明は美しいのですが、すぐ横の電球の熱がちょっと気になるところです。
 ・経験上、丸一日連続稼動しても溶けたり燃えたりしたことはありません。
 ・ただ、通電したまま放置(外出とか就寝)は危険です。
 ・気になる場合はすぐに外せるようになっています。

■ボディ放熱孔の有無-------------------------------------------------

 ・今までに7~8台のST-5130を見てきましたが、放熱孔のないボディは初体験。
 ・製品カタログを読み直して掲載写真を確認しました。

5130101_2 5130201_2

 ・1971年版カタログ、1974年5月版カタログではボディに放熱孔があります。
 ・1974年12月カタログではボディに放熱孔がありません。
 ・今まで何度も読み直したカタログなのに放熱孔の有無は初めて気が付きました。
 ・新種の化石を発見したような、そんな感覚です。

5130204_2

2015年2月 8日 (日)

Roland SOUND Canvas for iOS

 ・2014年1月末、App Storeトップ画面でSC-88風のアイコンが目に留まりました。
 ・製品情報を見るとローランドのGS規格に対応したソフトウェアシンセサイザーです。
 ・これは懐かしい!!
 ・通常価格2,000円のところ、発売記念で2015年2月10日まで1,500円。
 ・評価を見てもそんなに悪くなさそう、ということで速攻購入しました。

01

 →Roland 製品情報サイト
 →iTunes ダウンロードサイト

■詳細情報-------------------------------------------------------------

 ・使い方等は以下のサイトがとても参考になります。
 ・特にWifiを使ったMIDIネットワークの解説が勉強になりました。

 →Sound Canvas for iOS 徹底活用術 [基本編]
 →Sound Canvas for iOS 徹底活用術 [応用編]

■対応機種に注意-------------------------------------------------------

 ・対応OS:iOS 8.1.2以上
 ・対応機種:iPhone5s、iPhone6、iPhone6Plus、iPad Air以降、iPad mini2以降

 ・私の iPad mini2 は対応機種でした。
 ・それにしても機種制限が厳しいですね。たぶんCPUの差かな?
 ・と思って調べてみると、対応機種のCPUは A8 / A7。
 ・一方の非対応機種のCPUは A6 / A5でした。
 ・A7以上のCPUパワーが必要ということでしょう。
 ・非対応機種でアプリをダウンロードしようとすると「非対応」と表示されます。

Roland25_2

 ・本当はlightning/MIDIインターフェイスがあるとベストです。
 ・でも価格が結構高いで、追加投資なしで楽しめる方法をいろいろ試しました。

■使用法1:MIDIファイルの転送はDropbox経由が便利----------------------

 ・再生したい MIDIファイルをDropbox上に置く。
 ・iPad側のDropboxアプリで目的のMIDIファイルを開く。
 ・「ファイルを開けません」と表示されたところで「別のアプリで開く」。
 ・アプリとして SOUND Canvas for iOS を選択
 ・これで曲フォルダにMIDIファイルが追加されます。GoogleDriveも同様。

■使用法2:再生音をBluetoothスピーカーで聴く--------------------------

 ・iPadにBluetoothスピーカーを接続する方法が一番簡単です。
 ・SONY SRS-BTV5
 ・iPad本体のスピーカーから出てくる音よりもはるかに良いです。
 ・プレーヤー画面で表示される小節位置と実際音とのズレはほとんど感じません。
 ・BGMで楽しむ分には充分です。

Roland02_2

■使用法3:再生音をAirPlay経由オーディオセットで聴く------------------

 ・Apple TV (AirPlay)経由でも使えました。
 ・Bluetoothスピーカーよりもずっと良い音で聴けます。
 ・画面に表示される小節位置と実際の音とのズレはほとんど感じません。
 ・多少の遅れが出ているとは思いますが、BGM用途なら気になりません。
 ・昔聴いた懐かしい音がよみがえる感じです。
 ・SC-88Pro実機は既に処分してしまったので比較しようが無いのが残念。
 ・今度HOで中古品を見かけたら買っちゃおうかな、、

■使用法4:rtpMIDIを使ったワイヤレスMIDIネットワークを試す------------

 ・rtpMIDI 設定方法 ※Windowsで使えるとは知らなかった、、
 ・iPadのSOUND Canvas for iOSを外部音源モジュールとして使う方法です。
 ・追加投資ゼロ。Wifiを使ったワイヤレスMIDIネットワーク活用法。
 ・WRD(歌詞)表示がきるWin用ソフト TMIDI Player は Win7/8でも動作します。

Roland04

 ・WindowsPCで TMIDI Playerを起動して演奏と歌詞表示をさせる。
 ・外部音源としてSOUND Canvas for iOSをワイヤレスMIDIネットワークで繋ぐ。
 ・PCモニター上ではWRDファイルが再生され、曲の進行に合わせて歌詞表示が進む。
 ・再生音は AppleTV (AirPlay)経由でオーディオセットから流れる。

 ・ただしWifiの具合によって音が途切れることがある。動作がやや不安定。
 ・本格的に外部音源として使うならlightning/MIDIインターフェイス必須です。

■iPad mini2(A7プロセッサー)での動作状況--------------------------

 ・iPadの新しい(楽しい)活用法として◎です。
 ・トータルでは懐かしい音が出ていると思います。
 ・ただ、何となく違和感がある部分もあります。
 ・ST-88Pro実機が残っていないので細かい音色比較ができません。

 ・MIDIファイルを10曲読み込ませただけで「動作が重い」印象です。
 ・ボタンをタッチしてからの動作が遅い。
 ・ファイル、フォルダ、ソングリストの表示が遅い。
 ・A8プロセッサーを搭載した iPad Air2 なら快適に動作するのか?
 ・ファイル、フォルダ、ソングリストの関係が分かりにくい。
 ・ビジュアル的に分かりやすい表示と操作体系を期待します。
 ・あとRCPファイルに対応してくれたら言うこと無しです。

■懐かしのDTM(Desk Top Music)全盛時代--------------------------------

 ・1990年代の DTMブームに乗って自作MIDIデータをたくさん作りました。
 ・まだ小さかった子どもにせがまれてアニメ主題歌も耳コピーで作りました。
 ・SC-88Pro用に作った自作MIDIファイルが大量に残っています。
 ・歌の進行に合わせて歌詞を表示するWRDづくりにも精を出しました。
 ・当時のMIDIファイルをたくさん持っている人にはお勧めです。

Roland12_2

2015年2月 1日 (日)

YAMAHA CT-700

 ・2015年1月初め、ヤマハCT-700の修理調整を承りました。
 ・型番は CT-800/CT-600 の間を埋める機種ですが外観は随分違いますね。
 ・年式的には CT-800/600よりも一世代古い製品のようです。
 ・以下、作業記録です。

■YAMAHA CT-700----------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 YAMAHA CT-700 43,000円(1972年)
 ・オーディオの足跡 YAMAHA CT-700 43,000円(1973年頃)

Ct70002_2

<特長>
 ・YAMAHAブランド最初の本格的ステレオチューナー。
 ・プリメインアンプCA-700/500とともに1972年発売。
 ・ローズウッドキャビネット
 ・フロントエンド:高周波2段増幅、高精度4連バリコン
 ・IF回路:6素子セラミックフィルター+モノシリックIC
 ・MPX回路:トランジスタスイッチングによる平均復調方式
 ・オートタッチチューニング機構:選局時、同調ツマミに手を触れるとAFC回路が自動オフ、離すと自動オン

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・ウッドケース上面に多少のキズ、でもそんなに酷い状態ではない。
 ・フロントパネル汚れはあるものの目立つキズはない。
 ・背面には大型AMバーアンテナ。固定/可変出力。マルチパス端子なし。

Ct70007 Ct70009 Ct70010 Ct70011 Ct70013

 ・電源ボタンが破損している。指先で押し込んで電源オン。
 ・周波数窓の照明、二つのメーター照明点灯。指針は赤く光る。
 ・オーディオ懐古録に掲載されたカタログ写真ではメーター照明と周波数照明は同じ青色。
 ・二つのメーター照明が緑色っぽく見えるのは劣化のせいか?

Ct70001 Ct70003 Ct70004 Ct70005 Ct70006

 ・FM STEREO/MONO /AM 切替ボタンは「ガチャン」と押し込むタイプ。
 ・切替時のボタンが飛び出す勢いで FM STEREOボタンが外れる。
 ・FM/AMのインジケーターランプ点灯。FM/AMともに受信OK。
 ・二つのメーター動作OK。STEREOランプも点灯。ミューティング動作OK。
 ・Sメーター最大とTメーター中央がかなりズレている。
 ・周波数目盛りと指針のズレ。選局ツマミの軸にちょっとガタツキ。
 ・指針の移動(滑り)がちょっと引っ掛かる感じ。

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・回路ごとに基板が分かれています。
 ・大きな電源トランス。電源回路は裏面に配置。
 ・フロントエンドは PIONEER SX-717、LUXMAN T-300Vと同じ型式のアルプス製。
 ・FM4連バリコン → セラミックフィルタ → レシオ検波 → ディスクリートMPX。
 ・予想通り、MPX部がIC化される以前の機種でした。

Ct70020 Ct70024 Ct70025 Ct70026 Ct70027
Ct70028 Ct70029 Ct70030 Ct70031 Ct70032

■回路は YAMAHA CR-700 チューナー部と同じ------------------------------

 ・「CT-700」をキーワードにネット検索してみると海外サイトで多くの製品情報がヒットします。
 ・ただサービスマニュアルや回路図は見つかりません。
 ・検索過程で同時期のYAMAHA製レシーバー CR-700 回路図を入手しました。
 ・CR-700の外観写真を見ると、デザインは CT-700と同じ。ひょっとして、、、
 ・CR-700回路図とCT-700実機を比較してみました。

Yamaha     YAMAHA CR-700

 ・予感的中!
 ・CR-700のFM/AMチューナー部はCT-700と同じでした。
 ・CR-700ではTメーターが省略されているだけです。

Yamaha_cr700_schematic_s

■不具合:電源スイッチ----------------------------------------------

 ・プッシュスイッチのプラ製シャフトが折れています。
 ・ON/OFF時に力が掛かる箇所なので接着剤などでは修復不可でしょう。
 ・スイッチ自体を交換するにしても同等部品を探すのは難しい?
 ・残っている白いシャフトに被せるように新ボタンをはめ込む良さそう。
 ・私のジャンク箱を探しましたが、代替品に使えそうな黒い丸ボタンが見当たりません。

Ct70051 Ct70043 Ct70055 Ct70056 Ct70057

■不具合:切替時、ボタンが飛び出す勢いで FM STEREOボタンが外れる------

 ・切替時の反動でボタン自体が外れる。
 ・ボタンを外して確認すると、内部の取付金具が変形していました。
 ・ペンチで本来の形状に修正してボタンを再取り付け。
 ・これで外れないようになりました。

Ct70044 Ct70042

■不具合:指針の移動が引っ掛かる------------------------------------

 ・ダイヤル指針を載せたレール部分を清掃。
 ・潤滑剤を僅かに含ませた綿棒で軽く拭く。
 ・これでスムーズに動きます。

Ct700422 Ct700423

■不具合:Tメーター-----------------------------------------------

 ・左右に振れたままの状態で時々引っ掛かります。
 ・本体上部を軽く「トントン」と叩いてやると戻ります。
 ・Tメーターを駆動する電圧は正常に出ているので、メーター内部の劣化か?
 ・交換するにしても同型メーターを探すのは難しいです。
 ・かといってメーターを分解したら元に戻せなくなりそう。

■仮調整記録----------------------------------------------------------

 ・現状で一通り調整してみました。

Ct700fm Ct700mpx Ct700mut Ct700am_2

【OSC調整】
 ・90MHz Tco、76MHz Lo
【トラッキング調整】
 ・90MHz TCA、TCR1、TCR2、 76MHz LA、LR1、LR2
【検波調整】
 ・T201上段 Tメーター中央。下段歪調整
 ・T202 Sメーター振れ最大へ。
【MPX調整】
 ・T303、T305 19kHz調整 L+R信号 L信号最大へ
 ・VR301 左右レベル調整
 ・VR302 セパレーション調整

Ct70046

■不具合:OSCトリマ不調------------------------------------------------

 ・バリコン上部に載っているOSCトリマが不調(容量抜け?)。
 ・高い周波数で指針と目盛りが合わせきれません。
 ・90MHzのテスト信号を89MHz付近で受信する状態がベスト。
 ・一方OSCコイルは調整OK。低い周波数のズレは気にならないです。
 ・これ以上弄るとOSCトリマが完全に壊れそうなのでこのままとします。

Ct70021 Ct70023 Ct70022

■不具合:セパレーション-----------------------------------------------

 ・STEREOランプ点灯します。
 ・ただSTEREO時のセパレーションは20dB程度しか得られません。
 ・MPX回路をオーバーホールすると改善するかも?

■不具合:ミューティング回路-------------------------------------------

 ・電源オンからしばらくは正常動作しています。
 ・1時間ほど通電していると、ミューティングが効かなくなります。
 ・ミューティング回路もどこか部品が劣化しているようです。

■試聴-----------------------------------------------------------------

 ・青緑色に映える照明窓が美しいです。同時期のPIONEER製品と印象が似ています。
 ・音質云々は別として、FM/AMとも現状でとりあえず受信動作しています。
 ・不具合箇所の修理(一部改造)を進めるか、オリジナル状態のまま現状維持するか、、
 ・依頼者様と相談の結果、手を加えずオリジナル状態で残すことになりました。
 ・黒くて丸い電源ボタン代用品が見つかったらここだけは何とかしたいですね。

Ct70003_2

« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »