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2015年3月の記事

2015年3月29日 (日)

ONKYO Integra T-455

 ・2015年3月初め、知人に教えてもらった市内のHOに行ってきました。
 ・情報通りジャンクコーナーにはオールドチューナーがたくさん並んでいました。
 ・あれこれ物色する中で ONKYO T-455 が目に留まりました。
 ・汚れは別として外観にキズがほとんど無く、持ち上げるとずっしり重い。
 ・そして何より75オームFMアンテナ端子がM型。
 ・通気口から内部を覗くと大量のホコリが堆積、これは素性が良さそうです。
 ・この時期のONKYO製品に予備知識は無かったのですがM型端子に魅かれて確保しました。

T45584

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-455 ¥49,800(1971年頃?)
 ・輸出機情報 Hifi Engine ONKYO T-4055 海外版サービスマニュアル
 ・ラジオ技術 1973年1月号に掲載されていた広告 ※Kencraft GT-810製作記事

T455_small

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・ブロンズ色のアルミ製フロントパネル、ウッドボディともに目立つキズは無い。
 ・75ΩFMアンテナ端子がM型です。TRIO KT-9007/7007もM型端子でした。
 ・電源オン。青緑色の照明窓が浮かび上がる。二つのメーター照明点灯。
 ・「FM」のポジションランプが点灯しない。指針の照明が点灯しない。
 ・Sメーター最大位置とTメーター中央位置が大きくずれる。
 ・-0.2MHz周波数ズレ。それでもSTEREOランプ点灯。MUTING動作OK。
 ・AM受信OK。可変出力VRにガリなし。

T45570 T45579 T45576 T45577 T45578

 ・背面を見るとFM DET端子、マルチパス端子。
 ・見慣れない「AUDIBLE」スイッチ。これは何?

T45590 T45591 T45592 T45593 T45595

■内部清掃&確認------------------------------------------------------

 ・ウッドボディを開けると部品が見えないほどに大量に積もったホコリ。
 ・まずは内部の大掃除。フロントパネル分解清掃。なかなか凝った構造です。

T45501 T45502 T45503 T45520 T45521

 ・海外版サービスマニュアルと照合。回路図と実機はほぼ同じ構成でした。
 ・フロントエンド:FL-518J12(輸出機:FL-518U12)
 ・FM/AM基板:NCIF-164(輸出機:NAIF-164C)
 ・MPX基板:NCMX-189(輸出機:NAMX-189)
 ・AF基板:NCAF-190(輸出機:NAAF-190)
 ・電源基板:NCPS-191(輸出機:NAPS-191)
 ・Alps社製フロントエンド、FM4連、AM3連バリコン。レシオ検波。
 ・MPX回路はIC化される以前の古いタイプです。

Onkyo_t4055_sche

 ・「AUDIBLE」スイッチ
 ・オンにするとマルチパスV信号が可変出力R端子から聞こえます。
 ・回路図で確認、実機で動作を確認しました。

T45596

■修理記録1:電球交換 FMポジションランプ-----------------------------

 ・電球交換のためフロントパネルを分解。
 ・同時期のパイオニア製品とよく似た構造です。青緑色の照明も似ている。
 ・回路図を見ると 6.3v 50mA仕様です。
 ・大量に保管している中古部品の中から明るさがちょうど良い電球を選択。
 ・背面からコードごと引き抜いて交換。

T45525 T45526 T45527 T45528 T45530

■修理記録2:電球交換 指針ランプ-------------------------------------

 ・ダイヤル指針先端に電球が納まっているようです。
 ・指針を壊さないように慎重に分解。ポジションランプと同じ電球に交換。
 ・指針が赤く光ります。

T45541 T45543 T45544 T45545 T45547

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・回路図、実機基板ともにコイルの部品番号が記載ありません。
 ・便宜上T1~T7の仮番号を付しました。

T455align

【レシオ検波調整】
 ・何も受信しない状態 T1上段コア調整→Tメーター中央
【FM OSC調整】
 ・90MHz TCo調整→Sメーター最大
 ・76MHz Lo調整→Sメーター最大
【FM受信調整】
 ・90MHz受信 TCA,TCR1,TCR2調整→Sメーター最大
 ・76MHz受信 LA,LR1,LR2調整→Sメーター最大
 ・83MHz受信 IF→Sメーター最大
【MUTING調整】
 ・T2調整→ D204電圧最大
 ・VR102調整→ ミューティング動作レベル調整
【検波歪み調整】
 ・T1下段コア調整→高調波歪み最少
【セパレーション調整】
 ・19kHz信号→T3,T4,T5調整→周波数カウンタでTP測定 19kHz最大
 ・L+R信号送信→T6調整→Lch出力最大へ
 ・VR301 セパレーション調整
【FM Sメーター振れ調整】
 ・VR103→FM Sメーター振れ調整
【AM調整】
 ・OSC フロントエンドAM3、T7
 ・受信調整 フロントエンドAM1,AM2、バーアンテナ内コイル
 ・VR101→AM Sメーター振れ調整

T45552 T45553 T45554 T45555 T45556
T45557 T45558 T45559 T45560 T45561

■使用感など----------------------------------------------------------

 ・窓照明を見ているとパイオニア製品と似た印象ですが、
 ・でもブロンズ色のフロントパネルに白文字の組み合わせは特徴的ですね。
 ・赤く光る太めの指針も良いアクセントになっています。
 ・BGM機としてこのまましばらく使ってみます。

T45585

2015年3月22日 (日)

PIONEER TX-90

 ・2015年正月休み、ヤフオクで PIONEER TX-90 を入手しました。
 ・電源が入ることのみ確認のジャンク品です。
 ・クラシカルなデザイン、見るからに相当古そう、、
 ・でも当時の最上位機を思わせる型番に興味を持ちました。

Tx9002

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 PIONEER TX-90 ¥49,800(1969年頃)
 ・Hifi Engine PIONEER TX-900 ※輸出機の回路図あります

Tx9001 Tx9003 Tx9004 Tx9005 Tx9006

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観は既に清掃済み?フロントパネル、ボディともとてもきれいな状態。
 ・その一方で背面端子類は激しく錆びついている。長く使われていなかった様子。
 ・FM75Ωアンテナ端子はBNC仕様、通信機並みですね。
 ・オーディオの足跡に掲載された背面写真を見ると75Ω端子がありません?
 ・BNC端子かどうかは不明ですが、輸出機の回路図には75Ω端子の掲載あり。
 ・本機のBNC端子は改造後付けされたものとは思えません。
 ・どうやらBNC端子が搭載された個体と搭載されていない個体があるようです。
 ・さらにビックリ!背面にセパレーション調整用VRがある。

Tx9010 Tx9012 Tx9013 Tx9014 Tx9015

 ・電源オン。メーター照明OK。周波数窓の右半分が暗い。電球切れか?
 ・あれ? 指針 が無い!
 ・懐中電灯の光を当てると直径2mmほどの黒くて丸い物体が左右に移動している。
 ・選局つまみを回すと二つのメーターが振れてFM放送受信OK。STEREOランプ点灯。
 ・Sメーター最大振れとTメーター中央がまったく合っていない。
 ・MUTINGツマミによるミューティングレベル可変動作OK。
 ・MPX FILTERボタンで高音域がやや減衰する感じ。
 ・STEREOランプ点灯するが音声は歪感が酷い。MONOなら何とか聴ける。
 ・AMに切り替えるとTメーターの照明が消えてSメーターのみ動作。
 ・選局ツマミを回すとSメーターが振れてAM放送受信OK。

 <不具合>
 ・指針が無い?
 ・周波数窓の照明電球切れ
 ・各部調整ズレ

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・通気用スリットがたくさん開いているので内部には大量のホコリ。
 ・FM4連、AM3連、独立したバリコンユニット搭載。
 ・クリスタルフィルター → レシオ検波 → ディスクリートMPX。
 ・ユニット毎に独立した基板構成。AM部も一枚の独立基板。
 ・同時期のPIONEER製レシーバー SX-100S で使われている基板とよく似ている。

Tx9020 Tx9022 Tx9023 Tx9024 Tx9025

 ・周波数窓の内側を覗いてみると、指針に繋がる配線あり。
 ・指針はピンポイントで電球が光るタイプでした。
 ・この電球が切れていたので正面から指針が確認できなかったわけです。

Tx9026 Tx9030 Tx9031 Tx9032 Tx9033

 ・輸出機 TX-900 回路図との比較

■修理記録1:指針電球交換--------------------------------------------

 ・試しに交換用電球を基板に仮配線すると点灯。
 ・仮配線の状態で指針を動かしてみると、同調点で一層明るく点灯しました。
 ・そうか、、離調時はちょっと暗め、同調すると明るく点灯するタイプでした。
 ・ブロック図に電球仕様の記載あり。ON時50mA、OFF時34mA。
 ・ジャンク部品箱からちょうど良さそうな明るさになる電球を選んで交換完了。

Tx9042 Tx9043 Tx9044 Tx9046 Tx9047

■修理記録2:周波数窓照明交換----------------------------------------

 ・周波数窓両端にヒューズ型電球が配置されていました。
 ・ガラス板に印字された周波数や目盛りを両端の電球が照らす構造です。
 ・これは同時期のソニー製品を同じ造りです。
 ・両端にある8V/0.3Aのヒューズ型電球がかなり弱っていました。
 ・手持ち在庫と交換して輝きを取り戻しました。

Tx9051 Tx9052 Tx9053 Tx9054 Tx9055

■修理記録3:不良電解コンデンサ交換-----------------------------------

 ・頭が飛び出した電解コンデンサが気になります。
 ・とりあえずIF基板とMPX基板の電解コンデンサを全数交換。
 ・効果は、、よく分かりません。気休めです。

Tx9060 Tx9061 Tx9062 Tx9063 Tx9064

■調整記録--------------------------------------------------------------

 【フロントエンド】
 ・OSC調整 CT4、L7
 ・RF調整 L1,L2,L4 CT,CT2,CT3
 【レシオ検波調整】
 ・何も受信しない状態でT3上段コア調整 → Tメーター中央へ
 ・フロントエンドT1、IF基板T1、T3下段コア → 高調波歪最小
 ・T2調整 → Sメーター最大振れ位置へ
 【MPX調整】
 ・L+R信号送信 → Lch出力最大へ
 ・VR1 → 左右出力レベル調整
 ・VR2 → AUTO ?
 ・本体背面VR → セパレーション調整
 【AM調整】
 ・OSC調整 
 【インジケーターユニット】
 ・VR1?
 ・VR2 FM Muting level
 ・VR3 AM Muting level

Tx90align

Tx900bd Tx900fm_frontend Tx900fmif Tx900mpx Tx900am

■試聴-----------------------------------------------------------

 ・FM/AMとも不満なく受信できるようになりました。
 ・照明に映える周波数パネル、可愛く上下に並んだ二つのメーター。
 ・製造から45年が経過した製品だなんてとても思えません。
 ・ノスタルジックな雰囲気がイイ感じです。

Tx9008

2015年3月15日 (日)

SONY ST-5150 修理調整記録

 ・2015年2月下旬、ST-5150のメンテナンスをお引受しました。
 ・40年以上前に購入したワンオーナー品だそうです。
 ・「今後も長く使うために必要な整備を、、」というご依頼です。
 ・以下、作業記録です。

St515003

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-5150 ¥39,800(1973年発売)
 ・カタログ(1973年6月版) TA-1150/ST-5150
 ・別売:ウォールナット仕上げ木製ケース TAC-IN ¥3,000円

St515001 St515040 St515005 St515006 St515007

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・オリジナルのウッドケースに納まっています。
 ・ウッドケース、本体とも目立つキズはありません。
 ・ただ電源コードが劣化でベタベタ。コードの印字は「1971」

 ・電源オン。周波数窓の右側照明電球切れ、Sメーター照明電球切れ。
 ・75Ωアンテナケーブルを接続してFM放送を受信確認。
 ・-0.2MHz程度の周波数ズレ。二つのメーター動作はOK。MUTING動作OK。
 ・STEREOランプ点灯。実際にステレオ感あり。
 ・AMは背面バーアンテナで受信OK。

■修理記録:電球交換1------------------------------------------------

 ・電球交換のためフロントパネルを分解。
 ・ジャンク品から取り外して保管している中古品(8V0.3A)に交換。
 ・緑色の周波数が鮮やかに浮かび上がります。
 ・周波数を刻んだガラス板両側の緑色塗料に劣化ありません。

St515070 St515071 St515072 St515084 St515081

■修理記録:電球交換2------------------------------------------------

 ・ST-5130/5140と違ってST-5150のメーターは文字が緑色に透過します。
 ・こちらの方が見映えがよいですね。
 ・電球(8V0.15A)は緑色塗料が塗られていないタイプでした。
 ・ついでに二つとも緑色塗料が塗られた電球に交換。
 ・メータ周囲の緑色も美しくなりました。

St515073 St515074 St515077 St515078 St515082

■調整記録------------------------------------------------------------

  ・ST-5150 回路図
  ・ST-5150D 回路図

【レシオ検波調整】
 ・何も受信しない状態 T201上段コア調整→Tメーター中央
【FM OSC調整】
 ・90MHz CT204調整→Sメーター最大
 ・76MHz L104調整→Sメーター最大
【FM受信調整】
 ・90MHz受信 CT201,CT202,CT203調整→Sメーター最大
 ・76MHz受信 L101,L102,L103調整→Sメーター最大
 ・83MHz受信 IFT→Sメーター最大
 ・RT202 FM Sメーター振れ調整
【MUTINGレベル調整】
 ・T202調整→ D204電圧最大
 ・RT201調整→ ミューティング動作レベル調整
【検波歪み調整】
 ・T201下段コア調整→高調波歪み最少
【セパレーション調整】
 ・L+R信号送信→T401調整→Lch出力最大へ
 ・RT401 セパレーション調整
【AM調整】
 ・CT101,CT102
 ・T301,バーアンテナ内コイル
 ・RT301 AM Sメーター振れ調整

St515011 St515014 St515016 St515018 St515019

 ・受信感度が大幅に向上しました。
 ・周波数ずれはほぼ解消。歪率も一桁改善しました。
 ・セパレーションは40dB程度は確保できました。
 ・作業前後の基準音を録音したWAVファイルでご確認ください。

St5150align

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・FM/AMとも受信性能と受信音に不満はありません。
 ・電球以外に交換した部品はありません。
 ・ガラス板裏側まで磨いたので周波数が美しく緑色に浮かび上がります。
 ・SメーターとTメーターも緑色照明が引き締まりました。
 ・40年の時を経たとは思えない美しい個体です。
 ・今後も大切に使ってあげてください。

St515009

■<おまけ>ウッドケース--------------------------------------------------------

St515050 St515051 St515053 St515052 St515054
St515055 St515056 St515057 St515058 St515059

2015年3月 8日 (日)

mouse computer MS-NH1

 ・2015年2月末、話題のスティック型PCを入手しました。
 ・このサイズで立派なWin8マシンです。

Stickpc12

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・mouse computer スティック型PC 「m-Stickシリーズ MS-NH1」

Stickpc01 Stickpc03 Stickpc04 Stickpc05 Stickpc06

■セットアップ--------------------------------------------------------

 ・初回起動時の設定をするためにUSBキーボード、USBマウスが必要。
 ・USBポートは1基しかないため、USBハブを接続すると便利。
 ・でも今回はハブが無かったので、キーボードをマウスを交換しながら操作しました。
 ・ちょっと面倒ですが、初回設定は無事完了。
 ・続いてBluetoothキーボード/マウスの設定。
 ・ウィルス対策として AVG Free版を導入。
 ・Windows Updateを経て環境が整いました。
 ・Windows 8.1 with Bing では IE11の検索エンジンが Bing に設定されています。
 ・でも変更可能なのでさっさとGoogleに変更。

■PC TV with nasne----------------------------------------------------

 ・PC TV with nasne (無料体験版 14日間)
 <動作条件>
  ・CPU Core2 Duo 2.0GHz 以上必須 (Core i3 以上推奨)
  ・メモリ 2GB以上必須(4GB以上推奨)
  ・グラフィックス インテルHD Graphics 以降推奨

Stickpc02_2

 ・動作条件ぎりぎりセーフですね。
 ・切替操作などはちょっともっさり気味、でも再生は普通に出来ました。

■使用感など----------------------------------------------------------

 ・スペック自体は大したこと無いのですが、意外にきびきび動作します。
 ・本体の発熱がちょっと気になるかも?
 ・ネット検索やnasne視聴には不満は無いです。
 ・これはモバイルPCとしてプレゼンに使えそうです。
 ・会議室のプロジェクターに直接挿してみよう。

Stickpc13_2

2015年3月 1日 (日)

SONY ST-S333ESXII 修理調整記録

 ・2015年2月初め、ST-S333ESXIIの修理調整を承りました。
 ・いくつか問題点があるそうです。
 ・以下、作業報告です。

333esxii08

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-S333ESXII ¥49,800(1987年発売)
 ・1987年10月発行「SONY ES テクノロジーカタログ
 ・Hifi Engine ST-S730ES 海外版サービスマニュアル

333esxii02

【333シリーズの系譜】
 ・1984 ST-S333ES 49,800円
 ・1986 ST-S333ESX 49,800円
 ・1987 ST-S333ESXII 49,800円
 ・1989 ST-S333ESG 49,800円
 ・1991 ST-S333ESA 55,000円
 ・1993 ST-S333ESJ 55,000円
 ・1994 ST-SA5ES 55,000円
 ・1997 ST-SA50ES 40,000円

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・実機を見てビックリ!驚きました。
 ・まるで箱から出したばかりの新品のようです。
 ・ボディやサイドウッドはしっとりとした艶のある光沢感。
 ・アンテナ端子や音声端子もピカピカです。
 ・使用期間はごく短く、あとは箱に入れて長期間保管されていたのでしょうか?
 ・日頃ボロボロのジャンク品ばかり見ているので本当に感動しました。

333esxii09 333esxii10 333esxii12 333esxii13

 ・電源オン。表示部もとてもキレイ。文字痩せなし。
 ・名古屋地区で受信できるFM放送はすべてAUTOモードで受信できました。
 ・77.8MHz、78.9MHz、79.5MHz、80.7MHz、81.8MHz、82.5MHz OKです。
 ・78.9MHzはFM三重、79.5MHzはInterFMですが受信OKです。
 ・私の環境ではご指摘の症状は確認できません。

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 ・各局ともSTEREOランプ点灯。HI-BLEND、MONOでも受信OK。
 ・IF BAND切替OK。MUTING動作OK。CAL TONE OK。
 ・受信動作に異常は無さそうです。
 ・AM放送も付属ループアンテナで受信OKです。
 ・ただし、出てくる音は異常ありです。
 ・ボディに手を触れるとキレイな音、手を離すと歪感発生。
 ・ボディを軽く叩くと歪が発生したり消えたり、、

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・サイドウッドを外してボディを開ける。
 ・放熱口直下の基板上にはうっすらとホコリが被っている。
 ・4連バリキャップ → Wide/Narrow切替 → PLL検波 → CXA1064
 ・LA1235(クアドラチュア検波)は同調点検出用
 ・LA1245 AM用

333esxii21 333esxii22 333esxii23 333esxii24 333esxii25
333esxii26 333esxii27 333esxii28 333esxii29 333esxii30
333esxii31 333esxii32 333esxii34 333esxii36 333esxii38

■修理記録-------------------------------------------------------------

 ・本体底の点検口を開けて基板ハンダ面をルーペ観察。
 ・アースバーに3カ所のハンダ割れ発見。
 ・このうち1カ所はグラグラ状態でした。
 ・ここを指で触れると動作確認で発生したノイズが再現されます。
 ・アースバーのハンダをすべて盛り直して修理完了しました。
 ・これは333シリーズの定番不具合です。

333esxii40 333esxii41 333esxii42 333esxii43
333esxiibefore_1 333esxiiafter_1

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・海外版SMの記述をベースにして一部アレンジしました。

【FM同調点調整】
 ・IFT205調整 LA1235-7pin~10pin間電圧ゼロ ※50mV
 【VT電圧調整】
 ・IC803-5pin電圧測定
 ・90MHz L104調整 21.0V±0.2V ※21.3V
 ・76MHz 確認のみ 8.0V±1.0V ※7.9V
【SST回路調整】
 ・SST調整はVT電圧調整後、かつトラッキング調整前に行うこと
 ・76MHz受信 RT801調整 IC802-11pin電圧 → 0V
 ・90MHz受信 IC802-9pin電圧 → 14V確認 ※13.9V
【トラッキング調整】
 ・IC203(LA1235)-13pin(又はRT204)電圧max
 ・76MHz L101,L102,L103
 ・90MHz CT101,CT102,CT103
【PLL検波調整】
 ・TP201をGNDに落とす
 ・IFT207調整 TP202 DC電圧ゼロ
 ・CT201調整 歪最小
【IF歪調整】
 ・Wide受信、MUTINGオフ
 ・IC203(LA1235)-13pin電圧計セット
 ・RT202、RT203 時計回り一杯に回す
 ・SSG出力20dBモノラル信号送信
  ・IFT201調整 電圧最大へ
  ・IFT101調整 電圧最大へ
 ・SSG出力80dBにセット
  ・IFT203、RT202を交互に調整 歪最小へ
 ・SSG出力20dBにセット、Mutingオン
  ・IFT202調整 電圧計最大へ
 ・SSG出力80dBステレオ信号送信
  ・IFT204、RT203を交互に調整 歪最小へ
【STEREOインジケータ調整】
 ・RT206 SSG出力20dBでステレオインジケータ点灯
【パイロットキャンセル】
 ・RT303、L301 19kHz信号漏れ最小 左右バランス確認
【セパレーション調整】
 ・RT301 R→L
 ・RT302 L→R
 ※60dB
【Sメーター調整】
 ・RT204
【MUTINGレベル調整】
 ・RT205(Wide)
 ・RT201(Narrow)
【CAL TONE】
 ・調整用VRありませんが、Peak Level-3dB 345Hzの波形が出ています。
【AM調整】
 ・RT401 Sメーター調整
 ・RT402 AUTOSTOP調整

333esxiialig

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・奇跡的に傷一つ無い美しい個体です。
 ・日本中探してもこんなにキレイな個体は数えるほどしか残っていないでしょう。
 ・いつものジャンク品と違い、作業中に傷付けないよう妙に緊張しました(笑)
 ・修理調整後は受信性能、音質ともまったく問題なしです。
 ・大切に使ってあげてください。

333esxii06

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