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2015年3月22日 (日)

PIONEER TX-90

 ・2015年正月休み、ヤフオクで PIONEER TX-90 を入手しました。
 ・電源が入ることのみ確認のジャンク品です。
 ・クラシカルなデザイン、見るからに相当古そう、、
 ・でも当時の最上位機を思わせる型番に興味を持ちました。

Tx9002

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 PIONEER TX-90 ¥49,800(1969年頃)
 ・Hifi Engine PIONEER TX-900 ※輸出機の回路図あります

Tx9001 Tx9003 Tx9004 Tx9005 Tx9006

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観は既に清掃済み?フロントパネル、ボディともとてもきれいな状態。
 ・その一方で背面端子類は激しく錆びついている。長く使われていなかった様子。
 ・FM75Ωアンテナ端子はBNC仕様、通信機並みですね。
 ・オーディオの足跡に掲載された背面写真を見ると75Ω端子がありません?
 ・BNC端子かどうかは不明ですが、輸出機の回路図には75Ω端子の掲載あり。
 ・本機のBNC端子は改造後付けされたものとは思えません。
 ・どうやらBNC端子が搭載された個体と搭載されていない個体があるようです。
 ・さらにビックリ!背面にセパレーション調整用VRがある。

Tx9010 Tx9012 Tx9013 Tx9014 Tx9015

 ・電源オン。メーター照明OK。周波数窓の右半分が暗い。電球切れか?
 ・あれ? 指針 が無い!
 ・懐中電灯の光を当てると直径2mmほどの黒くて丸い物体が左右に移動している。
 ・選局つまみを回すと二つのメーターが振れてFM放送受信OK。STEREOランプ点灯。
 ・Sメーター最大振れとTメーター中央がまったく合っていない。
 ・MUTINGツマミによるミューティングレベル可変動作OK。
 ・MPX FILTERボタンで高音域がやや減衰する感じ。
 ・STEREOランプ点灯するが音声は歪感が酷い。MONOなら何とか聴ける。
 ・AMに切り替えるとTメーターの照明が消えてSメーターのみ動作。
 ・選局ツマミを回すとSメーターが振れてAM放送受信OK。

 <不具合>
 ・指針が無い?
 ・周波数窓の照明電球切れ
 ・各部調整ズレ

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・通気用スリットがたくさん開いているので内部には大量のホコリ。
 ・FM4連、AM3連、独立したバリコンユニット搭載。
 ・クリスタルフィルター → レシオ検波 → ディスクリートMPX。
 ・ユニット毎に独立した基板構成。AM部も一枚の独立基板。
 ・同時期のPIONEER製レシーバー SX-100S で使われている基板とよく似ている。

Tx9020 Tx9022 Tx9023 Tx9024 Tx9025

 ・周波数窓の内側を覗いてみると、指針に繋がる配線あり。
 ・指針はピンポイントで電球が光るタイプでした。
 ・この電球が切れていたので正面から指針が確認できなかったわけです。

Tx9026 Tx9030 Tx9031 Tx9032 Tx9033

 ・輸出機 TX-900 回路図との比較

■修理記録1:指針電球交換--------------------------------------------

 ・試しに交換用電球を基板に仮配線すると点灯。
 ・仮配線の状態で指針を動かしてみると、同調点で一層明るく点灯しました。
 ・そうか、、離調時はちょっと暗め、同調すると明るく点灯するタイプでした。
 ・ブロック図に電球仕様の記載あり。ON時50mA、OFF時34mA。
 ・ジャンク部品箱からちょうど良さそうな明るさになる電球を選んで交換完了。

Tx9042 Tx9043 Tx9044 Tx9046 Tx9047

■修理記録2:周波数窓照明交換----------------------------------------

 ・周波数窓両端にヒューズ型電球が配置されていました。
 ・ガラス板に印字された周波数や目盛りを両端の電球が照らす構造です。
 ・これは同時期のソニー製品を同じ造りです。
 ・両端にある8V/0.3Aのヒューズ型電球がかなり弱っていました。
 ・手持ち在庫と交換して輝きを取り戻しました。

Tx9051 Tx9052 Tx9053 Tx9054 Tx9055

■修理記録3:不良電解コンデンサ交換-----------------------------------

 ・頭が飛び出した電解コンデンサが気になります。
 ・とりあえずIF基板とMPX基板の電解コンデンサを全数交換。
 ・効果は、、よく分かりません。気休めです。

Tx9060 Tx9061 Tx9062 Tx9063 Tx9064

■調整記録--------------------------------------------------------------

 【フロントエンド】
 ・OSC調整 CT4、L7
 ・RF調整 L1,L2,L4 CT,CT2,CT3
 【レシオ検波調整】
 ・何も受信しない状態でT3上段コア調整 → Tメーター中央へ
 ・フロントエンドT1、IF基板T1、T3下段コア → 高調波歪最小
 ・T2調整 → Sメーター最大振れ位置へ
 【MPX調整】
 ・L+R信号送信 → Lch出力最大へ
 ・VR1 → 左右出力レベル調整
 ・VR2 → AUTO ?
 ・本体背面VR → セパレーション調整
 【AM調整】
 ・OSC調整 
 【インジケーターユニット】
 ・VR1?
 ・VR2 FM Muting level
 ・VR3 AM Muting level

Tx90align

Tx900bd Tx900fm_frontend Tx900fmif Tx900mpx Tx900am

■試聴-----------------------------------------------------------

 ・FM/AMとも不満なく受信できるようになりました。
 ・照明に映える周波数パネル、可愛く上下に並んだ二つのメーター。
 ・製造から45年が経過した製品だなんてとても思えません。
 ・ノスタルジックな雰囲気がイイ感じです。

Tx9008

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コメント

はじめまして、CT-1000の検索で貴サイトに辿りつきました。
20年ぶりに納屋に仕舞ってあったPioneer SA-90、TX-90、CT-1000、他オープンデッキ2台、スピーカーなどいろいろ出してきました。
まだ全てはチェックできていませんが、
とりあえずSA-90、TX-90は内部も点検して動作させています。
TX-90の感度もパッとしないです。
T型アンテナですし、鉄筋の中なので無理ないとおもいますが
音質もパッとしないので、その代替としてYAMAHAのCT-1000を購入した経緯がありました。その頃、盛んにFMエアーチェックをやりオープンリールに録音していました。
SA-90の音質のほうは、最近千円で買ったデジタルラジオに負けているような状況です。(苦笑)
雲がかかったような感じは昔もそうだったと思います。

また調整のズレもでてきています。
針1本分ぐらいが左にズレている感じです。
TUNINGの左右の動きとSIGNALが最大となる動きは左右バランスよく、ちょうど山の形のようです。
鉄筋内なので電波も弱く、
それだけでなく、電源ラインからのノイズとパソコンなどからのノイズがいっぱいあり
環境は最悪です。
昔は八木アンテナを使っていましたが、いま付属のT型アンテナを使っています。
アンテナの向きも妥協するほかなく、
例えばFM AICHIとNHK FMを優先させるとZIP-FMがノイズに埋もれてしまいます。こんな感じです。
こちらのエントリーを拝見しておりまして、
なにか点検や調整できることがあるのではないかとコメントさしあげた次第です。
よろしくお願いいたします。
長々と、失礼いたしました。

hal様

コメントいただきありがとうございます。
SA-90とTX-90がセットで並ぶといい雰囲気になりそうですね。

まずはアンテナ環境の整備をお勧めします。
次に劣化部品の交換と再調整でしょうか。
セパレーション調整には測定器が必要ですが、
それ以外はFM放送を受信しながら調整できます。
上記写真をご覧いただきお試しください。

情報ありがとうございます。
セパレーションのボリュームがわざわざ外に出してあるということは・・・
ズレることが普通にあって、
容易に調整できる配慮ということだろうとおもいますが
そういえば一度も触ったことがありませんでした。
トライしてみようという気になりました。

※ノイズの原因、わかりました。
デジタルアンプでした。盛大なノイズをまき散らしていました。
部屋を一歩でればスッと消えることは確認しておりましたが、
サーバーなど電源を切れない機器やスイッチング電源が多く
原因の特定までやっていませんでした。

デジアンの電源を引っこ抜くと、
FM全帯域で出ていたノイズが嘘のようにパタッと消え、
いままでは放送局を消すほどのレベルだったのが
どこをまわしても針が一番左に戻りました。
同様にAMラジオも静寂になりました。
アンテナになっているスピーカーケーブルに出力される前の回路で
LPFフィルターを追加して対処できるものか、
またひとつ厄介な難問となりました。(苦笑)

受信しながら調整できるなら私にもできそう・・・
これまた力が湧いてきました。
挑戦してみたいと思います。

ご丁寧なアドバイスをいただきありがとうございました。
うまくいったらご報告させていただきます。

はじめましてJUNと申します。
TX-90と同じヒューズ型ランプSTANLEYの8V 0.3Aを探しています。
パイオニアに部品単位では売ってくれなかったので、
ハードオフで探しているのですがなかなか無くて困っています。
もし、部品のあまりがあればヒューズ型ランプをお売りして頂けないでしょうか?

もしくは、STANLEYの8V 0.3Aを使用しているチューナーを知っていれば教えてくれないでしょうか?
兄弟機のTX-60が使えるような気もしますが、何分古くネットで検索しましたが情報が無いみたいです。
ご迷惑かもしれませんが、返信くれましたら嬉しいです。

JUN様
こんばんは。

ヒューズ型電球 8V/0.3A 直径6.3mm、長さ31mm。
形式:T6.3×31

このサイズ、最近はクルマのルームランプ用LED電球12Vしか見つかりませんね。

同じT6.3×31を使っているチューナーはたくさんあります。
例えば、、

SONY ST-5150/5150D、ST-5140、ST-5130、ST-5000、ST-5090
PIONEER TX-710、TX-810、TX-910、TX-90
TRIO KT-8001、KT-5000

ジャンク機から部品取りした電球が沢山ありますから必要でしたらお譲りします。
連絡は左サイドバーのプロフィール欄からメールください。

邪道ですが、チューナー側が交流8Vなら12V用のLED電球も使えます。
50Hz/60Hzで明滅しますがほとんど気にならないです。

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