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2015年10月の記事

2015年10月25日 (日)

FPGAチューナー 2号機(改)

 ・2015年10月、FPGAチューナー2号機(改)がほぼ完成しました。
 ・そもそも 2号機 は3年前の2012年10月、1号機に続いて製作したものです。
 ・裸基板のままあちこち改造して10.7MHzの活用方法を研究しました。
 ・実験としては多くの収穫があって有用でしたが、その後は結局放置状態に、、
 ・そんな不遇な 2号機が最新フルカバレッジ版として生まれ変わりました。

Fpga273

■FPGAバージョンアップ------------------------------------------------

 ・後述のフロントエンド基板と接続する前提で 林様 にFPGAの書き換えをお願いしました。
 ・1号機 の基板と一緒に林様に送付、書き換わった基板が返送されてきました。
 ・2号機用に水晶発振器(69.12MHz、@1,000円)の頒布もお願いしました。
  <登録8局>
   ・10.7MHz 実験用
   ・77.8NHz ZIP-FM
   ・78.9MHz FM三重
   ・79.5MHz Inter-FM
   ・80.7MHz FM愛知
   ・82.5MHz NHK-FM 名古屋
   ・92.9MHz 東海ラジオ(FM補完放送)
   ・93.7MHz CBCラジオ(FM補完放送)

Fpga271

■フルカバレッジ用フロントエンド基板----------------------------------

 ・私の技量ではフロントエンド部の改造作業は到底無理です。
 ・そこで港北ネットワークサービス社のフロントエンド基板(完成品)を購入しました。
 ・接続用の端子付き同軸ケーブル、電源ケーブルが付属で税込送料込み8,000円。
 ・詳しい説明書、基板固有の測定データも同梱でした。

Fpga220 Fpga222 Fpga223 Fpga224 Fpga226

■FPGAチューナー基板改造----------------------------------------------

 ・購入したフロントエンド基板を接続するためのオリジナル基板改造です。
 ・オリジナル基板のフロントエンド部を切り離すため R102,R106,C114を外す。
 ・T201 にフロントエンド基板からの同軸ケーブルをはんだ付け。
 ・旧水晶発振器(73.728MHz)取り外して新水晶発振器(69.12MHz)に交換。
 ・作業はこれだけですが、水晶発振器の取り外し作業は結構難易度が高かったです。
 ・将来的にはオリジナル設計のフルカバレッジ用基板の登場を期待します。

Fpga201 Fpga203 Fpga204 Fpga206 Fpga205

 ・はんだ作業を終えて仮配線で動作確認。
 ・DIPスイッチの切替操作で登録した8局が受信できました。
 ・この時点で試験放送中だったFM補完放送も受信OK。
 ・良かった~、ホッと一安心。

Fpga212

■The Nice Control RE2 for FPGA tuner製作-----------------------------

 ・フルカバレッジ版FPGAチューナー用コントローラです。
 ・ひろくん様から書き込み済み PIC16F886 とオリジナル基板をお譲りいただきました。
 ・指定部品を調達して組み立て完了。
 ・LCDに仮接続して動作確認、、ところが何も表示されない、、
 ・一瞬焦りましたが、基板上のVR1でLCDの濃淡調整してOK。

Fpga232 Fpga233 Fpga234 Fpga235 Fpga236

■専用ケース製作------------------------------------------------------

 ・手元に奥行15cmの1Uラックトレイが余っていたのでこれを活用しました。
 ・ラックトレイ前面にアルミL字材(12mm×12mm×1mm)でフレーム製作。
 ・スイッチを載せる基板、LCD基板、ロータリーエンコーダを載せる基板を配置。
 ・LCD基板の高さは45mmで 1Uラックにピッタリサイズです。
 ・一方ひろくん様の専用コントローラー基板は高さが50mmあります。
 ・設計通りにLCD基板の背中にセットすると残念ながら 1Uラックに収まりません。
 ・そこでラックトレイ上に他の基板と並べて平置きしました。
 ・LCD基板とはコネクタ付フラットケーブルで接続しました。

Fpga250 Fpga242 Fpga243 Fpga251 Fpga252

 ・フロントパネルはTRIO KT-990やKT-900のガラスパネルをイメージして作ってみました。
 ・といっても2枚のアクリル板を重ねただけです。
 ・1枚は2mm厚の透明アクリル板にLCD用の窓を開け、裏面に銀色のスプレー塗料を塗布。
 ・その前面に3mm厚のアクリル板(透明スモーク)を重ねました。
 ・2枚重ねて固定してからドリルでスイッチ用の穴あけ。
 ・パネル文字はイラストレーターで制作して透明フィルムシートに印刷。
 ・シートを2枚のアクリル板に挟んでセットすると文字に不思議な奥行き感を演出できます。
 ・あとLCD前面に東急ハンズで買った偏光フィルターを切って貼り付けました。
 ・LCD表示のギラツキが抑えられて落ち着いた感じになります。
 ・仕上げは SONY ST-5150 から部品取りしてあったチューニングつまみを2個並べて装着。
 ・最終的に奥行20cmの1Uラックケースに収納しました。

Fpga265 Fpga260 Fpga253 Fpga266 Fpga268

 ・穴あけ位置は見事にピッタリでしたが、LCDの窓開け位置が予定より3mmほどズレました。
 ・正面から見るとちょっと不細工ですが、でも上々の出来栄えと自画自賛です。
 ・あとはリモコン受光発光部の製作、背面パネル製作、電源周りの整理が宿題。
 ・このままでもいいかなと思いつつ、残作業を進めてみます。

Fpga262 Fpga261 Fpga263 Fpga264 Fpga270

■試聴--------------------------------------------------------------

 ・ボタン操作や選局操作は問題なし。もちろんFM性能に文句なし。
 ・10月から本放送が始まったFM補完放送もバッチリ受信OK。
 ・名古屋地区のFM補完放送は岐阜県境にある三国山から送信されています。
 ・ここは昔、RADIO-i(愛知国際放送)が79.5MHzで送信していた場所。
 ・自宅から三国山までは直線距離で約33km、電波強度はさすがにちょっと弱め。

Fpga290

2015年10月18日 (日)

VICTOR T-55

 ・2015年8月夏休み、HOでジャンク品を買いました。税込1,080円。
 ・第一印象で VICTOR T-2020 によく似ていると感じました。
 ・外観だけでなくチューニングつまみを回すときの重厚フィーリングも同じ。
 ・これはPTL検波を搭載した新機種発見か?

T5505

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 VICTOR T-55 ¥45,000(1978年頃)

T5503 T5504

 <T-55の特徴 ~オーディオの足跡から引用~>
  ・上位機 JT-V77 と同等のフロントエンドやIF、MPX回路を採用。
  ・新設計の広帯域検波回路搭載。
 ・つまり検波部以外はJT-V77と同等ということ。
 ・JT-V77を調べてみると検波部は PTL(Phase Tracking Loop)方式です。
 ・ということは T-55の検波回路はPTL方式ではなくて「新設計の広帯域検波回路」。
 ・「新設計の広帯域検波回路」って何でしょう?

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源オン。周波数窓の照明は上品な白色です。
 ・TメーターとSメーターはLED点灯タイプ。※要確認:LEDかフィラメント電球か?
 ・+0.3MHzの周波数ズレ。
 ・Tメーター中点とSメーター最大点が一致しない。
 ・STEREOランプ点灯、HOLDランプ点灯。MUTING動作OK。RECトーンOK。
 ・OUTPUTレベルVRに多少のガリ。
 ・AMもOK。
 ・大きな不具合は無さそうです。

T5501 T5506 T5507 T5508 T5510

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM4連、AM2連バリコン
 ・HA11211 FM-IF
 ・HA11223W PLL-MPX
 ・HA1197 AM SYSTEM

T5520 T5523 T5524 T5525 T5526
T5527 T5528 T5529 T5530 T5531

 ・基板の配置はT-2020によく似た感じです。
 ・でも検波回路はずいぶん異なります。
 ・「新設計の広帯域検波回路」とはHA11211を使ったクアドラチュア検波でした。
 ・特別な付加回路は無さそうです。
 ・残念、新種発見ならず、、でした。
 ・SメーターとTメーターはLED式でした。
 ・見た目はT-2020と似ていますが、T-2020はフィラメント電球を並べていました。

T5512 T5513 T5514

■調整記録------------------------------------------------------------

【FM同調点調整】
 ・TP13-TP14間にDC電圧計セット(Tメーター電圧)
 ・83MHz受信 最適受信位置を探す
 ・T102上段コア → ±0V
【FM OSC調整】
 ・TP-12 DC電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・76MHz受信→L104調整→ 電圧最大
 ・90MHz調整→TC104調整→電圧最大
【FM RF調整】
 ・76MHz受信→L101,L102,L103調整→Sメーター最大
 ・90MHz受信→TC101,TC102,TC103調整→Sメーター最大
 ・上記作業を数回繰り返す
 ・83MHz受信→T101調整→Sメーター最大
【検波歪調整】
 ・WaveSpectraにて観測
 ・83MHz受信→T102下段コア→二次高調波歪最小
【VCO調整】
 ・TP18に周波数カウンタ接続
 ・R191調整→76kHz±100Hz
【パイロットキャンセル調整】
 ・WaveSpectraにて観測
 ・R195調整→19kHz漏れ信号最小
【セパレーション調整】
 ・R326調整→Rch
 ・R327調整→Lch
【REC レベル調整】
 ・R336調整→ メイン出力-6dB
【AM部調整】
 ・背面バーアンテナ、L107
 ・フロントエンド TC-AM1,TC-AM2

Victor_t55

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・性能は並みクラスですが、白く浮き上がる照明窓が上品な印象です。
 ・緑色LEDメーターがくっきり明るくて周波数窓とよい対比です。
 ・チューニングつまみの回転フィーリングがずっしり重くて高級感あります。

T5511

2015年10月11日 (日)

KENWOOD KT-2020 修理調整記録

 ・2015年9月、KT-2020の調整を承りました。
 ・そういえば過去の記事では調整記録を残していなかったです。
 ・以下、作業のご報告です。

Kt202003

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-2020 ¥74,800(1984年頃)
 ・輸出機 KENWOOD KT-990SD
 ・ただネット検索しても海外機の情報が乏しいです。
 ・KT-990Dは別機種です。

Kt202002 Kt202009

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・AMループアンテナ付属。
 ・フロントパネルにキズは見当たらないが、天板に数箇所の塗装はげ。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。表示管がキレイに点灯。
 ・オート選局、マニュアル選局とも周波数ズレなし。
 ・Tメーター、Sメーターのセグメント点灯。STEREOランプ点灯。
 ・WIDE/NARROW切替OK。REC CAL OK。メモリボタン動作OK。
 ・各種ボタン操作に軽快に反応する。切替動作正常。
 ・RFセレクターはDISTANCE限定。LOCALは選択できない。
 ・付属AMループアンテナでAM放送の受信確認。
 ・AM放送もオート選局、マニュアル選局とも正常に受信。
 ・スライドVR式のAM IF BANDも動作を確認。
 ・AM受信で周波数表示の千の桁だけ表示薄いことを発見。

Kt202004 Kt202005 Kt202006 Kt202008 Kt202011

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・以前KT-2020の記事を書いたとき、海外の方から問合せをいただきました。
 ・「海外機KT-990SDではC104が逆になっているがKT-2020ではどうか?」
 ・今回のKT-2020もシルク印刷と実装が逆ですね。
 ・これはシルク印刷のミス、実装が正解です。

Kt202040 Kt202041

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・D-3300Tの経験を踏まえて作業しました。

Kt2020_align

【VT電圧】
 ・TP1~GND DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz →  L7調整 → 3.0V±0.1V ※実測 3.3V
 ・90MHz → TC5調整 →25.0V±0.1V ※実測25.7V
【検波調整】
 ・TP3~TP4 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L13調整 → 0.0V±10mV
 ・TP5~GND DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L15調整 → 0.0V±10mV
【RF調整】
 ・R64右側端子 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・76MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ L1,L2,L3,L6調整 → 電圧最大
 ・90MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ TC1~TC4調整 → 電圧最大
【IFT調整】
 ・R64右側端子 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ L5調整 → 電圧最大
【AUTO STOP=MUTING調整】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ VR1調整
【TUNING METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 上段基板VR2調整 → ※
  ※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【MPX VCO調整】
 ・TP16に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dBf) → VR12調整 → 76.00kHz±50Hz
【PILOT CANCEL調整】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dB)→ VR8調整 → 19kHz信号最小
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dB)→ L25調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランス確認
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ L27調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DLLD】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR2:DET調整 → 歪最小
【歪調整2 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR3:MONO2調整 → 二次歪最小
【歪調整3 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR6:MONO3調整 → 三次歪最小
【歪調整4 STEREO】
 ・83MHz(L/R信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR5調整 → 歪最小
【歪調整5 STEREO】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR7調整 → 歪率最小
【歪調整6 NARROW】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR4調整 → 歪率最小
【SEPARATION調整1 L】
 ・83MHz(R信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR10調整 → L信号もれ最小
【SEPARATION調整2 R】
 ・83MHz(L信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR11調整 → R信号もれ最小
【SEPARATION調整3 NARROW】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHz(1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR9調整 → 信号もれ最小
【DEVIATION調整】
 ・83MHz(mono信号,1kHz,100%変調,80dB)→ 上段基板VR1調整 → 100%位置
【AM簡易調整】
 ・ 729kHz NHK第一放送受信 → L22調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz 東海ラジオ受信  → TC9調整 → Sメーター最大
 ・1053kHz CBCラジオ受信  → L24調整 → Sメーター最大

Kt202020 Kt202021 Kt202022 Kt202023 Kt202024
Kt202025 Kt202026 Kt202027 Kt202028 Kt202030
Kt202031 Kt202032 Kt202033 Kt202034 Kt202035

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・さすがケンウッドの上位機種ですね。
 ・再調整によって良い性能を取り戻したと思います。

Kt202007

2015年10月 4日 (日)

TRIO KT-9900

 ・2015年8月末、あの KT-9900 の修理調整作業を承りました。
 ・言わずと知れたトリオの高級機です。

Kt990011

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 TRIO KT-9900 ¥200,000
 ・オーディオの足跡 TRIO KT-9900 ¥200,000(1978年発売)
 ・Hifi Engine KENWOOD KT-917
 ・取扱説明書 KENWOODダウンロードサイトから入手可能

  ・1976年 KT-9700 ¥150,000円 初のパルスカウント検波搭載機
  ・1977年 KT-8000 ¥ 69,800円 中級機初のパルスカウント検波搭載
  ・1978年 KT-9900 ¥200,000円 パルスカウント検波回路のIC化、サンプリングホールドMPX
  ・1978年 KT-8300 ¥ 63,000円 パルスカウント検波回路のIC化

Kt990001 Kt990014

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・KT-9900(W460×H161×D463mm,15kg)アンプ並みの巨艦サイズ。
 ・SANSUI TU-X1(W480×H169×D450mm,16.2kg)に匹敵する大きさ。
 ・フロントパネルやボディは既に清掃済みのようでとても美しい。
 ・背面に並ぶ端子類もサビやクスミは無くキレイな状態。
 ・天板にわずかにひっかき傷がある程度で保存状態はとても良い。
 ・電源コードが3Pインレットタイプに交換されている。
 ・底面を見るとKENWOODサービスの修理シールが5枚も貼ってある。
 ・底面の放熱口を通して電源基板に並ぶ緑MUSEの電解コンデンサが見える。
 ・メーカーサービスの修理歴多数、かつ相当手が加えられた個体のようです。

Kt990041_2 Kt990042_2 Kt990043_3 Kt990045 Kt990019

 ・さて、FMアンテナを接続して電源オン!
 ・周波数窓照明点灯。メーター照明点灯。DIMMER機能OK。
 ・Tメーター、Sメーター動作OK。Tメーターは中点に引き込まれる感じ。
 ・DEVIATIONメーターが常時100%以上に振り切れる。
 ・MULTIPATHメーターに切り替えると動作は正常の模様。
 ・IF BAND(NARROW,NORMAL,WIDE)切替OK。緑色インジケーター点灯。
 ・MUTING(OFF,10dB,20dB)それぞれ動作OK。橙色インジケーター点灯。
 ・DLLインジケーター点灯、STEREOインジケーター点灯。
 ・あれ? NHK-FMをしばらく聴いたところ VICSノイズを感じない?
 ・この件は再調整後に再度確認します(後述)。

Kt990003 Kt990009 Kt990010 Kt990004 Kt990005

 <ご指摘の不具合症状>
  ・DEVIATIONメーターの動作がおかしい。
  ・電源投入直後はメーター針が100%以上に振り切れ、しばらく経つと0%で静止。
  ・MULTIPATHメーターとしては正常動作している模様。
 <不具合状況>
  ・ご指摘の不具合症状を確認しました。

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM専用9連バリコン、これは芸術品ですね。
 ・HA1137WでTメーター、Sメーター駆動
 ・パルスカウント検波
 ・HA11223W によるMPX
 ・HA1156W(裏面DDL基板)動作原理は?

Kt990020 Kt990028 Kt990041 Kt990043

【取扱説明書から抜粋】
●高精度9連バリコン使用の高性能フロントエンド
発振回路内蔵、FM専用周波数直線9連バリコン、定評のあるDD-MOS FETおよびリニアリティのすぐれたJ-FET、本格的なショットキ・バリヤダイオード使用の高性能ダブルバランスドミキサー、Tuned Buffer付き発振回路等を採用した高性能フロントエンドにより、混変調、相互変調の大幅向上、さらにイメージ比、スプリアス妨害比等で高い妨害排除能力を示し、しかもきわめて高安定に働きます。

Kt990021 Kt990022 Kt990023 Kt990024 Kt990025

●DDL (Distortion Detected Loop)による完全ロック機構
オーディオ機器としてチューナーに要求されることは、放送を歪の少ない状態で、かつ安定に受信することです。本機では、歪そのものを検出していつも歪率最少点で受信する自動制御回路(DDL)を新開発し、採用しています。

Kt990043_2 Kt990046 Kt990047 Kt990048 Kt990009_2

●IF帯域3段切替方式の採用
通常の音質を重視したリスニングでは超低歪率のWIDE(広帯域)バンドで、400kHzの局間地域ではNORMAL(中帯域)で、高選択度特性によりクリアにお聞きになるときはNARROW(狭帯域)でと受信環境に応じて3段階に切り替えることができます。

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●ダブルコンバート方式によるSN比の大幅な改善
第1IF周波数10.7MHzをさらに第2IF周波数1.96MHzに変換するダブルコンバート方式の採用により、相対周波数偏移が上がるため検波効率も上がり、SN比を大幅に改善しています。またダブルコンバート方式の重要な部分である第2コンバーター部にもダブル・バランスドミキサーICを用いより十分な特性をもたせ、パルスカウント検波回路を確実に駆動させています。

●パルスカウント方式による広帯域検波部
この検波方式は、周波数変調信号を一定幅のパルス信号に変換し、それを積分して出力信号を得るもので直線検波ができます。このため歪みは全くありません。また直線検波帯域が広いので、ダブルコンバート方式を用いてSN比を改善することができます。
パルスカウント検波器にはインダクタンスなどの不安定要素が不要で、しかも調整箇所がないので経年変化がほとんどなく、環境変化に対しても安定した動作が得られます。

Kt990034 Kt990035 Kt9900101 Kt9900102 Kt9900104

●新開発サンプリングホールドMPX採用
パルスカウントの技術ポリシーをさらにMPX復調部へと展開、L,Rの信号を精確にとらえ完全分離が行えるほか、実際の動作で発生するキャリア・リークなどの不要信号を抑え、音質改善のテーマに大きな新技術をもう1枚加えました。

●クリーンサブキャリア方式によるパイロットキャンセラー回路を採用し、ビートディストーションを改善
パイロットキャンセラー回路は、高域周波数特性、位相特性を犠牲にすることなく19kHzのパイロット信号を除去させることができますが、音質上の劣化をもたらすビートディストーションを悪化させる要因ももっています。本機ではクリーンサブキャリア方式の応用により、ビートディストーションを抑え音質の改善を計っています。

Kt990036 Kt990037 Kt990038 Kt990039 Kt990065

●オート・クワィティング・コントロールの採用
・電波の弱いところで良好なSN比で受信することは難しいことですが、本機には入力によって良好な受信ができるよう新開発のAUTO QUIETING CONTROL が採用されています。このスイッチのAUTOの位置でL,Rのブレンド量が自動的に変わるようになっています。

Kt990005_2 Kt990007 Kt990008 Kt990010_2 Kt990016

●便利で使いやすい機能
・90dBfまでリニアに動作する電界強度指示型SIGNALメーター
・変調度によりメーター指示が変化しないので正しいアンテナ位置を知りやすい38kHz検出型MALTIPATHメーター。FM MULTIPATH観測用端子付き
・アンテナ入力に応じて使い分けできる2段切替MUTINGスイッチ。
・エアチェックに便利なピーク検出型でdBと%表示のDEVIATIONメーター。
・2組のアンテナ端子とアンテナ切替スイッチ付。

■修理記録1:DEVIATIONメーター不調------------------------------------

 ・MULTIPATHメーターとしては動作しているのでメーター自体の故障ではない。
 ・DEVIATIONメーター駆動回路の故障か?
 ・回路図を確認すると MPX基板(X04-)IC4(JRC4558D)が怪しいか?
 ・新品の同型オペアンプに交換。これでDEVIATIONメーターの動作が正常になりました。
 ・後述調整で75kHz変調=100%にセットしました。

Kt990080 Kt990081 Kt990082 Kt990085 Kt990083

 ・オペアンプ交換のためにMPX基板を裏返そうとしましたが、、
 ・裏面で配線が絡み合って、これは面倒な作業です。
 ・基板を外すことは諦めて、45度ほど基板を傾けた状態で交換しました。
 ・この機種のメンテナンスはかなり大変です。

■調整記録------------------------------------------------------------

Kt99001 Kt99002

【本体設定】
 ・MUTING:OFF
 ・MODE:STEREO
 ・IF BAND:NORMAL
【基板番号】実機
 ・X01-1290-00:J25-1613-02:フロントエンド基板
 ・X02-1150-00:J25-1614-02:IF基板
 ・X02-1160-00:J25-1618-03:パルスカウント基板
 ・X04-1110-11:J25-1626-02:MPX基板
 ・X13-2600-00:J25-1619-13:separation4
 ・X13-2610-11:J25-1615-13:DDL基板
 ・X00-2020-00:J25-1627-03:電源基板
【T METER調整(1)】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → 選局つまみを回して最適受信ポジションを探す。
【T METER調整(2)】
 ・上記最適受信ポジションにて選局つまみに手を触れた状態で。
 ・83MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → L22(X02-)調整 → Tメーター中点
【DISTORTION調整】
 ・上記最適受信ポジションにて、選局つまみから手を離した状態で。
 ・IC8-6ピン=C47(TP)Wavespectra接続
  ※IC8-6ピン=HA1137W-6ピン=クアドラチュア検波出力
 ・83MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → L23(X02-)調整 → 高調波歪最小
【OSC調整】※SMに記載無し
 ・周波数目盛り83MHz位置にセット。
 ・83MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → OSCトリマ調整 → ※
  ※OSC部は密閉構造で、調整口は一つしか開いていません。
  ※中を覗くとトリマが見えます。
【TRACKING調整(1),(3)】
 ・周波数目盛り76MHz位置にセット。
 ・76MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → L2,L1(X01-)調整 → Sメーター最大
 ・76MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → L7,L6,L5,L4,L3(X01-)調整 → Sメーター最大
【RACKING調整(2),(4)】
 ・周波数目盛り90MHz位置にセット。
 ・90MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → TC2,TC1(X01-)調整 → Sメーター最大
 ・90MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → TC7,TC6,TC5,TC4,TC3(X01-)調整 → Sメーター最大
【RF調整】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → VR1,TC8(X01-)調整 → Sメーター最大
【パルスカウント検波調整】
 ・IF基板(X02-)25ピンに周波数カウンタ接続
 ・83MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → L19(X02-)調整 → 1.965MHz ※実測2.01MHz
【DDL調整(1)】
 ・R101に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(1kHz,100%変調,40dB)受信 → VR2(X13-2610)調整 → 96kHz ※実測102kHz
【DDL調整(2)】
 ・C17とR111の交点をGNDに落とす。
 ・R101→オシロV端子、IC13-4ピン→オシロH端子 → リサージュ波形観察
 ・83MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → VR1(X13-2610)調整 → 指定波形
  ※HA1156W(FM MPX IC)本来VR1=VCO調整→ 10ピン=19kHzモニタ端子
  ※HA1156W-10ピン → 95kHzになる
【DDL調整(3) OFFSET】
 ・IC1-7ピン(R1右側)と3ピン(C1右側)を短絡。C17-R111の交点→GND。
 ・IC6-1ピン(R94左側)にDC電圧計セット
 ・83MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → VR3(X13-2610)調整 → 0V
【MPX-VCO調整】
 ・C16=HA11223W-16ピン(X04-)に周波数カウンタ接続
  ※周波数カウンタはVR2の脚に接続すると測定しやすい。
 ・83MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → VR2(X04-)調整 → 76kHz
【S METER調整(1)】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,40dB)受信 → L27(X02-)調整 → Sメーター最大振れ位置
【S METER調整(2)】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,74dB)受信 → VR2(X02-)調整 → Sメーター80dBf位置
【S METER調整(3)】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,14dB)受信 → VR1(X02-)調整 → Sメーター20dBf位置
【DDL MUTING調整】
 ・83MHz(無変調,35dBf on Smeter)受信 → VR3(X02-)調整 → DDL LED点灯※
  ※VR3を回してLEDを一旦消灯させ、再度逆方向に回してLED点灯位置にセット。
【MUTING調整】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,20dBf on Smeter)受信 → VR4(X02-)調整 → ※
  ※VR4を回して音声が消える位置にし、再度逆方向に回して音声が現れる位置にセット。
【SUB調整】
 ・83MHz(1kHz,91%変調+19kHz,9%変調,60dB,L-R)受信 → VR1,5,6(X04-)調整 → ※
  ※初めにVR1を中央にセットし、VR5,VR6を回してL信号最大位置へ。
【PILOT CANCELLER調整】
 ・83MHz(19kHz,9%変調,60db)受信 → VR3,L5(X04-)調整 → 19kHz信号最小へ
  ※Lch,Rchのバランス確認
【DISTORTION(STEREO)調整】IF BAND=WIDE
 ・83MHz(1kHz,91%変調+19kHz,9%変調,60dB,L+R)受信 → L8(X01-)調整 → 高調波歪最小
【SEPARATION(1)】IF BAND=NARROW
 ・83MHz(1kHz,91%変調+19kHz,9%変調,60dB,LorR)受信 → VR9(X04-)調整 → 反対chへの漏れ最小
【SEPARATION(2)】IF BAND=WIDE
 ・83MHz(1kHz,91%変調+19kHz,9%変調,60dB,LorR)受信 → VR8(X04-)調整 → 反対chへの漏れ最小
【SEPARATION(3)】IF BAND=WIDE
 ・83MHz(10kHz,91%変調+19kHz,9%変調,60dB,LorR)受信 → FL2(X04-)調整 → 反対chへの漏れ最小
  ※十分な効果が見られない場合はVR5とVR6を僅かに回してみる。
  ※回し過ぎると1kHzのセパレーションが悪化する。
【SEPARATION(4)】IF BAND=NORMAL
 ・83MHz(1kHz,91%変調+19kHz,9%変調,60dB,LorR)受信 → VR1(X13-)調整 → 反対chへの漏れ最小
【SCA(1)】IF BAND=NORMAL
 ・MEGURO DARC ENCODER MSG-2170でFM多重信号を生成
  ※L&R=80%、Pilot=10%、DARC=10%
  ※KT-9900の受信音にDARC信号によるノイズ確認
 ・L6調整 → D4(X04-)カソード側DC電圧最大へ
【SCA(2)】IF BAND=NORMAL
 ・MEGURO DARC ENCODER MSG-2170でFM多重信号を生成
  ※L&R=80%、Pilot=10%、DARC=10%
  ※KT-9900の受信音にDARC信号によるノイズ確認
 ・VR4調整 → IC2-7pin(X04-)電圧測定 → +電圧が-電圧に変わる位置に設定
  ※IC2-7pin電圧が+→-に変わることでSCAフィルター回路のスイッチオン。
  ※L-01Tで確かめた調整方法が使えました。
【D METER】IF BAND=NORMAL
 ・83MHz(1kHz,100%変調,60dB)受信 → VR7(X04-)調整 → Dメーター目盛100%

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■FM文字多重放送(DARC)によるノイズ問題------------------------------

 ・KT-9900とL-01TはFM文字多重放送(DARC)によるノイズ問題を抱えています。
 ・回路図を見ると、L-01TとKT-9900のSCA周りの回路はほぼ同じです。
 ・2014年11月、KENWOOD L-01T の調整を行いました。
 ・このとき、SCA調整方法をアレンジしてノイズ問題を回避できることを確認しました。
 ・L-01Tで確かめた調整方法がKT-9900でも使えるか?
 ・これが今回の作業の大きな関心事でした。
 ・最初の動作確認時、NHK-FMを聴いても不快なノイズは感じなかったです。
 ・当初はNHK-FMのVICS問題は解消したか?と思いました。
 ・でもやはりFM多重放送によるノイズ問題は存在しました。
 ・ノイズの有無はWavespectraの観察で波形ではっきり分かります。
 ・不思議にノイズが無いときもあります。
 ・ノイズがある時、ない時、その規則性がよく分かりません。
 ・放送とは無関係にVICS信号の内容や変調具合によるのかもしれません。

L01t94 Kt990066_2 Kt990067_2

 ・MEGURO DARC ENCODER MSG-2170 FM多重信号の変調レベルを変えながら確認。
  ・L&R=80%、Pilot=10%、DARC=10% → ノイズ発生
  ・L&R=85%、Pilot=10%、DARC= 5% → ノイズ発生しない

 ・L-01Tと同じ調整手法でVICSノイズを回避できることを確認しました。
 ・ところがこの調整後に実際のNHK-FMを聴くと大きな問題がありました。
 ・VICSノイズを感じるときは、SCAフィルターのスイッチが頻繁にON/OFFを繰り返します。
 ・このON/OFF動作が耳障りなノイズ「プチ、プチ」として数秒ごとに聴こえます。
 ・聴くに耐えないので、SCA調整はオリジナルの状態に戻しました。
 ・背後にセミの鳴き声が聴こえる方がまだマシです。

■VICS WIDE-----------------------------------------------------------

 ・調べてみると、2015年4月23日 VICS WIDEが始まっていました。
  ・VICSは「Vehicle Information and Communication System」の略。
  ・1996年にサービス開始、今年で20周年。
  ・渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信。
  ・車載器に文字・図形で表示する情報通信システムで、24時間365日稼動
  ・2015年4月23日より伝送容量を最大50KBから最大100KBへと約2倍に拡大。
  ・より高精度な渋滞回避情報の提供開始。
 ・もしかしたらVICS WIDE開始に伴って何かが変わったかも?

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・大型メーター、淡いオレンジ照明、フロントパネルのデザインは上品で高級感たっぷり。
 ・電源オンから音が出るまで約5秒。
 ・NHK-FMでは多重放送の影響がありますが、民放局は良い音で受信できています。
 ・これで修理完了と思ったところ、別の不具合発覚。

Kt990002

 ・1時間に1回あるかないかの不定期に「プチっ」という僅かなノイズが混じります。
 ・休日の午後、メーター類やLEDインジケーターとにらめっこでノイズ発生を待ちました。
 ・ノイズ発生時にメーター動作やインジケーターの明滅など顕著な反応は無いようです。
 ・念のためマルチパスH端子の音でも確認しました。
 ・やはり同じ「プチっ」とノイズが不定期に混じります。

 ・これは原因特定は難しい、、と思っていたらさらに別の不具合確認。
 ・稀にRchの音が出なくなります。このときLchの音は正常です。
 ・Rchの音が出ないときもメーター動作やインジケーターの点灯に不具合無し。
 ・IF BAND切替やアンテナ切替などを操作しているうち復旧するという症状です。
 ・さらに作業は続くことになりました。

■修理記録2:「プチッ」ノイズ----------------------------------------

 ・気になるノイズは固定出力/可変出力ともに出てきます。
 ・マルチパスH端子からも同様の「プチっ」ノイズが出てきます。
 ・回路図で確認すると、マルチパスH端子=MPX基板3番端子=1番端子。
 ・つまりパルスカウント検波で得られたコンポジット信号です。
 ・念のためもう一つ、IC8(HA1137W)6ピンのクアドラチュア検波の音を確認。
 ・かなり時間をかけて確認しましたが、ここの音には「プチっ」ノイズは確認できない。
 ・という事はノイズ源はやはりパルスカウント検波か?

 ・パルスカウント検波回路を載せた基板は本体背面に縦置きに配置されています。
 ・コネクタを外すと基板ごと簡単に外せます。
 ・取り外す前にトランジスタ脚の電圧確認。特に異常無さそうです。
 ・外した基板を眺めるとトランジスタの脚が黒くなっている。
 ・裏返してみると、IC3(HA1157W)は既に交換されてた痕跡あり。
 ・IC4(4558DD)と同じ4558DDの在庫があったのでとりあえず交換。
 ・これで様子を見ていますが、今のところノイズは出ていません。
 ・確認時間が短くてノイズに遭遇できていない可能性あります。

Kt9900101_2 Kt9900102_2 Kt9900103 Kt9900104_2 Kt9900106

■修理記録3:音切れ(Rchの音が出なくなる)---------------------------

 ・Lchの音は正常、Rchの音だけが出なくなる症状です。
 ・ということは、MPX回路で復調後のどこかに原因があるか?
 ・基板上の端子から信号を引き出しながら丹念に確認。
  ・Lch信号→ MPX基板16端子 → 35端子 → RL1 → 42端子 → Lch出力
  ・Rch信号→ MPX基板17端子 → 36端子 → RL1 → 45端子 → FIX出力
 ・調査の結果、リレーRL1(X13-)が怪しい感じです。
 ・部品取り用のTRIO KT-8300基板に同じ型番のリレーがありました。
 ・これを取り外してKT-9900に移植しました。

Kt9900107 Kt9900108 Kt9900109 Kt9900111 Kt9900113

■再試聴--------------------------------------------------------------

 ・1週間ほど動作確認しましたが不具合の再発は無さそうです。
 ・この状態でお返ししますので依頼者様の環境で動作確認をお願いします。

Kt990013

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