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2015年12月13日 (日)

YAMAHA T-2

 ・2015年11月初め、YAMAHA T-2の修理調整作業を承りました。
 ・ついに T-2 に触れる機会が巡ってきました。
 ・以下、作業の記録です。

Yamaha_t205

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 YAMAHA T-2 \130,000
 ・オーディオの足跡 YAMAHA T-2 \130,000(1978年頃)
 ・Hifi Engine YAMAHA T-2 (1978-81)
 ・取扱説明書 YAMAHAホームページのダウンロードサイトで入手可能

Yamaha_t202 Yamaha_t204

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・薄型なのに持ち上げるとずっしり重い。重量感あるボディです。
 ・外観に目立つキズは無く、状態はなかなか良いです。
 ・電源スイッチオン。指針とメーター照明点灯。
 ・あれ?周波数のデジタル表示が点灯しない?
 ・と思ったら、放送局を受信したときだけデジタル表示が出現するようです。
 ・赤く光るダイヤル指針とデジタル表示はピッタリ一致しています。
 ・IFバンド切替、MUTING動作、REC CALなど操作ボタンは問題なさそう。
 ・固定出力、可変出力とも正常。マルチパスH端子から受信音が聴こえます。
 ・基本動作に問題は無いようです。
 ・Tメーター、Sメーターの指針の塗装がボロボロに劣化している点が気になります。

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■内部確認------------------------------------------------------------

 ・底板を外すと部品実装面が見える「逆さま構造」です。
 ・フロントパネルとボディは一体構造でした。
 ・ボディとフロントパネルの分解方法はサービスマニュアルに載っています。
 ・フロントエンド横にある小さな基板の下にデジタル表示用の基板が隠れています。
 ・7連バリコン+Wide/Narrow IF+レシオ検波+LA3350

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■修理記録:メーター指針塗装------------------------------------------

 ・塗装ボロボロの指針は130,000円の高級機に相応しくありません。
 ・そこでメーターを分解して指針を再塗装しました。
 ・以前 YAMAHA T-1の指針を塗装した赤色のエナメル塗料を使いました。
 ・キレイに塗装できたのですが、指針の背景が黒色なので指針が目立ちません。
 ・蛍光オレンジ色にした方が良かったかも?

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■修理記録:指針電球交換----------------------------------------------

 ・メーター指針再塗装のためにボディを外して初めて気が付きました。
 ・光るダイヤル指針は二つの電球によって構成されており、一方がタマ切れでした。
 ・電球一つでも指針に違和感は無かったのですが、気が付いた以上は放置できません。
 ・指針の照明は光の屈折を利用した凝った造作になっています。
 ・ジャンク箱から同等仕様(14.5V/80mW)の電球を見つけて交換しました。
 ・この電球に繋がる電解コンデンサ3個が劣化状態だったのでこれも交換しました。

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■調整記録------------------------------------------------------------

 ・フロントパネルスイッチ設定
 ・RF MODE=HI SENSITIVITY
 ・IF MODE=LOCAL
 ・AUTO BLEND=OFF

T2align

【同調点調整】
 ・何も受信しない状態 → T201上段コア調整 → Tメーター中点
【OSC調整】
 ・90MHz 変調オフ 70dB → フロントエンド OSCトリマ調整 → Tメーター中点
【トラッキング調整】
 ・76MHz mono 1kHz 50dB → RFコイル調整 → Sメーター最大
 ・90MHz mono 1kHz 50dB → RFトリマ調整 → Sメーター最大
【検波歪調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz mono 1kHz 60dB → T201下段コア調整 → 歪み最小
 ・83MHz mono 1kHz 60dB → VR203調整 → 歪み最小
【VCO調整】
 ・TP 19kHz に周波数カウンタ接続
 ・83MHz 無変調 60dB → VR204調整 → 19kHz±20Hz
【PLL調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz stereo 1kHz L-R 60dB → T202調整 → Lch音声レベル最大
【ステレオ歪調整1】
 ・IF MODE=LOCAL
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → VR201,CF201調整 → 歪み最小
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → VR202,CF204調整 → 歪み最小
【ステレオ歪調整2】
 ・IF MODE=DX
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → CF202,CF203調整 → Sメーター最大、歪み最小
【パイロットキャンセル歪調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → VR205,T203調整 → 19kHz漏れ信号最小
【セパレーション調整】
 ・音声出力端子 → WaveSpectra
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → 別基板VR402調整 → セパレーション調整
 ・83MHz stereo 1kHz 60dB → 別基板VR401調整 → 左右同レベル
【Sメーター調整】
 ・83MHz 無変調 80dB → VR206調整 → Sメーター振れ調整
【REC CAL調整】
 ・REC CALスイッチオン → Tメーターが中点を示すことを確認

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・重厚な薄型ボディ、赤いデジタル表示、高級感漂うチューナーです。
 ・受信感度、音質とも良好で、とても聴きやすい音です。
 ・ただ照明効果がシンプルなのでインテリアとしてはちょっと物足らないかも。
 ・良い機会をいただき、ありがとうございました。

Yamaha_t206

 ・YAMAHA T-1~T-9 一覧表 ※6年かかってようやく完成しました。

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