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2016年1月の記事

2016年1月31日 (日)

SANSUI TU-S707X DECADE 修理調整記録1

 ・2015年12月、SANSUI TU-S707X DECADE の修理調整作業を承りました。
 ・STEREOランプが点灯しない状態だそうです。
 ・再調整だけで直るかと思ったら、予想外に大手術になりました。

Tus70703

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SANSUI TU-S707X ¥54,800(1984年発売)
 ・オーディオ懐古録
 ・Hifi Engine TU-S77X ※回路図あり

Tus70702 Tus70705

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・サイドウッドがありませんがDECADEモデルの特徴である金色モールが光っています。
 ・電源OK。FMアンテナを接続して動作確認。
 ・周波数表示の輝度がちょっと暗い。特に「FM」の文字がほとんど見えない。
 ・受信確認では名古屋地区のFM放送を受信しました。
 ・周波数ズレはないものの、STEREOランプ点灯しない。聴感上もステレオ感がない。
 ・その他機能、MUTING動作、IFバンド(Wide/Narrow)切替、CAL TONEなどOK。
 ・AMは手持ちの適当なループアンテナを接続して確認。
 ・名古屋地区のAM放送を正常に受信しました。

■内部確認+調整記録--------------------------------------------------

 ・最近のTU-S707X調整記録に倣って各部再調整しました。
 ・DECADEモデルでは基準周波数を調整するTC1が省略されています。
 ・使われている部品が微妙に違いますが基本的にTU-S707Xと同じです。

【VT電圧確認】
 ・フロントエンド内[VT-GND]に直流電圧計接続
 ・90MHz時の電圧=実測値8.4V → TC5調整 → 8.4V ※本来23V前後のはず?
 ・76MHz時の電圧=実測値1.7V
 ・いきなりVT電圧が低すぎます。
 ・OSCトリマTC5を回してもVT電圧が全く変化しません。

Tus707102

■修理記録:OSCトリマ交換---------------------------------------------

 ・別のTU-S707Xから外して保管していたフロントエンドパックごと交換しました。
 ・VT電圧再調整で正常値になりました。
 ・故障していたOSCトリマは青色トリマに交換して保管品としました。

Tus707103 Tus70720 Tus70721 Tus70723 Tus70724

■調整記録------------------------------------------------------------

※RF-IF部基板の調整(本体正面から見て右側の基板)

Tus707x

【本体正面・機能切替ボタン設定】
 ・FM MODE=MONO
 ・IF BAND=WIDE
 ・RF MODE=DX
【VT電圧確認】
 ・フロントエンド内[VT-GND]に直流電圧計接続
 ・90MHz時の電圧=実測値8.4V → TC5調整 → 23.0V
 ・76MHz時の電圧=実測値1.7V → 3.1V
【フロントエンド調整】
 ・IC3[HA12412] 13pin-GNDに直流電圧計接続
 ・SSG 76MHz、1kHz、100%変調、30dB
 ・受信周波数76MHzの位置でコイルL1,L2,L3,L4の間隔調整 → 電圧最大値
  ※コイル間隔の調整は難しいので触らない方が無難
 ・SSG 90MHz、1kHz、100%変調、30dB
 ・受信周波数90MHzの位置でトリマコンデンサTC1,TC2,TC3,TC4調整 → 電圧最大値
 ・上記作業を数回繰り返す
【IFTコイル調整】
 ・IC3[HA12412] 13pin-GNDにDC電圧計接続
 ・SSG 83MHz、1kHz、100%変調、30dB
 ・フロントエンド内IFTコイル調整 → 電圧最大値
 ・RF基板上の[T1]を調整 → 最大電圧
 ・IF BAND=NARROWに切り替え → 電圧値測定
 ・IF BAND=WIDEに戻して電圧測定 → VR2[WIDE GAIN]調整 → NARROW時と同じ電圧
【FM同調点の調整】
 ・[TP1-TP2] DC電圧計接続
 ・無信号状態でT2のIC側コアを調整 → 電圧=0V±30mVに。※調整前約480mV
 ・SSG 83MHz、1kHz、100%変調、60dB
 ・T2のIC反対側コアを調整 → 二次高調波最小
 ・上記作業を数回繰り返す
【FM LOCKED LEVEL調整】
 ・SSG 83MHz、1kHz 100%変調、30dB
 ・VR4[FM SIGNAL]を調整 → 本体正面[LOCKED]オレンジ色LEDが全灯する位置
【REC Level】
 ・VR5調整 416kHz -6dB
【本体正面・機能切替ボタン設定】
 ・FM MODE=STEREO
【VCO フリーラン周波数調整】
 ・SSG 83MHz、無変調、60dB
 ・TP1-TP4にDC電圧計接続 → VR105[OFFSET VCO]調整 → 電圧=0V±0.05V
 ・TP3[VCO]-GNDに周波数カウンター接続 → L101調整 → 304.000kHz
【PILOT OFFSET調整】
 ・SSG 83MHz、無変調、60dB
 ・TP2-TP5に直流電圧計接続 → VR104[PILOT OFFSET]調整 → 電圧=0V±0.1V
 ・SSG 83MHz、60dB、19kHzPILOT信号ON → ステレオランプ点灯を確認
【PILOT CANCEL調整】
 ・音声出力をWaveSpectraに接続
 ・SSG 83MHz、60dB、19kHzPILOT信号ON
 ・本体正面のステレオランプ点灯を確認。
 ・L100、VR103L調整 → Lch波形観察 → 19kHz信号レベル最小
 ・VR106、VR103R調整 → Rch波形観察 → 19kHz信号レベル最小
【IF BAND=WIDE セパレーション調整】
 ・SSG 83MHz、1kHz 100%変調、70dB、Rchのみ信号、PILOT信号ON
 ・VR102L調整 → ※調整後実測62.2dB
 ・SSG 83MHz、1kHz 100%変調、70dB、Lchのみ信号、PILOT信号ON
 ・VR102R調整 → ※調整後実測64.2dB
【IF BAND=NARROW セパレーション調整】
 ・音声出力をWaveSpectraに接続
 ・SSG 83MHz、1kHz 100%変調、70dB、Rchのみ信号、PILOT信号ON
 ・VR101L調整 → ※調整後実測62.2dB
 ・SSG 83MHz、1kHz 100%変調、70dB、Lchのみ信号、PILOT信号ON
 ・VR101R調整 → ※調整後実測62.2dB
【MUTING LEVEL調整】右側RF基板
 ・音声出力をWaveSpectraに接続
 ・SSG 83MHz、1kHz 100%変調、25dB、ステレオ信号、PILOT信号ON
 ・VR3[MUTE]を調整 → ステレオランプ点灯し信号が出る位置へ
【AUTO STOP LEVEL調整】右側RF基板
 ・SSG 83MHz、1kHz 100%変調、30~35dB、ステレオ信号、PILOT信号ON
 ・VR1[FM.STOP]を調整 → オートサーチが有効な位置へ
【AM調整】
 ・LA1245-16ピン → AM Sメーター電圧測定
 ・T2、TC1,TC2

 ※VCO調整によってSTEREOランプが点灯しました。

■修理記録:蛍光表示管交換--------------------------------------------

 ・手元に届いたときから表示が暗いな、、と思っていましたが、
 ・通電しいるうちにさらに暗くなっていき、調整中にほとんど見えない状態に、、
 ・急激に輝度が劣化した原因がよく分かりません。
 ・あちこち触っているうちに私が壊した可能性が高いです。申し訳ありません。
 ・対策として部品取り用に保管していた別のTU-S707Xの蛍光表示管を移植しました。
 ・蛍光表示管はMPX基板の上の直接乗っている構造です。
 ・MPX基板を取り外すためにフレームを分解しました。
 ・分解方法はサービスマニュアルに掲載あります。
 ・表示は蘇りましたが、この表示管も「FM」の文字がやや暗いです。

Tus70730 Tus70733 Tus70732 Tus70734 Tus70735

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・当初は再調整だけで済むかと思いましたが、予想外に大手術になりました。
 ・手間はかかりましたが各部再調整によって良い性能を取り戻したと思います。
 ・保管品の中から程度の良さそうなサイドウッドを装着しておきました。
 ・サイドウッドがあると外観は引き締まって見えます。

Tus70704

2016年1月24日 (日)

SANSUI TU-X1 3号機

 ・2015年12月、TU-X1の修理調整作業を承りました。
 ・チューニングつまみを回しても指針が動かないそうです。
 ・1,2号機の経験からヘリカルカップリングが割れているのかな?と想像しました。
 ・以下、TU-X1の復活記録です。

Tux107

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 SANSUI TU-X1 ¥135,000円(1979年)
 ・オーディオの足跡 SANSUI TU-X1 ¥135,000(1979年)
 ・Hifi Engine SANSUI TU-X1 ※海外版サービスマニュアルあり
 ・TU-X1 1号機の記録
 ・TU-X2 2号機の記録

Tux101 Tux110

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・経年の汚れや擦り傷が多数あって美品とは言い難い状態です。
 ・周波数窓の内側に虫の死骸が、、
 ・シリアル番号をみると 1979年5月製造のロットです。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・周波数窓の照明点灯。四つのメーター照明点灯。FM/AMインジケーター点灯。
 ・OUTPUT1/2ボタンの選択状態を示すインジケーター電球4個のうち3個がタマ切れ。

Tux102 Tux103 Tux104 Tux105 Tux106

 ・事前情報の通り FM/AMとも選局つまみを回しても指針が動きません。
 ・FM指針は76MHzの左端に張り付いたままピクリとも動きません。
 ・AM指針は何と、、本体を左右に傾けると重力で左右に滑らかに移動します。
 ・これでは受信確認も何もできません。
 ・過去の修理事例から「ヘリカルカップリング」が破損している、、と予想しました。
 ・動作としては REC CALトーンが出ることだけ確認できました。

Tux111 Tux112 Tux113 Tux114 Tux115

■内部確認+動作確認--------------------------------------------------

 ・上部ボディを外してFM基板を確認。
 ・堆積していたホコリとゴミをエアで飛ばして軽くクリーニング。
 ・さて、FMチューニングつまみを回してみるとFMバリコン軸は正常に回転しています。
 ・ヘリカルカップリングに亀裂があるもののバリコン軸を駆動できています。
 ・ということは、、FM指針が動かない理由は何?
 ・調べてみると、FM指針台座とダイヤル糸の接合部が外れていました。
 ・FMチューニングつまみを回しても糸だけ素通りしてFM指針が動かない状態でした。
 ・指針台座とダイヤル糸は接着剤で固定されていたはずですが、なぜか外れています。
 ・指針は動かないものの、FMチューニングつまみを回すと地元FM放送局を受信できました。
 ・Tメーター、Sメーターともに大きく振れ、STEREOランプ点灯します。
 ・IFバンド切替、MUTING切替など動作OK。インジケーター点灯。
 ・どうやらFM回路自体は生きているようです。

Tux121 Tux122 Tux170 Tux123 Tux125

 ・次に底板を外してAM基板を確認。
 ・AMバリコン軸のヘリカルカップリングもひび割れでした。
 ・こちらはAMチューニングつまみを回してもAMバリコン軸が回転しません。
 ・よく見ると、何と、ダイヤル糸が途中で切れていました。
 ・さらにAM指針台座とダイヤル糸の接着部分も外れていました。
 ・糸の切断部を見ると無理な力が加わって引き裂かれたような断面です。
 ・試しにAMバリコン軸を直接指で回してみると名古屋地区のAM放送を受信できました。
 ・Tメーター、Sメーターともに大きく振れます。
 ・IFバンド切替、upper/lower切替など動作しているようです。
 ・AM回路も生きていました。

Tux128 Tux160 Tux170_2 Tux181 Tux184

 ・原因はFM/AMとも指針が端まで移動した後も強引にツマミを回し続けたことでしょう。
 ・それにしても糸が切れるほどの、あるいは接着剤を引き剥がすほどの負荷がかかるとは、
 ・このTU-X1は過去に相当に酷い目にあった経験があるようです。

■修理記録:FM指針----------------------------------------------------

 ・信号発生器で83MHzは生成してTU-X1で受信。
 ・受信した状態で指針を指先で83MHz位置に移動させる。
 ・指針台座と糸を接着剤で固定。
 ・亀裂の入ったヘリカルカップリングは結束バンドで固定。
 ・細かい調整は後述の調整記録参照。

Tux180 Tux181_2 Tux182 Tux183 Tux185

■修理記録:AM指針----------------------------------------------------

 ・ダイヤル糸の切断箇所はAMバリコン軸のプーリー付近でした。
 ・糸の直径=0.5mm。
 ・仮復旧として同じ太さの糸をジャンク機から取り出して「本結び」で繋ぐ。
 ・つなぎ目に液状接着剤を染み込ませて固定。外れた糸をかけ直しました。
 ・糸掛け手順はサービスマニュアルに記載ありますが、図の向きがよく分からない??
 ・手元にある2号機の糸掛け状態を見て同じ状態にしました。
 ・信号発生器で1000kHzを生成してTU-X1で受信。
 ・受信した状態で指針を指先で1000kHz位置に移動させる。
 ・指針台座と糸を接着剤で固定。
 ・亀裂の入ったヘリカルカップリングは結束バンドで固定。
 ・細かい調整は後述の調整記録参照。

Tux126 Tux129 Tux130 Tux131 Tux133

■修理記録:インジケーター電球交換------------------------------------

 ・OUTPUT1/OUTPUT2のFM/AM切替インジケーター4個のうち3個がタマ切れ。
 ・点灯するのはOUTPUT2のFMポジション1個だけです。
 ・部品番号PL01~04。直径3㎜、電柱値不明。電圧を測定するとAC7.5V。
 ・ジャンク箱から8V電球のうちサイズと明るさが同じものを探して交換。
 ・端子加工が面倒でした。

Tux162 Tux163 Tux164 Tux165 Tux166

 ・作業中にいつのまにか周波数目盛りの照明電球が切れてしまいました。
 ・正面から見て左側に小さな電球が1個だけです。こちらも7.5V、直径3㎜。
 ・ジャンク箱から同等品を探して交換。

Tux171 Tux172 Tux173 Tux174 Tux175

■調整記録--------------------------------------------------------

 ・調整方法は1号機の記録 参照

Tux140 Tux141 Tux142 Tux143 Tux144
Tux145 Tux146 Tux147 Tux150 Tux151
Tux152 Tux153 Tux154 Tux155 Tux156

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・幸いにもFM/AMともに回路の故障個所は無かったです。
 ・再調整によって良い性能を取り戻しました。
 ・仮復旧したダイヤル糸はこのままでも大丈夫そうです。
 ・フロントパネルも分解してガラス窓の内側まで磨きました。
 ・圧倒的な存在感、堂々たる風貌。本来の輝きを取り戻したと思います。
 ・ひどい目にあった過去の乗り越えてTU-X1が復活しました。
 ・大切に使ってあげてください。

Tux108

2016年1月17日 (日)

ROTEL RT-1220

 ・2015年9月、ヤフオクで昭和の香り漂うオールドチューナーを入手しました。
 ・こういう古い機種をつい買ってしまいます。
 ・忙しくて着手できなかったのですが、年末休暇でようやく整備できました。

Rt122008

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ROTEL RT-1220 ¥59,000(1973年頃)
 ・Hifi Engine ROTEL RT-1220  ※輸出機のサービスマニュアルあり

Rt122001 Rt122011

 ・1970年代前期、ということは PLL MPX-IC が登場する以前の機種です。
 ・SONYならST-5130、TRIOならKT-8005辺りが同級生でしょうか。

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観は擦りキズ、打ちキズ多数あってちょっと残念な状態です。
 ・チューニングつまみの外周部にもキズ多数あります。
 ・周波数窓の汚れが酷い。分解清掃でキレイなるか?
 ・背面を見ると固定出力端子、可変出力端子、マルチパスH/V端子が並んでいます。
 ・アンテナ端子が独特の形状です。これはちょっと使いにくい。

Rt122003 Rt122004 Rt122005 Rt122006 Rt122007

 ・さて、FMアンテナを接続して電源オン。
 ・緑色の照明窓、二つのメーター照明が点灯。指針はオレンジ色に点灯。
 ・FM局の受信確認。Tメーター中点とSメーター最大点が大幅にズレている。
 ・Tメーター中点と地元放送局は0.3MHzほどのズレ。
 ・STEREOランプは点灯するのでタマ切れではないが、動作がおかしい。
 ・FM局受信中はSTEREOランプは点灯しない。しかし離調すると時々点灯する。

Rt122011_2 Rt122013 Rt122014 Rt122015 Rt122016

 ・MUTINGは2段階(10uV/30uV)切替式。MUTING自体は動作している。
 ・MPXフィルターON、高域がわずかに減衰することを確認。
 ・可変出力VRにガリ。
 ・AMは問題なさそう。

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・フロントエンド、FM-IF基板、MPX基板、MUTING基板、AM基板が整然と並んでいます。
 ・FM5連バリコンとAM3連バリコンが前後に連結。
 ・FMバリコンのシールドケースは外せない構造でした。
 ・MURATA製セラミックフィルター、レシオ検波。
 ・LA3300 FM Multiplex Stereo Decoder FM復調機能を備えたIC。
 ・PLL化される以前の19kHzと38kHzコイルで同調するタイプです。

Rt122020 Rt122021 Rt122022 Rt122024 Rt122025
Rt122030 Rt122031 Rt122032 Rt122033 Rt122034
Rt122035 Rt122036 Rt122037 Rt122038 Rt122039
Rt122040 Rt122041 Rt122042 Rt122043 Rt122044

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・海外版サービスマニュアルに基づいて一部アレンジ。

Rotel_rt1220sche2

【FM検波調整】
 ・何も受信しない状態 → T101上段コア調整 → Tメーター中点
【FM OSC調整】
 ・76MHz受信 → Lo 調整 → Sメーター最大
 ・90MHz調整 → TCo調整 → Sメーター最大
【FM ANT,RF調整】
 ・76MHz受信 → LA,LR1,LR2,LR3調整 → Sメーター最大
 ・90MHz受信 → TCA,TCR1,TCR2,TCR3調整 → Sメーター最大
 ・上記作業を数回繰り返す
【FM検波歪調整】
 ・WaveSpectraにて観測
 ・83MHz受信 → フロントエンドIF調整 → 高調波歪最小
 ・83MHz受信 → T101下段コア調整 → 高調波歪最小
【FM MPX調整】
 ・83MHz SUB信号 → L301(黒,黄)調整 → Lch出力レベル最大
 ・83MHz L/R信号 → VR301調整 → 左右のセパレーション最大
 ※TPに周波数カウンタを接続すると38kHzが観測できる
【FM AUTO調整】
 ・83MHz STEREO信号 → VR101(IF基板)調整 → ※
 ※40dB以上でSTEREO、40dB以下でMONOに切り替わるように。
【FM Sメーター調整】
 ・83MHz 60dB受信 → VR801調整  → 目盛8位置
【FM MUTING調整】
 ・83MHz 60dB受信 → L801 調整 → MUTING作動範囲を受信周波数に対して左右対称に設定
 ・83MHz 20dB受信 → VR802調整 → MUTINGスイッチ10uV位置で作動するように設定
 ・83MHz 35dB受信 → VR803調整 → MUTINGスイッチ30uV位置で作動するように設定

Rt122050 Rt122051 Rt122052 Rt122053 Rt122055

【AM OSC調整】
 ・600kHz受信 → T202調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信→ CT3 調整 → Sメーター最大
【AM ANT,RF調整】
 ・600kHz受信 → T201,L003(バーアンテナ)調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信→ CT1,CT2 調整 → Sメーター最大
【AM 歪調整】
 ・1000kHz受信 → T203,204調整 → 歪最小

Rotel_rt1220_align

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・他社製チューナーとはちょっと異なる独特のデザインです。
 ・フロントパネルを分解清掃した結果、美しい照明が蘇りました。
 ・パネルやつまみのキズがちょっと残念ですが、遠目では分からないでしょう。
 ・各部再調整によって FM/AMとも不満なく受信できます。
 ・このレトロ感満載の雰囲気を大切にしたいです。

Rt122009

2016年1月10日 (日)

KENWOOD KT-3030

 ・2015年11月、KENWOOD KT-3030の修理調整を承りました。
 ・以下、作業内容をご報告します。

Kt303000

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-3030 ¥120,000(1984年頃)
 ・オーディオ懐古録 KENWOOD KT-3030 ¥120,000
 ・KENWOODカタログ(1985年1月版) KT-3030 / KT-2020 / KT-1010II / KT-880
 ・Hifi Engine  KENWOOD KT-1100SD

Kt303002 Kt303006
Kt303007 Kt303008 Kt303009 Kt303010 Kt303012

■動作確認------------------------------------------------------------

<依頼者様からお聞きした不具合状況>
 ・FM放送受信中に「ザザッ」と雑音が入る。
 ・FM放送受信中にときどき音が消える。
 ・すぐに音が戻るときもあれば、数秒~数分かかるときもある。

<確認事項>
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・電源投入直後は周波数などを表示する蛍光管表示部全体の輝度が不安定。
 ・しばらく時間が経つと明るく安定する。
 ・ただ周波数の「小数点」「FM」「MHz」が表示されない。
 ・この状態でAUTO選局を開始すると蛍光管表示部全体の輝度が明滅する。
 ・どこか放送局を受信して停止すると輝度は明るい状態で安定する。
 ・いつの間にか周波数の「小数点」「FM」「MHz」が表示されている。

 ・名古屋地区のFM放送局はすべて受信OK。周波数ズレなし。
 ・SIGNALメーター点灯。Tメーター動作OK。DEVIATIONメーター点灯。STEREOランプ点灯。
 ・RF SELECTOR DIRECT/DISTANCE切替に伴って表示切替OK。
 ・IF BAND 切替スライドVRに伴ってWide/Narrow表示切替OK。
 ・MUTING動作OK、REC CALトーンOK。
 ・固定/可変出力とも出音確認。可変VRにガリ無し。
 ・マルチパスH端子からもFM音声確認。
 ・メモリ登録動作OK。電源プラグを抜いて1週間後もメモリ保持していました。

 ・動作確認中にご指摘の「ザザッ」という雑音を確認。
 ・「ザザッ」という雑音が数回聞こえた後、一瞬音が消える症状も確認。
 ・音が消えている間はSIGNALメーターの表示が消失、STEREOランプも消灯。
 ・音が消えている間はマルチパスH端子の出力は「ザー」という局間ノイズになる。
 ・音が出ない理由はMUTINGが効いているから。MUTINGオフにすると局間ノイズでした。
 ・音が出ない時間は数秒くらいでした。
 ・その後数回に渡って音が出なくなる(MUTINGが作動する)症状を確認しました。
 ・受信感度が低下 → MUTING作動 → 音が出なくなる。

 ・電源コードの印字「1995」。電源コードは別製品に交換済みのようです。
 ・底板にKENWOODサービスの修理記録シール「02.01.17」

Kt303013 Kt303040 Kt303041 Kt303050

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・カタログには性能を誇示する「カタカナ用語」が並びますね。
 ・実機で確認しながらその機能を読み解きました。

【ダイレクト・リニア・レセプション・サーキット】
 ・バリキャップ12個を使ったパラレルツイン回路+MOS-FET
 ・OSC周波数対VT電圧特性を全周波数に渡って直線(リニア)にする

【DLLD:ダイレクト・リニア・ループ・ディテクタ】
 ・IF信号をダイレクトに直線化して閉ループ検波器で検波。
 ・閉ループ内の歪補正回路でVCOの非直線歪を打ち消す

【DCC:ディストーション・コレクティング・サーキット】
 ・IF段の2次~4次歪までキャンセルする機能

【DPD:ダイレクト・ピュア・デコーダー】
 ・38kHzの純粋な正弦波で検波出力と掛け算する方式。
 ・38kHz方形波で問題になる114kHzや190kHzの高調波成分を含まない。

Kt303020 Kt303021 Kt303022 Kt303023 Kt303024
Kt303025 Kt303026 Kt303027 Kt303028 Kt303029
Kt303030 Kt303031 Kt303032 Kt303033 Kt303034

 ・IC13 AN7418 FM Stereo Multiplex Demodulator
 ・VR1:DET DIST.
 ・VR2:2ND MONO DIST.
 ・VR3:2ND L ONLY DIST.
 ・VR4:3RD MONO DIST.
 ・VR5:3RD SUB DIST.
 ・VR6:4TH MAIN 10k DIST.
 ・VR7:4TH L ONLY 10k DIST.
 ・VR8:W2 BAND DIST.
 ・VR9:N1 BAND DIST.
 ・VR10:N2 BAND DIST.
 ・VR11:PILOT CANCEL
 ・VR12:VCO
 ・VR13:SEPARATION Lch
 ・VR14:SEPARATION Rch
 ・VR15:SEPARATION W2
 ・VR16:SEPARATION N1
 ・VR17:SEPARATION N2
 ・VR18:SIGNAL LEVEL
 ----------------------------
 ・VR1:DEVIATION
 ・VR2:T.CENTER

■修理記録:蛍光管表示部の接触不良----------------------------

 ・蛍光管表示部と基板との接合部をルーペ観察するとハンダクラック発見。
 ・接合箇所のハンダをすべてやり直しました。
 ・小数点もキチンと表示されるようになりました。

Kt303040_2 Kt303041_2 Kt303042 Kt303043

■修理記録:「ザザッ」という雑音と音が消える症状----------------------

 ・不具合発生時はSIGNALメーターのレベル表示がすべて消える。
 ・マルチパスH端子からは「ザーッ」という局間ノイズしか聞こえない。
 ・つまり感度を失っている、全く受信していない状態になっています。

Kt303070

 ・経験的にフロントエンド内トリマコンデンサの接触不良を疑いました。
 ・試しにOSCトリマTC6に軽く触れたところ不具合症状が再現されました。
 ・このTC6をグリグリと30回ほど回したところ不具合が発生しなくなりました。
 ・原因はTC6の接触不良と思われます。
 ・RF部のトリマコンデンサTC1~TC5にも同様の軽い接触不良がありました。
 ・今回は交換していませんが、サービスマニュアルにトリマ容量の記載がありました。
 ・TC1,TC3,TC4,TC5(白色)= 11PF
 ・TC2,TC6(青色)= 7PF

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・輸出機KT-1100SDのサービスマニュアルをベースにして一部アレンジしました。
 ・D-3300Tで確認した調整方法とほぼ同じです。
 ・IF BAND スイッチ記号:(左端)N2 ← N1 ← (中央) → W2 → W1(右端)

Kt3030algn

【本体設定】
 ・RF SELECTOR:DISTANCE
 ・IF BAND:W1(右端位置)
【VT電圧】
 ・TP1~TP2 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz →  L6調整 → 3.0V ※実測 2.4V
 ・90MHz → TC6調整 →24.0V ※実測20.3V
【検波調整】
 ・TP7~TP8 DC電圧計セット
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB)受信 → L21調整 → 0.0V
【RF調整】
 ・Multipath V端子 DC電圧計セット
 ・76MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ L1~L5調整 → 電圧最大
 ・90MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ TC1~TC5調整 → 電圧最大
【IFT調整】
 ・Multipath V端子 DC電圧計セット
 ・83MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ L11,L12調整 → 電圧最大
 ・83MHz(1kHz,100%変調,40dB)→L14,L18調整 → 電圧最大
【MPX VCO調整】
 ・TP9に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR12調整 → 76.000kHz
【PILOT CANCEL調整1】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dB)→ VR11調整 → 19kHz信号最小
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dB)→ L26 調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランス確認
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ L28調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DET】
 ・83MHz(MONO信号,400Hz,100%変調,80dB)→ VR1調整 → 歪率最小
【歪調整2 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR2調整 → 歪率最小
【歪調整3 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dBu)→ VR4調整 → 歪率最小
【歪調整4 STEREO/L】
 ・83MHz(L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR3調整 → 歪率最小
【歪調整5 STEREO/SUB】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR5調整 → 歪率最小
【歪調整6 STEREO/MAIN】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR6調整 → 歪率最小
【歪調整7 STEREO/L】
 ・83MHz(L信号,10kHz,90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR7調整 → 歪率最小
【歪調整8 W2】
 ・IF BAND=W2
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR8調整 → 歪率最小
【歪調整9 N1】
 ・IF BAND=N1
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR9調整 → 歪率最小
【歪調整10 N2】
 ・IF BAND=N2
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR10調整 → 歪率最小
【SEPARATION調整1 W1】Super Wide
 ・IF BAND=W1
 ・83MHz(R信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR13調整 → Lchもれ最小
 ・83MHz(L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR14調整 → Rchもれ最小
【SEPARATION調整2 W2】Wide
 ・IF BAND=W2
 ・83MHz(R/L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR15調整 → もれ最小
【SEPARATION調整3 N1】Narrow
 ・IF BAND=N1
 ・83MHz(R/L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR16調整 → もれ最小
【SEPARATION調整4 N2】Super Narrow
 ・IF BAND=N2
 ・83MHz(R/L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR17調整 → もれ最小
【SIGNAL METER調整】
 ・83MHz(無変調,70dB)→ VR18調整 → 7番目のドット(最上段)点灯
【TUNING METER調整】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz100%変調)→ 2階基板VR2調整 → ※
  ※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【MODULATION METER調整】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz100%変調)→ 2階基板VR1調整 → ※
  ※MODURATIONメーター100%位置で点灯

Kt1100sd_sche_s

■修理記録:セパレーション調整用VR交換--------------------------------

 ・上記調整でVR13,14を回しても最適値に決めきれない状態でした。
 ・セパレーション調整用VR13、VR14(502:5kΩ)を新品に交換しました。
 ・交換後はセパレーション最適値がピタッと決まりました。

Kt303060 Kt303061

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・通常RF=DISTANCE。FM送信塔に近くて電波が強すぎる場合はRF=DIRECT。
 ・通常IF BAND= WIDE側(右端)。近接局の影響がある場合は順次NARROW側へ調整。
 ・RF=DISTANCEにすると通常は入感しないコミュニティFM局や遠距離局も受信できます。
 ・受信感度は抜群に良いです。

Kt303003

■おまけ--------------------------------------------------------------

 ・本機が掲載された カタログ の中面に当時のFM-TOKYOのスタジオ風景写真が載っています。
 ・使われている機材を見ると時代を感じます。

2016年1月 3日 (日)

Raspberry Pi2 with Durio Sound PRO

謹賀新年

・2016年が皆様にとって素晴らしい年になりますように。
・私は今年もマイペースでジャンク修理に励みます。
・よろしくお願いいたします。

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 ・ラズベリーパイを使ったミュージックサーバーの構築記録です。
 ・用意したのはRaspberry Pi2 modelB と Durio Sound PRO。
 ・Durio Sound Pro はRaspberry Pi2 の背中に載せるオーディオ拡張ボードです。
 ・DACは PCM5102A搭載。こんなに小さくても192kHz/24bitに対応したハイレゾ仕様。
 ・2015年10月初め、スイッチサイエンスに Durio Sound PRO の在庫が復活していました。
 ・これはチャンス! またすぐ完売になる、と思って速攻注文。
 ・と、勢いで確保したものの、多忙のため着手できず。
 ・年末休暇を利用してようやく娘に頼まれていた自宅の音楽環境が整いました。

Pi60

■Durio Sound Pro 製品情報--------------------------------------------

 ・Durio Sound PRO スイッチサイエンス
 ・Durio Sound PRO Gravitech LLC

Pi11 Pi12 Pi13 Pi14 Pi15

 ・トランジスタ技術2015年9月号で紹介されていたボードです。
 ・整流回路と電源IC搭載でAC:7~12V、DC:9~15Vの電源が使用可能。
 ・Raspberry Piにも電源を供給できる。
 ・電源入力用DCジャック内径1.3 mm、外径3.5 mm
 ・DCジャックの極性はセンタープラス、センターマイナスのどちらでもOK。
 ・注意:ACとDCの両方に電源をつなぐと壊れる。どちらか一方のみ使用。
 ・電源回路が省略されたBASIC版もあり。
 ・電源は9V/2A仕様のスイッチングACアダプターを使いました。

Pi20 Pi21 Pi22 Pi23 Pi24

■Volumio導入~設定-------------------------------------------------

 ・Raspberry Pi2 modelB+32GB CLASS10 MicroSDカード。
 ・もったいないな~と思いつつ、手元の余剰カードはこれしか無かった。
 ・導入~設定方法は多くの先人が公開しているネット情報を参考にさせていただきました。
 ・インストール後に確認したところ、Volumioのシステムは1.5GBほどしか使っていないです。
 ・ドライバー選択:Settings → I2S driver → Hifiberry
 ・Volumio起動まではスムーズに進みました。

■Volumio設定でNASがマウントできない件--------------------------------

 ・Volumioの設定で自宅のBuffalo製NASがマウントできない。
 ・NASにはもう10年以上に渡って音楽ファイルを貯めこんであります。
 ・これがマウントできないと意味が無い、、、
 ・ネット上で解決策を探してあれこれ試行するも全部ダメ。
 ・そうこうするうちシステムがクラッシュしたのか、、Piの応答がなくなる。
 ・SDカードを再フォーマットしてimgファイルを焼き直し。
 ・同じ失敗を何回か繰り返した末、、、Piファームウェア更新で解決しました。

 ・SSHクライアントTera Term 起動
 ・Host:192.168.1.116  ※VolumioのIPアドレス
 ・User name:root
 ・Passphrase:volumio

 ・root@volumio:~#

 sudo apt-get update
 sudo apt-get install binutils
 sudo apt-get install rpi-update
 sudo rpi-update
 reboot

 ・再起動後、カーネル3.12.32 → 4.1.15
 ・当初の苦戦が嘘のよう、、NASがあっさりとマウントできました。
 ・Pi自体のアップデートとVolumioのアップデートはこまめに見ておいた方がよいです。

Volumio_teraterm01

【メモ:一度書き込んだSDカードの再利用方法@WindowsPC】
 ・Win用 SD Formatter ではパーテーションが削除できない。
 ・そこでSDカードをボイスレコーダーに挿入してフォーマット。
 ・デジカメでもいいかも?※未確認
 ・さらにSD Formatter で上書きフォーマット。
 ・イメージファイルを Win32DiskImager で再度書き込み。

■MPDクライアント----------------------------------------------------

 ●MPoD:iPhone用無料アプリ
 ●MPaD:iPad用有料アプリ360円 

 ・Web UIもいいのですが操作のためにいちいちパソコンを起動するのは面倒です。
 ・そこで娘が買い替えて不要になったiPhone5S (iOS9.2) をリモコン代用品に仕立てました。
 ・iPhoneアプリ(MPoD)からアルバム検索や曲検索などが操作できます。
 ・これは便利、、パソコン不要で超楽チン快適操作が可能になりました。
 ・有料版MPaDは試していませんが、リモコンサイズのiPhoneで十分な感じです。

Pi61

【文字化け問題】
 ・MPoD上で日本語のタイトルやアーティスト名は正しく表示されしたが、、
 ・ただ日本語が文字化けするアルバムが何枚かありました。
 ・文字化けしていても音楽は正常に再生可能です。
 ・昔リッピングした時に取得したCD情報の文字コードの問題でしょうか?
 ・解決策として文字化けするデータをfoobar2000のPlaylistに読み込んでタグ情報を再取得。
 ・これで文字化けが解消しました。

【MPoDの日本語表示】
 ・数字、ABCの順で表示され、さらに大文字、小文字の順に表示される。
 ・日本語は、Aグループの最後にひらがな→カタカナ→漢字の順で表示される。
 ・The Beatles は B のグループに表示される。

【MPoDでアルバムアートを表示】
 ・MPoDでは音楽ファイルにタグ付けされたアルバムアートは表示できないようです。
 ・代わりにMPoDでアルバムアートを表示する方法を探しました。
 ・アルバムアートを付けていなかったファイルにもこの機会に画像を用意しました。

Pi1001 Pi1011 Pi1021 Pi1031_2

 ●参考サイト
 ・NASの音楽ファイルと同じフォルダに画像をファイル名 cover.jpg で保存。
 ・画像ファイルをhttpサーバを使って MPoDに送り出す。
 【操作方法】
  ・Tera TermでVolumio へ SSH 接続
  ・コマンド実行
   ln -s /var/lib/mpd/music/var/www/covers
  ・SSH終了

  ・MPoD → Settings → Fetch local cover art → ON
  ・MPoD → Connection → Advanced → LOCAL COVER ART
  ・URL: http://192.168.1.116/covers ※当家の場合
  ・Cover Filename: cover.jpg

  ・MPoD → Settings → Refresh local cache
  ・MPoD → Settings → Reload missing covers

Pi105 Pi106 Pi107 Pi108 Pi109

 【Various Artists のアルバムアートが表示されない件】
  ・不思議なことにコンピレーションアルバムではアルバムアートが表示できません。
  ・他のアルバムでは表示できるのに、、何故でしょう??
  ・あれこれ弄っているうちに見つけた解決方法です。
  ・表示できない理由と表示できる理由は不明ですが、、私の環境ではこれでOKでした。

   ※Various Artists のアルバムをPlaylistに登録して実際に再生する。
   ※再生しながら Setting → Reload missing covers を実行する。
   ※アルバムリスト表示 → 一度スクロールして画面から外す → 再スクロール → これで表示OK
   ※表示できない場合は  Setting → Reload missing covers を繰り返す。

 ・Setting → Clear cover art cache を実行すると再び表示されなくなります。注意。

■自作ケースに詰め込む------------------------------------------------

 ・100円ショップでケースに使えそうなものをいろいろ買ってきました。
  ・コレクションケース
  ・ブックエンドT型ミニ
  ・クラフトケース・ペンスタンド
  ・ティッシュケース

Pi40 Pi71 Pi91 Pi81

【ブックエンド型Piスタンド】
 ・セリアで買った小型のブックエンド(2本セット)です。
 ・基板固定用の取付穴を開けるだけで加工は超簡単。
 ・実験用の仮設台として良さそうです。でも「ケース」とは呼べないですね。

Pi72 Pi73 Pi74 Pi76 Pi78

【Piケース】
 ・ダイソーで買ったコレクションケース(EL-10 W141×D69×H59mm)です。
 ・RCA端子→直径10mm穴、3.5mm端子→直径6mm穴。
 ・電源と有線LANケーブルを通す穴は四角形に切り抜きました。
 ・Pi本体の HDMI端子、電源用USB端子は使わないので穴あけ不要。
 ・設計図もないまま現物合わせで穴を開けてあっという間に完成。
 ・特に音声出力端子の出っ張り具合は完璧にピッタリでした。偶然ですが、、
 ・このままでは密閉構造になるので放熱対策として底面に10mm間隔で通気口を設置。
 ・穴あけの完成度は最悪、、でもコードを繋ぐと見栄えは上々。

Pi41 Pi42 Pi43 Pi45 Pi46
Pi50 Pi51 Pi53_2 Pi54 Pi55

 ・ペンスタンドやティッシュケースも使えそうなので2号機3号機で加工してみます。

Pi80 Pi82 Pi84 Pi90 Pi92

■使用感など--------------------------------------------------------

 ・AirPlay対応なのでAppleTVがなくてもスマホやタブレットの音楽を飛ばせます。
 ・家内が契約しているAmazomプライムの音楽配信もスピーカーから流れてきました。
 ・最初は情報表示用のディスプレイとリモコン受光部も付けようと思っていましたが、、
 ・考えてみたら、サーバー棚の奥に設置するので表示部やリモコンは不要でした。
 ・オーディオ機器としてラックに飾るなら表示部やリモコンがあるとカッコいいです。
 ・久しぶりに良い家族サービスができました。

Pi63

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