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2016年1月17日 (日)

ROTEL RT-1220

 ・2015年9月、ヤフオクで昭和の香り漂うオールドチューナーを入手しました。
 ・こういう古い機種をつい買ってしまいます。
 ・忙しくて着手できなかったのですが、年末休暇でようやく整備できました。

Rt122008

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ROTEL RT-1220 ¥59,000(1973年頃)
 ・Hifi Engine ROTEL RT-1220  ※輸出機のサービスマニュアルあり

Rt122001 Rt122011

 ・1970年代前期、ということは PLL MPX-IC が登場する以前の機種です。
 ・SONYならST-5130、TRIOならKT-8005辺りが同級生でしょうか。

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観は擦りキズ、打ちキズ多数あってちょっと残念な状態です。
 ・チューニングつまみの外周部にもキズ多数あります。
 ・周波数窓の汚れが酷い。分解清掃でキレイなるか?
 ・背面を見ると固定出力端子、可変出力端子、マルチパスH/V端子が並んでいます。
 ・アンテナ端子が独特の形状です。これはちょっと使いにくい。

Rt122003 Rt122004 Rt122005 Rt122006 Rt122007

 ・さて、FMアンテナを接続して電源オン。
 ・緑色の照明窓、二つのメーター照明が点灯。指針はオレンジ色に点灯。
 ・FM局の受信確認。Tメーター中点とSメーター最大点が大幅にズレている。
 ・Tメーター中点と地元放送局は0.3MHzほどのズレ。
 ・STEREOランプは点灯するのでタマ切れではないが、動作がおかしい。
 ・FM局受信中はSTEREOランプは点灯しない。しかし離調すると時々点灯する。

Rt122011_2 Rt122013 Rt122014 Rt122015 Rt122016

 ・MUTINGは2段階(10uV/30uV)切替式。MUTING自体は動作している。
 ・MPXフィルターON、高域がわずかに減衰することを確認。
 ・可変出力VRにガリ。
 ・AMは問題なさそう。

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・フロントエンド、FM-IF基板、MPX基板、MUTING基板、AM基板が整然と並んでいます。
 ・FM5連バリコンとAM3連バリコンが前後に連結。
 ・FMバリコンのシールドケースは外せない構造でした。
 ・MURATA製セラミックフィルター、レシオ検波。
 ・LA3300 FM Multiplex Stereo Decoder FM復調機能を備えたIC。
 ・PLL化される以前の19kHzと38kHzコイルで同調するタイプです。

Rt122020 Rt122021 Rt122022 Rt122024 Rt122025
Rt122030 Rt122031 Rt122032 Rt122033 Rt122034
Rt122035 Rt122036 Rt122037 Rt122038 Rt122039
Rt122040 Rt122041 Rt122042 Rt122043 Rt122044

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・海外版サービスマニュアルに基づいて一部アレンジ。

Rotel_rt1220sche2

【FM検波調整】
 ・何も受信しない状態 → T101上段コア調整 → Tメーター中点
【FM OSC調整】
 ・76MHz受信 → Lo 調整 → Sメーター最大
 ・90MHz調整 → TCo調整 → Sメーター最大
【FM ANT,RF調整】
 ・76MHz受信 → LA,LR1,LR2,LR3調整 → Sメーター最大
 ・90MHz受信 → TCA,TCR1,TCR2,TCR3調整 → Sメーター最大
 ・上記作業を数回繰り返す
【FM検波歪調整】
 ・WaveSpectraにて観測
 ・83MHz受信 → フロントエンドIF調整 → 高調波歪最小
 ・83MHz受信 → T101下段コア調整 → 高調波歪最小
【FM MPX調整】
 ・83MHz SUB信号 → L301(黒,黄)調整 → Lch出力レベル最大
 ・83MHz L/R信号 → VR301調整 → 左右のセパレーション最大
 ※TPに周波数カウンタを接続すると38kHzが観測できる
【FM AUTO調整】
 ・83MHz STEREO信号 → VR101(IF基板)調整 → ※
 ※40dB以上でSTEREO、40dB以下でMONOに切り替わるように。
【FM Sメーター調整】
 ・83MHz 60dB受信 → VR801調整  → 目盛8位置
【FM MUTING調整】
 ・83MHz 60dB受信 → L801 調整 → MUTING作動範囲を受信周波数に対して左右対称に設定
 ・83MHz 20dB受信 → VR802調整 → MUTINGスイッチ10uV位置で作動するように設定
 ・83MHz 35dB受信 → VR803調整 → MUTINGスイッチ30uV位置で作動するように設定

Rt122050 Rt122051 Rt122052 Rt122053 Rt122055

【AM OSC調整】
 ・600kHz受信 → T202調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信→ CT3 調整 → Sメーター最大
【AM ANT,RF調整】
 ・600kHz受信 → T201,L003(バーアンテナ)調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信→ CT1,CT2 調整 → Sメーター最大
【AM 歪調整】
 ・1000kHz受信 → T203,204調整 → 歪最小

Rotel_rt1220_align

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・他社製チューナーとはちょっと異なる独特のデザインです。
 ・フロントパネルを分解清掃した結果、美しい照明が蘇りました。
 ・パネルやつまみのキズがちょっと残念ですが、遠目では分からないでしょう。
 ・各部再調整によって FM/AMとも不満なく受信できます。
 ・このレトロ感満載の雰囲気を大切にしたいです。

Rt122009

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