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2016年3月 6日 (日)

A&D DA-F9000 修理調整記録

 ・2016年1月、DA-F9000の修理調整作業を承りました。
 ・DA-F9000は私自身も発売当時に購入し、留守録専用機として長く愛用した機種です。
 ・当時はマイナー機種でしたが、性能は最高だと思っていました。
 ・思い入れのある機種ですから何とか復活のお手伝いがしたい。

Daf900009

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録  A&D DA-F9000
 ・Hifi Engine AKAI AT-93 (1988)
 ・DA-F9000 取扱説明書
 ・A&D総合カタログ 1988年11月版

Daf900002 Daf900011

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・天板やサイドウッドに多少の擦り傷。でもフロントパネルはほぼ無傷です。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。周波数表示が明るく点灯。
 ・オート選局で名古屋地区のFM放送局を受信しました。
 ・マニュアル選局でも受信OK。周波数ズレなし。
 ・STEREOランプ点灯。IF BAND切替OK。STEREO/MONO切替OK。アンテナ切替OK。
 ・REC CALトーンOK。
 ・AMは適当なループアンテナを接続して受信確認しました。
 ・名古屋地区のAM局を受信しました。
 ・FM/AMとも正常に動作することを確認しました。

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 ・時々ノイズが発生するそうですが、、
 ・お預かりしてから約2週間、ほぼ毎日動作確認しましたがご指摘のノイズが確認できません?
 ・1週間放置した後、再び動作確認しましたが快調に動作しています。
 ・ご指摘のノイズは私の環境では再現しないようです?

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■内部確認------------------------------------------------------------

【フロントエンド基板】
 ・VC1,VC3,VC4,VC5
 ・L1,L2,L4,L5,L6,L7
 ・T1
【メイン基板】
 ・LA1231N FM IF System
 ・TA7413AP PLL FM STEREO MULTIPLEXER
 ・LA1245 AM Tuner
 ・VR 1:FM SIGNAL INDICATOR LEVEL(NARROW)
 ・VR 2:FM SIGNAL INDICATOR LEVEL
 ・VR 3:TUNED NOISE
 ・VR 4:PHASE OF 19kHz
 ・VR 5:19kHz PILOT CANCEL
 ・VR 6:CHANNEL SEPARATION (WIDE)
 ・VR 7:CHANNEL SEPARATION (WIDE)
 ・VR 8:CHANNEL SEPARATION (NARROW)
 ・VR 9:DC BALANCE
 ・VR10:DC BALANCE
 ・VR11:FM SIGNAL INDICATOR LEVEL upper?
 ・VR12:FM SIGNAL INDICATOR LEVEL lower?
 ・VR13:AM SIGNAL INDICATOR LEVEL
 ・VR14:回路図、部品リストに記載なし
【電源電圧】
 ・+35V → 正常時 +31.6V
 ・+15V → 正常時 +14.8V
 ・+15V → 正常時 +14.5V
 ・-15V → 正常時 -14.5V
 ・ +5V → 正常時 +5.43V

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■調整記録------------------------------------------------------------

【VT電圧】
 ・JW2~GND DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz →  L6調整 → 7.0V±0.1V ※実測7.13V
 ・90MHz → VC5調整 →23.0V±0.2V ※実測24.2V
【OSC BUFFER調整】
 ・TP1~GND オシロスコープセット
 ・76MHz →  L7調整 → 波形最大
 ・90MHz → VC6調整 → 波形最大
【RF調整】
 ・LA1231-13ピン DC電圧計セット
 ・76MHz(無変調,40dB)→ L1,L2,L4,L5調整 → 電圧最大
 ・90MHz(無変調,40dB)→ VC1,VC3,VC4調整 → 電圧最大
 ※L1,L2は調整難しいのでノータッチ
【IFT調整】
 ・LA1231-13ピン DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,40dB)→ T1(フロントエンド内)調整 → 電圧最大
【FM同調点調整】LA1231
 ・R43両端 DC電圧計セット
 ・83MHz(1kHz,70dB)受信 → T2調整 → 0.0V±50mV ※実測225mV
 ・TUNEインジケータ点灯を確認
【検波調整】
 ・R168前足~GND DC電圧計セット
 ・音声出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz(1kHz,100%変調,70dB)受信 → T4調整 → 0.0V±50mV ※186mV
 ・83MHz(1kHz,100%変調,70dB)受信 → T3調整 → 歪み最小(0.08%以内)
【19kHz位相調整】
 ・IF=WIDE、BLEND=OFF
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(1kHz SUB信号 70dB)受信 → VR4調整 → Lchレベル最大
【PILOT CANCEL調整】
 ・IF=WIDE、BLEND=OFF
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(Piloto信号のみ)受信 → VR5調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランス確認
【歪調整 STEREO】
 ・IF=WIDE、BLEND=OFF
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(1kHz,STEREO,70dB)→ T1,VC1調整 → 歪み最小 ※0.05%
 ※歪率が左右で大きく異なる場合は上記VR5調整をやり直す
 ※IF=NARROW で0.8%以下であることを確認 ※0.06%
【SEPARATION調整】WIDE
 ・IF=WIDE、BLEND=OFF
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(R信号,80dB)→ VR6調整 → Lchもれ最小 ※実測68.8dB
 ・83MHz(L信号,80dB)→ VR7調整 → Rchもれ最小 ※実測69.5dB
 ※目標55dB以上
【SEPARATION調整】NARROW
 ・IF=NARROW、BLEND=OFF
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(R,L信号,80dB)→ VR8調整 → 左右chもれ最小 ※実測65.5dB
 ※目標40dB以上
【SIGNALメーター調整】
 ・IF=WIDE、BLEND=OFF
 ・83MHz(STEREO,20dB)→ VR2調整 → LED(1番目)点灯
 ・LED(3番目)が点灯するまでSSGの出力を上げる
 ・SSG MONOモードに切り替える
 ・83MHz(MONO,60dB)→ VR11調整 → LED(5番目)点灯
 ・上記の状態でNARROW切り替え VR1調整 WIDE点灯時と同じ
【NOISE DETECTION LEVEL調整】
 ・TR11 コレクタ(R77後足)~GND DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,60dB)→ VR3調整 → 0.1V±0.05V
【DC BALANCE調整】
 ・左右出力端子にDC電圧計セット
 ・83MHz(STEREO,60dB)→ VR9調整 → Rch 1mV以下
 ・83MHz(STEREO,60dB)→ VR10調整 → Lch 1mV以下
【REC CAL】
 ・83MHz(STEREO,60dB)→ 出力レベル記録
 ・REC CAL オン → VR14調整 → 記録値-6dBにセット
 ※REC CALは国内機だけに搭載された機能。
 ※海外版回路図、パーツリスト、調整手順に記載なし。

●AM部
【OSC調整】
 ・R94後足~GND DC電圧計セット
 ・1602kHz → T7調整 → 20V±0.05V ※実測22.0V
 ・ 531kHz → 確認のみ ※実測1.57V
【RF調整】
 ・ 531kHz → T5調整 → シグナルメーター最大点灯
 ・1602kHz → VC3調整 → シグナルメーター最大点灯
【歪調整】
 ・999kHz → T9調整 → 歪み最小
【SIGNALメーター調整】
 ・VR13調整 → LED点灯 ※お好みで、、

Daf9000

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・各部再調整の結果、とても良い性能を発揮していると思います。
 ・この状態で一旦お返ししますので、依頼者様の環境で再度ご確認願います。
 ・もしも不具合が再発する場合は再修理調整を承りますのでご一報ください。

Daf900008

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