フォト
2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

チューナー関連リンク

« ALPINE/LUXMAN T-117 | トップページ | PIONEER F-500 修理調整記録 »

2016年6月26日 (日)

KENWOOD KT-1010F 修理調整記録1

 ・2016年2月、KT-1010Fの故障品が届きました。
 ・電源を入れても全く動作しないそうです。
 ・さて、直せるか??

Kt1010f11

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-1010F \59,800(1985年発売)

Kt1010f02 Kt1010f04

■修理記録------------------------------------------------------------

 ・電源を入れると 表示部に周波数「1888」と表示されます。
 ・それだけです。どのスイッチを押しても全く反応ありません。
 ・電源部電圧を確認すると、電源は生きているようです。
 ・コントロールIC TC9147BP 42ピンVDD電圧=10mV。これはおかしい。
 ・TC9147BP周辺回路を調べた結果、C243 2200uF/6.3v が短絡していることを発見。
 ・C243はメモリ保持用のコンデンサです。
 ・手持ち品からボディの高さに収まる代替品を探して 1000uF/25vに交換。
 ・電源オン、表示部が正常に点灯してFM/AMとも受信できました。
 ・ネット検索したところ、ひろくん様のサイトでも全く同じ故障事例が紹介されていました。
 ・もしかしたらこの機種共通の弱点かもしれません。

Kt1010f20_2

Kt1010f21 Kt1010f22 Kt1010f23 Kt1010f24 Kt1010f25

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・ようやく動作するようになったので動作チェックしました。
 ・電源コードの印字「1986」。
 ・表示部は明るく点灯し、文字欠けや文字痩せはない。
 ・オートサーチで地元FM局を受信。STEREOランプ点灯。
 ・FM/AMともこれ以上の不具合はなさそうです。

Kt1010f05 Kt1010f06 Kt1010f07 Kt1010f08
Kt1010f01 Kt1010f03 Kt1010f09 Kt1010f10

■調整記録------------------------------------------------------------

【本体設定】
 ・RF SELECTOR=DISTANCE
 ・IF BAND=WIDE
 ・QUIETING CONTROL=NORMAL(右端)
【VT電圧】
 ・TP3~TP4 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz →  L8調整 → 実測 2.9V ※確認のみ
 ・90MHz → TC6調整 → 実測24.9V ※確認のみ
【FM同調点調整】
 ・TP10~TP11 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調 80dB)受信 → T2調整 → 0.0V
【RF調整】
 ・R73右足(Sメーター代用)DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調 40dB)→ L1,L2,L4調整 → 電圧最大
 ・83MHz(無変調 40dB)→ T1 → 電圧最大
 ※L1,L2の調整は難しいのでノータッチ
【PLL検波調整】
 ・TP12~TP13 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調 80dB)受信 → L14調整 → 0.0V
 ・83MHz(1kHz 100% 80dB)受信 → T3調整 → 歪最小
【MPX VCO調整】
 ・TP15に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR8調整 → 19.000kHz
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ L20調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DET】IF=WIDE
 ・83MHz(MONO信号,400Hz,100%変調,80dB)→ VR2調整 → 歪調整
【歪調整2 MONO2】IF=WIDE
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR3調整 → 二次歪調整
【歪調整3 MONO3】IF=WIDE
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR6調整 → 三次歪調整
【歪調整4 L/R2】IF=WIDE
 ・83MHz(L信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR4調整 → 二次歪調整
【歪調整5 STEREO/SUB3】IF=WIDE
 ・83MHz(SUB信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR5調整 → 三次歪調整
【歪調整6 STEREO/Narrow】IF=NARROW
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz90%変調+19kHz10%変調,80dB)→ VR7調整 → 歪調整
【セパレーション調整】
 ・IF=WIDE
 ・83MHz(STEREO信号,80dB)→ VR10調整 → Rch漏れ最小
 ・83MHz(STEREO信号,80dB)→ VR11調整 → Lch漏れ最小
 ・IF=NARROW
 ・83MHz(STEREO信号,80dB)→ VR9調整 → 両ch漏れ最小
【REC CAL】
 ・392Hz ※確認のみ
AM
【VT電圧】
 ・TP3~TP4 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・522kHz → L16調整 → 実測 1.8V ※確認のみ
 ・1629kHz(東海ラジオ) → TC2調整 → 実測 8.3V ※確認のみ
【RF調整】
 ・729kHz(NHK)受信  → L18調整 → 最大
 ・1332kHz(東海ラジオ)受信 → TC3調整 → 最大

Kt1010f30 Kt1010f31 Kt1010f32 Kt1010f40 Kt1010f41
Kt1010f42 Kt1010f43 Kt1010f44 Kt1010f45 Kt1010f

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・QUIETING CONTROL 通常はNORMAL(右端)※ステレオ受信時のブレンド量を調整
 ・QUIETING CONTROL DISTANCE(左端)にするとブレンド量100%,つまりMONO受信となる
 ・RF SELECTOR 通常はDISTANCE ※電波が強すぎる場合はDIRECT
 ・SENS.LEVEL High/Low ※ミューティングレベル切替 
 ・再調整によって良い性能を取り戻したと思います。

Kt1010f46_2

Kt1010f12

« ALPINE/LUXMAN T-117 | トップページ | PIONEER F-500 修理調整記録 »

ピュアオーディオ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ALPINE/LUXMAN T-117 | トップページ | PIONEER F-500 修理調整記録 »