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2016年7月 3日 (日)

PIONEER F-500 修理調整記録

 ・2016年3月、PIONEER F-500の修理調整作業を承りました。
 ・パイオニア製パルスカウント検波を搭載したバリコンチューナーです。
 ・以前、F-700とF-500の比較一覧表を作ったことがありました。
 ・今回は調整記録をキチンと残すことを目的に作業をお引き受けしました。

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■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 Pioneer F-500 ¥49,800(1979年発売)
 ・Hifi Engine PIONEER F-500 (1981)
 ・過去記事 F-700/F-500比較

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■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字は1979。
 ・電源オン。周波数窓の照明点灯。二つのメーター照明点灯。
 ・各ボタンのインジケーターLED点灯。
 ・名古屋地区のFM放送局を受信OK。僅かに周波数ズレ。STEREOランプ点灯。
 ・Tメーターの振れ方がちょっと過敏。
 ・IF BAND WIDE/NARROW切換OK。REC CALトーンOK。
 ・FMで指針を移動すると「バリバリ」と凄い雑音を発する。
 ・雑音に連動してSメーターが異常な振れ方を示す。
 ・AM放送は受信OK。AMもWIDE/NARROW切換できます。

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM5連、AM2連バリコン搭載
 ・PA3007:クアドラチュア検波、メーター駆動
 ・PA5001:OSC & Mixer
 ・PA5002:パルスカウント検波
 ・PA4006:MPX
 ・HA1197:AMシステム

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■修理記録------------------------------------------------------------

 ・指針を移動すると「バリバリ」と凄い雑音が発生します。
 ・移動しないときは静かです。
 ・この症状は、経験的にバリコン軸のサビ付きが原因です。
 ・バリコン回転軸を爪楊枝の先端で丹念に清掃。
 ・最後にコンタクトグリスを塗布して完了。
 ・これでバリバリ雑音は解消しました。

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■調整記録------------------------------------------------------------

 ・サービスマニュアル、回路図など未入手です。
 ・部品番号が分からないので仮番号を付しました。

F500

【FM OSC調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・基板上の12番端子にDC電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・目盛り位置76MHzに指針セット
 ・76MHz 無変調 70dB 受信 → L5調整 → Sメーター最大
 ・目盛り位置90MHzに指針セット
 ・90MHz 無変調 70dB 受信 → TC5調整 → Sメーター最大
【RF調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・基板上の12番端子にDC電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・目盛り位置76MHzに指針セット
 ・76MHz 無変調 40dB 受信 → L1,L2,L3,L4調整 → Sメーター最大
 ・目盛り位置90MHzに指針セット
 ・90MHz 無変調 40dB 受信 → TC1,TC2,TC3,TC4調整 → Sメーター最大
【IF調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・目盛り位置83MHz付近でSメーター最大位置に指針セット
 ・83MHz 100%変調 40dB 受信 → T1,T2,T3調整 → Sメーター最大
 ・Sメーターの目盛りを記録
 ・IF BAND=WIDE
 ・VR1調整 → Sメーターの目盛りをNARROW時と同じ位置に。
【FM同調点調整】※クアドラチュア検波
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz 100%変調 70dB 受信 → T4調整 → Tメーター中点
【パルスカウント検波調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz 100%変調 70dB 受信 → T5調整 → TP電圧最大
 ・TP1 周波数カウンタ接続
 ・83MHz 100%変調 70dB 受信 → T6調整 → 1.26MHz
 ・TP4~TP5 電圧計接続
 ・83MHz 100%変調 70dB 受信 → VR2調整 → 電圧ゼロ
【Sメーター振れ調整】
 ・VR3調整
【ミューティング調整】
 ・VR4調整
【REC CALトーン調整】
 ・VR5 -6dB設定 ※実測332Hz
【VCO整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・TP3 周波数カウンタ接続
 ・無信号 → VR6調整 → 76Hz
【パイロット信号キャンセル調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・オーディオ出力をWavespectraで観測
 ・83MHz ステレオ信号 60dB 受信 → T7,VR7調整 → 19kHz最小
 ・左右バランスに注意
【セパレーション調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz ST 1KHz 80dB 受信 → VR9調整 → Lch漏れ最小
 ・83MHz ST 1KHz 80dB 受信 → VR10調整 → Rch漏れ最小
【セパレーション調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・83MHz ST 1KHz 80dB 受信 → VR8調整 → L/Rch漏れ最小
【AM OSC調整】
 ・729kHz(NHKラジオ)受信 → TA1調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz(東海ラジオ)受信  → TCA2調整 → Sメーター最大
【AM RF調整】
 ・729kHz(NHKラジオ)受信 → バーアンテナ横スライド調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz(東海ラジオ)受信  → TCA1調整 → Sメーター最大
 ・1053kHz(CBCラジオ)受信 → TA2調整 → Sメーター最大
【AM IF調整】
 ・VR11調整 → WIDE/NARROW Sメーター振れを同じ位置に調整

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■試聴----------------------------------------------------------------

 ・再調整によって良い性能を取り戻したと思います。
 ・周波数窓とメーター照明、インジケーターLEDがイイ雰囲気を醸し出しています。

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