フォト
2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

チューナー関連リンク

« Technics ST-S8 修理調整記録 | トップページ | Marantz ST-8mkII »

2017年1月15日 (日)

YAMAHA TX-2000 修理調整記録

 ・2016年11月、YAMAHA TX-2000の調整作業を承りました。
 ・特に故障個所は無かったです。以下、作業記録です。

Tx200009

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 YAMAHA TX-2000 ¥100,000(1988年発売)
 ・Hifi Engine YAMAHA TX-2000 ※海外版サービスマニュアルあり

Tx200002 Tx200011

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・本体に目立つキズありません。サイドウッドもとても綺麗な状態です。
 ・電源オン。オレンジ色の表示点灯。輝度劣化もなく眩しいほど輝いています。
 ・FMアンテナ端子はF型でA/B 2系統。同軸ケーブルを接続して受信確認。
 ・オート選局、マニュアル選局で名古屋地区のFM局を正常に受信できました。
 ・受信周波数にズレはありませんが、受信時の挙動から同調点ズレの気配を感じます。
 ・例えばNHK-FM(82.5MHz)の場合、82.4MHzで一旦停止してから躊躇うように82.5MHzになる。
 ・ファインチューニングにすると82.5MHzに対して82.45MHz辺りでSメータ最大となる。
 ・IF MODE切替をAUTOにするとすべての局で NARROW 受信になる。
 ・メモリ登録して1週間放置しても内容を保持していました。
 ・AMは手持ちの適当なループアンテナを接続して受信確認。
 ・名古屋地区のAM放送局をオート選局で正常に受信しました。
 ・シグナルメーターはどの局も振り切れます。
 ・AM部は問題なさそうです。

Tx200001 Tx200003 Tx200004 Tx200005 Tx200006
Tx200010 Tx200012 Tx200013 Tx200014

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・フロントエンドは5連バリキャップ → WIDE/NARROW 2系統IF段 → レシオ検波
 ・LA1266:FM/AM一体型IF SYSTEM
 ・LA3433:PLL MPX IC
 ・VR 1:IF WIDE STEREO歪調整
 ・VR 2:IF WIDE STEREO歪調整
 ・VR 3:IF NARROW STEREO歪調整
 ・VR 4:IF NARROW STEREO歪調整
 ・VR 5:IF NARROW STEREO歪調整
 ・VR 6:IF NARROW STEREO歪調整
 ・VR 7:IF WIDE STEREO歪調整
 ・VR 8:IF WIDE STEREO歪調整
 ・VR 9:IF MONO歪調整
 ・VR10:S-Meter調整
 ・VR11:NARROWセパレーション調整 L→R
 ・VR12:NARROWセパレーション調整 R→L
 ・VR13:WIDEセパレーション調整 L→R
 ・VR14:WIDEセパレーション調整 R→L
 ・VR15:PILOT CANCEL調整
 ・VR17:IF OFFSET調整
 ・T 7:レシオ検波
 ・T 6:IF WIDE STEREO歪調整
 ・T13:IF WIDE STEREO歪調整
 ・T10:PLL入力位相調整
 ・T12:PLL入力位相調整
 ・T11:PILOT CANCEL調整

Tx200020 Tx200021 Tx200022 Tx200023 Tx200024
Tx200025 Tx200026 Tx200027 Tx200028 Tx200029
Tx200030 Tx200031 Tx200032 Tx200033 Tx200034
Tx200035 Tx200036 Tx200037 Tx200038 Tx200039
Tx200040 Tx200041 Tx200042 Tx200043

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・海外版サービスマニュアルを一部アレンジ。

【本体設定】
 ・電源投入から5分以上経過していること
 ・OSCコイル、IFTの調整には金属製ドライバーは使用しないこと
 ・まずFMセクションを調整し、次にAMセクションを調整すること
 ・MODE:AUTO ST
 ・BLEND:OFF
 ・IF MODE:NARROW
 ・RF ATT:OFF
 ・FINE TUNING ON → すなわちCSL停止状態
 ・オーディオ出力をWaveSpectra接続
【電圧確認】
 ・+30 → +29V±1V → ※実測+28.3V
 ・+12 → +12.5V±0.5V → ※実測+12.5V
 ・-12 → -12.5V±0.5V → ※実測-12.2V
 ・+ 6 → + 6V±0.5V ※実測+5.9V
【VT電圧確認】
 ・L17の足に DC電圧計接続
 ・受信周波数 90MHz → T8調整 → 25.0V
 ・受信周波数 76MHz → 7.1V ※確認のみ
【FMフロントエンド調整】
 ・VR10の足 DC電圧計セット
 ・77.00MHz(SSG) 無変調 60dB受信 → FINE TUNING 電圧最大となる周波数を探す
 ・76.94MHz(TX2000)にて電圧最大
 ・この状態で T1,T2,T3,T4調整 → 電圧最大
 ・89.00MHz(SSG) 無変調 60dB受信 → FINE TUNING 電圧最大となる周波数を探す
 ・88.93MHz(TX2000)にて電圧最大
 ・この状態で VC1,VC2,VC3,VC4調整 → 電圧最大
【レシオ検波調整】
 ・VR10の足 DC電圧計セット
 ・83.00MHz(SSG) 70dB 無変調 →  FINE TUNING 電圧最大となる周波数を探す
 ・82.94MHz(TX2000)にて電圧最大
 ・基板上のFM S端子~GND間にDC電圧計セット
 ・82.94MHz(TX2000)位置で受信した状態 → T7調整 → 電圧ゼロ
 ※以下、信号発生器 83.00MHz送信 → TX2000 82.94MHz受信
【モノラル歪調整】
 ・82.94MHz(TX2000) 70dB 1kHz 100%変調 → VC5,VR9調整 → Mono歪最小
【PLL入力位相調整】
 ・82.94MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO(L-R) → T10,T12調整 → Lch出力最大
【ステレオ歪調整】NARROW
 ・82.94MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO(L-R) → VR3,4,5,6調整 → STEREO歪最小
【ステレオ歪調整】WIDE
 ・IF MODE:WIDE
 ・82.94MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO(L-R) → T5,6,13,VR1,2,7,8調整 → STEREO歪最小
【セパレーション調整】WIDE
 ・IF MODE:WIDE
 ・82.94MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → VR13調整 → L→R漏れ信号最小
 ・82.94MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → VR14調整 → R→L漏れ信号最小
【セパレーション調整】NARROW
 ・IF MODE:NARROW
 ・82.94MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → VR11調整 → L→R漏れ信号最小
 ・82.94MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → VR12調整 → R→L漏れ信号最小
【パイロット信号キャンセル調整】WIDE
 ・82.94MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → VR15,T11調整 → 19kHz成分最小
 ・左右chのバランスに注意
【シグナルメーター調整】WIDE
 ・82.94MHz(TX2000) 80dB 1kHz STEREO → VR10調整 → レベルメーター全点灯
【ブレンドチェック】WIDE
 ・82.94MHz(TX2000) 70dB 1kHz STEREO → 受信中にBLENDスイッチON
 ・セパレーション値が左右とも悪化することを確認
【IF オフセット調整】
 ・FINE TUNING OFF → すなわちCSL受信状態
 ・D4~K3を短絡
 ・82.94MHzの表示が「29.4」という表示に変わる。
 ・VR17調整 → 周波数表示を微調整
 ・「29.4」→「30.0」と表示されるように調整
 ・調整後はD4~K3を開放
 ※D4~K3を短絡すると登録したメモリー内容がリセットされる
AM部
【VT電圧確認】
 ・ 522kHz受信 → L17電圧=3.2V ※確認のみ
 ・1620kHz受信 → L17電圧=23.7V ※確認のみ
【RF、IF調整】
 ・1053kHz受信(名古屋CBCラジオ)→ RK1調整 → Sメーター最大
 ・1053kHz受信(名古屋CBCラジオ)→ T9調整 → Sメーター最大

Tx2000

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・YAMAHAデザインはとにかくカッコいいですね。
 ・再調整によって良い性能を取り戻したと思います。

Tx200007

« Technics ST-S8 修理調整記録 | トップページ | Marantz ST-8mkII »

ピュアオーディオ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Technics ST-S8 修理調整記録 | トップページ | Marantz ST-8mkII »