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2017年2月 5日 (日)

TRIO KT-5500 修理調整記録1

 ・2016年11月末、KT-5500の調整作業をお引受しました。
 ・発売当時に購入したワンオーナー品とのこと。
 ・今後も長く使うためのメンテナンスを、というご依頼でした。
 ・以下、作業記録です。

Kt550007

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 TRIO KT-5500 ¥38,000(1975年発売)
 ・Hifi Engine Kenwood KT-5500 AM/FM Stereo Tuner (1978-79)
 ・KT-5500 取扱説明書 PDF形式

Kt550001 Kt550009

 ・フロントマスクは KT-7700 と同じ。
 ・電源スイッチ、切替スイッチ、チューニングノブも同じ部品です。
 ・ただし本体サイズだけが全幅380mmとコンパクトサイズ。

Kt550003 Kt550004 Kt550005 Kt550006 Kt550011

■内部確認------------------------------------------------------------

Kt550013

 ・FM専用5連バリコン
 ・IC:HA1137 FM-IFシステム用IC(クアドラチュア検波、ミューティング回路内蔵)
 ・IC:HA1196 PLL-MPX用IC
 ・T6:クアドラチュア検波調整 上段:歪調整、下段:検波調整
 ・VR1:Sメーター振れ調整
 ・VR2:Tメーターオフセット調整
 ・VR3:ミューティングレベル調整
 ・VR4:セパレーション調整
 ・VR5:VCO調整
 ・TP1:IF周波数確認(10.7MHz)
 ・TP2:IF周波数確認(GND)
 ・TP3:VCO調整確認
 ・固定出力以外に可変出力端子とマルチパス端子装備。基本性能も良好。

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■調整記録----------------------------------------------------------

【Tメーターオフセット調整】
 ・放送局がない位置でVR2調整 → Tメーター指針を中点へ
 ・TP1 周波数カウンタ接続 → Tメーター中点のときの周波数確認・10.68MHz
【OSC調整】
 ・SSG76MHz To調整 → Sメーター最大
 ・SSG90MHz TCo調整 → Sメーター最大
【RF調整】
 ・SSG76MHz T1,T2,T3,T4調整 → Sメーター最大
 ・SSG90MHz TC1,TC2,TC3,TC4調整 → Sメーター最大
 ・この調整作業を数回繰り返す。
【IFTコア調整】
 ・SSG83MHz T5調整 → Sメーター最大
【レシオ検波調整】
 ・音声出力をWaveSpectraに接続
 ・TP1 周波数カウンタ接続
 ・83MHz受信 → 周波数カウンタ10.68MHz確認 → T6下段コア調整 → Tメーター中点
 ・83MHz受信 → T6コア上段調整 → 高調波歪最小
【Sメーター振れ調整】
 ・SSG83MHz80dB VR1調整 → Sメーター振れ
【ミューティング調整】
 ・SSG83MHz20dB VR3調整 → MUTING作動
【VCO調整】
 ・TP3に周波数カウンタ接続
 ・SSG83MHz無変調 → VR5調整 → 76kHz
 ※上手く測定できないので以下の方法で代用
 ※83MHzSUB信号送信 → VR5調整 → Lchレベル最大位置へ
【セパレーション調整】
 ・音声出力端子をWaveSpectraに接続
 ・83MHz L/R信号 → VR4調整 → 反対ch漏れ最小

Kt5500

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・薄暗い部屋に浮かび上がるオレンジ色の照明はイイ感じです。
 ・定価38,000円の入門機ですが安っぽさは無く、むしろ高級感が漂います。
 ・別売ウッドケースがあればさらに高級感が増幅しますね。
 ・固定出力と可変出力、マルチパス出力もあるなど基本性能も良好。
 ・今後も長くお使いください。

Kt550008

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