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2017年6月の記事

2017年6月25日 (日)

KENWOOD KT-1100D 修理調整記録4

 ・2017年5月、KT-1100Dの修理調整を承りました。
 ・KENWOODサービスで修理不可となったそうです。
 ・「部品入手不可により性能維持が困難なため返却します。」
 ・さて、どこが故障しているのでしょう?

Kt1100d08

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-1100D ¥74,800(1987年頃)
 ・KENWOOD チューナーカタログ 1986年11月版
  ※KT-1100Dの他に D-3300T、KT-1010F、KT-880Fが載っています。

Kt1100d02 Kt1100d11

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネル、ボディとも状態はとても良いです。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・表示管がキレイに点灯。文字欠け、文字痩せなし。
 ・オート/マニュアル選局で名古屋地区のFM局を受信。周波数ズレなし。
 ・Tメーター、Sメーターのセグメント点灯。STEREOランプ点灯。
 ・WIDE/NARROW切替OK。REC CAL OK。メモリボタン動作OK。
 ・各種ボタン操作に軽快に反応する。切替動作正常。
 ・付属AMループアンテナでAM放送の受信確認。
 ・AM放送はオート選局で正常に受信。IFバンド切換で音質変化OK。
 ・電源プラグを抜いて5日後でもメモリ保持していました。
 ・故障しているとは思えない状態です。

Kt1100d04 Kt1100d05 Kt1100d06 Kt1100d07 Kt1100d09
Kt1100d01 Kt1100d10 Kt1100d12 Kt1100d13 Kt1100d14

■内部確認------------------------------------------------------------

Kt1100d20 Kt1100d21 Kt1100d22 Kt1100d23 Kt1100d24
Kt1100d25 Kt1100d26 Kt1100d27 Kt1100d28 Kt1100d29
Kt1100d30 Kt1100d31 Kt1100d32 Kt1100d33 Kt1100d34
Kt1100d35 Kt1100d36 Kt1100d37 Kt1100d38 Kt1100d39

■修理記録------------------------------------------------------------

 ・FMアンテナ端子がちょっと変形しています。
 ・Fプラグが入りにくいのでジャンク品から部品取りしてあった端子に交換。

Kt1100d50 Kt1100d51 Kt1100d52 Kt1100d53 Kt1100d54

■調整記録------------------------------------------------------------

Kt1100d

【本体設定】
 ・RF SELECTOR:NORMAL
 ・IF BAND:WIDE
【VT電圧】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L14調整 → 3.0V±0.1V ※実測 3.1V
 ・90MHz → TC1調整 →25.0V±0.1V ※実測24.6V
【検波調整】
 ・TP10~TP11 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L9調整 → 0.0V±10mV ※実測+63mV
 ・TP12~TP13 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L12調整 → 0.0V±10mV ※実測+334mV
【RF調整】
 ・R67左側 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・83MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ L1,L4,L7,L18調整 → 電圧最大
【IFT調整】
 ・R64右側端子 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ L10調整 → 電圧最大
【AUTO STOP=MUTING調整】
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ VR1調整
【TUNING METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 本体左側小基板VR2調整 → ※
  ※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【SIGNAL METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(1kHz,100%変調,80dB) → 本体左側小基板VR3調整 → ※
  ※バーグラフの点灯レベル調整
【MPX VCO調整】
 ・TP14に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR4調整 → 19.00kHz±50Hz
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ L25調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DET】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR3:DET調整 → 二次歪最小
【歪調整2 MONO2】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR4:MONO2調整 → 二次歪最小
【歪調整3 MONO3】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR6:MONO3調整 → 三次歪最小
【歪調整4 STEREO】
 ・83MHz(L/R信号,1kHz,80dB)→ VR5調整 → 二次歪最小
【歪調整5 STEREO】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ VR7調整 → 三次歪最小
【歪調整6 NARROW】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz.80dB)→ VR2調整 → 二次歪最小
【SEPARATION調整 WIDE】
 ・IF BAND:WIDE
 ・83MHz(R信号,1kHz,80dB)→ VR2調整 → L信号もれ最小
 ・83MHz(L信号,1kHz,80dB)→ VR3調整 → R信号もれ最小
【SEPARATION調整 NARROW】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHz(1kHz,80dB)→ VR1調整 → 信号もれ最小
【DEVIATION調整】
 ・83MHz(mono信号,1kHz,100%変調)→ 本体左側小基板VR4調整 → 100%位置
【AM簡易調整】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・531kHz → L20調整 → 実測 2.8V 確認のみ
 ・1629kHz→ TC2調整 → 実測 8.1V 確認のみ
 ・ 729kHz NHK第一放送受信 → L21調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz 東海ラジオ受信  → TC3調整 → Sメーター最大
 ・1053kHz CBCラジオ受信  → L22調整 → Sメーター最大

■調整作業で気になった点-------------------------------------------

【検波調整】
 ・TP10~TP11 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L9調整 → 0.0V±10mV ※実測+63mV
 ・TP12~TP13 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L12調整 → 0.0V±10mV ※実測+334mV

 ・L9調整はピタリと決まります。
 ・一方で L12(PLL検波)調整がピタリと決まらないです。
 ・KENWOODサービスの指摘事項はL12のことでしょうか。

Kt1100d27_2 Kt1100d55 Kt1100d56

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・調整直後の状態なら全く違和感なく使えます。
 ・L9が正常なので周波数表示でのズレは発生しません。
 ・L12のズレが酷くなると音質劣化として耳で分かるようになると思います。
 ・ジャンク機から部品取りするか、L12裏面にコンデンサを追加するか。
 ・バリコンチューナーに比べればまだ新しい機種のような気がしますが、
 ・でも製造から30年も経つのですね。
 ・部品取り候補機:KT-1100D、KT-2020、KT-990V

Kt1100d03

2017年6月18日 (日)

KENWOOD KT-929

 ・2017年5月、KT-929の修理調整作業を承りました。
 ・外観はミニコンサイズですが中身はかなりの実力機です。
 ・以下、作業記録を残します。

Kt92906

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・KT-929に関する製品情報はネット検索で見つかりません。
 ・1985年発行のオーディオ雑誌にあった記事を引用します。

Kt929_1985brou

Kt92901 Kt92908

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字 → 1985
 ・フロントパネル上面にちょっとキズがあります。
 ・ボディ天板に上に載せていた機器の足跡が凹みとして残っています。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・表示が曇った感じ。内側の汚れが目立つ。文字欠け、文字痩せなし。
 ・オート選局で名古屋地区のFM局を受信。
 ・Sメーターのセグメント点灯。STEREOランプ点灯。
 ・WIDE/NARROW切替なし。常時NARROW。プリセットメモリ6局。
 ・手持ちの適当なAMループアンテナでAM放送の受信確認。
 ・AMのIF BANDはNARROW~WIDEスライドボリュームで可変。
 ・AM放送はオート選局で正常に受信。

Kt92903 Kt92904 Kt92905 Kt92910 Kt92911

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・内部記録写真
 ・FMフロントエンド 5連バリキャップ
 ・セラミックフィルタ4段 常時NARROW受信
 ・DLRC Direct Linear Reception Circuitフロントエンド
 ・DCC Distortion Correcting Circuit 歪補正回路
 ・DLLD Direct Linear Loop Detector PLL検波回路
 ・DPD Direct Pure Decoder MPX調整回路

Kt92920 Kt92921 Kt92922 Kt92923 Kt92924
Kt92925 Kt92926 Kt92927 Kt92928 Kt92929
Kt92930 Kt92931 Kt92932 Kt92933 Kt92934
Kt92935 Kt92936 Kt92937 Kt92938 Kt92920_2

■調整記録------------------------------------------------------------

Kt929

【VT電圧】
 ・TP2 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L7 調整 → 8V ※実測 7.9V
 ・90MHz → TC5調整 →25V ※実測25.3V
【RF調整】
 ・R101後足側 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・76MHz → L1,L2,L3,L6 調整 → 電圧最大
 ・90MHz → TC1,TC2,TC3,TC4調整 → 電圧最大
 ・上記作業を数回繰り返す
 ・83MHz → L5調整 → 電圧最大
【検波調整】
 ・TP3~TP4 DC電圧計セット
 ・83MHz → L9調整 → 0.0V±10mV ※実測+0.45V
 ・83MHz → L8調整 → Wavespectraで二次歪最小
【SIGNAL METER調整】
 ・83MHz 80dB → VR1調整 → LEDフル点灯
【MPX VCO調整】
 ・TP6 周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調) → VR8調整 → 76kHz
【PILOT CANCEL調整】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,80dB)→ VR7調整 → 19kHz漏れ最小
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,80dB)→ L13調整 → 19kHz漏れ最小
 ※19kHz左右のレベル注意
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ L14調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DET】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR2:DET調整 → 二次歪最小
【歪調整2 MONO2】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR3:MONO2調整 → 二次歪最小
【歪調整3 MONO3】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR5:MONO3調整 → 三次歪最小
【歪調整4 STEREO】
 ・83MHz(L/R信号,1kHz,80dB)→ VR4調整 → 二次歪最小
【歪調整5 STEREO】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ VR6調整 → 三次歪最小
【SEPARATION調整】
 ・83MHz(R信号,1kHz,80dB)→ VR 9調整 → 漏れ信号最小
 ・83MHz(L信号,1kHz,80dB)→ VR10調整 → 漏れ信号最小
【AM調整】
 ・TP2 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・ 522kHz → L18調整 → 実測 2.5V 確認のみ
 ・1629kH z→ TC7調整 → 実測20.3V 確認のみ
 ・LA1245-16pin DC電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・ 729kHz NHK第一放送受信 → L17調整 → 電圧最大
 ・1332kHz 東海ラジオ受信  → TC6調整 → 電圧最大
 ・1053kHz CBCラジオ受信  → L19調整 → 電圧最大

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・調整方法はKT-1100DやKT-2020とほぼ同じですね。
 ・同調点やトラッキング調整のズレがありましたが故障箇所は無かったです。
 ・セパレーション値が左右とも60dBオーバーで良好です。
 ・再調整によって良い性能を取り戻したと思います。

Kt92907

2017年6月11日 (日)

TRIO KT-9X

 ・2017年5月、KT-9X の修理調整を承りました。
 ・TRIO/KENWOOD製シンセ機の中で唯一パルスカウント検波を搭載した機種です。
 ・以下、修理作業の記録です。

Trio_kt9x07

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 TRIO KT-9X ¥64,800(1982年発売)
 ・Hifi engine Kenwood KT-9X (1981-83)

Trio_kt9x02 Trio_kt9x11

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字 → 1981
 ・外観に目立つキズはなく状態は良さそう。
 ・電源オン、周波数表示点灯。文字欠けや文字痩せはなさそう。
 ・RF(Normal/Direct)切換、IF BAND(Wide/Narrow)切換、MODE切換を示す赤色LED点灯。
 ・オート/マニュアルチューニングで名古屋地区のFM局を受信。
 ・5連LEDのSメーター点灯。周波数ズレなし。
 ・ただSTEREOランプが点灯しない。実際のステレオ感も無い。
 ・メモリ登録OK。プリセットメモリボタン8個の反応が鈍い。
 ・手持ちのAMループアンテナを接続して名古屋地区のAM局を受信。
 ・オート選局で受信OK。AMは問題なし。

Trio_kt9x03 Trio_kt9x04 Trio_kt9x06 Trio_kt9x12 Trio_kt9x13

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FMフロントエンド:5連バリキャップ
 ・TR7020:ダウンコンバート、クアドラチュア検波
 ・TR4011:パルスカウント検波
 ・HA11223W:PLL-MPX
 ・LA1245:AM TUNER
 ・コイン型リチウム電池
 ・VCOと書かれたVR3を少し回したところ STEREOランプ点灯。
 ・原因は調整ズレだったようです。

Trio_kt9x20 Trio_kt9x21 Trio_kt9x22 Trio_kt9x23 Trio_kt9x24
Trio_kt9x25 Trio_kt9x26 Trio_kt9x29 Trio_kt9x30 Trio_kt9x31
Trio_kt9x33 Trio_kt9x35 Trio_kt9x36 Trio_kt9x37 Trio_kt9x38
Trio_kt9x39 Trio_kt9x41 Trio_kt9x42 Trio_kt9x44 Trio_kt9x45

 ・サービスマニュアルの記述より
 ・セラミックフィルタCF1,4、CF2,3のカラーマーク → オレンジ色 → 10.725MHz
 ・ちなみに 赤色 → 10.700MHz、 白色 → 10.750MHz 
 ・本機はオレンジ色なので → 10.725×9/49=1.968989795・・・MHz

Trio_kt9x26_2 Trio_kt9x27 Trio_kt9x28 Trio_kt9x29_2 Trio_kt9x30_2

■修理記録-----------------------------------------------------------

 ・メモリ選択ボタンの反応が鈍い、特に右端のボタンは反応しない。
 ・フロントパネルを外してタクトスイッチを指で直接押すと正常に反応する。
 ・タクトスイッチの頭にボタン背面の突起が届いていないようです。
 ・フロント基板とメイン基板の隙間にスポンジが挟んでありました。
 ・でも経年劣化でスポンジが凹んでしまっています。
 ・プラ板を3mm厚に切って挟み、接着剤で固定しておきました。
 ・これで良さそうです。

Trio_kt9x60 Trio_kt9x61 Trio_kt9x62 Trio_kt9x63 Trio_kt9x64
Trio_kt9x65 Trio_kt9x66 Trio_kt9x68 Trio_kt9x69 Trio_kt9x70

■調整記録------------------------------------------------------------

Kt9x Trio_kt9x_sche

【VT電圧】
 ・TP4 電圧系セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L8 調整 → 6.5V ※実測 6.3V
 ・90MHz → CT5調整 →  25V ※実測25.3V
【RF調整】
 ・D20カソード側 DC電圧計セット=TR7020-2pin(Sメーター電圧)
 ・76MHz → L1,L3,L4,L7 調整 → 電圧最大
 ・90MHz → CT1,CT2,CT3,CT4調整 → 電圧最大
 ・上記作業を数回繰り返す
 ・83MHz → L6調整 → 電圧最大
【FM同調点調整】
 ・R66両端 DC電圧計セット
 ・83MHz受信 → L9調整 → 0V±10mV
【第2IF調整】
 ・TR4011-1pin 周波数カウンタ接続
 ・83MHz受信 → L11調整 → 1.9698MHz
【WIDE GAIN調整】
 ・D20カソード側 DC電圧計セット=TR7020-2pin(Sメーター電圧)
 ・Narrow受信 → Sメーター電圧記録
 ・Wide受信 → VR1調整 → Narrow受信時と同レベルに
【VCO調整】
 ・R94左足 周波数カウンタ接続
 ・83MHz無変調 → VR3調整 → 76kHz
【Pilotキャンセル】
 ・83MHz受信 → VR2調整 → 19kHz漏れ最小へ
【ステレオ歪調整】
 ・83MHz → フロントエンドL6調整 → 高調波歪最小へ
【セパレーション調整】
 ・Wide受信時 VR5 → Lch、VR6 → Rch
 ・Narrow受信 VR4
【AM調整】
 ・VT電圧 TP4電圧計セット → 1602kHz → L17調整 → 21V
 ・VT電圧 TP4電圧計セット →  531kHz → 2.8V ※確認のみ
 ・LA1245-16pin DC電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・ 729kHz NHK第一放送受信 → L15調整 → 電圧最大
 ・1332kHz 東海ラジオ受信  → CT6調整 → 電圧最大
 ・1053kHz CBCラジオ受信  → L16調整 → 電圧最大

Trio_kt9x50 Trio_kt9x51 Trio_kt9x52 Trio_kt9x53

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・VCO再調整によってSTEREOランプ点灯、STEREO音声が出てきました。
 ・その他各部再調整によって良い性能を取り戻したと思います。

Trio_kt9x08

2017年6月 4日 (日)

SONY ST-5150 修理調整記録3

 ・2017年4月、ST-5150の調整作業をお引き受けしました。
 ・発売当時に購入したワンオーナー品とのこと。
 ・以下、作業記録です。

Sony_st515004

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-5150¥39,800(1973年発売)
 ・Hifi Engine SONY ST-5150
 ・カタログ(1973年6月版) TA-1150/ST-5150
 ・ST-5150回路図

Sony_st515002_2 Sony_st515007

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源オン。周波数窓の緑色照明点灯、右側の緑色塗料が少しハゲ。
 ・75Ωアンテナケーブルを接続してFM放送を受信確認。
 ・FMは若干の周波数ズレとTメーターズレ(同調点ズレ)を確認。
 ・Tメーターがやや左に振れた位置でMUTING解除される。
 ・-0.2MHz程度の周波数ズレ。二つのメーター動作はOK。MUTING動作OK。
 ・STEREOランプ点灯。実際にステレオ感あり。
 ・AMは背面バーアンテナで受信OK。
 ・FM/AMとも基本動作に問題なさそうです。

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネル裏側に「471211」の印字 → 昭和47年12月11日(1972年)

Sony_st515020 Sony_st515021 Sony_st515022 Sony_st515023 Sony_st515024
Sony_st515025 Sony_st515026 Sony_st515027 Sony_st515028 Sony_st515029
Sony_st515040 Sony_st515041 Sony_st515042 Sony_st515005

■調整記録------------------------------------------------------------

【レシオ検波調整】
 ・何も受信しない状態 T201上段コア調整 → Tメーター中点
【FM OSC調整】
 ・90MHz CT204調整 → Sメーター最大
 ・76MHz L104調整 → Sメーター最大
【FM受信調整】
 ・90MHz受信 CT201,CT202,CT203調整 → Sメーター最大
 ・76MHz受信 L101,L102,L103調整 → Sメーター最大
 ・83MHz受信 IFT調整 → Sメーター最大
 ・RT202 FM Sメーター振れ調整
【MUTINGレベル調整】
 ・T202調整 → D204電圧最大
 ・RT201調整 → ミューティング動作レベル調整
【検波歪み調整】
 ・T201下段コア調整 → 高調波歪み最少
【セパレーション調整】
 ・SUB信号送信 → T401調整 → Lch出力最大へ
 ・RT401 セパレーション調整
【AM調整】
 ・CT101,CT102
 ・T301,バーアンテナ内コイル
 ・RT301 AM Sメーター振れ調整

St5150

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・故障箇所は無かったです。
 ・各部再調整を行ないました。
 ・ガラス窓を分解して清掃したので照明の美しさが蘇りました。

Sony_st515003

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