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2017年7月 2日 (日)

ONKYO Integta T-445XG

 ・2017年5月、T-445XGの故障品が届きました。
 ・以下、修理記録です。

T445xg09

■製品情報-----------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-445XG ¥39,800(1989年頃)

T445xg02 T445xg04

■動作確認-----------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字 1989.
 ・ボディ右側後部に凹みキズ。フロントパネルはまずまずの状態。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・アナログ機のようにフロントパネル全体に照明点灯。
 ・RF切換(Boost ON/OFF)、IFバンド切換(Wide/Narrow)、Hi-Blend切換OK。
 ・各種機能の設定状況がインジケーターによって確認できる。
 ・オート、マニュアル選局とも正常に名古屋地区のFM局を受信。
 ・シグナルメーター点灯、STEREOランプ点灯。
 ・受信動作は正常に機能しているようですが、ただ出てくる音が酷い。
 ・左右chとも放送音とともに酷い雑音が混ざっている。
 ・手持ちの適当なAMループアンテナを接続して名古屋地区のAM放送を確認。
 ・AMも受信動作は正常みたいですがFMと同様に酷い雑音が入る。
 ・FM/AMともに同じ雑音です。
 ・これは電源系統の故障か? それともオーディオ最終段の故障か?

T445xg05 T445xg06 T445xg07 T445xg11 T445xg12

■内部確認-----------------------------------------------------------

 ・随分以前にT-445XXを弄ったことがあります。
 ・残っている写真と比較したところ、XXとXGはほとんど同じ回路構成のようです。
 ・FM4連バリキャップ
 ・HA11225:同調点検出、Sメーター
 ・uPC1161C :MPX
 ・LA1245:AM

T445xg20 T445xg21 T445xg22 T445xg23 T445xg24
T445xg25 T445xg26 T445xg27 T445xg28 T445xg29
T445xg30 T445xg31 T445xg32 T445xg33 T445xg34

■修理記録-----------------------------------------------------------

 ・音声出力端子から溯ってノイズ発生源を調査。
 ・部品足にICクリップを引っ掛けて直接音を聞きながらノイズ源を探す。
 ・検波回路やMPX回路からは正常な音声が聞こえました。
 ・Q207,Q208(4558D)-1ピンの出力正常
 ・L203,L204(NMC4059)を出たところのC213,C214(22uF/16v)では雑音混入。
 ・左右同じ雑音なので、両chに影響を与えそうなトランジスタを探す。

T445xg50 T445xg51 T445xg52 T445xg53 T445xg54

 ・本機は底板が外せない構造です。
 ・ネット検索でも回路図が見つからないので基板を外すため分解しました。
 ・基板裏面で配線を確認しながら考える。
 ・Q212:101P → 2SA1015 交換 → 改善せず
 ・Q216:2SK246 → 2SK246 交換 → 改善せず
 ・Q213,Q214:2SD655  → 2SC1815 交換 → 改善せず
 ・C213,C214:22uF/16V →22uF/50V 交換 → 改善せず
 ・残る可能性はLPFの故障か?
 ・L203,L204:NMC4059 → 取り外して回路を直結 → 雑音が消えた!
 ・左右チャンネルともLPFの故障でした。
 ・LPFをパスしたので、WaveSpectraでみると19kHzや38kHzに大きなピークが見えます。
 ・とりあえず聞こえる状態になったので以下の調整作業に進む。
 ・メモリ保持ができないキャパシタを交換。

T445xg40 T445xg56 T445xg59 T445xg71 T445xg72

■調整記録-----------------------------------------------------------

【VT電圧】
 ・TP6~GND DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76.1MHz → L051調整  → 3.8V ※確認のみ
 ・89.9MHz → TC051調整 →24.0V ※確認のみ
【検波調整】
 ・TP1~TP2 DC電圧計セット
 ・83MHz受信 → L123調整 → 0.0V±10mV ※実測+178mV
 ・TP8~GND DC電圧計セット
 ・83MHz受信 → L125調整 → 0.0V±10mV ※実測+228mV
 ・83MHz受信 → L124調整 → WaveSpectraで歪最小
【RF調整】
 ・TP8~GND DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・83MHz → L001,L002,L003,L004調整 → 電圧最大
【AUTO STOP=MUTING調整】
 ・83MHz受信 → VR121調整
【MPX VCO調整】
 ・TP4 周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR4調整 → 19kHz
【歪調整】※
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ R317調整 → 歪最小
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,80dB)→ R330調整 → 歪最小
 ・R325 調整方法不明
【SEPARATION調整 WIDE】
 ・IF BAND:WIDE
 ・83MHz(L信号,1kHz,80dB)→ R231調整 → R信号もれ最小
 ・83MHz(R信号,1kHz,80dB)→ R232調整 → L信号もれ最小
【AM簡易調整】
 ・TP6~GND DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・ 522kHz → AM OSCコイル調整 → 実測1.3V 確認のみ
 ・1611kHz → AM OSCトリマ調整 → 実測7.4V 確認のみ
 ・1053kHz CBCラジオ受信 → RFコイル調整 → Sメーター最大

 ※R317,R325,R330はたぶん歪調整と思います。
 ※WaveSpectraで効果が確認できます。
 ※ただ R325の用途がよく分かりません?

T445xg

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・ノイズ源となっていたLPFを外したので16kHz以上の音域がダダ漏れ状態です。
 ・スピーカーに悪影響がありそうなので長時間の使用は避けた方が良さそう。

T445xg10

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