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2017年8月の記事

2017年8月27日 (日)

SONY ST-4950

 ・2017年6月、ヤフオクでST-4950のジャンク品を入手しました。
 ・通電未確認でしたが、商品写真をよく見ると周波数の目盛りは崩れていない模様。
 ・実は、周波数の数字や目盛りが綺麗に残っているガラス板が欲しかった。
 ・夏休み、まずは使える状態にまで整備してみました。

St495010

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-4950 ¥69,800(1976年頃)
 ・Hifi Engine SONY ST-4950 AM/FM Stereo Tuner (1975-77)

St495001 St495013

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字 → 1973
 ・経年の汚れはあるものの、ボディに目立つキズはない。
 ・電源を接続してスイッチオン、、緑色の周波数窓が浮かび上がる。
 ・心配していた周波数目盛りや数字にダメージ無し、これはラッキー!
 ・75Ω端子にFMアンテナを接続して名古屋地区のFM局を受信OK。
 ・+0.2MHz程度の周波数ズレ。
 ・Tメーター中点とSメーター最大が一致しない。
 ・STEREOランプの点灯が不安定。点灯したり点灯しなかったり。
 ・MUTING動作OK。
 ・AM放送は背面バーアンテナで名古屋地区のAM局を受信しました。
 ・問題点はFMの周波数ズレとステレオ分離周辺。

St495003 St495004 St495005 St495007 St495009
St495014 St495015 St495016 St495017 St495018

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM4連、AM2連バリコン → レシオ検波 → HA1156
 ・IFバンド Narrow/Wide切り替えなし
 ・RT201:Muting調整
 ・RT202:Sメーター振れ調整
 ・RT203:Mutingバランス調整
 ・RT301:VCO調整
 ・RT302:出力レベル調整Lch
 ・RT303:出力レベル調整Rch
 ・RT501:セパレーション調整

St495020 St495021 St495022 St495023 St495024
St495027 St495028 St495029 St495030 St495031
St495032 St495033 St495034 St495035 St495036
St495037 St495038 St495041 St495042 St495044

 ・周波数窓の照明方法や基板構成は先代の ST-5130,5140,5150とよく似ている。
 ・先代のMPX部をIC化(HA1156)でグレードアップした構成です。
 ・さらに、先代では視認しずらかったダイヤル指針は赤く光るタイプに変更。
 ・フロントパネル裏側の印字「49.10.49」 昭和49年(1974年)10月49日?
 ・数多く分解した経験の中で日付として読めない初ケースでした。

St495050 St495054 St495055 St495060 St495059

■調整記録------------------------------------------------------------

 ※参考資料:ST-5950サービスマニュアル

St4950

 【レシオ検波調整】
 ・アンテナ入力なし → IFT201左コア調整 → Tメーター中点
 【FM OSC調整】
 ・ダイヤル指針を周波数目盛り83位置にセット
 ・83MHz受信 → CT104調整 → Sメーター最大
 ※特殊なOSC回路を備えていますが調整できないので簡易法で対応
 【FMトラッキング調整】
 ・76MHz受信 → L101,L102,L103調整 → Sメーター最大
 ・90MHz受信 → CT101,CT102,CT103調整 → Sメーター最大
 ・83MHz受信 → IFT101調整 → Sメーター最大
 【検波歪調整】
 ・音声出力をWaveSpectraで観測
 ・83MHz受信 → IFT201右コア調整 → 高調波歪最小
 【ミューティング調整】
 ・83MHz受信 → RT201調整 → ミューティング作動レベル調整
 ・83MHz受信 → RT203調整 → ミューティングバランス調整※
 ※バランス調整
  ミューティングが作動するポイントをTメーター左右対称になるように調整
 【Sメーター振れ調整】
 ・83MHz受信 → RT202調整 → Sメーター最大振れ調整
 【VCO調整】
 ・IC301 HA1156 10ピンに周波数カウンタ接続
 ・アンテナ入力なし → RT301調整 → 19kHz
 【セパレーション調整】
 ・83MHz受信 → RT501調整 → 左右chの漏れ信号最小
 【オーディオレベル調整】
 ・RT302、RT303 左右信号レベルを揃える。
【AM調整】
 ・ダイヤル指針を600kHz位置にセット
 ・600kHz受信 → L402調整 → Sメーター最大
 ・600kHz受信 → バーアンテナ内L401調整 → Sメーター最大
 ・ダイヤル指針を1400kHz位置にセット
 ・1400kHz受信 → CT402調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信 → CT401調整 → Sメーター最大

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・緑色に浮かび上がる周波数窓とふたつのメーターがイイ感じです。
 ・赤く光るタイプに変更されたダイヤル指針が好印象。
 ・納得できる一台に仕上がりました、、でも解体予定。

St495011

2017年8月20日 (日)

SONY ST-5000F 4号機

 ・2016年11月、音が出ないST-5000Fが届きました。
 ・何といっても往年の名機、これは何とか復活させたい。
 ・入手から半年以上もかかりましたが夏休みを使ってようやく作業完了しました。

St5000f08

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 SONY ST-5000F \98,000(1969年)
 ・オーディオの足跡 SONY ST-5000F \98,000(1971年頃)
 ・Hifi Engine Sony ST-5000F FM Stereo Tuner (1969-77)
 ・SONY ST-5000F 回路図 (国内機)
 ・SONY ST-5000F 掲載カタログ 1974年5月版

St5000f01 St5000f10

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字は「1974」。モデル最末期の製品か。
 ・フロントパネル、ボディとも全体に経年の汚れが目立つ個体です。
 ・周波数窓の内側には大量のホコリが積もっています。
 ・背面パネルを見るとアンテナ端子にM型端子がある!
 ・元々使い難い端子だったので末期の製品には仕様変更があったのか??
 ・F型-M型変換プラグを介してアンテナ接続。電源オン。
 ・周波数窓のガラス内側が汚れているので照明が点灯したかどうかわからない?
 ・窓両端の隙間を覗くと電球が点灯していることを確認。
 ・名古屋地区のFM局周波数に合わせるとTメーターとSメーターが反応します。
 ・STEREOランプも点灯しますが、固定/可変端子とも音が出ない。無音です。
 ・MODE切替(STEREO-MONO)、MUTING切替、HiBlend切替を操作しても反応なし。
 ・これはMUTINGが解除されない状態でしょうか?

St5000f03 St5000f05 St5000f06 St5000f12 St5000f13

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・M型アンテナ端子が気になったので内部を確認しました。
 ・元々GND端子があった穴を拡幅してM型端子を取り付ける改造が行われたようです。
 ・製造段階での設計変更があったのかと思いましたが全然違いました。
 ・アンテナ端子以外に手が加えられた痕跡は無さそう。
 ・フロントパネルを分解したところ、パネル裏側に「49.9.3」の印字がありました。
 ・「昭和49年9月3日」と読めば電源コードの「1974」と一致します。
 ・ST-5000Fとしてはやはり最末期の製品のようです。
 ・TP MPX OUT からは受信したFM放送が聞こえました。
 ・やはりMUTING回路の故障が原因。

St5000f49 St5000f50 St5000f51 St5000f80 St5000f82
St5000f20 St5000f21 St5000f27 St5000f30 St5000f32
St5000f34 St5000f35 St5000f41 St5000f44 St5000f46

■修理記録:MUTING回路トランジスタ交換---------------------------------

 ・MPX基板にあるMUTING用リレーの駆動電圧測定すると電圧が出ていない。
 ・MUTING基板にある調整用VRを回しても反応なし。
 ・回路図に記載のある電圧規定値を順番に確認。
 ・MUTING回路最終段の Q408(2SC945)がおかしい?
 ・回路図では2SC633ですが基板には2SC945が実装されていました。
 ・これを2SC1815に交換したところ、MUTINGが解除されて音が出てきました。
 ・ただし、左右chでレベル差が大きい。Lchの音が小さい。
 ・Rchには「ボソッ、ボソッ」という不定期ノイズが発生する。
 ・次なる不具合がありそうです。

■修理記録:MPX回路トランジスタ、電解コンデンサ交換--------------------

 ・Lchの音が小さい。
 ・Rchには「ボソッ、ボソッ」という不定期ノイズが発生する。
 ・検波回路までは問題なさそうなので、MPX回路の不具合が原因です。
 ・MPX回路のトランジスタ一つ一つ調査。
 ・Q504(2SC1364)→2SC1815交換
 ・これで気になったレベル差は解消。
 ・さらに左右のバランスを保つためQ504~Q511まで8個すべて2SC1815に交換。
 ・ついでにMPX基板の電解コンデンサをすべて交換。
 ・Rchのボソボソノイズも解消。

St5000f70 St5000f72 St5000f73 St5000f74 St5000f76

■修理記録:電源回路電解コンデンサ交換--------------------------------

 ・電源回路の大型電解コンデンサー2個交換。
 ・C601(2000uF/50v)、C604(2000uF/35v) → 3300uF/50v

St5000f90 St5000f91 St5000f92 St5000f93 St5000f94

■調整記録------------------------------------------------------------

【電源電圧調整】
 ・TP24V,TP12V DC電圧計セット
 ・電源基板 VR001調整 → 24V,12Vそれぞれ確認
【OSC調整】※フロントエンド
 ・76.0MHz受信 → L105調整 → Sメーター最大
 ・90.0MHz受信 → CT105調整 → Sメーター最大
【RF調整】※フロントエンド
 ・76.0MHz受信 → L101,L102,L103,L104調整 → Sメーター最大
 ・90.0MHz受信 → TC101,TC102,TC103,TC104調整 → Sメーター最大
 ・この作業を数回繰り返す。
 ・Tメーターがセンターからズレても気にしない。
【IFT調整】※フロントエンド
 ・83.0MHz受信 → IFT101調整 → Sメーター最大
【レシオ検波調整】※検波基板
 ・83.0MHz受信 → 指針をSメーター最大位置へ移動
 ・IFT301調整 → Tメーター中点へ(離調点が左右対称)
 ・Tメーターが中点からズレた場合 → IFT301横のR319調整 → 中点に
【Sメーター振れ調整】※IF基板
 ・83.0MHz 80dB受信 → RT211調整 → Sメーターが90%振れる位置に。
【ミューティング調整】※ミューティング基板
 ・83.0MHz受信 → RT103調整 → MUTING作動位置へ
【セパレーション調整】※MPX基板
 ・83.0MHz 80dB受信 → RT537調整 → セパレーション最大位置へ

St5000f1 St5000f2

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・さすが、当時の最高級機!
 ・アルミパネルの質感やデザイン性は40年以上前の製品とは思えない!
 ・出てくる音は当時の最高音質、でも今となってはごく普通の音ですね。
 ・雰囲気を楽しむ機種として保管しておきます。

St5000f07

2017年8月13日 (日)

TRIO KT-9900 4号機 修理調整記録

 ・2017年7月初め、KT-9900の故障機が届きました。
 ・以下、作業記録です。

Kt990007

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 TRIO KT-9900 ¥200,000
 ・オーディオの足跡 TRIO KT-9900 ¥200,000(1978年発売)
 ・Hifi Engine KENWOOD KT-917 FM Stereo Tuner (1980)
 ・取扱説明書 KENWOODダウンロードサイトから入手可能
 ・1号機の記録 2015年10月4日記事
 ・2号機の記録 2015年11月15日記事
 ・3号機の記録 2016年11月13日記事

Kt990001 Kt990010

■動作確認------------------------------------------------------------

<ご指摘の症状>
 ・電源OK。照明点灯。メーター動作OK。
 ・FM局は受信するが不定期にガリガリ音が入る。
<確認事項>
 ・アンテナAに同軸ケーブルを接続して電源オン。
 ・電源オンから音が出るまで約12秒。
 ・周波数窓の照明点灯。メーター照明点灯。
 ・オレンジ色のインジケーターLED点灯。緑色のIFバンド表示も点灯。
 ・僅かに周波数ズレあるものの地元FM局を受信。STEREOランプ点灯。
 ・照明やインジケータ類はすべて点灯。タマ切れなし。
 ・受信と同時にDDLインジケータ点灯しTメーターが中点に引き込まれる。
 ・TメーターとSメーターは正常に動作している。
 ・ただご指摘のように「ガリガリ、バリバリ」という雑音が常時入る。
 ・雑音に反応してDEVIATIONメーターが振り切れる。
 ・固定出力、可変出力とも同じ症状。IF BANDを切り換えても症状は同じ。
 ・マルチパスH端子からも同じ雑音が聞こえる。
 ・これはパルスカウント検波回路が怪しい感じです。

Kt990002 Kt990003 Kt990004 Kt990011 Kt990013

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・底板にKENWOODサービスの修理記録シールあり。1993年10月19日、修理内容不明。
 ・MPX基板で多くのオペアンプやトランジスタが交換済み。
  ・IC1,IC2,IC4,IC5 → JRC4559D
  ・Q7,Q8 → 2SA1015GR
  ・Q13 → 2SC1815GR
 ・コイルやVRに赤マジックペンでマーキングあり。
 ・KENWOODサービス以外に人の手が随分加わっている感じです。

Kt990020 Kt990021 Kt990022 Kt990023 Kt990024
Kt990025 Kt990026 Kt990027 Kt990028 Kt990029
Kt990030 Kt990031 Kt990032 Kt990033 Kt990034
Kt990035 Kt990036 Kt990037 Kt990038 Kt990039
Kt990040 Kt990041 Kt990042 Kt990043 Kt990044
Kt990045 Kt990046 Kt990047 Kt990048 Kt990049

■修理記録:パルスカウント基板----------------------------------------

 ・このガリガリノイズは聞き覚えがあります。→過去記録
 ・同じパルスカウント検波機 KT-8300のノイズ源だった LPF を思い出しました。
 ・KT-9900のパルスカウント検波回路は本体背面近くに縦置きされています。
 ・他の基板と違って簡単に外せるのでメンテナンスは容易。
 ・取り外した基板を見て目についたのは L6。
 ・輸出機 KT-917 回路図で確認すると L6=LPF(500kHz) 、、これが怪しい?

Kt990060 Kt990063 Kt990067 Kt990068 Kt990069

 ・試しにL6を外して前後の回路を直結すると、見事にガリガリノイズが消えた!
 ・ただし、ガリガリノイズの代わりに酷い高調波が乗ってくる状況もKT-8300と同じ。
 ・外したL6の裏側を見ると小さなコンデンサ3個内蔵されている。
 ・L6に代えて手持ちのLC部品で簡易LPFを製作。
 ・仮り接続してみると、、ガリガリノイズ解消、高調波ノイズもなし。
 ・やはり不調原因は L6 (LPF) の劣化でした。
 ・L6の代用品として 10mH×2個、両側15pF、中央30pF、計算すると450kHz程度。
 ・基板に開いていた穴を少し拡幅して部品を配置。
 ・ガリガリノイズが解消してキレイなFM放送が聞こえてきました。

Kt990070 Kt990080 Kt990081 Kt990082 Kt990083

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・まともに使える様になったので動作確認を兼ねて一通り調整作業実施。
 ・→調整方法

Kt990090

 ・既に調整済みだったらしく、各部ほとんどズレは無かったです。
 ・ただちょっと気になる点は、
  ・FM放送同調時、STEREOランプが点灯する許容範囲がとても狭い。
  ・同調点が僅かに外れていると受信中に音声が瞬断します。
  ・それと、NHK-FMのVICSノイズはやはり回避できない。

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・検波回路の一部を自作部品に置き換えたので、本来の性能を発揮しているかは怪しい??
 ・でも聞いた感じはかなり良さそうです。
 ・NHK-FMでVICSノイズが載るのは仕方ないです。

Kt990008

2017年8月 6日 (日)

KENWOOD D-3300T 修理調整記録2

 ・2017年7月初め、D-3300Tの実験機が届きました。
 ・以下、作業記録です。

D3300t09

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 KENWOOD D-3300T ¥140,000円(1986年)
 ・オーディオの足跡 KENWOOD D-3300T ¥140,000円(1986年発売)
 ・Tuner Information Center (T.I.C) KT-3300D(1987年 $525)※回路図あり
 ・取扱説明書 (国内版)PDF

D3300t02 D3300t04

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネル、ボディ、サイドウッドとも目立つキズはない。
 ・ただ、ボディの継ぎ目やボタン周囲に白い粉状の付着物が多数あってかなり目立つ。
 ・この白い物は多分ボディを磨いたコンパウンドの残骸でしょう。
 ・背面パネルに印字された文字も一部消えている。
 ・アンテナ端子A に同軸ケーブルを接続して電源オン。
 ・表示部が明るく点灯。照度の劣化や文字痩せは感じない。
 ・名古屋の地元FM局を受信しながら点検スタート。
 ・上り方向のオートチューニングでは-0.1MHzの周波数で放送局を受信。
 ・下り方向のオートチューニングでは本来の周波数で放送局を受信。
 ・受信した状態でSTEREOランプ点灯、実際のステレオ感あり。
 ・RF(LOCAL/DISTANCE)切換OK。IF BAND(WIDE/NARROW)切換OK。
 ・Modulationバーグラフ点灯OK。REC CAL信号OK。
 ・問題はFM同調点のズレ。他は特に異常無さそうです。

D3300t01 D3300t05 D3300t06 D3300t07 D3300t08
D3300t03 D3300t11 D3300t12 D3300t13 D3300t14

■内部確認------------------------------------------------------------

D3300t20 D3300t21 D3300t22 D3300t23 D3300t24
D3300t25 D3300t26 D3300t27 D3300t28 D3300t29
D3300t30 D3300t31 D3300t32 D3300t33 D3300t34
D3300t35 D3300t36 D3300t37 D3300t38 D3300t39

■調整記録------------------------------------------------------------

【本体設定】
 ・IF BAND:WIDE
 ・RF SELECTOR:DISTANCE
 ・QUIETING CONTROL:NORMAL
 ※(X86),(X05),(X13):基板番号
【VT電圧】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz →  L5(X05-)調整 → 3.0V±0.1V ※実測 3.2V
 ・90MHz → TC5(X05-)調整 →25.0V±0.1V ※実測25.8V
【検波調整】
 ・TP10~TP11 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dBu)受信 → L12(X86-)調整 → 0.0V±10mV ※実測-0.51V
 ・TP16~TP17 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dBu)受信 → L9 (X86-)調整 → 0.0V±10mV ※実測+0.48V
【RF調整】
 ・Multipath V端子 DC電圧計セット
 ・76MHz(1kHz,100%変調,40dBu)→ L1~4 (X05-)調整 → 電圧最大
 ・90MHz(1kHz,100%変調,40dBu)→ TC1~4(X05-)調整 → 電圧最大
【IFT調整】
 ・Multipath V端子 DC電圧計セット
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dBu)→ L10,L11,L22(X05-)調整 → 電圧最大
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dBu)→ L11(X86-)調整 → 電圧最大
【AUTO STOP調整】
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,14dBu)→ VR1(X86-)調整 → STEREOインジケータ点灯
【SIGNAL METER調整】
 ・(X13-)電源スイッチ後方の小さな基板
 ・83MHz(無変調,43dBu)→ VR3(X13)調整 → 7番目のドット(最上段)点灯
【TUNING METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(10Hz,100%変調,80dBf) → VR2(X13)調整 → ※
  ※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【MPX VCO調整】
 ・TP15に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dBf) → VR5(X05-)調整 → 76.00kHz±50Hz
【PILOT CANCEL調整1】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dBu)→ VR1(X05-)調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランス確認
【PILOT CANCEL調整2】
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dBu)→ L20(X05-)調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランス確認
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,90%変調+19kHz信号,10%変調,80dBu)→
   → L19(X05-)調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DLLD】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dBu)→ VR3(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整2 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dBu)→ VR4(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整3 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dBu)→ VR6(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整4 STEREO】
 ・83MHz(L信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR5(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整5 STEREO】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR7(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整6】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR8(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整7】
 ・83MHz(L信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR9(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整8 NARROW】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR2(X86-)調整 → 歪率最小
【SEPARATION調整1 L】
 ・83MHz(R信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR4(X05-)調整 → Lchもれ最小
【SEPARATION調整2 R】
 ・83MHz(L信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR3(X05-)調整 → Rchもれ最小
【SEPARATION調整3 NARROW】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHz(R信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dBu)→ VR2(X05-)調整 → もれ最小
【DEVIATION調整】
 ・REC CAL オン → VR4(X13)調整 → 左から4番目のドットが点灯する位置

D3300t

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・FM同調点が大幅にズレていましたが、再調整によって解消しました。
 ・気持ちよく動作しています。
 ・コンパウンドの白い残骸は丁寧に除去しました。
 ・外観も随分よくなったと思います。

D3300t10

■AN7418S-------------------------------------------------------------

 ・今回のD-3300Tは再調整によって無事に復活しました。
 ・実はD-3300Tの故障機があと2台手元にあります。
 ・2台共通の故障箇所は基板裏面に実装された AN7418S です。
 ・D-3300TのMPX回路はDDP(ダイレクト・ピュア・デコーダー)方式を採用しています。
 ・AN7418Sはこの方式の要となる38kHz方形波を生成しています。
 ・後段のステレオ分離回路によって高品位な音声出力を得ています。
 ・AN7418SはKT-3030でも使われています。
 ・交換用のAN7418S新品または代用品を探していますが見つからない状況です。

D3300t44

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