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2017年10月の記事

2017年10月29日 (日)

TRiO KT-2200 修理調整記録2

 ・2017年8月、KT-2200の故障品を寄付していただきました。
 ・外観は KT-1100 とソックリ、でも中身は KENWOOD L-03T と同じ。
 ・以下、作業記録です。

Kt220008

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ回顧録 TRiO KT-2200
 ・オーディオの足跡 TRiO KT-2200 ¥99,800円(1983年頃)
 ・KT-2200 取扱説明書 PDF形式

Kt220002 Kt220010

■動作確認------------------------------------------------------------

<ご指摘の不具合状況>
 ・周波数ズレ大きい
 ・低い周波数の時にステレオランプが点灯したりしなかったり
 ・点灯してもステレオにならない

<確認事項>
 ・とてもキレイな個体で、フロント・ボディともキズはほぼ見当たらない。
 ・電源オン。二つのメーター照明点灯。赤い指針点灯。
 ・RF DISTANCEで名古屋地区のFM放送を受信OK。
 ・同調後にチューニングつまみから指を離すとサーボロックランプ点灯。
 ・+0.2MHzほどの周波数ズレ。IF BAND切替OK。
 ・ご指摘通りSTEREOランプが点灯しない。
 ・聴感上もステレオ感がない。
 ・RF DIRECTにするとSメーターの振れが弱くなるがFM局受信はOK。
 ・Sメーター最大点とTメーター中点が一致しない。
 ・REC CAL音OK。SメーターとDEVIATIONメーターの切替OK。
 ・MUTING動作OK。スライド式VRでMUTINGレベル可変OK。
 ・固定/可変出力OK。可変VRにガリなし。マルチパスH端子からも音声確認。
 ・インジケーター類すべて点灯。基本動作OK。
 ・問題はSTEREOランプが点灯しないこと。

Kt220003 Kt220004 Kt220005 Kt220006 Kt220007
Kt220001 Kt220011 Kt220012 Kt220013 Kt220014

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM5連AM3連バリコン搭載。※AMバリコンは未使用
 ・IF段に多くのコイルが並んでいます。
 ・TR7040:MPX-IC KT-1100にも同じICが使われている。

Kt220020 Kt220021 Kt220022 Kt220023 Kt220024
Kt220025 Kt220026 Kt220027 Kt220028 Kt2200291

■調整記録------------------------------------------------------------

【機器の設定】
 ・RF=DISTANCE
 ・サーボロック OFF
【IF VCO6.2MHz調整】
 ・TP=IC2 JRC1496 8ピン(R16右側)周波数カウンタ接続
 ・83MHz 無変調 90dB Sメーター最大位置で受信 → L20調整 → 6.2MHz
【検波調整1】
 ・IF BAND=NARROW
 ・83MHz 無変調 90dB Sメーター最大位置で受信 → L26調整 → Tメーター中点
【フロントエンドOSC調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・83MHz 無変調 90dB 受信 → OSCトリマ調整 → ダイヤル指針83MHz
  ※コイル調整は難度高いのでノータッチ
【フロントエンドRF調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・83MHz 無変調 50dB 受信 → RFトリマ3個調整 → Sメーター最大
 ・83MHz 無変調 50dB 受信 → T1調整 → Sメーター最大
  ※コイル調整は難度高いのでノータッチ
【検波調整2】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz 1kHz 60dB受信 → Tメーター中点確認
 ・83MHz 1kHz 60dB受信 → L25調整 → 高調波歪最小
 ・83MHz 1kHz 60dB受信 → VR2調整 → 高調波歪最小
【IF WIDE調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・オーディオ出力をWavespectraで観測
 ・83MHz MONO 1kHz 60dB 受信 → L4,L5,L6,L7,L8,L9,L10,L11,L12調整
    → Sメーター最大 かつ高調波歪最小
【IF WIDE調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・オーディオ出力をWavespectraで観測
 ・83MHz ST 1kHz 60dB 受信 → L16,L17,L18調整 → 高調波歪最小
【IF NARROW調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・オーディオ出力をWavespectraで観測
 ・83MHz 1kHz 60dB 受信 → L14,L15調整 → 高調波歪最小
【NARROW GAIN調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz 無変調 40dB 受信 → Sメーター目盛り記録
 ・IF BAND=NARROW
 ・83MHz 無変調 40dB 受信 → VR1調整→ Sメーター目盛りWIDE時と同じ
【VCOフリーラン周波数調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・TP R163上側に周波数カウンタ接続
 ・無信号 → VR6調整 → 152kHz±100Hz
【パイロット信号キャンセル調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・オーディオ出力をWavespectraで観測
 ・83MHz パイロット信号 60dB 受信 → VR5調整 → 19kHz最小
 ・83MHz パイロット信号 60dB 受信 → L37調整 → 19kHz最小
 ・左右バランスに注意
【セパレーションWIDE調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz ST 1KHz 80dB 受信 → VR7調整 → Lch漏れ最小
 ・83MHz ST 1KHz 80dB 受信 → VR8調整 → Rch漏れ最小
【セパレーションNARROW調整】
 ・IF BAND=NARROW
 ・83MHz ST 1KHz 80dB 受信 → VR9調整 → L/Rch漏れ最小
【Sメーター調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz 無変調 60dB 受信 → VR3調整 → Sメーター目盛り4.25
【DEVIATION調整】
 ・IF BAND=WIDE
 ・83MHz MONO 1kHz 60dB 受信 → VR4調整 → Dメーター目盛り100%

Kt2200algn

<調整結果>
 ・部品の故障はなかったです。
 ・VCO調整によってSTEREOランプが点灯しステレオ受信できました。

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・発売当時、このフロントマスクはずいぶん斬新なデザインだと思いました。
 ・美しい照明窓は無いけれど、バリコンチューナーの未来形という感じでした。
 ・ただ、残念ながらバリコンチューナーに未来は無かった、、

Kt220009

2017年10月28日 (土)

IPv6プラス 対応記録

 ・今年の7月頃からでしょうか、、
 ・自宅のインターネット回線が目立って遅くなった感じです。
 ・特に夜20時以降は悲惨な状態。例えば、、
  ・Yahooトップページの表示で画像が遅れてやってくる
  ・YouTubeの動画再生で画面がカクカクする
  ・アプリのダウンロード速度が異常に遅い。
  ・Speedテストアプリでは速くても下り10Mbps。
  ・とても光回線の速度とは思えない!
 ・ルーターや無線アクセスポイントの不調を疑いましたが問題なし。
 ・そもそも早朝や日中は遅さを感じない。
 ・あれこれ試行錯誤の結果、IPv6対応で改善しました。
 ・各種手続きの備忘録として残します。

■自宅環境-----------------------------------------------------------

 ・回線:NTT西日本 光ネクスト(マンションスーパーHS隼プラン1)
 ・プロバイダ:@nifty
 ・契約プラン:@nifty光ライフ with フレッツ
 ・ホームGW:RT-500KI
 ・RT-500KI 取扱説明書

 ・フレッツ光ネクスト隼 開通記録 2014年3月15日

■Niftyへの手続き----------------------------------------------------

 ・Nifty IPv6プラス
 ・2017年10月24日23:00 ネット申し込み
 ・2017年10月25日 9:30 開通のお知らせ

 ・実は10月25日の朝6時ころ、気が付いたらRT-500KIのPPPランプが消えていた。
 ・PPP消灯にも関わらずネット接続できてスピードが速かった!
 ・既にNTT側のIPv6回線工事は済んでいたようです。
 ・RT-500KIの設定画面を確認したら接続設定がIPv6用に変わっていた。
 ・IPv4の設定を引き継いで自動で設定されるようです。

Rt500ki

 ・2017年10月27日 NTT西日本から契約変更のお知らせが届く
 ・申し込んだプロバイダが代理人となってNTTへ工事依頼が行くようです。

■IPv6 開通確認-------------------------------------------------------

 ~ニフティのQ&Aより抜粋~
 ・v6プラス開通の確認方法について
 ・接続中のブロードバンドルーターのPPPランプをご確認ください。v6プラスでインターネット接続中は、PPP接続は確立しませんので、PPPランプが消灯していればv6プラスが開通しています。

 ・IPv6テストサイト
 ・KDDIホームページ :トップページ右上にIPv6のバッジが表示される
 ・IIJmioホームページ :トップページ右上にIPv6のバッジが表示される

Ipv6

■考察---------------------------------------------------------------

 ・IPv4 PPPoE → IPoE + IPv4 over IPv6
 ・今回改めてIPv6の仕組みを勉強しました。
 ・費用は無料。速度改善に効果あり。

2017年10月22日 (日)

Accuphase T-101

 ・2017年9月、アキュフェーズT-101の故障品をお預かりしました。
 ・1974年発売、FM専用チューナーの高級機です。
 ・今回初めて実機に触れる機会をいただきました。
 ・以下、作業記録です。

Accut10110

■製品情報-------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 Accuphase T-101 ¥110,000 (1974年5月発売)
 ・オーディオ懐古録 Accuphase T-101 ¥110,000 (1974年)
 ・Hifi Engine  Accuphase T-101 FM Stereo Tuner ※サービスマニュアルあり
 ・取扱説明書(日本語版) ※同梱していただいた取説をPDF化しました。

Accut10101 Accut10112

■動作確認-------------------------------------------------------------

 ・外観はとても綺麗。きっと大切に使われているんでしょう。
 ・重量11kg、持ち上げるとアンプ並みに重い。
 ・電源オン、周波数窓と二つのメーターが青色照明に浮かび上がる。
 ・75Ω同軸ケーブルをアンテナ端子に接続して動作確認。
 ・名古屋地区のFM放送を受信するとSメーター、Tメーターが大きく振れる。
 ・マルチパスメーターもそれなりに動いている。
 ・三つのメーターの動き方を見ると正常に受信しているようです。
 ・しかし固定/可変出力とも全く音が出ない。
 ・マルチパスH端子、FM DET OUT端子からも音声が出てこない。
 ・MUTINGオフの状態で離調しても局間ノイズが聞こえない。
 ・STEREOランプ点灯しない。
 ・IFバンド切替、MUTING切替などのインジケーターが点灯しない。
 ・依頼者様によると、使用中に突然インジケーター消灯し音が出なくなったそうです。
 ・これは電源回路が怪しいか?

Accut10102 Accut10103 Accut10104 Accut10105 Accut10108
Accut10113 Accut10114 Accut10115 Accut10116 Accut10118

■内部確認-------------------------------------------------------------

 ・ブロックごとに配置された基板、その基板上に整然と並んだパーツ類。
 ・さすが高級機、という感じです。
 ・FM専用5連バリコン、WIDE系、NARROW系、レシオ検波

Accut10120 Accut10121 Accut10122 Accut10123 Accut10124
Accut10125 Accut10126 Accut10127 Accut10129 Accut10130
Accut10131 Accut10134 Accut10135 Accut10137 Accut10138
Accut10139 Accut10140 Accut10141 Accut10142 Accut10143
Accut10144 Accut10145 Accut10146 Accut10147 Accut10148
Accut10149 Accut10150 Accut10151 Accut10152 Accut10153

 ・MPX-IC:TA7156P → パーツリストでは MC1310P、回路図では LM1310N、LM1310P
 ・TA7156P のデータシートは見つかりません。
 ・しかし状況証拠から TA7156P=MC1310P(LM1310N、LM1310P)です。
 ・MC1310 と MC1310P の違いは不明ですが、
 ・ようやく東芝製互換品に巡り合えました。

Accut10135_2

【MC1310互換品】
 ・PA1310BA1310SN76115、HA1156、LM1310、CA1310、AN115、、、

■修理記録:音が出ない原因を探る---------------------------------------

【症状】
 ・Sメーター、Tメーターは正常に動作している。
 ・マルチパスメーターも動いている
 ・ということは、検波回路までは正常
 ・でもマルチパスH端子(FM DET OUT端子)から音が出ない
 ・ミューティング回路が動作していない
 ・フロントパネルのスイッチに連動したインジケーター(電球)が点灯しない

Accuphase_t101_sche

 ・まずは電源回路から調査開始
 ・電源基板 6番端子:+16v   / 実測 16.2v ※異常なし
 ・電源基板 7番端子:-16.2v / 実測-16.7v ※異常なし
 ・電源基板 8番端子:+7.0v  / 実測 6.96v ※異常なし

 ・続いてMPX基板の7vラインを点検。
 ・フロントパネルのスイッチに連動したインジケーター(電球)が点灯しない、ということは
 ・MPX基板 11番端子:+7.0v を確認。
 ・電圧測定のためテスター棒の先端を11番端子に当てた瞬間!!
 ・「カチッ」リレー動作音が聞こえたと思ったら、、
 ・何とFM放送が聞こえてきました!!
 ・固定端子、可変端子ともFM放送が聞こえる。
 ・マルチパスH端子、FM DET OUT端子からもFM放送が聞こえる。
 ・STEREOインジケーターが赤く点灯。
 ・気が付けば、切換スイッチに連動したインジケーターが青く点灯している。
 ・離調時のMUTING動作OK、、
 ・さっきまでの不調が嘘のよう、、何故か?直ってしまいました。。

Accut10160 Accut10161 Accut10147_2 Accut10162 Accut10163

 ・その後、11番端子に再度触れても、ちょっと押しても正常動作を続けています。
 ・11番端子の接触不良では無さそう。
 ・何らかの理由でMPX基板の7V回路が動作していなかった?
 ・原因不明です?

■調整記録-------------------------------------------------------------

・T-101サービスマニュアルの調整方法に準拠(一部アレンジあり)

Accut101

【検波調整1】
 ・MONO、MUTINGオフ、NORMAL
 ・信号なし → IF基板 T3上段コア調整 → Tメーター中点
【OSC調整】
 ・90MHz → フロントエンド CT1調整
 ・76MHz → フロントエンド L11調整
 ・上記調整を数回繰り返す
【トラッキング調整】
 ・90MHz → フロントエンド CT2,CT3,CT4調整 → Sメーター最大
 ・76MHz → フロントエンド L11,L12,L13調整 → Sメーター最大
 ・上記調整を数回繰り返す
【Sメーター調整】
 ・83MHz 86dB,30%dev → IF基板 VR4調整 → Sメーター目盛り5
【検波調整2】
 ・MONO、MUTINGオフ、NORMAL
 ・固定出力 WaveSpectra接続
 ・83MHz 66dB,100%dev → IF基板 T3下段コア調整 → 高調波歪最小
【MUTING WIDTH調整】
 ・MUTING オン
 ・83MHz 86dB,30%dev → IF基板 VR2調整 →
 ・Tメーターを見ながら左右離調時にMUTING作動ポイントが左右対称にする
【MUTING LEVEL調整】
 ・MUTING オン
 ・83MHz 22dB,30%dev → IF基板 VR3調整 → 出力が出現する位置へ
【VCO調整】
 ・MPX基板 IC1 1pin → 周波数カウンタ接続
 ・83MHz 無変調 → MPX基板 VR1調整 → 19kHz
【セパレーション調整】
 ・固定出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz 100%dev → MPX基板 VR2調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【音声出力レベル】
 ・固定出力 AC電圧計接続
 ・83MHz 66dB,100%dev → IF基板 VR1調整 → 2.0v

■試聴-----------------------------------------------------------------

 ・私としては MC1310の東芝製互換品に巡り会えたことが大きな成果です。
 ・しかし不具合の原因は分からないままです。
 ・各部再調整して良い性能を取り戻したと思います。
 ・この状態でお返ししますので、引き続き動作確認をお願いします。
 ・不具合が再発した場合はご連絡ください。

Accut10111

■追記(2017年11月19日)------------------------------------------------

 ・不具合が再発しました。
 ・原因究明と対策は別記事にまとめました。

2017年10月15日 (日)

YAMAHA CR-400

 ・2017年8月、ヤマハ製レシーバーCR-400の修理を承りました。
 ・ステレオランプが点灯しない状態だそうです。
 ・ちょっと難航しましたが何とか作業完了しました。
 ・以下、作業記録を残します。

Yamaha_cr40006

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 YAMAHA CR-400 \59,000(1974年頃)
 ・Hifi Engine Yamaha CR-400 FM/AM Receiver (1977)

Yamaha_cr40001 Yamaha_cr40011

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・白木のウッドボディに凹みやキズは無くとても綺麗な状態。
 ・フロントパネル、スイッチ、ツマミも光っている。
 ・外観は既に清掃済みのよう。
 ・電源オン、メーターと指針の照明点灯。
 ・300Ω端子に外部アンテナを接続してFM受信チェック。
 ・僅かな周波数ズレあるものの名古屋地区のFM局を受信。
 ・ただし、ご指摘の通りステレオランプが点灯しない。
 ・聴感上もステレオ感ない。
 ・Tメーターの振れ幅がとても小さい。僅かに左右に振れる程度。
 ・背面バーアンテナで名古屋地区のAM局受信OK。
 ・PHONO端子にレコードプレーヤー接続、音出しOK。
 ・AUX端子にCDプレーヤー接続、音出しOK。
 ・音量調整VR、音質調整VRに僅かにガリ音あり。何度も回すうちに解消。
 ・プリアンプ部、パワーアンプ部は問題なさそう。
 ・問題はFM放送がステレオにならないこと。

Yamaha_cr40003 Yamaha_cr40004 Yamaha_cr40005 Yamaha_cr40008 Yamaha_cr40009
Yamaha_cr40013 Yamaha_cr40014 Yamaha_cr40015 Yamaha_cr40016 Yamaha_cr40017

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM3蓮AM2連バリコン、セラミックフィルター、レシオ検波。
 ・上位機CR-600と比較すると、回路構成が随分シンプルになっている。
 ・LA3311:MPX用IC ※CR-600、CT-600と同じ。

Yamaha_cr40020 Yamaha_cr40021 Yamaha_cr40022 Yamaha_cr40023 Yamaha_cr40024
Yamaha_cr40025 Yamaha_cr40026 Yamaha_cr40027 Yamaha_cr40028 Yamaha_cr40029
Yamaha_cr40030 Yamaha_cr40031 Yamaha_cr40032 Yamaha_cr40033 Yamaha_cr40034

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・ステレオランプが点灯しない原因はMPX部の調整ズレか?
 ・まずは輸出機用サービスマニュアルを参考にして各部調整してみました。

Yamaha_cr400

【レシオ検波調整】
 ・FM電波を受信しない状態
 ・T101(上段コア)調整 → Tメーター中点
【フロントエンドOSC調整】
 ・83MHz 受信 → TCo調整 → Sメーター最大
  ※Lo調整不可のため83MHzのみで調整
【フロントエンドRF調整】
 ・83MHz 受信 → TCA,TCR調整 → Sメーター最大
 ・83MHz 受信 → IFT → Sメーター最大
  ※LA,LR調整不可のため83MHzのみで調整
【レシオ検波歪調整】
 ・音声出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz 受信 → T101(下段コア)→ 歪最小
【MPX調整】
 ・IC301 LA3311 14pin WaveSpectra接続
 ・83MHz ST変調 → T302(GE6056)調整 → 19kHz信号最大
 ・IC301 LA3311 13pin WaveSpectra接続
 ・83MHz ST変調 → T301(GE6069)調整 → 38kHz信号最大

 ※STEREO受信時、T302調整で19kHz信号を最大にできる
 ※しかしLA3311 13pinに38kHz信号が出現しない
 ※調整要領と回路図において T301とT302の記述が混乱している。
 ※ここでは以下の定義で記載します。
  T301=GE6069 (Yellow)
  T302=GE6056 (Orange)

【セパレーション調整】
 ・音声出力をWaveSpectraに接続
 ・83MHz ST変調 80dB 受信 → VR301調整 → 漏れ信号最小
 ※そもそもステレオ分離できていないので調整不可
【AM OSC調整】
 ・600kHz 受信 → T201調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信 → TCo(AM) 調整 → Sメーター最大
【AM RF調整】
 ・600kHz 受信 → バーアンテナ → Sメーター最大
 ・1400kHz受信 → TCA(AM)調整 → Sメーター最大
【メインアンプ調整】
 ・アンプ基板 TP1~GND DC電圧計セット → VR601調整 → 0V±30mV
 ・アンプ基板 TP3~GND DC電圧計セット → VR602調整 → 0V±30mV
 ・アンプ基板 TP2~TP1 DC電圧計セット → VR603調整 → 25mV±5mV
 ・アンプ基板 TP4~TP3 DC電圧計セット → VR604調整 → 25mV±5mV

Yanaha_cr400_sche

  ※VR603 基板上の印字はVR605
  ※MPX調整以外は調整完了。

■修理記録:STEREOランプが点灯しない-------------------------------------

 ・調整ズレが原因ではなかった、、ということは部品故障か?
 ・STI(+)端子電圧 → 10.9V
 ・STI(-)端子電圧 → 11.3V ※STEREO/MONO時で電圧変化なし
 ・IC301:LA3311- 9ピン電圧=12.9V → OK
 ・IC301:LA3311- 4ピン電圧=10.9V → ST/MO 同値で変化なし
 ・IC301:LA3311-14ピン電圧=12.2V、周波数カウンタ19kHz確認
 ・IC301:LA3311-13ピン電圧= 3.2V、周波数カウンタ38kHz確認できず

 ・ステレオにならない原因はIC301:LA3311-13ピンに38kHz信号が出現しないこと
 ・回路図を確認しながらIC301周辺のトランジスタと電解コンデンサを交換
 ・TR105:2SC458 → 2SC1815Y ※BCE→ECB配列注意
 ・TR106:2SC458 → 2SC1815Y ※同上
 ・C122:1uF/25v → 1uF/50v
 ・C123:33uF/6.3 → 33uF/25v
 ・C124:33uF/6.3 → 33uF/25v
 ・C302:4.7uF/25 → 4.7uF/50v
 ・C304:4.7uF/25 → 4.7uF/50v
 ・C303:470uF/16 → 470uF/25v
 ・C318:47uF/6.3 → 47uF/25v

Yamaha_cr40050 Yamaha_cr40051 Yamaha_cr40052 Yamaha_cr40060

 ・以上のトランジスタ、電解コンデンサ交換でも改善なし
 ・38kHzが出現しない原因は IC30:LA3311自体の故障か?
 ・LA3311をネット検索しましたがどうやら新品入手は困難。
 ・LA3311は上位機CR-600と単体チューナーCT-600で見たことがあります。
 ・ジャンク機を探して部品取りするか?

■修理記録:CT-400入手-----------------------------------------------

 ・CR-600、CT-600のジャンク品をヤフオクで探していると手頃な価格のCT-400発見。
 ・MPX部はたぶんCR-400と同じだろう、、と予想してジャンク品ゲット。
 ・手元に届いて内部を確認したところ、予想通りMPX部の回路構成はほぼ同じ。
 ・ただ使われているICは LA3311ではなく LA3310でした。
 ・LA3311とLA3310の違いは何?

Yamaha_ct40001 Yamaha_ct40020 Yamaha_ct40021 Yamaha_ct40031 Yamaha_ct40032

■研究記録:LA3310とLA3311の違い-----------------------------------------

 ・LA3310搭載機種:YAMAHA CT-400
 ・LA3311搭載機種:YAMAHA CT-600、CR-600、CR-400
 ・データシートはどちらも見つかりません。
 ・サービスマニュアルや回路図中で見つけた情報を CT-400記事 にまとめました。
 ・互換品情報によると LA3311=ECG1225、LA3310=ECG1230
 ・両者の内部構成は同じで Vcc電圧に違いがあるようです。
  ・CR-600 LA3311-9pin電圧=実測12.2V ※以前の調整記録より
  ・CR-400 LA3311-9pin電圧=実測12.1V ※実機確認
  ・CT-400 LA3310-9pin電圧=実測10.8V ※実機確認

■修理記録:LA3311→LA3310交換----------------------------------------

 ・若松通商 で LA3310(@294円)を発見。
 ・LA3311が見つからない状況なので、代替品としてLA3310を使ってみる。
 ・Vcc電圧に違いがあるようですが、とりあえずLA3310に交換。
 ・ICソケットを介してLA3310装着 → MPX部の再調整実施。
【MPX調整】
 ・IC301 LA3311 14pin WaveSpectra接続
 ・83MHz ST変調 → T302(GE6056)調整 → 19kHz信号最大
 ・IC301 LA3311 13pin WaveSpectra接続
 ・83MHz ST変調 → T301(GE6069)調整 → 38kHz信号最大
 ・13pinに38kHz信号が出現してSTEREOランプ点灯。
【セパレーション調整】
 ・音声出力をWaveSpectraに接続
 ・83MHz ST変調 80dB 受信 → VR301調整 → 漏れ信号最小
 ・めでたくステレオ分離できるようになりました。

Yamaha_cr40061 Yamaha_cr40063 Yamaha_cr40064 Yamaha_cr40065 Yamaha_cr40010

■修理記録:レシオ検波コア交換----------------------------------------

 ・当初から気になっていたのですが、
 ・Tメーターの振れ幅がとても小さく中点からわずかに左右に振れる程度。
 ・FM受信音の音声出力レベルがちょっと低い。
 ・レシオ検波コア(T101:GE6025)はダイオード+コンデンサ内蔵タイプ。
 ・このT101が劣化しているかも?
 ・ドナーCT-400に同じT101:GE6025があったのでCR-400に移植。
 ・Tメーターが左右に大きく振れるようになりました。

Yamaha_cr40070 Yamaha_cr40071 Yamaha_cr40072 Yamaha_cr40073 Yamaha_cr40074
Yamaha_cr40075 Yamaha_cr40076 Yamaha_cr40077 Yamaha_cr40079 Yamaha_cr40080

■修理記録:電球交換--------------------------------------------------

 ・二つのメーターを3個の電球でライトアップしています。
 ・正面から見て一番左側の電球が切れていました。
 ・ヤマハ製チューナーから部品取りした同じ電球に交換。
 ・微妙に明るさが違うかも? でも見た目が随分良くなりました。

Yamaha_cr40091 Yamaha_cr40092 Yamaha_cr40093 Yamaha_cr40094 Yamaha_cr40095

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・LA-3310 と LA3311 のVcc電圧の違いがちょっと気になります。
 ・LA-3310 を 12V電圧で使い続けて大丈夫か?という心配です。
 ・私のBGM環境に置いて1週間ほど酷使してみましたが今のところ問題なさそう。
 ・この状態でお返ししますので、引き続き動作確認をお願いします。
 ・再度不調になった場合は再修理を承ります。
 ・予想外に難航した修理作業でしたが LA3310とLA3311の違いが勉強になりました。

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2017年10月 8日 (日)

SONY ST-S333ESXII 修理調整記録7

 ・2017年9月、333ESXIIの修理調整を承りました。
 ・333ESシリーズの原点ともいえる名機です。
 ・以下、作業内容のご報告です。

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■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-S333ESXII ¥49,800(1987年発売)
 ・SONY ES テクノロジーカタログ 1987年10月発行
 ・Hifi Engine ST-S730ES 海外版サービスマニュアル

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■動作確認------------------------------------------------------------

 ・天板、フロントパネル、サイドウッドともほぼ無傷。
 ・放熱口から内部を覗くと大量のホコリが堆積している。
 ・オート選局で-0.2MHzの周波数で名古屋地区FM局を受信。
 ・IF BAND切替OK。MUTING動作OK。STEREOランプ点灯。
 ・CAL TONE出力 OK。
 ・FM放送は聴けるが、サ行の発音が割れる状態。
 ・手持ちのループアンテナでAM受信確認OK。
 ・チューニングつまみがグラグラ状態。

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■内部確認------------------------------------------------------------

 ・放熱口から見えたように大量のホコリが堆積している。
 ・エアーでホコリを飛ばして内部清掃。
 ・復調回路IC:CX1064
 ・最終オーディオ回路LPF:アクティブ型

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■修理記録:チューニングつまみ修正------------------------------------

 ・チューニングつまみがグラグラ状態。
 ・フロントパネルを外し確認。
 ・つまみの軸を固定するナットが緩んでいる。
 ・これをスパナで増し締めして完了。

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■修理記録・ハンダクラック修正----------------------------------------

 ・ハンダ面を確認してハンダクラックを数カ所発見。
 ・不具合としては発症していませんが予防措置としてクラック箇所を修正。

■調整記録------------------------------------------------------------

【FM同調点調整】
 ・IFT205調整 LA1235-7pin~10pin間電圧ゼロ ※調整前実測-2.45V
 【VT電圧調整】
 ・IC803-5pin電圧測定
 ・90MHz L104調整 21.0V±0.2V ※調整前実測21.1V
 ・76MHz 確認のみ 8.0V±1.0V ※調整前実測7.9V
【SST回路調整】
 ・SST調整はVT電圧調整後、かつトラッキング調整前に行うこと
 ・76MHz受信 RT801調整 IC802-11pin電圧 → 0V 実測1.2mV
 ・90MHz受信 IC802-9pin電圧 → 14V確認 ※調整前実測14.1V
【トラッキング調整】
 ・IC203(LA1235)-13pin(又はRT204)電圧max
 ・76MHz L101,L102,L103
 ・90MHz CT101,CT102,CT103
【PLL検波調整】
 ・TP201をGNDに落とす
 ・IFT207調整 TP202 DC電圧ゼロ ※調整前実測-625mV
 ・CT201調整 歪最小
【IF歪調整】
 ・Wide受信、MUTINGオフ
 ・IC203(LA1235)-13pin電圧計セット
 ・RT202、RT203 時計回り一杯に回す
 ・SSG出力20dBモノラル信号送信
  ・IFT201調整 電圧最大へ
  ・IFT101調整 電圧最大へ
 ・SSG出力80dBにセット
  ・IFT203、RT202を交互に調整 歪最小へ
 ・SSG出力20dBにセット、Mutingオン
  ・IFT202調整 電圧計最大へ
 ・SSG出力80dBステレオ信号送信
  ・IFT204、RT203を交互に調整 歪最小へ
【STEREOインジケータ調整】
 ・RT206 SSG出力20dBでステレオインジケータ点灯
【パイロットキャンセル】
 ・RT303、L301 19kHz信号漏れ最小 左右バランス確認
【セパレーション調整】
 ・RT301 R→L ※調整後実測63dB
 ・RT302 L→R ※調整後実測66dB
【Sメーター調整】
 ・RT204
【MUTINGレベル調整】
 ・RT205
【CAL TONE】
 ・Peak Level-4.2dB 298Hzの波形が出ていました。
【AM調整】
 ・RT401 Sメーター調整
 ・RT402 AUTOSTOP調整

<調整結果>
 ・FM同調点が大きく外れていていました。
 ・PLL検波調整にズレが大きかったです。
 ・セパレーション値も大幅に改善しました。

■修理記録・PLL検波 CT201交換----------------------------------------

 ・調整後の試聴で更なる不具合を確認。
 ・不定期に「ガサゴソ」という雑音が発生します。
 ・ゴキブリが紙の上を這っているような不快な音が音声に被る状態です。
 ・これは経験的にPLL検波回路にある CT201 の劣化が怪しい感じ。
 ・CT201(容量不明)を20PFの赤色トリマに交換。
 ・回路図やパーツリストにCT201の容量記載ありませんが 20pFでよさそうです。
 ・交換後、再度調整実施。
 ・1週間に渡って動作確認していますが不快な雑音は解消したようです。

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■試聴---------------------------------------------------------------

 ・再調整によってFM/AMとも良い性能を取り戻したと思います。
 ・1987年発売、もう30年も前になるんですね、、
 ・当時は ESXII → ESG → ESA → ESJ → 5ES と新製品を買い替えていました。
 ・何ともバブリーなオーディオ全盛期でした。

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2017年10月 1日 (日)

YAMAHA CT-400

 ・2017年9月、部品取り目的でジャンク品を入手しました。
 ・兄弟機のCT-800、CT-600はここで取り上げたことがあります。
 ・末っ子のCT-400は初体験。

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■製品情報-----------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 YAMAHA CT-400 ¥40,000(1976年頃)
 ・YAMAHA アンプ&チューナーカタログ 1975年11月版

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■動作確認-----------------------------------------------------------

 ・ボディ全体に経年の汚れがあるが幸い目立つキズはない。
 ・クリーニングすればグッドコンディションに戻りそう。
 ・電源オン、二つのメーター照明点灯。
 ・あれ?指針の照明は無いのか?
 ・300Ω端子にFMアンテナを接続して動作確認。
 ・名古屋地区のFM局でSメーターとTメーターが振れて音声が流れる。
 ・僅かな周波数ズレ。STEREOランプ点灯。実際のステレオ感もあり。
 ・MONO/STEREO切替OK。MUTING作動OK。
 ・背面AMバーアンテナで名古屋のAM局受信OK。
 ・FM/AMとも特に不具合は無さそう。

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■内部確認-----------------------------------------------------------

 ・ウッドケースから引き出してみると中身は超スカスカ。
 ・スチール枠の上にチューナー基板、側面に小さな電源トランス。
 ・FM3連AM2連バリコン搭載ユニットは 同時期のレシーバー CR-400 と同じ。
 ・レシオ検波、LA3310 を使ったMPX回路。
 ・周波数窓を照らす電球なし、指針照明もなし。
 ・さすがコストダウン機。

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■調整記録-----------------------------------------------------------

【レシオ検波調整】
 ・FM電波を受信しない状態
 ・T101(上段コア)調整 → Tメーター中点
【フロントエンドOSC調整】
 ・83MHz 受信 → TCo調整 → Sメーター最大
  ※Lo調整不可のため83MHzのみで調整
【フロントエンドRF調整】
 ・83MHz 受信 → TCA,TCR調整 → Sメーター最大
 ・83MHz 受信 → IFT → Sメーター最大
  ※LA,LR調整不可のため83MHzのみで調整
【レシオ検波歪調整】
 ・音声出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz 受信 → T101(下段コア)→ 歪最小
【19kHz調整】
 ・IC301 LA3311 14pin WaveSpectra接続
 ・83MHz Pilot信号 受信 → T302(GE6056)調整 → 19kHzレベル最大
 ・IC301 LA3311 13pin WaveSpectra接続
 ・83MHz Pilot信号 受信 → T301(GE6069)調整 → 38kHzレベル最大
【セパレーション調整】
 ・音声出力をWaveSpectraに接続
 ・83MHz ST変調 80dB 受信 → VR301調整 → 漏れ信号最小
【AM OSC調整】
 ・600kHz 受信 → T201調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz受信 → TCo(AM) 調整 → Sメーター最大
【AM RF調整】
 ・600kHz 受信 → バーアンテナ → Sメーター最大
 ・1400kHz受信 → TCA(AM)調整 → Sメーター最大

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■試聴---------------------------------------------------------------

 ・白木のウッドケースにアルミパネルが良くマッチしています。
 ・外観は上記機 CT-600、CT-800とほぼ同じ雰囲気です。
 ・窓照明が無いことが残念ですが、FM/AMとも不満なく使えます。

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■研究:LA3310とLA3311-----------------------------------------

 ・実はMPX用IC:LA3311 を部品取りしようと思って入手したのですが、
 ・CT-400ではMPX回路に LA3310 が使われていました。
 ・上位機の CT-600 ではほぼ同じMPX回路に LA3311 が使われています。
 ・同時期のYAMAHA製レシーバー CR-400、CR-600でも LA3311 が使われています。
 ・LA3310 と LA3311 の違いは何だろう??
 ・データシートはどちらも見つかりません。
 ・サービスマニュアルや回路図中で見つけた情報を以下にまとめておきます。

Yamaha_ct40031_2LA3310 / YAMAHA CT-400 Yamaha_ct60027LA3311 / YAMAHA CT-600

 ・YAMAHA CR-200E(ステレオレシーバー) 回路図より
Yamaha_la3_2

 ・Marantz 2215(ステレオレシーバー) サービスマニュアルより
Marantz2215

 ・YAMAHA CR-400(ステレオレシーバー) 回路図より
Yamaha_la1_2

 ・YAMAHA CR-400(ステレオレシーバー) サービスマニュアルより
Yamaha_la2

 ・互換品情報
Yamaha_la4

 ・互換品情報によると LA3311=ECG1225、LA3310=ECG1230
 ・両者の内部構成は同じで Vcc電圧に違いがあるようです。
  ・CR-600 LA3311-9pin電圧=実測12.2V ※以前の調整記録より
  ・CR-400 LA3311-9pin電圧=実測12.1V ※実機確認
  ・CT-400 LA3310-9pin電圧=実測10.8V ※実機確認

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