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2018年7月 1日 (日)

SONY ST-JX500

 ・2018年5月初め、ST-JX500の故障機が届きました。
 ・初めて見る機種です。

Sonyjx50003

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-JX500 ¥42,000(1982年8月21日発売)

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■動作確認------------------------------------------------------------

 ・F型端子にFMアンテナ接続。
 ・電源スイッチオンで表示部点灯。
 ・オート選局では周波数が自動でアップダウンしない。
 ・マニュアル選局でFM放送を受信するが出てくる音声が極端に小さい。
 ・STEREOランプ点灯せず、実際のステレオ感もない。
 ・メモリー登録できるが、電源コンセントを抜くと消失する。
 ・AM放送は背面バーアンテナで受信できる。
 ・AMはオート選局可能。

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■内部確認-------------------------------------------------------------

 ・ユニット式のフロントエンド
 ・CF×3個 → レシオ検波 → LA3390
 ・LA1235 → 同調点検出、MUTING、Sメーター
 ・LA3390 → PLL-MPX IC
 ・LA1245 → AMチューナーシステム
 ・ST-J75、ST-JX8と同様にレシオ検波搭載機でした。
 ・ただ調整箇所は少なく、かなり低コスト化された印象です。

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■調整記録-------------------------------------------------------------

 ・回路図など資料が見つかりません。ST-J75を参考にして調整しました。
【FM同調点調整】
 ・R117両端(IC101:LA1235-7pin~10pin)にDC電圧計セット
 ・IFT101調整 → 電圧ゼロ ※調整前実測-380mV
【VT電圧調整】
 ・フロントエンド横ジャンパ線 JW3 → 電圧計セット
 ・90MHz フロントエンド内OSCコア調整 → 23.2V ※確認のみ
 ・76MHz 7.3V ※確認のみ
【PLL BIAS調整】
 ・TP1(PLL) → DC電圧計セット
 ・76MHz受信 → RT401調整 TP1電圧 → 0V 実測1.0mV
 ・90MHz受信 → TP1電圧 → 14V確認 ※調整前実測14.1V
【トラッキング調整】
 ・IC101:LA1235-13pin → DC電圧計セット
 ・83MHz 受信 → フロントエンド内IFTコア調整 → 電圧最大
 ※フロントエンド内の空芯コイルは調整不可
【レシオ検波調整】
 ・TP2 DC電圧計セット
 ・83MHz受信 → IFT103調整 → 電圧ゼロ ※実測+480mV
 ・83MHz受信 → IFT102調整 → 高調波歪最小 ※歪波形変化なし
 ▲調整後ベスト値+480mV
 ▲音声レベルが上がらない

Sonyjx50000

■修理記録-----------------------------------------------------------

 ・IC101:LA1235-10pin → クアドラチュア検波出力を直接確認
 ・ここからは正常レベルのFM音声が聞こえる。
 ・レシオ検波後の増幅アンプ4558D入力端子確認 → 音声レベルが低い
 ・ということはレシオ検波回路の故障。
 ・原因はレシオ検波コイルIFT103内部のコンデンサ容量抜けでした。
 ・手元に同等部品が無かったのでハンダ面に温度補償型コンデンサーを直付け。
 ・試行錯誤の結果、8pF+15pFを追加したところレシオ検波調整で電圧ゼロ達成。
 ・レシオ検波出力が最大になり、さらにSTEREOランプ点灯しました。

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 ・メモリーバックアップ用のコイン電池(CR2035)が死んでいる。
 ・基板から外し、電池ホルダーを外付けで設置しました。

■調整記録-----------------------------------------------------------

【レシオ検波調整】
 ・TP2 DC電圧計セット
 ・83MHz受信 → IFT103調整 → 電圧ゼロ
 ・83MHz受信 → IFT102調整 → 高調波歪最小
【VCO調整】
 ・TP3 VCO → 周波数カウンタ接続
 ・アンテナ入力なし → RT202調整 → 19kHz
【セパレーション調整】
 ・83MHzステレオ受信 → RT201調整 → 反対chへの漏れ信号最小
【Sメーター調整】
 ・83MHz受信 → RT101調整 → Sメーターバーグラフの点灯状況調整
【Muting調整】
 ・83MHz受信 → RT102調整 → Muting動作設定
【AM調整】
 ・RT301 → DC電圧計セット
 ・ 729kHz(NHK)受信 → L301調整 → 電圧最大
 ・1332KHZ(東海)受信 → CT301,CT302調整 → 電圧最大
 ・RT302調整 → オートストップ位置調整
 ・RT301調整 → Sメーターバーグラフの点灯調教調整

■未解決不具合-------------------------------------------------------

 ・FMでオートサーチが作動しない。周波数がアップダウンしない。
 ・FMでMutingが作動しない。

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・未解決不具合がありますが、とりあえず使える状態になりました。
 ・マニュアル選局でFM放送局を受信し、メモリー登録してください。
 ・メモリー選局なら不具合は気になりません。

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