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2018年7月15日 (日)

SONY ST-S333ESG 修理調整記録4

 ・2018年6月初め、ST-S333ESGの調整作業を承りました。
 ・同調点がズレているみたいです。
 ・以下、作業記録です。

333esg03

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-S333ESG ¥49,800(1989年発売)
 ・1987年10月発行「SONY ES テクノロジーカタログ」
 ・Hifi Manuals ST-S333ESG 海外版サービスマニュアル

333esg02 333esg13

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観はかなり綺麗な個体。
 ・フロントパネルや天板に目立つキズは無くサイドウッドも光沢あり。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・表示部点灯。文字欠けや輝度劣化は感じられない。
 ・IF BANDやRF切替などボタン操作に応じてインジケーター点灯OK。
 ・オート選局で名古屋地区のFM局を受信すると+0.1MHzの周波数で受信。
 ・上り方向、下り方向ともに+0.1MHzの周波数ズレ。
 ・ズレた周波数でSTEREOランプ点灯、Sメーターも点灯。
 ・続いて手持ちのAMループアンテナを接続して名古屋地区のAM局をテスト受信。
 ・AMはオート選局で名古屋地区のAM放送局を受信OK。
 ・FM同調点が調整ズレを起こしています。

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■内部確認------------------------------------------------------------

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■調整記録------------------------------------------------------------

333esg

【FM同調点調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・IC251(LA1235)7pin~10pin間電圧計セット
 ・83MHz受信 → IFT251調整 → 電圧ゼロ ※調整前実測685mV
【VT電圧調整】
 ・フロントエンド内JW8 電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・90MHz → L104調整 → 21.0V±0.2V ※調整前実測21.6V
 ・76MHz → 確認のみ →  8.0V±1.0V ※調整前実測 8.1V
【トラッキング調整】
 ・IF BAND = NARROW
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・90MHz受信 → CT101,CT102,CT103 → 電圧最大
 ・76MHz受信 → L101,L102,L103  → 電圧最大
【PLL検波調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・TP201を短絡 ※これによってIF回路をパス
 ・TP271 電圧計セット
 ・IFT272調整 → 電圧ゼロ ※調整前実測218mV
 ・CT271調整 → 歪最小 ※Wavespectraにて波形確認
 ・TP201を開放
【IF歪調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・RV201、RV202 時計回り一杯に回す
 ・SSG出力40dBモノラル信号送信
  ・IFT201調整 → 電圧最大
 ・SSG出力40dBステレオ信号送信
  ・IFT202調整 → 電圧最大
  ・IFT101調整 → 電圧最大 ※IFT101フロントエンド内
 ・RV201、RV202 回転範囲の中央位置に回す
 ・SSG出力80dBモノラル信号送信
  ・IFT203調整 → 歪最小へ
 ・SSG出力80dBステレオ信号送信
  ・IFT204調整 → 歪最小へ
【STEREOインジケータ調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・SSG83MHz 出力20dB
 ・RV251調整 → ステレオインジケータ点灯
【MUTINGレベル調整】
 ・IF BAND = WIDE
  ・MUTING = ON
  ・SSG83MHz 出力25dB
  ・RV252調整 → MUTING調整
【IF NARROWゲイン調整】
 ・IF BAND = NARROW
  ・RV203調整 → NARROWゲイン調整
【Sメーター調整】
 ・RV241調整
【パイロットキャンセル】
 ・RV303、L301 19kHz信号漏れ最小 左右バランス確認
【セパレーション調整】
 ・RV301 R→L ※調整後実測64dB
 ・RV302 L→R ※調整後実測68dB
【CAL TONE】
 ・Peak Level-4dB 407Hzの波形が出ていました。
【AM調整】
 ・RV401 Sメーター調整
 ・RV402 AUTOSTOP調整

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・やはりFM同調点が大きく外れていていました。
 ・再調整によってオート選局時で正常動作します。
 ・それにしても30年前の製品とは思えないですね。

333esg04

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コメント

はじめまして。今谷と申します。ぶしつけな質問で大変恐縮なのですが、ご相談にのって頂きたく、メールをさせていただきました。■先頃、貴殿と同じくヤマハT-9中古品を手に入れました。案の状、予想してなかった不具合に遭遇しており、自分で修理すべきか、プロに修理依頼すべきか悩んでおります。■いろいろとネットて゛検索しましたところ貴殿のHPに同様な事象が掲載されており、下記についてご指南頂ければ幸いに存じます。■不具合点~オプティカルTメーターが電源ON直後は正常点灯するも、時間経過で、片方が消滅する。半日程冷却後、再度ONで復活…。の繰り返しです。今のところジャンク品を買って、メーター部のみ交換すれば復活するかな?と甘い考えを持っていますが、他に大きな原因があるのか不安に思っております。■二点目は、落札前から承知していたバックアップ電源不良の件ですが、貴殿の修理事例、大変参考になりました。早速電池を購入して、DIYにチャレンジいたします。■長々と乱文乱筆になりましたが、一点目につきましてご指南を心待ちにしております。どうかお助けくださいませ。

YAMAHA T-9の件

お問い合わせいただきありがとうございます。

Tメーターの片側が消灯したときは受信状態を外れ、音声も消失するのでしょうか?

それとも

Tメーターの片側が消灯してもFM放送を受信して正常音声が聴こえるのでしょうか?


前者なら検波回路の故障? 後者ならメーター回路の故障かな?と想像します。お役に立てるような回答ができず申し訳ありません。

333ESG不具合の件でお尋ねいたします。AM放送を3分ぐらい聞いていて、隠蔽カバー内のFM/AMスイッチでFMに切り替えても10秒ぐらい経過してから切り替わります。AM放送5秒ぐらい聞いてからですと、1秒ぐらいで切り替わります。FM放送からAMへは問題なくすぐ切り替わります。また電源を2~3時間OFF後ONした時も、FM放送受信になっている時は、同様の症状になります。よろしくお願いいたします。

FM/AM切替不良

ちょっとよく分からないのですが、、

 ・アンテナ切替リレー(RY151,RY152)どちらかの故障?
 ・または上記リレーを駆動するトランジスタ故障?

かな??と想像します。

先日はご多忙の折り、ぶしつけなご相談で失礼いたしました。また貴重なご指導いただき有難うございました。■バッテリーの件 バッチリ改善しました。一安心です。箱を開けてびっくりなのですが、前のオーナーが1度電池を交換した形跡がありました(笑)。■メーターの件ですが、回路の問題となるとお手上げですね。しかしせっかくなので手持ちのテスターで、可動表示部の基盤の導通を調べますと、電源offでグリーンはRL共に∞、中央оはゼロΩでした。■球切れならば理解できるのですが、この時点でお手上げです。ならばと…テスターの使い方の本と電子回路の本を購入しました。早速基礎から勉強しなおしてリベンジです。少しでも前進出来れば、またメールを差し上げます。では…。

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