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カテゴリー「ピュアオーディオ」の記事

2017年7月23日 (日)

National SC-9250GL

 ・2017年6月、ナショナル製レシーバーの修理を承りました。
 ・見るからに昭和レトロな感じが漂っていますね。
 ・以下、作業記録です。

Sc9250gl10

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・依頼者様によると1970年頃の製品とのこと。
 ・レコードプレーヤーとスピーカーがセットになった製品だそうです。
 ・懐かしい4chステレオ対応のロゴが付いています。
 ・ただネット検索しても製品情報や回路図は見つかりません。

Sc9250gl01 Sc9250gl15

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・ウッドケースはほぼ無傷で状態はとても良い。底面の足が一つ欠品。
 ・フロントパネルも目立つキズなし。経年の汚れを落とせば綺麗になりそう。
 ・リア用スピーカーターミナルは通常のネジ止め式、フロント用はなぜかRCA端子。
 ・TAPE用RECORDING OUT端子をアンプに接続して音出し確認。
 ・電源オン、周波数窓が緑色に浮かび上がる。Sメーター照明も点灯。
 ・300Ω端子にFMアンテナを接続、名古屋地区のFM局を受信しました。
 ・STEREOランプ点灯。ただし放送局が無い位置でも点灯する。
 ・AM用の外部アンテナ端子に長いビニールコードを接続して受信確認。
 ・ところがAM放送は全く受信できず。全域に渡って「ザー」というノイズだけ。
 ・TAPE IN端子にCDプレーヤーを接続して正常に音が出ることを確認。
 ・PHONO端子に実験用レコードプレーヤーを接続して音出し確認。
 ・ヘッドホン端子も音が出ることを確認。 
 ・トーンコントロール、バランス、ラウドネスなど効果が確認できる。
 ・MIC ミキシング用VRがありますが、MIC端子が見当たりません??
 ・AM回路が故障しているようです。
 ・確認を終えて電源を切ろうとたところ、何とオフにできない。
 ・プッシュ式の電源ボタンを押しても電源が切れない??
 ・オンオフを数回繰り返すとようやく切断。電源スイッチも故障か?

Sc9250gl03 Sc9250gl04 Sc9250gl05 Sc9250gl07 Sc9250gl08
Sc9250gl09 Sc9250gl16 Sc9250gl17 Sc9250gl18 Sc9250gl19

■内部確認-----------------------------------------------------------

 ・ウッドケース裏面にある固定ネジ4本を外し。フロントパネルを前面に引き出す。
 ・上面は配線面、裏面に部品が実装されている「逆さま構造」。
 ・AMバーアンテナ内蔵。FM3連AM2連バリコン。LCフィルタ、スイッチングMPX。
 ・電源トランスの電圧確認
 ・白:AC9.2V、青:AC4.5V、緑:AC0V

Sc9250gl20 Sc9250gl21 Sc9250gl22 Sc9250gl23 Sc9250gl24
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■修理記録:電源スイッチ----------------------------------------------

 ・フロントパネルを外して周波数窓裏側を清掃。大量の埃をかき出しました。
 ・ウッドケースを外した状態で再び電源オン。
 ・点検中に電源スイッチ周辺から「ジー」という異音が聞こえることに気付く。
 ・異音発生源を探してみると、、
 ・何と電源スイッチの接点間で火花が飛んでいる音でした。
 ・これはヤバイ、、即電源オフ、、ところが火花が収まらず電源が切れない。
 ・電源コードを抜いてオフ。

Sc9250gl50 Sc9250gl51 Sc9250gl52 Sc9250gl54 Sc9250gl55

 ・電源スイッチを固定しているネジを緩めてスイッチごと取り外す。
 ・スイッチ内部をのぞいてみると
 ・スイッチ機構はスライド式ではなく、電磁リレーのような接点式でした。
 ・プッシュ操作によって接点がシーソーのように動いてON/OFFを切り換えるタイプ。
 ・接点周辺は真っ黒です。綿棒で拭き取ると煤のようです。
 ・蓄積した煤が固化してコブになり、この僅かな隙間を通して放電状態で電気が流れていたようです。
 ・コンデンサを取り外してスイッチ単体にしてクリーナーで内部洗浄。
 ・細いドライバー先端に1000番の紙やすりを張り付け、接点を磨く。
 ・これでピカピカになりました。
 ・スイッチに付いていたコンデンサ(0.03uF/600V)をスパークキラーに交換。(0.033uF/120Ω/500V)

Sc9250gl56 Sc9250gl57 Sc9250gl58 Sc9250gl59 Sc9250gl60

 ・電源スイッチの補修を終えて再び電源オン。
 ・「ジー」という異音は聞こえない。目視でも接点に火花は飛んでいない。
 ・劇的な変化として周波数窓の電球の照度が大幅に明るくなった!
 ・白:AC12.9V、青:AC6.4V、緑:AC0V
 ・それから何と! 再度動作確認を行うとAM放送が受信できました。
 ・FM/PHONO/TAPEもOKです。
 ・諸々の不調原因は電源スイッチ(接点)の劣化だったようです。
 ・真っ黒の煤が固化してコブになり、正規の電圧を出せていなかった。
 ・AM以外は低電圧状態でかろうじて動作していたみたいです。
 ・電源が切断できなかった問題も解消しました。
 ・ついでにガラス面が曇った電源ヒューズ(1A)を交換しておきました。

Sc9250gl80 Sc9250gl81 Sc9250gl82 Sc9250gl70 Sc9250gl71

■調整記録-----------------------------------------------------------

【フロントエンドOSC調整】
 ・76MHz受信 → L3調整 → Sメーター最大振れ
 ・90MHz受信 → TC3調整 → Sメーター最大振れ
【フロントエンドRF調整】
 ・76MHz受信 → L1,L2調整 → Sメーター最大振れ
 ・90MHz受信 → TC1,TC2調整 → Sメーター最大振れ
 ・83MHz受信 → IFT → Sメーター最大振れ
【IF歪調整】
 ・音声出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz 1kHz 70dB 受信
 ・IF基板T3,T4,T7調整  → 高調波歪最小
【レシオ検波歪調整】
 ・音声出力端子にWaveSpectra接続
 ・83MHz 1kHz 70dB 受信 → T9調整 → Sメーター最大振れ
 ・83MHz 1kHz 70dB 受信 → T10調整 → 高調波歪最小
【19kHz調整】
 ・音声出力をWaveSpectraに接続
 ・83MHz ST変調 80dB 受信 → T12,T13調整 → 19kHzレベル最大
 ・83MHz ST変調 80dB 受信 → T14調整 → 38kHzレベル最大
【セパレーション調整】
 ・音声出力をWaveSpectraに接続
 ・83MHz ST変調 80dB 受信 → R601調整 → 漏れ信号最小
 ・実測で左右とも約25dB/1kHzでした。
【AM OSC調整】
 ・729kHz(NHKラジオ)受信 → L5調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz(東海ラジオ)受信 → TC2調整 → Sメーター最大
【AM RF調整】
 ・729kHz(NHKラジオ)受信 → T5調整 → Sメーター最大
 ・1332kHz(東海ラジオ)受信 → TC1調整 → Sメーター最大
【IF調整】
 ・1053kHz(CBCラジオ)受信 → T6,T8,T11調整 Sメーター最大
【出力調整】
※現状値に合わせて左右レベルを揃えました。
※正しい方法かどうかは分かりません。
 ・R603調整 → TR609-E 電圧 -18.9V
 ・R613調整 → TR605-B 電圧  6.6V
 ・R604調整 → TR610-E 電圧 -18.9V
 ・R614調整 → TR606-B 電圧  6.6V

Sc9250gl1

■スピーカーターミナルボックス製作-----------------------------------

 ・スピーカーがRCA端子では確かに使い難いですね。
 ・本体を改造してスピーカーターミナルを取り付けようかと思いましたが、、
 ・設置スペースが狭くて断念しました。
 ・その代わり「スピーカーターミナルボックス」を作ってみました。
 ・ケースはTAKACHI SW-75。ドリルで適当に穴を開けただけです。
 ・手持ちの端材を使ったので材料費はゼロ。でも見た目は良いです。

Sc9250gl100_2 Sc9250gl110_2 Sc9250gl111 Sc9250gl112 Sc9250gl116

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・FMは放送局が無いところでもSTEREOランプが点灯します。
 ・雑音成分の中の19kHzに反応しているみたいですが調整しきれません。
 ・周波数窓の裏側を磨いたので、緑色の照明が美しいです。
 ・PHONOやTAPE入力に接続したCDの再生は良好です。
 ・AMは本体内部のバーアンテナで受信良好です。
 ・MIC MIXINGポジションがありますが MIC入力端子が見当たりません。
 ・ひょっとしてFMワイヤレスマイクでミキシングするのでしょうか?

Sc9250gl91 Sc9250gl92 Sc9250gl95 Sc9250gl96 Sc9250gl97

Sc9250gl11

2017年7月16日 (日)

SANSUI TU-α307

 ・2017年5月、実験材料を寄付していただきました。
 ・TU-α707シリーズは使ったことがありますが307は初体験機種。
 ・どれ程コストダウンされているか?

Tua30710

■製品情報-----------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SANSUI TU-α307 ¥29,800(1989年頃)

Tua30701 Tua30703

■動作確認-----------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字 1990。
 ・高さ6cm、奥行き25cmの小型ボディ。持ち上げるととても軽い。
 ・フロントパネルやボディに目立つキズはない。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・オート、マニュアル選局とも正常に名古屋地区のFM局を受信。
 ・縦棒グラフ式のシグナルメーター点灯、STEREOランプ点灯。
 ・本体背面にRF切換(LOCAL/DX)あり。
 ・IFバンド(Wide/Narrow)切換機能なし。
 ・手持ちのAMループアンテナを接続して名古屋地区のAM放送を確認。
 ・AMも受信動作も問題なさそう。

Tua30705 Tua30706 Tua30707 Tua30708 Tua30709

■内部確認-----------------------------------------------------------

 ・FM4連バリキャップ
 ・LAA1266:AM/FM Tuner System
 ・LA3410 :PLL FM MPX
 ・LC7218 :PLL Frequency Synthesizer
 ・dVR1:FMオートストップレベル調整
 ・eVR1:AMオートストップレベル調整
 ・ VR2:セパレーション調整

Tua30720 Tua30721 Tua30722 Tua30723 Tua30724
Tua30725 Tua30726 Tua30727 Tua30728 Tua30729
Tua30730 Tua30731 Tua30732 Tua30733 Tua30734

■調整記録-----------------------------------------------------------

【フロントエンド】
 ・L1~L4は調整が難しいのでパス
 ・LA1266 16ピン → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・83MHz受信 → T1調整 → 電圧最大
【検波調整】
 ・LA1266 9ピン~22ピン → 電圧計セット
 ・83MHz受信 → T3調整 → 0.0V±10mV ※実測+445mV
 ・83MHz受信 → T4調整 → WaveSpectraで歪最小
【AUTO STOP=MUTING調整】
 ・83MHz受信 → dVR1調整
【MPX VCO調整】
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR2調整 → 反対ch漏れ信号最小
【歪調整】※
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,80dB)→ 2調整 → 歪最小
【AM簡易調整】
 ・LA1266 15ピン → 電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・ 729kHz受信 → T1,T2調整 → 電圧最大
 ・1332kHz受信 → TC1,TC2調整 → 電圧最大
【AUTO STOP調整】
 ・83MHz受信 → eVR1調整

Tua307

■その他の設定-------------------------------------------------------

【CHARACTER設定】
 ・本機はアルファベットや数字記号を4文字まで記憶できます。
 ・[CHARACTER]ボタン押す
 ・[TUNING UP]、[TUNING DOWN]ボタンで文字を選択
 ・一文字ごとに[ENTER]で決定
 ・[CLEAR]ボタンで消去
【F-DIRECT】
 ・メモリボタン(1~0)を使って周波数を直接入力できる

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・FM/AMとも特に故障箇所は無かったです。
 ・低価格帯の製品ですが聞いてみてそんなに不満はないです。
 ・部品取り機として保管します。

Tua30711

2017年7月 9日 (日)

PIONEER F-005

 ・2017年6月初め、FM専用機F-005の故障品が届きました。
 ・クリスタルロック機として有名な機種です。
 ・以下、作業記録です。

F00502

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 Pioneer F-005 ¥58,000(1979年頃)

F00501_2 F00510

 ・上位機 F-007 は F-28 として輸出されていましたがF-005は国内専用機だったようです。

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観は目立つキズもなく保存状態は良好です。
 ・背面には固定/可変出力端子とマルチパスH/V端子。
 ・FMアンテナがF型端子でないのが残念。
 ・電源コードの印字を見ると「2002」
 ・コードストッパーが傷だらけなので、電源コードを交換した先人がいたようです。
 ・75Ω~300Ω変換器を介して同軸ケーブルを接続し動作確認。
 ・電源オン。周波数窓に電球色の照明が点灯。タマ切れなし。
 ・名古屋地区のFM放送局を受信しました、、、が、+1MHz超の大幅な周波数ズレ。
 ・本来82.5MHzのNHK-FM名古屋局を目盛り83.7MHz位置で受信します。
 ・SメーターとTメーターの振れ具合は正常。
 ・ズレた位置でLOCKランプ点灯。STEREOランプ点灯。実際にステレオ感あり。
 ・REC CALトーンOK。可変出力用VRに多少のガリ。
 ・チューニングつまみを指で触れた状態で同調すると「TUNE」ランプが赤く点灯。
 ・この状態で指を離すと「LOCKED」ランプが緑色に点灯
 ・周波数ズレ以外の不具合は無さそうです。

F00503 F00504 F00505 F00506 F00508
F00510_2 F00511 F00512 F00513 F00514

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・フロントエンドはFM専用5連バリコン。
 ・IF BAND切替機能なし。CF×3段。
 ・PA3001A:クアドラチュア検波(HA11225と同じ)
 ・PA1001A:PLL MPX(東光KB4437と同じ)
 ・PA1002A:AFオーディオアンプ、ミューティング
 ・大型電源トランス手前の金属ボックスにクリスタルロック機能が収まっている。

F00520 F00521 F00522 F00523 F00524
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F00530 F00531 F00532 F00533 F00534
F00535 F00536 F00537 F00538 F00539
F00540 F00541 F00542 F00543 F00544

 ・試しにフロントエンドのOSC調整をやってみました。
 【OSC調整】
  ・76MHz受信 → L5調整 → Sメーター最大
  ・90MHz受信 → TC5調整 → Sメーター最大

 ・これによって1MHzの周波数ズレは修正できました。
 ・当初はOSC発振回路の故障かと思いましたが単純な調整ズレでした。
 ・以下に示すその他の調整ポイントも大幅にズレていました。

■調整記録------------------------------------------------------------

F005

【クリスタルロック基板調整】
 ・チューナー基板 TP14~GND接続 ※クリスタルロック機能停止
 ・TP8 周波数カウンタ接続 → TC 調整 → 100kHz ※クロック調整 実測100.03kHz
 ・TP14電圧計接続 → VR3調整 → 7.24V±30mV ※ロック電圧中点設定 実測7.27V
 ・TP7 電圧計接続 → VR1調整 → 1.5Vp-p 実測1.0Vp-p
 ・チューナー基板 TP14~GND 間接続を外す  
 ・TP10~GND接続  
 ・TP14電圧計接続 → VR2調整 → 7.20V±30mV ※DCバランス調整 ※実測7.28V
 ・TP10~GND 間接続を外す  
【チューナー部調整】
 ・チューナー基板 TP14~GND接続 ※クリスタルロック機能停止
【OSC調整】
 ・76MHz受信 → L5調整 → Sメーター最大
 ・90MHz受信 → TC5調整 → Sメーター最大
【RF調整】
 ・76MHz受信 → L1,L2,L3,L4調整 → Sメーター最大
 ・90MHz受信 → TC1,2,3,4調整 → Sメーター最大
 ・83MHz受信 → IFT1調整 → Sメーター最大
【検波調整】
 ・83MHz受信 → IFT2調整 → Tメーター中点
【Sメーター調整】
 ・83MHz受信 → VR2調整 → Sメーター振れ具合調整
【MUTINGレベル調整】
 ・83MHz受信 → VR1調整 → ミューティング作動レベル調整
【REC CAL調整】
 ・83MHz受信 → VR6調整 → 339Hz、-6dB
 ・チューナー基板 TP14~GND接続解除
【VCO調整】
 ・TP58 周波数カウンタ接続
 ・83MHz受信 → VR4調整 → 76kHz±200Hz
【PILOTキャンセル調整】
 ・音声出力をWaveSpectraで観測
 ・83MHz受信 → VR5調整 → 19kHz成分最小
【セパレーション調整】
 ・83MHz受信 → VR3調整 → L/R漏れ成分最小
 ・実測L→R 61dB、L→R 59dB

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・OSC調整だけでなく、すべての調整箇所が大幅にズレていました。
 ・再調整によってほぼ復活したと思います。
 ・オレンジ色に浮かぶ照明窓がイイ感じです。

F00509

2017年7月 2日 (日)

ONKYO Integta T-445XG

 ・2017年5月、T-445XGの故障品が届きました。
 ・以下、修理記録です。

T445xg09

■製品情報-----------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-445XG ¥39,800(1989年頃)

T445xg02 T445xg04

■動作確認-----------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字 1989.
 ・ボディ右側後部に凹みキズ。フロントパネルはまずまずの状態。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・アナログ機のようにフロントパネル全体に照明点灯。
 ・RF切換(Boost ON/OFF)、IFバンド切換(Wide/Narrow)、Hi-Blend切換OK。
 ・各種機能の設定状況がインジケーターによって確認できる。
 ・オート、マニュアル選局とも正常に名古屋地区のFM局を受信。
 ・シグナルメーター点灯、STEREOランプ点灯。
 ・受信動作は正常に機能しているようですが、ただ出てくる音が酷い。
 ・左右chとも放送音とともに酷い雑音が混ざっている。
 ・手持ちの適当なAMループアンテナを接続して名古屋地区のAM放送を確認。
 ・AMも受信動作は正常みたいですがFMと同様に酷い雑音が入る。
 ・FM/AMともに同じ雑音です。
 ・これは電源系統の故障か? それともオーディオ最終段の故障か?

T445xg05 T445xg06 T445xg07 T445xg11 T445xg12

■内部確認-----------------------------------------------------------

 ・随分以前にT-445XXを弄ったことがあります。
 ・残っている写真と比較したところ、XXとXGはほとんど同じ回路構成のようです。
 ・FM4連バリキャップ
 ・HA11225:同調点検出、Sメーター
 ・uPC1161C :MPX
 ・LA1245:AM

T445xg20 T445xg21 T445xg22 T445xg23 T445xg24
T445xg25 T445xg26 T445xg27 T445xg28 T445xg29
T445xg30 T445xg31 T445xg32 T445xg33 T445xg34

■修理記録-----------------------------------------------------------

 ・音声出力端子から溯ってノイズ発生源を調査。
 ・部品足にICクリップを引っ掛けて直接音を聞きながらノイズ源を探す。
 ・検波回路やMPX回路からは正常な音声が聞こえました。
 ・Q207,Q208(4558D)-1ピンの出力正常
 ・L203,L204(NMC4059)を出たところのC213,C214(22uF/16v)では雑音混入。
 ・左右同じ雑音なので、両chに影響を与えそうなトランジスタを探す。

T445xg50 T445xg51 T445xg52 T445xg53 T445xg54

 ・本機は底板が外せない構造です。
 ・ネット検索でも回路図が見つからないので基板を外すため分解しました。
 ・基板裏面で配線を確認しながら考える。
 ・Q212:101P → 2SA1015 交換 → 改善せず
 ・Q216:2SK246 → 2SK246 交換 → 改善せず
 ・Q213,Q214:2SD655  → 2SC1815 交換 → 改善せず
 ・C213,C214:22uF/16V →22uF/50V 交換 → 改善せず
 ・残る可能性はLPFの故障か?
 ・L203,L204:NMC4059 → 取り外して回路を直結 → 雑音が消えた!
 ・左右チャンネルともLPFの故障でした。
 ・LPFをパスしたので、WaveSpectraでみると19kHzや38kHzに大きなピークが見えます。
 ・とりあえず聞こえる状態になったので以下の調整作業に進む。
 ・メモリ保持ができないキャパシタを交換。

T445xg40 T445xg56 T445xg59 T445xg71 T445xg72

■調整記録-----------------------------------------------------------

【VT電圧】
 ・TP6~GND DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76.1MHz → L051調整  → 3.8V ※確認のみ
 ・89.9MHz → TC051調整 →24.0V ※確認のみ
【検波調整】
 ・TP1~TP2 DC電圧計セット
 ・83MHz受信 → L123調整 → 0.0V±10mV ※実測+178mV
 ・TP8~GND DC電圧計セット
 ・83MHz受信 → L125調整 → 0.0V±10mV ※実測+228mV
 ・83MHz受信 → L124調整 → WaveSpectraで歪最小
【RF調整】
 ・TP8~GND DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・83MHz → L001,L002,L003,L004調整 → 電圧最大
【AUTO STOP=MUTING調整】
 ・83MHz受信 → VR121調整
【MPX VCO調整】
 ・TP4 周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR4調整 → 19kHz
【歪調整】※
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ R317調整 → 歪最小
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,80dB)→ R330調整 → 歪最小
 ・R325 調整方法不明
【SEPARATION調整 WIDE】
 ・IF BAND:WIDE
 ・83MHz(L信号,1kHz,80dB)→ R231調整 → R信号もれ最小
 ・83MHz(R信号,1kHz,80dB)→ R232調整 → L信号もれ最小
【AM簡易調整】
 ・TP6~GND DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・ 522kHz → AM OSCコイル調整 → 実測1.3V 確認のみ
 ・1611kHz → AM OSCトリマ調整 → 実測7.4V 確認のみ
 ・1053kHz CBCラジオ受信 → RFコイル調整 → Sメーター最大

 ※R317,R325,R330はたぶん歪調整と思います。
 ※WaveSpectraで効果が確認できます。
 ※ただ R325の用途がよく分かりません?

T445xg

■試聴---------------------------------------------------------------

 ・ノイズ源となっていたLPFを外したので16kHz以上の音域がダダ漏れ状態です。
 ・スピーカーに悪影響がありそうなので長時間の使用は避けた方が良さそう。

T445xg10

2017年6月18日 (日)

KENWOOD KT-929

 ・2017年5月、KT-929の修理調整作業を承りました。
 ・外観はミニコンサイズですが中身はかなりの実力機です。
 ・以下、作業記録を残します。

Kt92906

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・KT-929に関する製品情報はネット検索で見つかりません。
 ・1985年発行のオーディオ雑誌にあった記事を引用します。

Kt929_1985brou

Kt92901 Kt92908

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字 → 1985
 ・フロントパネル上面にちょっとキズがあります。
 ・ボディ天板に上に載せていた機器の足跡が凹みとして残っています。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。
 ・表示が曇った感じ。内側の汚れが目立つ。文字欠け、文字痩せなし。
 ・オート選局で名古屋地区のFM局を受信。
 ・Sメーターのセグメント点灯。STEREOランプ点灯。
 ・WIDE/NARROW切替なし。常時NARROW。プリセットメモリ6局。
 ・手持ちの適当なAMループアンテナでAM放送の受信確認。
 ・AMのIF BANDはNARROW~WIDEスライドボリュームで可変。
 ・AM放送はオート選局で正常に受信。

Kt92903 Kt92904 Kt92905 Kt92910 Kt92911

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・内部記録写真
 ・FMフロントエンド 5連バリキャップ
 ・セラミックフィルタ4段 常時NARROW受信
 ・DLRC Direct Linear Reception Circuitフロントエンド
 ・DCC Distortion Correcting Circuit 歪補正回路
 ・DLLD Direct Linear Loop Detector PLL検波回路
 ・DPD Direct Pure Decoder MPX調整回路

Kt92920 Kt92921 Kt92922 Kt92923 Kt92924
Kt92925 Kt92926 Kt92927 Kt92928 Kt92929
Kt92930 Kt92931 Kt92932 Kt92933 Kt92934
Kt92935 Kt92936 Kt92937 Kt92938 Kt92920_2

■調整記録------------------------------------------------------------

Kt929

【VT電圧】
 ・TP2 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L7 調整 → 8V ※実測 7.9V
 ・90MHz → TC5調整 →25V ※実測25.3V
【RF調整】
 ・R101後足側 DC電圧計セット=Sメーター電圧
 ・76MHz → L1,L2,L3,L6 調整 → 電圧最大
 ・90MHz → TC1,TC2,TC3,TC4調整 → 電圧最大
 ・上記作業を数回繰り返す
 ・83MHz → L5調整 → 電圧最大
【検波調整】
 ・TP3~TP4 DC電圧計セット
 ・83MHz → L9調整 → 0.0V±10mV ※実測+0.45V
 ・83MHz → L8調整 → Wavespectraで二次歪最小
【SIGNAL METER調整】
 ・83MHz 80dB → VR1調整 → LEDフル点灯
【MPX VCO調整】
 ・TP6 周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調) → VR8調整 → 76kHz
【PILOT CANCEL調整】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,80dB)→ VR7調整 → 19kHz漏れ最小
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,80dB)→ L13調整 → 19kHz漏れ最小
 ※19kHz左右のレベル注意
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ L14調整 → Lchレベル最大
【歪調整1 DET】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR2:DET調整 → 二次歪最小
【歪調整2 MONO2】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR3:MONO2調整 → 二次歪最小
【歪調整3 MONO3】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,80dB)→ VR5:MONO3調整 → 三次歪最小
【歪調整4 STEREO】
 ・83MHz(L/R信号,1kHz,80dB)→ VR4調整 → 二次歪最小
【歪調整5 STEREO】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,80dB)→ VR6調整 → 三次歪最小
【SEPARATION調整】
 ・83MHz(R信号,1kHz,80dB)→ VR 9調整 → 漏れ信号最小
 ・83MHz(L信号,1kHz,80dB)→ VR10調整 → 漏れ信号最小
【AM調整】
 ・TP2 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・ 522kHz → L18調整 → 実測 2.5V 確認のみ
 ・1629kH z→ TC7調整 → 実測20.3V 確認のみ
 ・LA1245-16pin DC電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・ 729kHz NHK第一放送受信 → L17調整 → 電圧最大
 ・1332kHz 東海ラジオ受信  → TC6調整 → 電圧最大
 ・1053kHz CBCラジオ受信  → L19調整 → 電圧最大

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・調整方法はKT-1100DやKT-2020とほぼ同じですね。
 ・同調点やトラッキング調整のズレがありましたが故障箇所は無かったです。
 ・セパレーション値が左右とも60dBオーバーで良好です。
 ・再調整によって良い性能を取り戻したと思います。

Kt92907

2017年6月11日 (日)

TRIO KT-9X

 ・2017年5月、KT-9X の修理調整を承りました。
 ・TRIO/KENWOOD製シンセ機の中で唯一パルスカウント検波を搭載した機種です。
 ・以下、修理作業の記録です。

Trio_kt9x07

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 TRIO KT-9X ¥64,800(1982年発売)
 ・Hifi engine Kenwood KT-9X (1981-83)

Trio_kt9x02 Trio_kt9x11

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字 → 1981
 ・外観に目立つキズはなく状態は良さそう。
 ・電源オン、周波数表示点灯。文字欠けや文字痩せはなさそう。
 ・RF(Normal/Direct)切換、IF BAND(Wide/Narrow)切換、MODE切換を示す赤色LED点灯。
 ・オート/マニュアルチューニングで名古屋地区のFM局を受信。
 ・5連LEDのSメーター点灯。周波数ズレなし。
 ・ただSTEREOランプが点灯しない。実際のステレオ感も無い。
 ・メモリ登録OK。プリセットメモリボタン8個の反応が鈍い。
 ・手持ちのAMループアンテナを接続して名古屋地区のAM局を受信。
 ・オート選局で受信OK。AMは問題なし。

Trio_kt9x03 Trio_kt9x04 Trio_kt9x06 Trio_kt9x12 Trio_kt9x13

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FMフロントエンド:5連バリキャップ
 ・TR7020:ダウンコンバート、クアドラチュア検波
 ・TR4011:パルスカウント検波
 ・HA11223W:PLL-MPX
 ・LA1245:AM TUNER
 ・コイン型リチウム電池
 ・VCOと書かれたVR3を少し回したところ STEREOランプ点灯。
 ・原因は調整ズレだったようです。

Trio_kt9x20 Trio_kt9x21 Trio_kt9x22 Trio_kt9x23 Trio_kt9x24
Trio_kt9x25 Trio_kt9x26 Trio_kt9x29 Trio_kt9x30 Trio_kt9x31
Trio_kt9x33 Trio_kt9x35 Trio_kt9x36 Trio_kt9x37 Trio_kt9x38
Trio_kt9x39 Trio_kt9x41 Trio_kt9x42 Trio_kt9x44 Trio_kt9x45

 ・サービスマニュアルの記述より
 ・セラミックフィルタCF1,4、CF2,3のカラーマーク → オレンジ色 → 10.725MHz
 ・ちなみに 赤色 → 10.700MHz、 白色 → 10.750MHz 
 ・本機はオレンジ色なので → 10.725×9/49=1.968989795・・・MHz

Trio_kt9x26_2 Trio_kt9x27 Trio_kt9x28 Trio_kt9x29_2 Trio_kt9x30_2

■修理記録-----------------------------------------------------------

 ・メモリ選択ボタンの反応が鈍い、特に右端のボタンは反応しない。
 ・フロントパネルを外してタクトスイッチを指で直接押すと正常に反応する。
 ・タクトスイッチの頭にボタン背面の突起が届いていないようです。
 ・フロント基板とメイン基板の隙間にスポンジが挟んでありました。
 ・でも経年劣化でスポンジが凹んでしまっています。
 ・プラ板を3mm厚に切って挟み、接着剤で固定しておきました。
 ・これで良さそうです。

Trio_kt9x60 Trio_kt9x61 Trio_kt9x62 Trio_kt9x63 Trio_kt9x64
Trio_kt9x65 Trio_kt9x66 Trio_kt9x68 Trio_kt9x69 Trio_kt9x70

■調整記録------------------------------------------------------------

Kt9x Trio_kt9x_sche

【VT電圧】
 ・TP4 電圧系セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz → L8 調整 → 6.5V ※実測 6.3V
 ・90MHz → CT5調整 →  25V ※実測25.3V
【RF調整】
 ・D20カソード側 DC電圧計セット=TR7020-2pin(Sメーター電圧)
 ・76MHz → L1,L3,L4,L7 調整 → 電圧最大
 ・90MHz → CT1,CT2,CT3,CT4調整 → 電圧最大
 ・上記作業を数回繰り返す
 ・83MHz → L6調整 → 電圧最大
【FM同調点調整】
 ・R66両端 DC電圧計セット
 ・83MHz受信 → L9調整 → 0V±10mV
【第2IF調整】
 ・TR4011-1pin 周波数カウンタ接続
 ・83MHz受信 → L11調整 → 1.9698MHz
【WIDE GAIN調整】
 ・D20カソード側 DC電圧計セット=TR7020-2pin(Sメーター電圧)
 ・Narrow受信 → Sメーター電圧記録
 ・Wide受信 → VR1調整 → Narrow受信時と同レベルに
【VCO調整】
 ・R94左足 周波数カウンタ接続
 ・83MHz無変調 → VR3調整 → 76kHz
【Pilotキャンセル】
 ・83MHz受信 → VR2調整 → 19kHz漏れ最小へ
【ステレオ歪調整】
 ・83MHz → フロントエンドL6調整 → 高調波歪最小へ
【セパレーション調整】
 ・Wide受信時 VR5 → Lch、VR6 → Rch
 ・Narrow受信 VR4
【AM調整】
 ・VT電圧 TP4電圧計セット → 1602kHz → L17調整 → 21V
 ・VT電圧 TP4電圧計セット →  531kHz → 2.8V ※確認のみ
 ・LA1245-16pin DC電圧計セット(Sメーター電圧)
 ・ 729kHz NHK第一放送受信 → L15調整 → 電圧最大
 ・1332kHz 東海ラジオ受信  → CT6調整 → 電圧最大
 ・1053kHz CBCラジオ受信  → L16調整 → 電圧最大

Trio_kt9x50 Trio_kt9x51 Trio_kt9x52 Trio_kt9x53

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・VCO再調整によってSTEREOランプ点灯、STEREO音声が出てきました。
 ・その他各部再調整によって良い性能を取り戻したと思います。

Trio_kt9x08

2017年6月 4日 (日)

SONY ST-5150 修理調整記録3

 ・2017年4月、ST-5150の調整作業をお引き受けしました。
 ・発売当時に購入したワンオーナー品とのこと。
 ・以下、作業記録です。

Sony_st515004

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-5150¥39,800(1973年発売)
 ・Hifi Engine SONY ST-5150
 ・カタログ(1973年6月版) TA-1150/ST-5150
 ・ST-5150回路図

Sony_st515002_2 Sony_st515007

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源オン。周波数窓の緑色照明点灯、右側の緑色塗料が少しハゲ。
 ・75Ωアンテナケーブルを接続してFM放送を受信確認。
 ・FMは若干の周波数ズレとTメーターズレ(同調点ズレ)を確認。
 ・Tメーターがやや左に振れた位置でMUTING解除される。
 ・-0.2MHz程度の周波数ズレ。二つのメーター動作はOK。MUTING動作OK。
 ・STEREOランプ点灯。実際にステレオ感あり。
 ・AMは背面バーアンテナで受信OK。
 ・FM/AMとも基本動作に問題なさそうです。

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネル裏側に「471211」の印字 → 昭和47年12月11日(1972年)

Sony_st515020 Sony_st515021 Sony_st515022 Sony_st515023 Sony_st515024
Sony_st515025 Sony_st515026 Sony_st515027 Sony_st515028 Sony_st515029
Sony_st515040 Sony_st515041 Sony_st515042 Sony_st515005

■調整記録------------------------------------------------------------

【レシオ検波調整】
 ・何も受信しない状態 T201上段コア調整 → Tメーター中点
【FM OSC調整】
 ・90MHz CT204調整 → Sメーター最大
 ・76MHz L104調整 → Sメーター最大
【FM受信調整】
 ・90MHz受信 CT201,CT202,CT203調整 → Sメーター最大
 ・76MHz受信 L101,L102,L103調整 → Sメーター最大
 ・83MHz受信 IFT調整 → Sメーター最大
 ・RT202 FM Sメーター振れ調整
【MUTINGレベル調整】
 ・T202調整 → D204電圧最大
 ・RT201調整 → ミューティング動作レベル調整
【検波歪み調整】
 ・T201下段コア調整 → 高調波歪み最少
【セパレーション調整】
 ・SUB信号送信 → T401調整 → Lch出力最大へ
 ・RT401 セパレーション調整
【AM調整】
 ・CT101,CT102
 ・T301,バーアンテナ内コイル
 ・RT301 AM Sメーター振れ調整

St5150

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・故障箇所は無かったです。
 ・各部再調整を行ないました。
 ・ガラス窓を分解して清掃したので照明の美しさが蘇りました。

Sony_st515003

2017年5月14日 (日)

SONY ST-5130 初期型 3号機

 ・2017年3月末、ヤフオクで初期型ジャンク品を入手しました。
 ・オリジナルの取扱説明書が付属していたことが入手の動機です。
 ・商品説明によるとMUTINGスイッチをオンにすると音が出ないらしい、、
 ・以下、整備記録です。

Sony_st513005

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-5130 ¥69,800(1972年頃)
 ・Hifi Engine SONY ST-5130 ※サービスマニュアル
 ・取扱説明書 (日本語版)
 ・製品カタログ 1971版

Sony_st513002 Sony_st513004

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネル、ボディとも目立つキズは無く保存状態は良好。
 ・照明窓の内側に大量のホコリが積もっているが分解清掃すればキレイになりそう。
 ・背面パネルを見ると電源コードが新しいものに交換済み。
 ・とりあえず入手時の状態で電源オン。
 ・緑色照明が浮かび上がる、、でもガラス内部のホコリのせいで美しくない。
 ・若干の周波数ズレがあるものの名古屋地区のFM放送を受信。
 ・TメーターとSメーターは正常に振れている。
 ・ただSTEREOランプが点灯しない。聞いた感じでステレオ感なし。
 ・放送は受信するものの出てくる音がひどく歪んでいる。
 ・高調波ノイズがたっぷり乗っている感じ。
 ・説明通りMUTINGオフでは音が出るのにMUTINGオンにすると音が出なくなる。
 ・マルチパスH端子もMUTINGオンで音が出なくなる
 ・名古屋地区のAM局を受信。AMは問題なさそう。
 ・ヘッドホンの音量調整VRが不調。

Sony_st513001 Sony_st513008 Sony_st513009 Sony_st513010 Sony_st513011

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・ボディ内部は清掃済みのようでホコリの堆積も無く綺麗な状態。
 ・ほとんどの電解コンデンサーが交換済み。
 ・トランジスタとFETも一部交換済み。
 ・Q209,Q210:2SC633A → 2SC1815GR交換済み
 ・Q404:2SC634A → 2SC1815GR交換済み
 ・Q207,Q208,Q401,Q405,Q406:2SK23 → 2SK369交換済み

Sony_st513021 Sony_st513022 Sony_st513025 Sony_st513026 Sony_st513027
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Sony_st513033 Sony_st513034 Sony_st513035 Sony_st513036 Sony_st513037

■修理記録------------------------------------------------------------

 ・上記内部確認の過程で部品の交換ミスをいつくか発見。
 ・C223:1uF/50V → 3.3uF/50V
 ・C408:3.3uF/25V → 33uF/25V
 ・Q208:2SK369 → 取付方向が逆
 ・Q404:2SC1815 → 取付方向が逆

 ・2SK23の代替品として2SK369は特性がちょっと違いすぎるのでは?
 ・2SK23の代替品として確保してある 2SK107に再交換。

 ・Q207:2SK23→2SK369→2SK107 ※交換によってMUTING動作が正常になった
 ・Q401:2SK23→2SK369→2SK107 ※交換によって酷い高調波ノイズが消えた
 ・Q404:2SC634A→2SC1815→取付方向修正 ※修正によってSTEREOランプ点灯

Sony_st5130_sche2

■調整記録-----------------------------------------------------------

【FMフロントエンド調整】
 ・OSC調整 → CT105,L105
 ・トラッキング調整 → CT101,CT102,CT103,CT104 / L101,L102,L103,L104
 ・IFT調整 → IFT101
【レシオ検波調整】
 ・T201上段コア → 検波調整
 ・T201下段コア → 高調波歪調整
【MUTING調整】
 ・T202 → D209電圧最大
 ・RT202 → MUTINGレベル調整
【Sメーター調整】
 ・RT201 → FM Sメーター調整
【MPX調整】
 ・T401 → スイッチング信号調整(※SUB信号注入 → Lch出力最大)
 ・RT401 → セパレーション調整
【AM調整】
 ・OSC調整 → CT302,T301
 ・トラッキング調整 → CT301,L801(バーアンテナ内コイル)
 ・RT301 → AM Sメーター調整

St5130

■しばらく使っていると同調点がずれる----------------------------------

 ・しばらく使っているとTメーター中点が徐々にずれる症状発生。
 ・電源オンから4~5時間経つと中点を外れてMUTINGが動作し音が出なくなる。
 ・この症状はレシオ検波コイル内のコンデンサ劣化が怪しいです。
 ・基板から取り外して金属カバーを開けてみると
 ・内部に小さなコンデンサが2個付いていました。
 ・ST-5150部品取り機に同型のコイルがあったのでこれを流用
 ・24時間連続受信してもTメーターはズレなくなりました。
 ・内部コンデンサの容量が分かりませんが、いずれ確かめておきます。

Sony_st513060 Sony_st513061 Sony_st513063 Sony_st513065 Sony_st513066

■メーター交換--------------------------------------------------------

 ・ST-5130オリジナルのメーターは照明を透過しないタイプです。
 ・同時期のST-5150では照明透過タイプのメーターが使われています。
 ・サイズと取り付け方法は同じなのでST-5150のメーターと交換。
 ・オリジナルの雰囲気を失いますが、視覚的には効果的です。
 ・ちなみにST-5150Dのメーターには「MULTIPATH」の文字があるので使えません。

Sony_st513042 Sony_st513043 Sony_st513044 Sony_st513045 Sony_st513007

■ヘッドホン音量調整VR交換--------------------------------------------

 ・VRを回したときのフィーリングに手応えなし、何というか、、スカスカな感じ。
 ・ヘッドホンで聞いてみるとRchの音量が変化しない。
 ・RV601,602 2連50kΩBタイプ → 部品取り機から流用

Sony_st513008_2 Sony_st513040_2 Sony_st513050 Sony_st513051 Sony_st513052

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・40年以上前の製品ですから部品劣化は避けられないですね。
 ・でも少し手を加えればまだまだ現役で使えます。
 ・オールドチューナーは美しい照明窓が最大の魅力です。

Sony_st513006

■追記<2017年6月11日>----------------------------------------------

 ・調整以来ずっとNHK-FMを聴いていたので気付かなかったのですが、、、
 ・民放FM局に切り換えたところ、出てくるステレオ音声が何だかこもった感じ??
 ・この違和感はMONO受信に切り換えると解消する。NHK-FMだと気にならない。
 ・これはどうしたことだ??
 ・信号発生器でパイロット信号成分を変化させながら様子をみる。
 ・すると、19kHz成分を12%以上にすると同じ現状が発生する。
 ・Q403:2SC710 → 2SC1815GR交換済 → これを 2SC1815Y に変更
 ・これで違和感解消。
 ・実測確認:2SC1815GR hFE=352 、2SC1815Y hFE=185

2017年4月30日 (日)

KENWOOD D-3300T 修理調整記録

 ・2017年3月、D-3300Tの調整作業をお引き受けしました。
 ・作業内容をご報告します。

D3300t03

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオ懐古録 KENWOOD D-3300T ¥140,000円(1986年)
 ・オーディオの足跡 KENWOOD D-3300T ¥140,000円(1986年)
 ・Tuner Information Center (T.I.C) KT-3300D(1987年 $525)
 ・取扱説明書 (国内版)

D3300t02 D3300t08

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・アンテナ端子A に同軸ケーブルを接続して電源オン。
 ・表示部は明るく点灯。照度の劣化や文字痩せは感じません。
 ・地元FM局を受信しながら動作の確認。
 ・オートチューニング、マニュアルチューニングとも名古屋地区のFM局を受信しました。
 ・周波数ズレなし。RF切換、IF切換OK。STEREOランプ点灯。
 ・Modulationを示す横バー点灯。
 ・REC CALトーンは動作しました。
 ・顕著な不具合は無さそうです。

D3300t04 D3300t05 D3300t06
D3300t09 D3300t10 D3300t11

■内部確認------------------------------------------------------------

D3300t20 D3300t21 D3300t22 D3300t23 D3300t24
D3300t25 D3300t26 D3300t27 D3300t28 D3300t29
D3300t30 D3300t31 D3300t32 D3300t33 D3300t34
D3300t35 D3300t36 D3300t37 D3300t38 D3300t39
D3300t46 D3300t41 D3300t42 D3300t43 D3300t45

■調整記録------------------------------------------------------------

【本体設定】
 ・IF BAND:WIDE
 ・RF SELECTOR:DISTANCE
 ・QUIETING CONTROL:NORMAL
 ※(X86),(X05),(X13):基板番号
【VT電圧】
 ・TP6~TP7 DC電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・76MHz →  L5(X05-)調整 → 3.0V±0.1V
 ・90MHz → TC5(X05-)調整 →25.0V±0.1V
【検波調整】
 ・TP10~TP11 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L12(X86-)調整 → 0.0V±10mV
 ・TP16~TP17 DC電圧計セット
 ・83MHz(無変調,80dB)受信 → L9 (X86-)調整 → 0.0V±10mV
【RF調整】
 ・Multipath V端子 DC電圧計セット
 ・76MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ L1~4 (X05-)調整 → 電圧最大
 ・90MHz(1kHz,100%変調,40dB)→ TC1~4(X05-)調整 → 電圧最大
【IFT調整】
 ・Multipath V端子 DC電圧計セット
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ L10,L11,L22(X05-)調整 → 電圧最大
 ・83MHz(1kHz,100%変調,30dB)→ L11(X86-)調整 → 電圧最大
【AUTO STOP調整】
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,20dB)→ VR1(X86-)調整 → STEREOインジケータ点灯
【SIGNAL METER調整】
 ・(X13-)電源スイッチ後方の小さな基板
 ・83MHz(無変調,50dB)→ VR3(X13)調整 → 7番目のドット(最上段)点灯
【TUNING METER調整】
 ・SELECTOR:MONO
 ・83MHz(10Hz,100%変調,80dB) → VR2(X13)調整 → ※
  ※中央の縦白セグメント点灯、両側の赤縦セグメントの中点へ
【MPX VCO調整】
 ・TP15に周波数カウンタ接続
 ・83MHz(無変調,80dB) → VR5(X05-)調整 → 76.00kHz±50Hz
【PILOT CANCEL調整1】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dB)→ VR1(X05-)調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランス確認
【PILOT CANCEL調整2】
 ・83MHz(19kHz信号,10%変調,80dB)→ L20(X05-)調整 → 19kHz信号最小
 ・左右chのバランス確認
【SUB CARRIER調整(38kHz)】
 ・音声出力をWavespectraで観察
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,90%変調+19kHz信号,10%変調,80dB)→ L19(X05-)調整 → Lch最大
【歪調整1 DET】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR3(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整2 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR4(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整3 MONO】
 ・83MHz(MONO信号,1kHz,100%変調,80dB)→ VR6(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整4 STEREO】
 ・83MHz(L信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR5(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整5 STEREO】
 ・83MHz(SUB信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR7(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整6】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR8(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整7】
 ・83MHz(L信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR9(X86-)調整 → 歪率最小
【歪調整8 NARROW】
 ・83MHz(MAIN信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR2(X86-)調整 → 歪率最小
【SEPARATION調整1 L】
 ・83MHz(R信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR4(X05-)調整 → L信号もれ最小
【SEPARATION調整2 R】
 ・83MHz(L信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR3(X05-)調整 → R信号もれ最小
【SEPARATION調整3 NARROW】
 ・IF BAND:NARROW
 ・83MHz(R信号,1kHz,90%変調+19kHz信号10%変調,80dB)→ VR2(X05-)調整 → R信号もれ最小
【DEVIATION調整】
 ・REC CAL 確認 407Hz -5.6dB
 ・REC CAL オン → VR4(X13)調整 → 左から5番目のドットが点灯する位置

D3300t00

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・故障箇所はありませんでした。
 ・再調整によって良い性能を取り戻したと思います。
 ・黒いサイドウッドが渋い高級感を演出していますね。

2017年4月23日 (日)

SONY ST-S333ESJ 修理調整記録1

 ・2017年2月、333ESJの修理調整作業を承りました。
 ・以下、作業記録です。

333esj09

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-S333ESJ ¥55,000(1993年発売)
 ・Hifi Engine Sony ST-S707ES ? AM/FM Stereo Tuner (1993-94) ?

333esj01 333esj11

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードが外されて3Pタイプのインレットに交換されています。
 ・FMアンテナを接続して電源オン。名古屋地区のFM局の受信確認。
 ・オート選局、マニュアル選局とも名古屋地区のFM局を受信しました。
 ・Sメーター点灯、STEREOランプ点灯、RF切換、IF切換、MODE切換OK。
 ・CAL TONE OK、MUTING動作OK。
 ・付属AMループアンテナで名古屋地区のAM局を受信しました。
 ・CBCラジオ(1053kHz)ではSTEREOランプ点灯、AMステレオ放送対応機でした。

333esj07 333esj10 333esj12 333esj13 333esj14

 ・電源投入から1時間ほどは正常動作でした。
 ・ところがその後、FM放送受信中にSTEREOランプが点滅する症状が発生。
 ・点滅に同期して音が出なくなります。
 ・この時、Sメーターの振れに異常なし。
 ・RF切換やIF BAND切換に関わらず発生する。
 ・MUTING OFFに設定すると音が出る
 ・音声出力端子の接触不良では無い。

333esj02 333esj03 333esj04 333esj05 333esj08

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・改造は3Pインレットの交換だけのようです。
 ・MC13022DW:AM STEREO DECORDER

333esj20 333esj21 333esj22 333esj23 333esj24
333esj25 333esj26 333esj27 333esj28 333esj29
333esj30 333esj31 333esj32 333esj33 333esj34
333esj35 333esj36 333esj37 333esj38 333esj39
333esj40 333esj41 333esj42 333esj43 333esj44
333esj45 333esj46 333esj47 333esj49 333esj50
333esj60 333esj61 333esj62 333esj63 333esj65

■修理記録------------------------------------------------------------

 ・音が出なくなる原因はMUTING機能が作動したことでした。
 ・IC251(LA1235)のFM同調点が-0.7Vと大きくズレていました。
 ・このため同調点が外れたと判定されてMUTING回路が作動したわけです。
 ・部品の故障ではなく、再調整で不具合は解消しました。
 ・アースバーのハンダを点検したところ、数か所でクラック発見。
 ・念のため出力端子のハンダも補修しておきました。

333esj64_2 333esj66 333esj67 333esj70 333esj71

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・部品番号はESGと全く同一です。

333esj

【FM同調点調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・IC251(LA1235)7pin~10pin間電圧計セット
 ・83MHz受信 → IFT251調整 → 電圧ゼロ ※調整前実測-0.75V
【VT電圧調整】
 ・フロントエンド内JW8 電圧計セット
 ・アンテナ入力なし
 ・90MHz → L104調整 → 21.0V±0.2V ※調整前実測21.3V
 ・76MHz → 確認のみ →  8.0V±1.0V ※調整前実測 7.9V
【トラッキング調整】
 ・IF BAND = NARROW
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・90MHz受信 → CT101,CT102,CT103 → 電圧最大
 ・76MHz受信 → L101,L102,L103  → 電圧最大
【PLL検波調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・TP201を短絡 ※これによってIF回路をバイパス
 ・TP271 電圧計セット
 ・IFT272調整 → 電圧ゼロ ※調整前実測+320mV
 ・CT271調整 → 歪最小 ※WaveSpectraにて波形確認
 ・TP201を開放
【IF歪調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・IC251(LA1235) 13pin(又はR261右足)電圧計セット
 ・RV201、RV202 時計回り一杯に回す
 ・SSG出力40dBモノラル信号送信
  ・IFT201調整 → 電圧最大
 ・SSG出力40dBステレオ信号送信
  ・IFT202調整 → 電圧最大
  ・IFT101調整 → 電圧最大 ※IFT101フロントエンド内
 ・RV201、RV202 回転範囲の中央位置に回す
 ・SSG出力80dBモノラル信号送信
  ・IFT203調整 → 歪最小へ
 ・SSG出力80dBステレオ信号送信
  ・IFT204調整 → 歪最小へ
【STEREOインジケータ調整】
 ・IF BAND = WIDE
 ・MUTING = OFF
 ・SSG83MHz 出力20dB
 ・RV251調整 → ステレオインジケータ点灯
【MUTINGレベル調整】
 ・IF BAND = WIDE
  ・MUTING = ON
  ・SSG83MHz 出力25dB
  ・RV252調整 → MUTING調整
 ・IF BAND = NARROW
  ・RV203調整 → MUTING調整
【Sメーター調整】
 ・RV241調整
【パイロットキャンセル】
 ・RV303、L301 19kHz信号漏れ最小 左右バランス確認
【セパレーション調整】
 ・RV301 R→L ※調整後実測64dB
 ・RV302 L→R ※調整後実測68dB
【CAL TONE】
 ・Peak Level-4.4dB 381Hzの波形が出ていました。
【AM調整】
 ・RV401 Sメーター調整
 ・RV402 AUTOSTOP調整
 ・CBCラジオ(1053kHz)受信でSTEREOランプ点灯

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・安定してFM放送を受信できるようになりました。
 ・再調整によって歪率、セパレーションとも大幅に改善しました。
 ・AMでは名古屋地区のCBCラジオ(1053kHz)を受信するとSTEREOランプが点灯します。
 ・CBCラジオはFM補完放送(93.7MHz)が始まってもAMステレオ放送を続けている希少局です。

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