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SONY ST-5130 後期型 修理調整記録2

 ・2021年7月初め、ST-5130の故障機が届きました。
 ・以下、整備記録です。

St513002_20210926125301

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-5130 ¥69,800(1972年頃)
 ・製品カタログ 1971版
 ・Hifi Engine SONY ST-5130 AM/FM Stereo Tuner (1971-74)

St513001_20210926125201St513011_20210926125201

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・フロントパネルに数か所キズがあり白ペンキでタッチアップされています。
 ・照明窓の内側にホコリが積もっているが分解清掃すればキレイになりそう。
 ・とりあえず到着時の状態のまま電源オン。
 ・左サイドの緑色照明が浮かび上がる、、でも右サイドは電球切れ。
 ・FMアンテナを接続して名古屋地区のFM放送を受信。
 ・TメーターとSメーターは正常に振れている。
 ・しかしSTEREOランプが点灯しない。実際のステレオ感もない。
 ・背面バーアンテナで名古屋地区のAM局を受信。

St513001St513003_20210926124801St513007St513006St513005

■修理記録:照明電球交換----------------------------------------------

 ・フロントパネルを分解し経年の埃を吹き飛ばして内部清掃。
 ・切れていた正面右側の照明電球交換。
 ・ついでにキズの多いフロントパネルも保管品と交換しておきました。
 ・銀色のフレーム、ガラス板をピカピカに清掃。
 ・ライトアップされた緑色の周波数目盛がキレイに浮かび上がります。

St513067

■修理記録:MPX UNIT交換----------------------------------------------

 ・下記【MPX調整】でもやはりSTEREOランプは点灯しない。
 ・モノラル受信はできているのでスイッチング回路に不具合がありそう。
 ・調べてみると、MPX基板のスイッチング回路で19kHzと38kHzが観測できない。
 ・MU401(MPX UNIT:1-425-548)から19kHz信号が出ていないことが判明。
 ・どうやらMU401の内部故障のようです。
 ・つい最近もST-5140で同じ事例がありました。
 ・同型部品はST-5140、ST-5130のMPX回路で使われています。
 ・対策として手持ちのST-5130ジャンク機から MU401 を取り外して移植しました。
 ・これによってステレオ分離できるようになりました。
 ・が、、今度はSTEREOランプが点灯しない、、
 ・STERO感はあるのでこれは電球切れですね。
 ・これもジャンク機からユニットごと移植しておきました。

St513040St513047St513048_20210926124901St513049St513050

■修理記録:電源回路電解コンデンサ交換-------------------------------

 ・気休めかもしれませんが電源回路の電解コンデンサを交換しておきました。
 ・C701:470uF/50v
 ・C702:220uF/25v
 ・C703: 47uF/16v

St513060St513061St513062_20210926125001St513063_20210926125001St513066_20210926125001

■調整記録-----------------------------------------------------------

【FMフロントエンド調整】
 ・OSC調整 → CT105,L105
 ・トラッキング調整 → CT101,CT102,CT103,CT104 / L101,L102,L103,L104
 ・IFT調整 → IFT101
【レシオ検波調整】
 ・T201上段コア → 検波調整
 ・T201下段コア → 高調波歪調整
【MUTING調整】
 ・T202 → D209電圧最大
 ・RT202 → MUTINGレベル調整
【Sメーター調整】
 ・RT201 → FM Sメーター調整
【MPX調整】
 ・T401 → スイッチング信号調整(※SUB信号注入 → Lch出力最大)
 ・RT401 → セパレーション調整
【AM調整】
 ・OSC調整 → CT302,T301
 ・トラッキング調整 → CT301,L801(バーアンテナ内コイル)
 ・RT301 → AM Sメーター調整

St513064_20210926125301

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・オールドチューナーは美しい照明窓が最大の魅力です。
 ・薄暗い部屋でいつまでもボーっと眺めていられます。

St513004_20210926125301

2021年9月19日 (日)

SONY ST-5150 修理調整記録4

 ・2021年7月初め、ST-5150の故障機が届きました。
 ・いろいろ不具合があるそうです。
 ・以下、作業記録です。

St515003

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-5150¥39,800(1973年発売)
 ・Hifi Engine SONY ST-5150 AM/FM Stereo Tuner (1973-76)
 ・カタログ(1973年6月版) TA-1150/ST-5150
 ・ST-5150回路図


St515002St515008

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・ガラス板に刻まれた周波数目盛り、文字や数字が奇妙な形に踊っています。
 ・このシリーズでよく見る劣化現象ですね
 ・どうしたらこんな形状になるのか??高温環境に長期間置いたとか??

St515029

 ・電源コードの印字は「1974」。コードがベタベタしています。
 ・電源オン。周波数窓と二つのメーター照明点灯。
 ・75Ωアンテナケーブルを接続してFM放送を受信確認。
 ・Tメーターが左右に大きく振れるが、Sメーターはほとんど動かない。
 ・名古屋地区のFM局周波数付近でTメーターが中点を示す。
 ・しかしMUTINGオンでは音が出ない。MUTINGオフにすると受信音が聞こえる
 ・STEREOランプ点灯しない
 ・AMは背面バーアンテナで受信OK

■分解清掃、ガラス板交換----------------------------------------------

 ・周波数を刻んだガラス板はST-5130/5140/5150/5150D共通部品です。
 ・ガラス板は過去に解体処分したジャンク機から取り外して保管しています。
 ・その保管品の一枚と交換しました
 ・その他、銀色のフレーム、スイッチ、透過型メーターなどもあります。
 ・ガラス板を磨きすぎると数字や目盛りを傷つけるので注意、注意。

St515031St515032St515033St515034St515035

■再調整--------------------------------------------------------------

【レシオ検波調整】
 ・何も受信しない状態 T201上段コア調整 → Tメーター中点
【FM OSC調整】
 ・90MHz CT204調整 → Sメーター最大
 ・76MHz L104調整 → Sメーター最大
【FM受信調整】
 ・90MHz受信 CT201,CT202,CT203調整 → Sメーター最大
 ・76MHz受信 L101,L102,L103調整 → Sメーター最大
 ・83MHz受信 IFT調整 → Sメーター最大
 ・RT202 FM Sメーター振れ調整
【MUTINGレベル調整】
 ・T202調整 → D204電圧最大
 ・RT201調整 → ミューティング動作レベル調整
【検波歪み調整】
 ・T201下段コア調整 → 高調波歪み最少
【セパレーション調整】
 ・SUB信号送信 → T401調整 → Lch出力最大へ
 ・RT401 セパレーション調整
【AM調整】
 ・CT101,CT102
 ・T301,バーアンテナ内コイル
 ・RT301 AM Sメーター振れ調整

St515037
St515006St515005St515022St515020St515021

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・この個体はSメーターの振れ方にちょっとクセがあります。
 ・電波強度60dBまではほとんど振れません。
 ・さらに電波強度70dBまで上げるとメーターが一気に振り切れます。
 ・Sメーターが振れなくても出てくる音は正常なのでOKとします。
 ・何度も書いてますが、この時期のソニーデザインは最高ですね。
 ・シルバーパネルに映えるグリーンイルミネーションに見惚れてしまいます。
 ・お店のインテリア、オブジェとしても使えそう。

St515004

2021年9月12日 (日)

ONKYO T-417

 ・2021年7月、初体験機種 T-417 の故障機が届きました。
 ・初めて見る機種です。

T41711

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-417 ¥65,000(1979年発売)
 ・オーディオ懐古録 ONKYO Integra T-417 Quartz Locked FM Stereo Tuner ¥65,000

T41702T41719

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・ボディに多少の擦り傷があるものの、フロントパネルはまずまずの状態。
 ・FM専用機、クォーツロック、FMアンテナ入力2系統、3つのメーター。
 ・電源オン、周波数スケールの照明点灯、指針照明はないタイプ。
 ・名古屋地区のFM局を受信しようとすると、、
 ・指針の移動に伴って「バリバリ」という激しいノイズ発生
 ・このノイズと連騰してSメーターとTメーターが左右に不規則に振れる
 ・メーターの振れ具合が安定しないので同調点が分からない
 ・Sメーター最大点とTメーター中点が一致しない
 ・これはFM同調点など調整ポイントが大幅にズレている予感、、
 ・それとバリコン軸のグリス固化。

T41704T41705T41706T41707T41710
T41708T41709T41714T41715T41716

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・FM専用7連バリコン
 ・Quartz Locked System
 ・IF BAND = Wide/Narrow
【Wide】
 Q101→X101→X102→Q102→Q105→Q106→レシオ検波器
【Narrow】
 Q101→X101→X102→Q102→[X104→Q103→X105→Q104→X106]→Q105→Q106→レシオ検波器
 ・Q101:3SK73
 ・Q102,103,104,106:uPC1163H
 ・Q105:HA1137W IFアンプ、Sメーター駆動
 ・Q204:HA11223W:PLL-MPX
【Quartz Locked System】
 ・IF信号を水晶発振子(10.7MHz)の基準信号にロックする
 ・同調点±50kHz → LOCKEDインジケーター点灯
 ・チューニングノブから手を放す → Tメーターが中点に引き込まれる
【SELECTIVITY】
 ・S/N比が高い局 → IF=Wide [X101→X102]
 ・S/N比が低い局 → IF=Narrow [X101→X102→X104→X105]
 ・検波機出力のS/N比を検出してWide/Narrow自動切換え
 ・通常はAUTO(Wide)推奨
【NOISE REDUCTION】
 ・OFF / AUTO / ON
 ・いわゆるオートブレンド機能
 ・AUTO:弱電界での信号の強さに応じてブレンド量を自動切換え
 ・ON:常に一定の割合で左右chをブレンド
 ・OFF:ノイズリダクション回路を作動させない
 ・ブレンドによってセパレーション値が悪化するので通常は OFF 推奨
【MULTIPATH端子】
 ・AUDIBLE= マルチパスV端子
 ・DET OUT= マルチパスH端子

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T41723T41726T41728T41727T41729
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T41735T41736T41737T41738T41739

■修理記録:指針移動に伴うバリバリノイズ------------------------------

 ・MUTINGオフ時、指針の移動に伴い特に76~80MHz区間で激しいノイズ発生
 ・ノイズに連動してSメーターが大きく振れ、Tメーターの中点が安定しない
 ・この現象はバリコン軸のグリス劣化が原因です。
 ・バリコン回転軸とシャーシの軸受け部の固化したグリスを爪楊枝の先端で清掃
 ・バリコン羽が小さいので作業は慎重に、
 ・固化したグリスを除去後、コンタクトグリスを薄く塗布して完了。
 ・76~90MHz区間を何度も往復させてグリスを馴染ませる。
 ・これで指針移動に伴う不快なノイズは解消しました。
 ・そしてSメーターとTメーターの振れ方がスムーズになりました。

T41760

■調整記録------------------------------------------------------------

T41751

【クリスタルロック基板調整】
 ・MUTING OFF、タッチセンサー OFF
 ・クリスタルロック基板 X~S → DC電圧計セット
 ・SSG 10.7MHz 90dB 無変調 → メイン基板 R101 に注入
 ・L751調整 → 電圧ゼロ
 ・R715調整 → Tメーター中点調整
【OSC調整】
 ・SSG76MHz → L008調整 → Sメーター最大
 ・SSG90MHz → TC007調整 → Sメーター最大
【RF調整】
 ・SSG76MHz → L001~L006調整 → Sメーター最大
 ・SSG90MHz → TC001~TC006調整 → Sメーター最大
 ・SSG83MHz → L007調整 → Sメーター最大
【IF調整】
 ・SSG83MHz → L101,L102調整 → Sメーター最大
【IFレベル調整】
 ・SELECTIVITY 反応レベルの調整か?
 ・S/N比が悪化したときにNarrowに切り換えるレベルを調整するみたいです??
 ・R177調整
 ・調整方法が分かりません。とりあえず最大位置に設定 → 常時 Wide受信状態
【レシオ検波調整】
 ・R125両端 DC電圧計セット
 ・SSG83MHz → L106(左側)調整 → 電圧ゼロ
 ・SSG83MHz → L106(右側)調整 → 高調波歪最小
【ミューティング調整】
 ・SSG83MHz 1kHz 20dB → R154調整 → ミューティング作動位置へ
【VCO調整】
 ・TP-2 → 周波数カウンタ接続
 ・SSG83MHz無変調 → R213調整 → 76kHz
【パイロットキャンセル調整】
 ・音声出力をWaveSpectraで観測
 ・SSG83MHz 1kHz ST信号 → R223調整 → 19kHz信号最小
【セパレーション調整】
 ・音声出力をWaveSpectraで観測
 ・SSG83MHz 1kHz L/R信号 → R240調整 → 漏れ信号最小
【DEVIATION調整】
 ・SSG83MHz 1kHz 100%変調 → R804調整 → DEVメーター指針100%
【REC CAL調整】
 ・固定音声出力をWaveSpectraで観測
 ・SSG83MHz 1kHz ST信号 → 音声レベル記録
 ・REC CAL オン → R858調整 → 基準音-6dB

T41750

■修理記録:周波数指針再塗装------------------------------------------

 ・最後にフロントパネルを分解して周波数窓の内側を磨いておきました。
 ・ついでに周波数指針を再塗装しました。
 ・元の色が褪せていたので蛍光オレンジでタッチアップしました。
 ・見映えがグッとよくなったと自画自賛、、

T41740T41741T41742T41743T41744

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・TメーターとSメーターの動きがスムーズになり同調点を明確に示します。
 ・選局ノブから指を離すとTメーター指針が中点に引き込まれます。
 ・オーディオ全盛期、私はONKYO製チューナーには興味なかったですが、、
 ・最近になってその実力を再認識しています。

T41712

2021年9月 5日 (日)

KENWOOD KT-3030 修理調整記録4

 ・2021年7月、KT-3030の故障機が届きました。
 ・JVCサービスで「部品が無いので修理不能」と返却されたそうです
 ・さてどんな部品が無いのでしょうか?

Kt303005_20210905125301

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 KENWOOD KT-3030 ¥120,000(1984年頃)
 ・オーディオ懐古録 KENWOOD KT-3030 ¥120,000
 ・Hifi Engine KENWOOD KT-1100SD FM Stereo Tuner (1984)

Kt303002_20210905125401Kt303004_20210905125401

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・外観はとても奇麗な状態、目立つ傷はない
 ・FMアンテナを接続して電源オン
 ・周波数表示、その他のインジケーター点灯
 ・オート選局では周波数がアップダウンする
 ・しかし名古屋地区のFM放送局はすべて素通りして受信しない
 ・SIGNALインジケーターは全く点灯しない
 ・これは全く受信していないようです

■修理記録:電源基板電解コンデンサー交換------------------------------

 ・ボディを開けて内部チェック
 ・VT電圧を測定すると76~90MHz区間で約2.3V、ほとんど変化しない
 ・電源基板電圧確認
  ・J1-1 (+15v) +15.2v
  ・J1-2 (+12v) +12.2v
  ・J1-3 (-12v) -12.1v
  ・J2-1 (GND)
  ・J2-2 (+B,54v) +2.3v
  ・J2-3 (INH)
  ・J2-4 (+5.6v) +5.6v
  ・J2-5 (POWER MUTE)
 ・電源基板の電解コンデンサC5,C6(330uF/50v)が頭から粉を吹いています。
 ・これはVT電圧に直結する部品なのでこれを新品に交換。
 ・C5,C6 (330uF/50v) → (330uF/63v)
  ・J2-2 (+B,54v) +2.3v → +54.4v
 ・TPにVT電圧が出現し、バリバリ受信できるようになりました。
 ・故障個所はここだけのようです。

Kt303021_20210905125401Kt303024_20210905125501Kt303025_20210905125401Kt303026_20210905125401Kt303028_20210905125401

■調整記録------------------------------------------------------------

 ・過去の調整記録に倣って受信調整しました。
 ・良い音で受信できるようになりました。

Kt303000

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・表示部で赤色に点灯するSTEREOインジケーターがちょっと暗い感じです。
 ・それ以外は問題なさそうです。
 ・これでまた当分の間上質なFMライフを楽しめると思います。

Kt303006_20210905125301

2021年8月29日 (日)

TRIO KT-7500 修理調整記録4

 ・2019年11月に修理したKT-7500 の再修理記録です。
 ・「再び調子が悪くなった、、」と依頼者様から連絡いただきました。
 ・出てくる音がブツブツ途切れて聞くに堪えないそうです。
 ・さて、今度はどこが壊れたか?

Kt750003_20210829122801

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 TRIO KT-7500 ¥48,000(1975年発売)
 ・1976年5月発行 トリオ総合カタログ
 ・hi-fi engine KENWOOD KT-7300 輸出機サービスマニュアル
 ※型番注意
  ・国内機 KT-7500 → 輸出機 KT-7300
  ・国内機 KT-7700 → 輸出機 KT-8300

Kt750002_20210829122901Kt750010_20210829122901

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・FM受信時、TメーターとSメーターの振れ方は正常です。
 ・しかし音声出力端子から出てくる音がブツブツ途切れる
 ・STEREOランプ点灯しない
 ・VCO調整で19kHzに設定できない
 ・マルチパスH端子からは正常音声が聞こえる
 ・AM受信時は問題ない
 ・これは復調回路の故障か?

■修理記録------------------------------------------------------------

 ・復調回路の調査開始
 ・IC2:HA1156 → 取り外して足の裏側まで磨く → 効果なし
 ・IC2:HA1156 → 新品のHA1156Wに交換 → 効果なし
 ・C19(470pF) → 新品交換 → 効果なし
 ・Q2(2SC945) → 2SK1815交換 → 効果なし
 ・その他HA1156周辺の電解コンデンサー交換 → 効果なし
 ・これはおかしい??

Kt750001_20210829123001Kt750002_20210829123001Kt750003_20210829123001Kt750004_20210829123001Kt750006_20210829123001

 ・残るは正面パネルの機能切換スイッチ(AM-AUTO-MONO)しかない?
 ・フロントパネルを分解し基板からスイッチ本体を取り外す
 ・スイッチ自体をさらに分解してみると、
 ・スイッチ内部の接点が真っ黒に変色していました。
 ・接点端子をバラバラに分解して徹底洗浄、その後再度組み直したところ、
 ・STEREOランプが点灯し、正常音声が出てくるようになりました
 ・接点に付着した「暗黒物質」が悪さしていたようです。
 ・復旧後、もう一度調整をやり直して作業完了。

Kt750010_20210829123301Kt750012_20210829123101Kt750015Kt750016Kt750017

■調整記録------------------------------------------------------------

Kt750000

 ・VR1:FM Sメーター調整
 ・VR2:Tメーター オフセット調整
 ・VR3:VCO調整 → TP(19kHz)
 ・VR4:セパレーション調整
 ・VR5:AM Sメーター調整
【Tメーター オフセット調整】
 ・アンテナ入力なし → VR2調整 → Tメーター中点
【FM OSC調整】
 ・76MHz → L4調整 → Sメーター最大
 ・90MHz → CT4調整 → Sメーター最大
【FM RF調整】
 ・76MHz → CT1,CT2,CT3調整 → Sメーター最大
 ・90MHz → L1,L2,L3調整 → Sメーター最大
 ・83MHz → IFT調整 → Sメーター最大
【FM検波調整】
 ・83MHz → T1(下部コア)調整 → Tメーター中点
 ・83MHz → T1(上部コア)調整 → 高調波歪最小
【FM Sメーター調整】
 ・83MHz → VR1調整 → 振れ具合調整
【VCO調整】
 ・TP1 → 周波数カウンタ接続
 ・83MHz,無変調 → VR3調整 → 19kHz
【セパレーション調整】
 ・83MHz → VR4調整 → 反対ch漏れ信号最小
【AM調整】
 ・ 600kHz → バーアンテナ内コイル、T2調整 → Sメーター最大
 ・1400kHz → CT6,CT5調整 → Sメーター最大
【AM Sメーター調整】
 ・Sメーター調整 → VR5

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・原因:機能切換スイッチ(AM-auto-mono)の接点不良
 ・FM専用で使っているとこの切換スイッチは使うことがないですね。
 ・でも、通常使わないスイッチも時には操作してやるといいです。
 ・ダイヤル指針も76~90MHz区間で何度も往復させてやってください。
 ・使わないと劣化するのはオジさんのアタマ、カラダと同じです。


Kt750008_20210829122801

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