PIONEER F-120D
最近オークションでパイオニアのFM/AMチューナーF-120Dを入手しました。実は本機は発売当時(多分1985年)に新品で購入したことがあります。ブラックフェイスで周波数表示は何と赤色!両サイドは光沢のあるサイドウッドでその刺激的かつ高級感あるデザインにしびれました。もちろんFMチューナーとしての実力も充分。エアチェック派の私にとっては力強い味方でした。
本機の弱点は放送局をメモリーするボタンにあります。ボタン背面の突起と本体側のタクトスイッチの間にスポンジが入っているのですが、このスポンジが経年劣化でボロボロになってしまい、ボタンを押しても突起がタクトスイッチに届かずボタンとして機能しなくなるのです。以前所有していたときもこのトラブルがあり、自力で修理した経験がありました。ちなみに本機の一世代前のF-120もまったく同じ構造で同じ弱点でした。
「ボタンが効かない・・」というオークションの商品説明を見て当時を懐かしく思い出し、つい落札してしまいました。信じられない低額でした。手元に届いて早速確かめましたが、やはりスポンジの劣化が原因でした。修理の様子は写真でご覧ください。劣化したスポンジを除去し、代わりに厚さ1mmほどのフェルトを貼って完了です。このフェルトは家具の底面などに貼る傷防止用のもので、ホームセンターで簡単に入手できます。チューナーのコレクションがまた増えてしまいましたが、本体・サイドウッドともにほぼ無傷。音質的にも私好みの良い音で大満足です。
最近はどのメーカーも本格的なチューナーを作りませんから、この時期の機種は貴重品です。良質な音楽番組を供給してくれるNHK-FMが存在する限り、20年前のチューナーを大切に使っていこうと思います。
◆PIONEER F-120D 取扱説明書(PDF形式、約2.5MB)

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◆07/01/26 PIONEER F-120D 修理記録1
◆07/02/01 PIONEER F-120D 修理記録2
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私も F-120D を入手しました。年数の割りにかなり綺麗な品物です。
・電源回路に半田クラックがあったので補修。
・電源コンデンサ1000μF35V交換。
・PLL検波のICであるPA5008交換。
・Station call ボタンのクッション交換。
以上で正常に動作し始めました。調整箇所が非常に少ない優秀な設計のため、FM/AM標準信号発生器を使って短時間で再調整することができました。
・FMフロントエンドは4連バリコン相当、IFセラミックフィルターは9個、第2-IFを介してのPLL検波、左右独立の分離度調整、パイロットキャリアアクティブフィルタなど、かなり良好な回路構成です。
・スチコンを大量に使用など使用部品のグレードが高い。特にスイッチ類のグレードが高いので、何年でも持つでしょう。
・付属AMループアンテナは、かなり優秀です。Qが高いのか、AMが高感度で受信できます。AMも Wide/Narrow の切換ができる。
・基板の材料が F-717 より良い素材。
・高級電源トランス使用。
・筐体の剛性がかなりある。分厚い鉄板使用。スリム筐体。
使ってみて、音はこの後に発売になった F-717, F-757, F-777 より良いです。回路がシンプルなことが音質に貢献していると思います。ヤフオクには安く出回っているので、SONY ST-J75 同様、穴場的チューナーと評価します。(注:ちゃんと再調整したら、です。)
投稿: ひろくん | 2007年1月21日 (日) 07時01分
私のF-120Dは選局ボタンを直しただけですから「要再調整」ですね。パイオニアサービスにお願いしてみます。これも永く愛用したい機種の一つです。
貧乏人ですから10万円超のチューナーは買ったことありませんが、普及価格帯で私の駄耳にヒットした機種は・・
・A&D DA-F9000
・SONY ST-S333ESG
・KENWOOD KT-1100D
・PIONEER F-120D
・SANSUI TU-α707R
・SONY ST-J75
・ONKYO INTEGRA T-445XX
333ESGと445XXは2年ほど前にヤフオクで処分してしまいましたが、機会があれば再入手したいと思っています。
投稿: BLUESS | 2007年1月21日 (日) 11時05分
今日、パイオニアサービスにF-120Dの点検と調整をお願いしました。門前払いされるかと思いましたが、とても紳士的な対応でした。
CDR-HD1500を使って定期的に録音しているFM番組があります。番組冒頭のジングルを聴き比べることでチューナーの違いや音質の違いをリアルに感じることができます。点検調整後に聴ける「音」が楽しみです。
投稿: BLUESS | 2007年1月26日 (金) 23時13分