A&D DA-F9000
A&Dの1988年製FM/AMチューナーです。KENWOODやSONYに隠れてほとんど見向きもされない超マイナー機種でしたが、私はこのチューナーで聴くFM放送の音がとても気に入っていました。発売当初に購入し、実質16年に渡って留守録専用チューナーとして使ってきました。SONYの333シリーズなども新製品が発売になる度に購入して使いましたが、私の駄耳にはDA-F9000で聴くサウンドが最適でした。
そんなお気に入り機種でしたが、2006年夏ついに不具合発生。受信中に不定期にノイズが発生するようになってしまいました。こうなっては留守録機として安心して使えません。残念ながら留守録専用機の座をKENWOOD KT-1100Dに譲って引退となりました。その後本機は「ひろくんさん」に引き取られ見事に復活しましたが、私は状態の良いDA-F9000の中古品をずっと探し続け、ようやく2006年末に再入手することができました。
再入手したDA-F9000の外観は概ね美品、さらに付属品一式と元箱まで揃っていました。音質的にも特に不満もなく、幸運にも使用頻度の少ない個体だったようです。DA-F9000の技術的な詳細解説はひろくんのホームページをご覧ください。当時の定価は59,800円、価格帯は中級クラスですが「赤井電機渾身の傑作チューナー」だったと推察します。
取扱説明書 の記載によると製造担当は赤井電機、保守サービス担当は三菱電機という役割分担だった事が読み取れます。そこで説明書に記載のある三菱電機サービスに電話して点検調整をお願いしたところ、対応は丁寧だったものの「保守用部品が無いので・・」と丁重に断られてしまいました。KENWOODやPIONEERでは同時期の古いチューナーの点検整備を快く引き受けていただいた経験があるだけに残念な対応でした。DA-F9000はこれからも大切に使っていきたいチューナーの一台です。
最近KENWOODサービスでKT-2020を再調整してもらいましたが、私の駄耳にはDA-F9000のサウンドがベストです。続いてKT-2020とST-S333ESGが良いですね。あくまで個人的な趣味趣向ですが・・。
■2008年01月13日 追記---------------------------------------------------
2007年8月下旬に中古測定機器を入手し、ようやく自分でチューナーの再調整ができる環境が整いました。測定器の精度問題に不安はありますが、とりあえず素人趣味の世界なら大丈夫そうです。
いろいろな機種を調整して聴き比べましたが、やはり私の耳にはDA-F9000がベストマッチです。KENWOODのD-3300Tはまだ使ったことが無いので、いつか聴き比べてみたいですね。魅力的なチューナー新製品が無い現状を憂いつつ、自力で保守しながら永く愛用していこうと思います。
【DA-F9000 関連記事】
・標準信号発生器とステレオ変調器の詳細記事 →LEADER 3215 / National VP-7633A
・シンセ式チューナー5台の試聴記事 → ST-J75/F-120D/KT-2020/DA-F9000/ST-S333ESXⅡ
・シンセ式チューナー3台の試聴記事 → ST-S333ESA/ST-S333ESG/KT-1100D
・試聴に使っているオーディオチェック用CDの紹介記事 → AUDIO CHECK CD
【調整方法など情報入手先】
・DA-F9000の詳細製品紹介 → オーディオ回顧録
・DA-F9000の修理調整内容 → ひろくんのホームページ
・DA-F9000の詳細な調整法 → Quite empty
・輸出仕様機AKAI AT-93の情報(英語) → Tuner Information Center
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DA-F9000のの保守をどうしたらいいものかと考えてしまいます。
良質のFMチューナーに相違ないのだろうけど、保守点検が依頼できなかったら厳しいなあ。
投稿: シーマンみやっち | 2007年9月24日 (月) 01時40分
赤井電機が消滅した現在では三菱電機サービスが頼みの綱です。ただ記事でご紹介したように、20年以上前のしかも赤井電機(つまり他社)製品ですから保守は期待できませんね。
方法は二つだと思います。
■専門オーディオショップに修理依頼する
メーカーサービスに取り次ぐのではなく、自社(自店)で作業してくれるお店を探す方法です。ただ結構な費用がかかりそうです。
■自分で修理調整する
標準信号発生器などの測定器を揃えて自分で調整する方法です。ひろくんさんのサイトに詳しい技術解説がありますので、測定器があれば自力調整可能です。
このブログの運営目的は「古いチューナーの保守整備を自分の手でできるようになりたい・・」です。DA-F9000などの大切な機種を守るため、ジャンクチューナーを分解しながら修理調整技術を学んでいます。
投稿: BLUESS | 2007年9月24日 (月) 11時27分
自社(自店)で作業してくれるお店を探す方法はやってみたことあるのでしょうか?
費用も結構かかるとか。
大分かかるのかちょっと心配。
投稿: シーマンみやっち | 2007年9月24日 (月) 12時26分
馴染みのオーディオショップで聞いたことがあります。
そのお店では修理対応はできないものの、修理専門業者は結構あるそうです。
私は実際に修理依頼したことはありませんが、「オーディオ修理」などをキーワードにしてネット検索すると結構見つかります。
KT-2020とKT-1100Dをケンウッドサービスに調整依頼したときの費用は7,560円(税込)でした。これより安いことは無いと思います。
https://bluess.cocolog-nifty.com/labo/2007/04/kenwood_kt2020_b511.html
投稿: BLUESS | 2007年9月24日 (月) 13時47分
KT-2020やDA-F9000の妨害電波排除能力はいかがなものでしょうか?
あと、ソニーのメンテナンスは2万円+(実修理費)だからねえ。
ST-S333ESGのメンテナンスは結構な額になりそう。
投稿: シーマンみやっち | 2007年9月27日 (木) 13時30分
対妨害性能に関係するカタログスペックを並べてみました。
(※データは DA-F9000、KT-2020、ST-S333ESG の順です。)
【実用感度】10.8dBf、10.8dBf、10.3dBf
【IF妨害比】110dB、110dB、120dB
【イメージ妨害比】90dB、95dB、100dB
【スプリアス妨害比】100dB、100dB、120dB
【キャプチュアレシオ】1.25dB、1.0dB、1.0dB
20年前の新品時性能で比べればST-S333ESGが一段上です。
ただ未調整の現存品では性能の個体差が激しいので??ですが・・
我が家の受信環境では対妨害性能が問題になるようなシビアな近接局が無いので、3機種とも全く不満ありません。
2万円+αの資金があれば中古の標準信号発生器が買えますね。
投稿: BLUESS | 2007年9月27日 (木) 21時59分
中古の標準信号発生器はいくら位するのでしょうか?
投稿: シーマンみやっち | 2007年9月28日 (金) 01時23分
ヤフオクで
「オークション > ホビー、カルチャー > アマチュア無線 > その他」
のカテゴリで探してみてください。
FMの周波数をカバーした100MHz程度の物で落札相場はおよそ2~3万円位でしょうか。
動作保証のないジャンク品がほとんどですが、時々程度の良い物もあります。
投稿: BLUESS | 2007年9月28日 (金) 10時32分