YAMAHA CT-600
2008年5月末、1974年製のアナログチューナー[YAMAHA CT-600]を税込105円で入手しました。フロントパネルはまずまずきれいなのにウッドケースは傷だらけという状態です。電源が入るかどうかも怪しかったのですが、状態の良い[YAMAHA CT-800]を持っているので部品確保目的で入手しました。
電源とアンテナを繋いで動作確認しました。チューニングメーターの挙動が変ですがFM/AMともに受信OKです。[CT-800]の詳しい仕様は取扱説明書があるので分かります。このデータと対比するため[CT-600]に関する情報をネット上で集めて以下の一覧表にまとめました。AM部は同一性能のようですがFM部はかなり性能差がありますね。
| 型番 | CT-600 | CT-800 |
| 形式 | FM/AMチューナー | FM/AMチューナー |
| 年式 | 1974年 | 1974年 |
| 定価 | 60,000円 | 68,000円 |
| ■写真で比較 | CT-600 | CT-800 |
| 基板全景 | ![]() | |
| フロントエンド部 | 同じ |
同じ |
| メイン基板 | FM-AM基板 |
FM専用基板 |
| AM基板 | なし |
AM基板 |
| 電源トランス | 同じ |
同じ |
| 電源回路 | う~ん |
|
| 正面パネル1 | ほぼ同じ |
|
| 正面パネル2 | |
|
| 正面パネル3 | |
|
| 背面パネル | 端子類同じ |
|
| ■FMセクション | CT-600 | CT-800 |
| 受信周波数 | 76MHz~90MHz | 76MHz~90MHz |
| 実用感度(IHF、84MHz) | 2.0μV | 1.7μV |
| クワイティングスロープ | 55dB/5μV | 55dB/5μV |
| 60dB/10μV | 60dB/10μV | |
| イメージ妨害比(84MHz) | 90dB | 100dB |
| IF妨害比(84MHz) | 95dB | 100dB |
| スプリアス妨害比(84MHz) | 95dB | 100dB |
| AM抑圧比 | 55dB | 55dB |
| キャプチャーレシオ | 1.5dB | 1.0dB |
| 実効選択度(IHF) | 75dB | 80dB |
| S/N (MONO) | 70dB | 75dB |
| S/N (STEREO) | 66dB | 72dB |
| 全高調波歪率 (MONO) | 0.3%(400Hz) | 0.15%(400Hz) |
| 0.6%(50Hz~10kHz) | 0.3%(50Hz~10kHz) | |
| 全高調波歪率 (STEREO) | 0.5%(400Hz) | 0.3%(400Hz) |
| 2.0%(50Hz~10kHz) | 1.0%(50Hz~10kHz) | |
| サブキャリア抑圧比 | 40dB | 60dB |
| ステレオセパレーション | 40dB(400Hz) | 45dB(400Hz) |
| 28dB(50Hz~10kHz) | 35dB(50Hz~10kHz) | |
| 周波数特性 | 50Hz~10kHz ±1.0dB | 50Hz~10kHz ±0.5dB |
| 20Hz~15kHz +1.5 -3.0dB | 20Hz~15kHz ±1.5dB | |
| ミューティング信号レベル | 10μV | 10~50μV連続可変 |
| IF OUTレベル/インピーダンス | 200mV/1kΩ | 400mV/1kΩ |
| Multipathレベル/インピーダンス | VERT. 10mV/55kΩ | VERT. 17mV/80kΩ |
| HORIZ. 200mV/4kΩ | HORIZ. 400mV/1kΩ | |
| ■AMセクション | CT-600 | CT-800 |
| 受信周波数 | 525kHz~1605kHz | 525kHz~1605kHz |
| 実用感度(IHF、バーアンテナ) | 52dB/m | 52dB/m |
| (アンテナ端子) | 25μV | 25μV |
| 選択度(1,000kHz) | 30dB | 30dB |
| SN比(80dB/m) | 45dB | 45dB |
| イメージ妨害比(1,000kHz) | 70dB | 70dB |
| IF妨害比(1,000kHz) | 60dB | 60dB |
| スプリアス妨害比(1,000kHz) | 70dB | 70dB |
| 全高調波歪率(80dB/m) | 0.8% | 0.8% |
| ■総合 | CT-600 | CT-800 |
| IC | 2個 | 2個 |
| トランジスタ | 31個 | 58個 |
| FET | 2個 | 5個 |
| ダイオード | 20個 | 36個 |
| ツェナーダイオード | 1個 | 4個 |
| 発光ダイオード | 3個 | 3個 |
| セラミックフィルター | FM8素子 | FM6素子 |
| AM1素子 | AM1素子 | |
| 電源電圧 | 100V 50/60Hz | 100V 50/60Hz |
| 定格消費電力 | 10W | 12W |
| 電源コンセント | Unswitched:500W | Unswitched:500W |
| 外形寸法 | 436W×144H×323Dmm | 436W×144H×323Dmm |
| 重量 | 7.0kg | 7.5kg |
| 付属品 | FM簡易アンテナ | |
| PINコード | ||
| ヒューズ1.0A | ||
| 六角棒レンチ | ||
| 取扱説明書 | 捜索中 | CT-800取扱説明書 |
| カタログ | 捜索中 | 捜索中 |
| ブログ内記事 | 2008年8月14日掲載記事 | |
| ブログ内写真集 | CT-800写真集 | |
| 参考リンク | オーディオの足跡 | オーディオの足跡 |
・外観の違いはミューティングレベル調整ボリュームの有無だけ。
・内部は電源部の造りが全然違う。
・FM4連、AM2連のバリコン部はまったく同じ。
・[CT-800] FM/AMが別基板。IF-AMP IC uPC16C×2段、MPXディスクリート
・[CT-600] FM/AM同一基板。IF-AMP ICなし、MPX-IC SANYO A3311
見た目は同じ兄弟機も内部構造は随分違うものですね。実際のFM基板とカタログ性能数値の違いを見比べるのも勉強になります。価格差8,000円以上の違いがあるように思えます。[CT-800]はこの機会に再調整しました。[CT-600]はメーターや照明電球などを確保して解体処分しました。
■追記 2008年7月26日-------------------------------------------------------
「CT-800=75,000円、CT-600=60,000円、CT-400=40,000円では・・?」というご指摘をいただきました。私の手元には判断材料がありません。当時のカタログなどをお持ちの方はご一報ください。
ご指摘のようにCT-800とCT-600の価格差が15,000円ならば、内部構造の違いは納得できますね。
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コメント
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こんばんは。興味深く拝見しております。
友人から廃棄するYAMAHA「CT-700」をもらい受けました。
前面ルックスと照明を見て一目で気に入ったためです。
FM/AMとも受信しますが、歪みっぽい音と時々バチ、バチと
いうノイズが入ります。
ダイヤルの回転が滑らかではありません。
電源ボタンが取れていますが何とか押し込めます。
CT-600,CT-800はリストに載せられていますが、
中間のCT-700が抜けているのでいかがでしょう。
前後の型番と顔つきが異なるのはどうしてか。
手を入れていただけるとありがたいのですが。
何があっても和田アキ子のヒット曲はよーく承知しています。
投稿: tohson | 2015年1月15日 (木) 21時00分
tohson様
こんばんは。
CT-700は多分CT-800/600より一世代前の機種と思います。
実機を見たことはないので、ちょっと興味あります。
当方にメアドが届いているので、詳細はメールにてご連絡します。
投稿: BLUESS | 2015年1月15日 (木) 22時45分