SONY ST-A5 2号機
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1977年製、7連バリコン搭載のFM専用機で当時の定価は39,800円です。2009年11月初め、ジャンクショップで買いました。最近は105円で買えるジャンクチューナーが少なくなった気がします。ST-A5は3年くらい前に分解した経験がありますが、今回は電球やツマミなどの部品取りのつもりで確保しました。3年前の記事はこちら→
・値札には「電源OK。ただ音声出ません。」
・全体にヤニ汚れ、黄色っぽい感じ。
・天板に大きなひっかきキズ。一部サビが・・。
・底部の足が無い。
これでは105円でも買う人はいないでしょうね(笑)。
■製品情報:オーディオの足跡
→http://www.audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/tuner/st-a5.html
■製品情報:SONY アンプチューナーカタログ(1977年11月発行)
→http://bluess.style.coocan.jp/pdf/SONY_1977_11.pdf
7連CGバリコンによるクォドループルチューン構成、帯域幅切替えつきのユニフェイズIF段、PLL・ICによるMPX部などベストチューニングで音質向上を狙ったFM専用ステレオ・チューナー。
高い指示確度が得られるCGバリコンを用いたFMフロントエンド部。妨害波を徹底的に排除しています。まず、7連バリコンを生かしたダブルチューンとクォドループルチューン構成の同調回路。さらにリモートカットオフ特性を持つデュアルゲートMOS-FETによるミキサー回路。これによりスプリアス妨害比、イメージ妨害比は120dBを達成。相互変調(インターモジュレーション)妨害も減少させています。
ユニフェイズフィルター採用のIF段。高選択度と低ひずみ率を両立させています。またST-A5では、帯域幅切替えスイッチによるNORMAL、NARROWの選択特性を持っています。NORMALは強力な電波をより低ひずみ率で受信したいとき、NARROWでは遠くの局をシャープな選択度特性で明瞭に受信したいときに有効です。
マルチプレックス・ステレオ復調回路には、定石ともいえるPLL・ICを採用。PLLはMPX復調用スイッチング信号とパイロット信号を位相比較して常に同位相になるように制御する方式。これにより温度や湿度、経年変化にも影響されず、安定良く低ひずみ率、高セパレーション特性を実現しています。
ミューティングにリードリレーを採用。離調時のポップノイズや選局中の不快な局間ノイズをスッキリと消します。
微弱なFMステレオ放送受信時にステレオ感を損なわずノイズをカットするハイブレンド回路。
75Ω同軸ケーブル用F型コネクター装備
大きくとったフライホイールの慣性質量、270mmのロングダイヤルスケールの等間隔目盛、大型2メーター方式などにより選局はよりスムーズに正確にできます。
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■製品特徴----------------------------------------------
・FM専用機
・7連バリコン搭載
・IF段帯域切替(Normal/Narrow)
・使用IC2個
LA1230:FM IFシステム
HA1196:PLL FMステレオ復調システム
・電源コードの印字「1977」
・7連バリコンで39,800円ですから「超お買い得機」だったのでは?
・「バリコンの段数が多い=高性能」は錯覚ですけどね・・
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■動作チェック・清掃修理記録----------------------------
・電源オン!
・照明切れはありません。暖色系の照明がキレイです。
・Tメーター、Sメーターとも振れます。
・ダイヤル指針と周波数目盛りのズレもほとんど無い
・ステレオランプ点灯
・あれ?FM放送が普通に受信できますけど・・
・「音声が出ない・・って?」たぶんミューティングがかかっていただけ?
・フロントパネルを分解して徹底洗浄しました。
・アルミ光沢がよみがえり、気持ちよくピッカピカになりました。
・選局ツマミと切替ツマミもピカピカです。
・正面からだけ見れば、惚れ惚れするアルミ光沢です。
・ボディは「キズ&サビ」がひどいのでこのまま放置。
・内部を見ると「スッカスカ」という感じです。
・電源部はトランスだけ??って錯覚するくらい部品量が少ない。
・39,800円、お値段相応ですね。
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■調整記録-----------------------------------------------
測定器を使わないで、在来局を受信しながら調整できる事だけをやってみました。
【OSCトリマ調整】
・居住地で安定受信できる中間付近の周波数のFM局周波数に指針をセット
・Sメーターに直流電圧計をセット
・OSCトリマを回しながら電圧最大点を見つける(Sメーターが最大に振れる)
・Tメーターがセンターからズレても気にしない。
【トラッキング調整:トリマ】
・居住地で安定受信できる最も高い周波数のFM局に指針をセット
・Sメーターに直流電圧計をセット
・バリコン上部のトリマを回しながら電圧最大点を見つける(Sメーターが最大に振れる)
【トラッキング調整:コイル】
・居住地で安定受信できる最も低い周波数FM局に指針をセット
・Sメーターに直流電圧計をセット
・コア(L101-L106)を回しながら電圧最大点を見つける(Sメーターが最大に振れる)
・トラッキング調整作業を数回繰り返す。
・Tメーターがセンターからズレても気にしない。
【コイル調整】
・居住地で安定受信できる中間周波数のFM局の周波数に指針をセット
・Sメーターに直流電圧計をセット
・L107コアを少し回す。
・変化ない場合は元に戻す
・変化ある場合は電圧最大点を見つける。
【VCO調整】
・居住地で安定受信できる中間周波数のFM局の周波数に指針をセット
・ステレオ放送受信
・RT301を左右に大きく回し、ステレオランプ点灯消灯位置を確認。
・ステレオランプが点灯する範囲の中間位置にRT301をセット
【Tメーター調整】
・居住地で安定受信できる中間周波数のFM局の周波数に指針をセット
・ステレオ放送受信、ステレオランプ点灯
・Sメーターが電圧最大になることを確認
・IFT204(青)コアを回し、Tメーターをセンターに。
・測定器があればIFT203(白)コアで歪み調整。
【Sメーター振れ調整】
・居住地で最も強い電波を受信できるFM局の周波数に指針をセット
・Sメーターが90%くらいに振れる位置にRT202調整。
【ミューティング調整】
・居住地で最も弱い電波を受信できる遠距離FM局の周波数に指針をセット
・ミューティング・オンで回路が動作するようにRT203調整。
【セパレーション調整】
・聴き慣れた曲や番組ジングル、サウンドロゴを聴きながらRT302調整
※正確な調整には測定器が必要です。
※このあと、測定器を使った調整を行いました。
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3年ほど前に解体したときは「ひどい音・・」と思ったのですが、今回はそんなに悪い印象ではありません。製造から30年の歳月が経過しているので劣化の個体差も激しいでしょうね。BGMに流しておくだけなら充分使えますが、保管場所も無いので当初の予定通り解体処分しました。
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RT203近くに2連IFTとゲルマニウムダイオード2本が見えるので、レシオ検波ではないですか?
そうであればLA1230は何をしているのだろう・・・Sメータ回路か???
投稿: ひろくん | 2009年11月30日 (月) 06時25分
いつもありがとうございます。
>レシオ検波ではないですか?
配線面を確認したらシルク印刷でブロック区分がありました。
ご指摘どおり2連IFT(IFT203,204)とダイオード部分が「DISCRI」でした。
LA1230の配線を確かめてみました。
12pin[MuteDrive]→RT203 ミューティング調整
13pin[SignalMeter]→RT202 Sメーター振れ調整
今回2連IFTはノータッチでした。
またジャンク品を見つけたらやり直してみます。
ありがとうございます。
投稿: BLUESS | 2009年11月30日 (月) 21時42分