・久しぶりに AKAI DT-138 を使い始めました。
・モバイル機器を充電するためです。
・しかし何と言ってもオーディオ全盛期の古い製品。
・停電時のメモリバックアップは1秒も持たない状態・・
・そこで今後も安心して使うためメンテナンス作業を実施しました。以下、作業内容の記録です。
■リレー接点清掃-------------------------------------------------
・OMRON製パワーリレー:型番 G4W-1112P-US-TV8 12VDC
・A系統/B系統用に2個並んでいます。カバーを外して接点清掃。
・接点周辺が黒くくすんでいました。
・不要ハガキを短冊状に切り、紙やすりのように接点を磨きました。
・型番を調べてみるとまだ現行品のようです。いざとなれば交換可能なので一安心。
■電解コンデンサなど交換--------------------------------------------
・電解コンデンサ9個、電気二重層コンデンサ1個交換。
・電解コンデンサの容量はオリジナル通り、耐圧はすべて50Vモノを使いました。
・電気二重層コンデンサは 0.47F/4.5V → 1F/5.5V 容量アップしました。
【オリジナルパーツ】
0.47F/5.5V
1000uF/16V,470uF/10V,220uF/35V,220uF/25V,47uF/35V,22uF/25V,22uF/16V*2,0.22uF/50V
・コンデンサ交換のついでに全箇所ハンダ修正。ハンダを多めに盛り直しました。
■MN1455B データシートから判明したこと-----------------------------
・基板上で目につく大型IC:MN1455B。データシートは検索ですぐ見つかりました。
・「蛍光表示管直接駆動 CMOS 4ビット・1チップ・マイクロコンピュータ」
・発振用に2水晶を備え、通常は4MHz、停電時は32kHzで計時動作のみ実行し消費電流を抑える。
・42pin←XTAL1(4MHz/in)
・41pin←XTAL2(4MHz/in)
・40pin←VDD
・39pin←XTAL3(32kHz/in)
・38pin←XTAL4(32kHz/in)
・37pin→OSC128(クロックモニタ/out。4MHz動作時は128Hzクロックを出力)
・X1:4.194MHz/4/4/2048=127.9907128Hz→128Hz
・X2:部品型番KOS6M(データシートの記載より32.768kHzの水晶と思われる)
■試行錯誤で判明したこと-------------------------------------------
・中古品を見かけるとつい買ってしまうので、実は DT-138 は4台持っています。
・その中で表示管が薄く最も状態が悪い個体で以下の実験をしました。
・壊れても構わない・・割り切って作業すると意外な発見があって楽しいです。
【TP1】
・TP1に周波数カウンタを接続し、C13トリマコンデンサで128Hz調整。
・周波数カウンタで測定中に停電状態にすると TP1は 16Hz を示す。
・32.768kHz/2048=16Hz
【TP2、TP3】
・TP2「SEC」を短絡すると秒の早送りになる。秒の進行に伴って分も繰り上がり。
・TP3「MIN」を短絡すると分の早送りになる。秒は止まったまま。
【その他】
・TP2横「1/3」 これは機能不明??
・「12/24H」 を短絡すると24時間表示に切り替えられる。
・Manuals-in-PDF.com にDT-138のサービスマニュアルありましたが $15.81、ちょっと高いな~。
・ということで サービスマニュアルは未入手未確認です。
・同様の実験をされる場合は十分な注意の上、自己責任でお願いします。
■12時間表示/24時間表示の切替スイッチ設置-------------------------
・今まで DT-138 の12時間表示と24時間表示を切り替える方法が分かりませんでした。
・正面ボタンをいくつか同時に押して切り替えるのかな?と勝手に想像していました。
・でも上記の試行錯誤で「12/24H」を短絡すれば24時間表示になると判明。
・私は「AM/PM表示」よりもシンプルな24時間表示が好みです。
・短絡するだけでは面白くないので、本体背面に切替スイッチを取り付けることにしました。
・こうすればいつでも「12時間表示/24時間表示」を切り替えられます。
・そういえば背面に切替スイッチがあるタイマーってよくありましたよね。
・DT-138背面にドリルで穴加工し、切替スイッチを設置。
・「12/24H」からリード線を引き出して配線。作業は簡単です。
■ところが、、24時間表示でタイマー時の動作不具合発生-----------------
・上記切り替えスイッチで24時間表示にした状態で動作テストしました。
・通常の時計表示は問題ありません。
・タイマーセットも普通どおりに設定できました。
・ところが、タイマー動作時に不具合があることが分かりました。
・アウトレットA/Bの切り替え動作ができないようです。
・リレーから聞こえる「カチカチ音」が少し変です。
・EVER ON にした時も アウトレットA/B が選択できません。
・12時間表示ならタイマー動作正常です。これは残念!!
・切替スイッチを付けましたが、結局元通りの12時間表示で運用することに・・
・そんなに簡単じゃないですね~。この件は宿題として残しておきます。
■停電テスト-----------------------------------------------------
・メモリ保持用キャパシタを交換したので念のため確認しました。
・交換後1時間通電 → 電源断10分 → 再度通電
・10分間の電源断後も現在時刻とタイマー設定は保持できました。
■DT-138(DC-138)操作方法---------------------------------------
・A&Dブランドの DC-138 は AKAIブランドの DT-138 と同一品です。
・どちらも取扱説明書は未入手なので操作方法は試行錯誤の繰り返し。
・それでも同好の方から多くのコメントをいただき、大体分かってきました。
・操作方法の詳細はこちらをどうぞ →過去記事
■中古オーディオタイマーは貴重品?----------------------------------
・オーディオタイマーという製品自体が市場から消えつつあります。
・今、新品で買えるのは TEAC TT-200 だけですね。
・そのTT-200、3年ほど前に新品を買いましたがたった1年で液晶バックライト故障。
・TT-200分解記録 →過去記事
・リモコン操作は便利でしたが、20年前の中古タイマーの方がよっぽど長持ちです。
・古くてもちゃんとメンテナンスしてやればまだまだ使えます。
・私の知人に熱帯魚マニアがいます。
・彼は「水槽管理にはこういったオーディオタイマーが欠かせない・・」と言います。
・水槽の照明、温度調整用ヒーター、エアポンプなど電装品をタイマーコントロールするそうです。
・なるほど、いろんな使い方があるものですね。
・ハードオフで中古タイマーを見かけたらまた買ってしまいそう・・(笑)
■24時/12時表示切替できました! 【追記 2012年11月4日】-----------------
・2012年11月2日、電気屋さまからアドバイスをいただきました。
・単純な短絡ではなくて100kΩの抵抗を入れること。
・前回設置した切替スイッチに100kΩ抵抗を挟んでみました。
・結果は、、、単純短絡時の不具合が解消しました。
・スイッチ操作による24時/12時表示切替が出来るようになりました。

・放置状態だった A&D DC-135 をこの機会に整備しました。詳細はここ→
・今回は勉強になりました。ありがとうございました。
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