SONY STR-7055
・2010年10月中旬、「電源のみ確認、動作不明」と書かれた中古品を買いました。
・ハードオフのジャンクコーナーに縦置きされていた古いFM/AMレシーバーです。
・正面パネルはほぼ無傷ですが縦置きの影響で右側面は傷だらけでした。
・電源コードには「1972」の印字がありました。
・フロントパネルは ST-5000F や ST-5130 などと共通する気品あるデザインです。
・私はこの時期のソニーデザインが大好きです。
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■製品情報------------------------------------------------------------
・SONY STR-7055 (オーディオの足跡)
・カタログ 捜索中
・取扱説明書 捜索中
・輸出機用サービスマニュアル ※Rapidshareで見つけました。
・当時の定価\79,800(1973年発売)
・ESシリーズと同一の設計思想のもと開発した本格的FM/AMステレオレシーバー
・STR-7065(\99,800円)という上位機があるようです。
・その上位機との違いをオーディオの足跡のスペックで比べると、、
・チューナー部は同一仕様のようですがアンプ性能がずいぶん違います。
・ウッドケースは ST-5000F と同じか?と思ったら、そもそも本体サイズが異なりました。
■動作確認------------------------------------------------------------
・電源OK。チューナー部の照明点灯。FM/AMとも受信できました。
・一個しかないメーターはFM受信時はTメーター、AM受信時はSメーターとして機能します。
・FM受信時はTメーターがセンターから外れた位置でSTEREOランプ点灯します。
・PHONO 以外の入力は音が出ました。PHONOは故障、と言う事ではなく未確認という意味です。
・各種切替スイッチも機能しますが音量ボリュームにだけ激しいガリ。背面端子類はサビサビ。
・本来は美しい緑色照明のはずなのに電球色に近くなっている。→ 緑色塗料が剥げたか?
・フロントパネル両サイドの隙間から照明が漏れている。→ こんなはずでない??
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■輸出機用サービスマニュアル入手--------------------------------------
・Rapidshare で探し当てました。機種名で検索すると見つかりますよ。
・回路解説、ブロック図、回路図、調整方法、パーツ表、分解図など全40ページです。
・チューナー部分の調整方法が7ページに渡って記述されています。
・それに比べてアンプ部はDCバイアス調整の記述が1ページだけでした。
・フロントエンド部を覆うカバーを外して確認。バリコンは FM4連、AM2連でした。
・IC201:CX-0412:FM部IFアンプ
・IC202:CX-0431:FM部MPX
・IC203:CX-0451:AM部
・レシオ検波
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・電解コンデンサのスリーブが後退しているものがいくつか目につきます。
・DCバイアス調整用半固定抵抗が古さを感じさせてます。
・電解コンと一緒に全交換、フルメンテナンスが必要かな~、、
・ちなみに上位機 STR-7065 サービスマニュアルも発見しました。
・回路図を見比べてみたら STR-7065 のMPX部には PLL-IC の HA1156 が使われています。
・もし STR-7065 を見かけたら即買いですね。
■分解清掃記録---------------------------------------------------------
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・ボディを開けてみるとホコリと一緒に「木屑」と思われる物体が大量に入っていました。
・ノコギリで木材を切ったときに出る「木屑」です。
・製材所か木工所でBGM用に稼働していたのかな??なんて想像してしまいます。
・IC上面だけは指先でホコリを拭き取った痕跡が、、内部を確認した先人がいたようです。
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・チューニングつまみだけはアルミ無垢製、イモネジで固定されています。
・残りのツマミ類はすべてプラスチックに銀メッキ、手前に引っ張れば簡単に抜けました。
・フロントパネル裏側の構造は ST-5000F や ST-5130 などと同じです。
・窓枠とガラス板がさらに分解できます。
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・フロントパネル内側にも「木屑」が積もっていました。
・照明用電球(12V5W)を覆うカバーが焼け焦げていました。
・ST-5130シリーズも同じ構造ですが、こんなに焼け焦げた状態は初めて見ました。
・完全に穴が開いた状態なので、明かりが外に漏れる原因です。
・ジャンク保管している ST-5150 から同カバーを取り外し交換しました。
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・周波数を刻んだガラス板両サイドの緑色塗料が剥げていました。
・緑色照明が薄くなっている原因です。電球による熱の影響かもしれません。
・SONY ST-5000F を修理した時と同じ方法 で対処しました。100均製品はいろいろ役立ちます。
・緑色に浮かび上がる美しい照明が復活しました。やはりこの雰囲気が最大の魅力です。
■チューナー部再調整---------------------------------------------------
・部品を交換しないまま再調整してみました。
・受信調整に必要な Sメーターが本体にはありません。
・サービスマニュアルには RECOUT端子のAC電圧を測定せよ、と指示あります。
・ただこれでは実用的ではないので Sメーター代用ポイントを探しました。
・D205 に直流電圧計を接続して最大電圧点を探る方法が良さそうです。
・フロントエンド調整時はAFC回路をオフにすること。(※R226のTPをGNDに落とす)
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・FM OSC調整:CT104、L104
・FMトラッキング調整:CT101,102,103、L101,L102,L103
・FMレシオ検波調整:T201
・FMセパレーション調整:T301、RT301
・ミューティング調整:RT201
・AM OSC調整:CT402、T401
・AMトラッキング調整:CT401
・AM Sメーター調整:RT401
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■使ってみた印象など------------------------------------------------
・清掃と受信調整が完了した状態で仕事場に持ち込んで試験運用しています。
・一見正常に動作していますが、なにせ37~38年前の製品です。
・目を離したスキに本体から煙を噴いたりしては危険です。
・本体を観察できる位置に置いてFM放送をBGMに流しています。
・もちろん壊れても構わないミニコン用スピーカーで聞いています。
・使い始めて約2週間、VRのガリ以外に不具合は無いようです。奇跡的ですね。
・このデザイン、ホント惚れ惚れします。音質云々は問題ではありません。
・ピカピカに輝くシルバーパネル、浮かびあがるような緑色照明、、、
・この時代のレシーバーという製品も風情があって良いものです。
・仕事中にチラ見してニヤニヤしている自分がバカみたいです(笑)
・ウッドケースが欲しい、、上位機の STR-7065 が欲しい、、ああ、また新たな物欲が・・
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か、かっこいいですね……さっそくヤフオクでゲフンゲフン。
家にすでに余るほどアンプやチューナがあるのに欲しくなってしまいますねコレは……そのうち勉強して再調整の技能を手に入れたいものです。
投稿: Nolis | 2010年11月 1日 (月) 19時58分
実はこの記事を公開する少し前、ヤフオクに上位機のSTR-7065が出ていました。
完全ジャンク品だったにも関わらず予想外に高騰し、まったく手が出ませんでした。
ライバルは多そうですよ(笑)
投稿: BLUESS | 2010年11月 2日 (火) 22時47分