SANSUI TU-707 メンテナンス記録
・左サイドバーに内部写真を掲示している TU-707 です。
・所有するチューナーは全機定期的に通電、BGM用に使っています。
・過去記事を読み直したところ再調整方法は記録していなかったです。
・というか、、TU-707 をきっちり再調整したことは無かったかも??
・今回久しぶりにボディを開けて行った作業の記録です。
■あれ、、電球が KT-9007 と同じだ、、---------------------------------
・最初に照明用電球を見た瞬間「あった!!」思わず声が出てしまいました(笑)
・KT-9007 に使われていたゴム製ソケットに納まった特殊形状の電球です。
・回路図を確認すると「 8V / 0.3W 」。
・こんなところにあったのか、、「灯台下暗し」とは当にこの事!
・試しに TU-707 から電球を1個外して KT-9007 に装着してみると見事点灯。
・何だか急に TU-707 が愛おしくなってきました(笑)
|
|
|
|
|
■レシオ検波回路 -----------------------------------------------------
・電源トランスの横、金属ケースに納まった縦置き基板があります。
・この金属カバーの中にレシオ検波回路の基板があります。
・輸出機TU-717-SMを見ると「Wide Band Ratio Detector」と記載あります。
・IC03:HA1137W-6ピン(QD検波出力)には配線がありません。
・IC03:HA1137W すぐ横にある VR02(Sメーター調整)、VR03(ミューティング調整)でした。
|
|
|
|
|
■FM受信調整メモ-------------------------------------------------------
・Rapidshare を検索すると輸出機(TU-717)サービスマニュアルが見つかります。
・TIC には回路図だけがあります。
・今回は放送波を受信しながら電圧計とWaveSpectraだけで調整する方法を実践しました。
・[F-2678-VR01] PHASE ADJUST VR
・[F-2678-VR02] FM METER VR
・[F-2678-VR03] FM MUTING VR
・[F-2678-VR04] MPX VCO VR
・[F-2678-VR05] AM METER VR
・[F-2679-VR01] CAL TONE VR
・[F-2680-VR02] SEPARATION VR
・[F-2681-VR01] DC ADJUST VR
【準備】
・居住地で受信できるFM放送局のうち 3局(周波数が最高、中間、最低)を選ぶ。
・名古屋市の場合(最高:NHK-FM82.5MHz、中間:FM愛知80.7MHz、最低:ZIP-FM:77.8MHz)
・TU-707背面のRCA端子は可変出力なので前面にある音量ボリュームを最大にしておく。
・Band Width=wide、Muting=off、Noise Canceller=off、Calibration=off
・Sメーター値を正確に読むため[F-2678-VR02] 左上ダイオード D21足にDC電圧計セット。
・音声出力をオーディオI/F経由でWaveSpectraに接続。
・参考[F-2678-TP1]:局発周波数
・参考[F-2678-TP2]:中間周波数(10.7MHz)
【電源電圧確認】
・電源基板[F-2681-VR01] 8番端子電圧=12V(実測値12.4V:確認のみ)
※短絡注意!危険です。
【フロントエンド調整】
・OSC調整:最高周波数の放送局にダイヤル指針セット→[F-2678-TC04]→電圧最大
・OSC調整:最低周波数の放送局にダイヤル指針セット→[F-2678-L04]→電圧最大
・上記作業を数回繰り返す。(Tメーターがセンターから外れても気にしない)
・RF調整:最高周波数の放送局にダイヤル指針セット→[F-2678-TC01,TC02,TC03]→電圧最大
・RF調整:最低周波数の放送局にダイヤル指針セット→[F-2678-L01,L02,L03]→電圧最大
・上記作業を数回繰り返す。(Tメーターがセンターから外れても気にしない)
【IF調整】
・中間周波数の放送局を受信→SメーターMAX(=電圧最大)位置を確認。
・[F-2678-T03]:Tメーターをセンター位置に調整。
※測定器があれば[F-2678-T01,T02]:WaveSpectraで高調波最小へ。
【検波調整】
・[F-2702-TP01]-GND間にDC電圧計接続。
・[F-2702-T02]→電圧ゼロへ。
※測定器があれば[F-2702-T01]→WaveSpectraで高調波最小へ。
【MPX-VCO調整】
・[F-2678-TP06]に周波数カウンタ接続(デジタルテスターのおまけ機能で可)
・[F-2678-VR04]→76kHz
・周波数が計測できない場合はTP06に代えて[F-2678-R86の足]を使用。
・周波数カウンタが無い場合
・[F-2678-VR04]→左右に大きく回しSTEREOランプが点灯する中央位置を探す。
【Sメーター、ミューティング調整】
・[F-2678-VR02]→Sメーターの振れ調整(お好みで、、)
・[F-2678-VR03]→ミューティングレベル調整(お好みで、、)
【セパレーション調整】
※測定器があれば[F-2680-VR02]→セパレーション調整
・測定器なしであえて挑戦するなら、、
・CDで聴き慣れた楽曲が放送されたとき、聴感を頼りにVR02を回してみる。
・オーケストラ編成のクラシック曲を聴きながら、楽器編成配置を想像しながらVR02を回す。
・インチキ方法ですが、経験上かなりイイ線まで持っていけます。
■久しぶりに使ってみて-------------------------------------------
・まさに巨艦サイズ。デカくて邪魔です、、(笑)
・特に奥行き402mm、背面AMアンテナを含めると45cm位の設置場所が必要、、
・レコードプレーヤー並みのサイズです。
・受信性能や音質はふつうですがフロントパネルの照明が美しいです。
・薄暗い部屋でボーっと眺めているとゆったりした気分に浸れます。
・音質云々は抜きにし「アルファ波生成?癒し系チューナー」に最適です。
« YAMAHA T-7 追加メンテナンス | トップページ | YAMAHAアンプチューナーカタログ1975 »
「ピュアオーディオ」カテゴリの記事
- 2026 謹賀新年(2026.01.04)
- SANSUI TU-S707X 修理調整記録7(2025.12.28)
- SONY ST-5150 修理調整記録6(2025.12.21)
- SONY ST-AV900 修理調整記録(2025.12.14)
- SANSUI TU-α707 修理調整記録3(2025.12.07)










こちらにお邪魔するようになったのは、実はTU-707がきっかけでした。
20ン年前に入手したTU-707Dを友人宅に預けておいたら、捨てられてしまい、数年前に707を入手しました。
特にメンテの必要は無い個体だったのですが、勉強にと検索して見つけた次第です。
それにしても巨大ですよね。
バブル期のフルサイズプリメインと同じですものね。
さて、こちらもたまには火を入れてあげねば。
投稿: ふ゛り | 2011年2月27日 (日) 14時59分
TU-D707 は周波数がデジタル表示される機種ですね。
いつか入手して TU-707 と比較してみたいと思っています。
ただ保管場所がほぼ限界なのが苦しいところです、、
投稿: BLUESS | 2011年2月28日 (月) 15時30分
こんにちは。私もTU-707持ちです。
こちらのブログたのしく拝見させてもらっています。
TU-707はやっぱり照明の美しさと音の柔らかさですね。
さて、うちの707なんですが最近FM聞いているときだけバリバリなるんです。AMは大丈夫なんですけれど。
それと質問なんですけど、背面のGND端子が断線してるみたいなのですが簡単に結線できるものでしょうか?
いきなりで申し訳ないです。
投稿: いくら | 2011年6月25日 (土) 21時06分
いくら様
こんばんは。
>背面のGND端子が断線してるみたいなのですが簡単に結線できるものでしょうか?
本体カバーを開けて内部配線を見たときに断線が確認できるなら、再度繋げば良いと思います。
ただ、普通は断線などしないと思うのですが、、?
投稿: BLUESS | 2011年6月25日 (土) 22時46分
お返事ありがとうございます。
AM用に同調式のループアンテナとりつけたのですが反応がないもので。
ST-S500もあるのですがこちらはANT,GNDに接続して調整できるんですよ。
バーアンテナだと雑音がすごいです。
なにか原因かんがえられるでしょうか?
投稿: いくら | 2011年6月26日 (日) 00時12分
なるほど、状況を理解しました。
TU-707背面のAM端子はひとつしかありませんが、これはバーアンテナの延長用端子です。
ここに適当なビニールコードを繋いで他方をカーテンレールにでも引っ掛けてみてください。
AM用ループアンテナをAM端子とGND端子に繋いでも効果ないです。
投稿: BLUESS | 2011年6月26日 (日) 08時21分
アドバイスありがとうございます。
最初1.6ミリの銅線をワイヤーアンテナで使っていましたが、雑音が入るのでループアンテナを導入しまた。
また勉強してみます。
ありがとうございました。
投稿: いくら | 2011年6月26日 (日) 17時37分
初めてメールします。
TU-707の回路図を探して、このブログにたどり着きました。
当方のTU-707は中古品で問題が山積しています、調整のみで再生するのであれば回路図は必要ないのですが、どこかでボコボコと発振しているようです、
OUT LEVELボリュームを絞っても聞こえるのでAF回路ではないかと-----、
回路図があればと考えています。
回路図があればお願いしたいのですが、宜しくお願いします。
投稿: sk | 2015年3月24日 (火) 11時48分
こんばんは。
海外サイトで入手した輸出機TU-717の回路図です。
お役に立てれば幸いです。
回路図
投稿: BLUESS | 2015年3月24日 (火) 21時06分
BLUESSI様
回路図ありがとうございます。
チューナーの基板をよく見ると、TRのリードは真っ黒で30年間の時間を感じます。
綺麗な照明に相応しい性能が再現出来るように挑戦します。
投稿: sk | 2015年3月25日 (水) 21時50分
はじめまして。北九州市のものです。TU-707が最近ステレオ受信の赤いランプが電源をオンしてから1分もするとモノラルになって消えてしまいます。もう寿命だとはわかっていますが、なぜか長く使用してきましたので捨てられません。どうにか治す方法はありませんでしょうか。ほんの少し電気のことはわかる程度です。回路図でどこの部分か指定してもらえればありがたいです。
投稿: けんたん | 2016年10月18日 (火) 04時59分
けんたん様、こんばんは。
赤いステレオランプが最初は点灯するので球切れではないですね。
考えられる原因として、VCO調整のズレが考えられます。
試しに【MPX-VCO調整】のVR4を左右に回してみてください。これでステレオランプが安定して点灯するならそれでOKです。
この方法で改善しない場合は本格的な修理作業が必要になりそうです。
<参考>
【MPX-VCO調整】
・周波数カウンタが無い場合
・[F-2678-VR04]→左右に大きく回しSTEREOランプが点灯する中央位置を探す。
投稿: BLUESS | 2016年10月18日 (火) 22時26分
早速のお返事ありがとうございます。ついたりすることもありますのでランプ切れはないと思いますので、VR04をご指示通りにやってみたいと思います。このたびは有難うございます。
投稿: けんたん | 2016年10月20日 (木) 04時53分
はじめまして、当方TU-707を使用していますが、突然チュウナーの音が小さくなりボリゥムのつまみを中央まで上げないと聞こえなくなりました、直す事ができるでしょうか?何処か調整などで治りますでしょうか?
投稿: しょうちゃん | 2018年12月23日 (日) 16時14分
文面から想像すると、どこかの部品が壊れたような感じです。
調整だけでは回復しないような気がします。
投稿: BLUESS | 2018年12月23日 (日) 21時20分
早速のお返事ありがとうございます。AMは問題ないのですがFMが小さいのです、部品が壊れたとの事らしいですか゛、最初バリバリとガリのような音がしてから音が小さくなりました。やはり、修理した方がよいでしょうか?
投稿: しょうちゃん | 2018年12月24日 (月) 08時59分