TRIO KT-8000
・2011年5月初め、リサイクルショップで入手しました。
・1977年製、当時の定価69,800円のFM専用チューナーです。
・cooltune様の資料 によればKT-8000は中級機で初のパルスカウント検波方式。
・1976年に登場したKT-9700(初のパルスカウント検波機)の廉価版という位置付けかな。
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■KT-8000 製品情報----------------------------------------------------
・ネット上で検索しても情報は少ないです。輸出機は無かったのかも??
・「パルスカウント検波」を誇示する表示や印字はどこにもありません。
・1976年 KT-9700 \150,000円 初のパルスカウント検波搭載機
・1977年 KT-8000 \ 69,800円 中級機で初のパルスカウント検波
・1978年 KT-8300 \ 63,000円 KT-8000の後継機。パルスカウント検波
■実機確認------------------------------------------------------------
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・操作ボタン形状などは KT-9700 や KT-7700 に似ています。
・スケール窓のデザインやメーター配置は KT-8300 と同じです。
・フロントパネルはきれいですが天板は傷多く、傷口が錆びています。
・わずかな周波数ズレ以外は受信動作に問題なさそう。
・電源コードのマーキングは「1978」でした。
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・FM専用7連バリコン → HA1137W → MC1496 → 1.96MHz-BPF →【検波回路】→ HA11223
・パルスカウント検波を担う専用IC TR4010A が見当たりません。
・その代りにシールドケースに収まったディスクリート検波回路があります。
・ひろくん様の分類 に当てはめると第1世代と第2世代のちょうど中間に該当しそうです。
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■調整記録------------------------------------------------------------
・回路図やサービスマニュアルは見つかりませんでした。
・本体背面にプリントされたブロック図が役に立ちます。
・KT-8300 の調整記録を参考に試行錯誤した結果を以下に列記します。
【FM OSC調整】
・Sメーター背面端子にDC電圧計を直接セット
・SSG 90MHz → ダイヤル指針90MHz → TC7調整 → 電圧MAX
・SSG 76MHz → ダイヤル指針76MHz → L7の間隔調整 → 電圧MAX
【RF調整】
・Sメーター背面端子にDC電圧計を直接セット
・SSG 90MHz → ダイヤル指針90MHz → TC1~6調整 → 電圧MAX
・SSG 76MHz → ダイヤル指針76MHz → L1~7調整 → 電圧MAX
【FM同調点調整】
・SSG 83MHz → ダイヤル指針83MHz → L14 → 本体Tメーター中央
【IFT調整】
・Sメーター背面端子にDC電圧計を直接セット
・SSG 83MHz → ダイヤル指針83MHz → L11調整 → 電圧MAX
【IF WIDE GAIN調整】
・Sメーター背面端子にDC電圧計を直接セット
・SSG 83MHz → ダイヤル指針83MHz → VR1,2調整 → WIDE/NARROW 電圧同一値
【2nd IF調整】
・ジャンパ線 J11(1.96MHz-BPF背後)に周波数カウンタセット
・SSG 83MHz → ダイヤル指針83MHz → L16調整 → 1.96MHz
【MPX部調整】
・VR7:パイロットキャンセル調整
・VR6:VCO調整 76kHz
・VR4、VR5:セパレーション調整
※MPX部のVCO調整(無変調時)がピタッと決まりません。
【その他】
・VR3:Sメーター振れ調整
・VR8:ミューティング調整
■聴いてみて----------------------------------------------------------
・音質的には先に修理調整した LUXMAN T-110 の圧勝です。
・今回は調整だけでコンデンサ交換など手を加えていませんからね。
・それでも、、薄暗い部屋に映える照明窓がステキです。
・また巨艦サイズチューナーが増えてしまった、、、
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コメント
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TRIOのチューナが三段重ね……これはすばらしい。
自分もまたそろそろチューナの収集を再開しましょうかね……
投稿: Nolis | 2011年5月29日 (日) 17時45分
>自分もまたそろそろチューナの収集を再開しましょうかね……
保管場所に苦労するので止めた方がいいですよ~(笑)
投稿: BLUESS | 2011年5月31日 (火) 23時09分
ヤフオクでKT-8000を手に入れたのですが、どうも病気持ちらしく、再生中にパチパチとレコードのスクラッチノイズの様な雑音が出ます。どの辺りの不具合なんでしょうかね。
投稿: m.inoue | 2014年6月25日 (水) 11時42分
m.inoue様
>再生中にパチパチとレコードのスクラッチノイズの様な雑音が出る、、
ノイズは常時発生でしょうか?不規則タイミングで発生でしょうか?
マルチパスH端子出力にもノイズが出ているのでしょうか?
どこかのトランジスタが寿命を迎えているような気がしますが、原因は様々
なので、この症状だけでは何とも分かりかねます。
投稿: BLUESS | 2014年6月25日 (水) 18時40分
BLUESS様
器内が温まって来ると発生すると言った状況です。唯、小さい音なので我慢の範囲内です。KT-8000は過去数台付き合ったチューナーの中ではピカイチです。コンデンサを交換する程度で改善されないものかと思ったのですが、無闇に替えて今の音質が変わってしまっては意味が無いので、手を出しにくいところです。
投稿: m.inoue | 2014年6月27日 (金) 09時51分
BLUESS様
部品交換などと言う不確実で、ハードルの高過ぎる事はやめて、裏蓋を開けてハンダ面をみると、数ヶ所焼けたのか、茶色くなっている部分があったので、コテを当てて溶かし直してみました。違うハンダを盛り直すと、音質が変わってしまいそうなので、あくまでもオリジナルの温存です。パチパチノイズが消えました。手直し後数時間鳴らしていますが、出てきません。こんな方法も有るのかと再認識しました。
投稿: m.inoue | 2014年6月29日 (日) 10時12分
m.inoue様
たぶん半田ごての熱で眠っていた部品が目覚めた感じですね。
とにかく復旧して良かったです。
投稿: BLUESS | 2014年6月29日 (日) 18時58分
BLUESS様
度々すみません。古いものなので仕方ないのでしょうが、今度はミューティングON時にも拘らず選局中に外れてしまいます。VR8の操作で何とかなるでしょうか。
投稿: m.inoue | 2014年7月 1日 (火) 09時54分
m.inoue様
>ミューティングON時にも拘らず選局中に外れてしまう、、
ミューティングONにもかかわらず選局中に局間ノイズが出てしまう、ということでしょうか?
VR8はミューティングレベル調整VRです。お住まいの地域で一番電波の弱い放送局がカットされない程度に調整すればOKです。VR8を回しても変化ない場合はミューティング回路が故障しているかもしれません。
投稿: BLUESS | 2014年7月 1日 (火) 13時03分
BLUESS様
電源ユニットを覗き込むと、大型コンデンサの足元に薄茶色の塊が見えます。液漏れが固まったものと思われましたので、思い切ってFGをメインに全取っ替えしてみました。くたびれ果てたシステムに新品時の電流を流して大丈夫かなと心配でしたが、ストライキを起こす事も無く音が出て来ました。音質の違いは私の駄耳では分かりませんでした。この程度では音が変わらない設計の確かさでしようか。しかし、時々入るパチパチノイズとミューティングの外れは治りませんでした。
投稿: m.inoue | 2014年7月11日 (金) 10時49分
m.inoue様
電源部の電解コンデンサーは私もよく交換しますが、
精神的な安心材料みたいなもの、と割り切っています。
ミューティング不調はやはり回路故障が怪しいですね。
投稿: BLUESS | 2014年7月12日 (土) 19時16分
BLUESS様
ミューティングはダイヤルを素早く回すと外れますが、ゆっくり回せばOKです。77年製の機械、人間で言うと90歳位でしょうか。余り急かさない付き合いが必要な様です。
投稿: m.inoue | 2014年7月14日 (月) 13時11分