TRIO KT-5500
・2011年9月初め、ハードオフでジャンク品を買いました。
・ステレオランプが点灯しないという事で3,150円でした。
・実は KT-5500 という機種がちょっと気になっていました。
・ジャンク品としてはちょっと高額ですが、、
・でもオリジナルの取扱説明書が付いていたので、、まあ納得です。
・最近は1,000円以下で買えるチューナー、めっきり少なくなりましたね~
※写真は修理後に撮影したもので、ステレオランプは緑色LEDに変更しました。
■製品情報---------------------------------------------------
・オーディオの足跡 KT-5500
・KT-5500 取扱説明書
・1975年製、FM専用チューナー、5連バリコン搭載。素性は悪くない。
・フロントマスクは KT-7700 とよく似てる、、というか、同じです。
・電源スイッチ、切替スイッチ、チューニングノブも同じ部品でした。
・ただし本体サイズは小型で、全幅380mmのコンパクトボディです。
■特長(取扱説明書より抜粋)----------------------------
発振回路内蔵、FM専用周波数直線5連VC採用、デュアルゲート MOS FET 3石使用のフ口ントエンド部
このクラス初の発振回路内蔵、周波数直線5連バリコンを使用。バリコンの回転角度に対して周波数を合わせてあるので、目盛精度が極めて良好です。また、高周波増幅部が単同調-複同調-単同調の構成ですので、イメージ妨害比、スプリアス妨害比等の妨害排除能力が優れています。さらに、高周波増幅部に2石、周波数混合部に1石のデュアルゲートMOS型FETを使用しましたので、回路の安定度、混変調、相互変調が極めて良好です。また、曲は粒を立体配線にしブロック化することにより、安定受信の一要素である局発部の安定度を高め、温度、湿度の変化による周波数ドリフトを極めて小さく押えました。
8素子フェイズリニア型セラミックフィルター、広帯域クォドラチャー検波回路のIF部
IF部に群遅延特性にすぐれた2素子CF×2個と4素子CF×1個からなる8素子フェイズリニア型セラミックフィルターを使用していますので、極めて高い選択度特性が得られます。また、復調帯域の広いクォドラチャー検波回路の採用と、オフセット電圧の調整により、離調対歪率、離調対ステレオセパレーションを広帯域にしました。さらにICを使用した6段リミッターにより、キャプチャーレシオ、AMサプレッションが良好です。
新型PLLおよびL-R分離型LPF使用のMPX部
MPX部に従来より更に歪率、セパレーションを改善した新型PLL MPX ICを採用し、オーバーオールの歪率、ステレオセパレーションを改善しました。また、ノルトン変換した5素子L-R分離型ローパスフィルターを使用し、音質を損なうことなくキャリアリークを押えています。
ローノイズオペレーショナルアンプ使用±2電源駆動びプリアンプ部
プリアンプ部は、ローノイズオペレーショナルアンプを±2電源で駆動していますので、低歪率でダイナミックレンジが広く、300%以上の過変調に対しても強い設計となっています。
リレーミューティング回路採用
ミューティング回路は、ANT入力とディスクりSカーブとをAND合成した出力を入力とするシュミットトリガー回路で駆動するリレーミューティング回路を採用しましたので良好な受信ができます。
メタルグレイズ型半固定VR使用の高信頼設計
検波回路のオフセット電圧調整部、セパレーション調整部、PLL-VCO調整部のように信頼性を必要とする部分に、温度湿度特性にすぐれたメタルグレイズ型半固定VRを使用していますので、信頼性が向上しました。
250mmロングストロークダイアルスケール
このクラスでは類を見ない250mm超ロングスケールとユニークな見やすい目盛板、それに大型フライホイールを使用したチューニング機構により正確な同調が可能です。
F型同軸接栓の採用
本格的なFM受信をお楽しみいただくために75ΩF型接栓を備えました。
「本物」が感じられるデザインフィーリング
フロントグラスに8mmの合わせガラス、フロントパネルは3.5mm厚のアルミ1枚パネルで、ブロンズゴールドのヘアライン仕上げ、無垢の味わいのあるツマミなど、高級品の思想が生かされています。
便利で使いやすい機能
・オシロスコープをつなげばFMマルチパスを最小におさえられるように、アンテナの高さと方向がさがせるFM multipath端子。
・放送の音量とレコード、テープ再生の音量に差があるとき、その都度アンプの音量ツマミを調整しなくともすむoutput levelツマミとoutput(variable)端子。
・将来、FM4チャンネル放送が始まったとき、アダプターがつながるFM det out端子。
・signalメーターとtuningメーターの2メーター使用。
---<抜粋ここまで>---
■内部確認---------------------------------------------------------------
・FM専用5連バリコン(基板の三分の一を占める豪華なフロントエンド)
・IC:HA1137 FM-IFシステム用IC(クアドラチュア検波、ミューティング回路内蔵)
・IC:HA1196 PLL-MPX用IC
・VR1:Sメーター振れ調整
・VR2:検波回路オフセット調整
・VR3:ミューティングレベル調整
・VR4:セパレーション調整
・VR5:VCO調整(76kHz)
・TP1:IF周波数確認(10.7MHz)
・TP2:IF周波数確認(GND)
・TP3:VCO調整確認
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・上記オーディオの足跡にバリコンユニット内のOSC回路が見える写真あります。
・OSCコイルは巻線間隔を調整するタイプなので作業は難しいです。
・もうひとつ、底板が外せないタイプです。
・部品交換は基板を外してひっくり返す必要あるので、、ほぼ困難です。
■ステレオランプ交換---------------------------------------------
・確かにステレオランプは点灯しません。でも聴感上はステレオで聴こえます。
・これは単なるランプ(LED)切れです。
・LEDの取り付け方法は KT-7700 と同じでした。
・ハンダ付け無しでソケットに挿入するタイプです。
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・オーディオの足跡で写真を見るとステレオランプが赤色に点灯しています。
・でも、部品箱には同じ形状の緑色LEDしかなかったのでこれに交換しました。
・取付台座ゴムの高さは100円ショップで買ったスポンジで調整しました。
■受信調整(信号発生器を用いない方法)-----------------------------
【検波回路オフセット調整】
・何も受信しない状態で VR2調整→Tメーター指針をセンターへ。
【フロントエンドIF調整】
・周波数カウンタがあれば TP1、TP2 に接続(IF周波数10.7MHz確認用)
・Sメーター背面端子にDC電圧計接続
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【OSCトリマ調整】
・居住地で安定受信できる最も周波数の高いFM局の周波数に指針をセット
・愛知県の場合、NHK-FM 82.5MHz
・OSCトリマ(OSC-TC)を回しながら電圧最大点を探索(Sメーター最大)
・周波数カウンタ確認(10.7MHz前後を示す)
【OSCコイル調整】
・居住地で安定受信できる最も周波数の低いFM局の周波数に指針をセット
・愛知県の場合、ZIP-FM 77.8MHz
・OSCコイル(OSC-T)の間隔を調整しながら電圧最大点を探索(Sメーター最大)
※OSCコイルの間隔調整はクリティカルでかなり難しいです。
・周波数カウンタ確認(10.7MHz前後を示す)
・上記OSC調整作業を数回繰り返す
【RFトリマ調整】
・居住地で安定受信できる最も周波数の高いFM局の周波数に指針をセット
・愛知県の場合、NHK-FM 82.5MHz
・RFトリマ(TC1-TC4)を回しながら電圧最大点を探索(Sメーター最大)
【RFコイル調整】
・居住地で安定受信できる最も周波数の低いFM局の周波数に指針をセット
・愛知県の場合、ZIP-FM 77.8MHz
・RFコイル(T1-T4)を回しながら電圧最大点を探索(Sメーター最大)
・このRF調整作業を数回繰り返す。
【IFTコア調整】
・居住地で安定受信できる中間の周波数のFM局の周波数に指針をセット
・愛知県の場合、FM-Aichi 80.7MHz
・T5を回しながら電圧最大へ(Sメーター最大)
【Sメーター振れ調整】
・居住地で最も強い電波を受信できるFM局の周波数に指針をセット
・Sメーターが90%くらいに振れる位置にVR1調整。
【ミューティング調整】
・居住地で最も弱い電波を受信できる遠距離FM局の周波数に指針をセット
・ミューティングONで動作するようにVR3調整。
【VCO調整】
・TP3に周波数カウンタ接続(テスターのおまけ機能で可)
・何も受信しない状態で76kHzを示すようにVR5調整。
※周波数カウンタが無い場合は、、
・VR5を回してステレオランプが点灯する中間位置にセットする。
【セパレーション調整】
・VR4調整で左右のセパレーション調整できます。
・きっちり調整するにはやはり信号発生器が必要ですが、、
・以前はクラシックコンサート番組を聴きながら楽器配置を想像して調整してました。
・測定器入手後に検証しましたがそんなに悪い結果では無かったです。
■使ってみて-----------------------------------------------
・部品交換しないままなので音質は良くも悪くもなく、、普通です。
・パイロットキャンセル回路なし。LPFで16kHz以上がバッサリ落とされています。
・mpx filter をオンにすると8kHz以上がなだらかに低減されます。
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・1975年発売、定価38,000円の入門機ですが、、
・正面から見ると安っぽさは無く、むしろ高級感が漂います。
・別売ウッドケースがあれば、さらに高級感が増幅しますね。
・固定出力と可変出力、マルチパス出力もあるなど、基本性能も良好。
・薄暗い部屋に浮かび上がるオレンジ色の照明はイイ感じです。
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・チューニングノブは豪華な無垢アルミ製。ツマミ類は KT-7700と同じパーツ。
・未確認ですが KT-9700のツマミとも似ているような気がします。
・観賞用チューナとして、あるいは部品確保用として使えます。




























































































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